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貴族学院編
シュクルは追放されたのか
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今日は基礎魔術の授業だ。
私はロワレ家からもらった『やさしいまほうがく』でしっかり学んだからな。今日からの授業は理解できるだろう。
「本日は闇の魔法について学びましょう。闇の魔法は大変珍しく――――」
そういえばアホなサバンが闇魔法使いはサバンの家系くらいしかいないと言っていたな。だが私も少し使えるはずだ。
「毒を製造したり、魔の生物を従え、呪いや精神干渉などを――――」
え?超怖いじゃん。サバンは危険だな。あぁだから女子に嫌われているのだな。アレクも魔の存在だろうし。
「よって闇の魔力を持つ者は毒に強く、魔の生物を従える事ができ、呪いや精神干渉に強いのです」
そうか。じゃあこの間あげたビンビン媚薬も問題ないだろう。淫靡な魔石付きアクセサリーもかなり危険だったけどサバンにあげて正解だったな。かなり喜んでいたし、またあげよう⋯⋯⋯⋯いや、売ろう。あいつはボンボンだからな。
「闇の生物といえば魔獣ですが、カラスにフクロウ、コウモリや黒猫も。伝説では黒いハリネズミが――――」
カラスかぁ~毎朝すごく鳴いているよな。家は森だから仕方ないけど。
そういえば夜は夜でポーポーとフクロウが鳴いているし、コウモリは虫を食べにやってくる。これこそ自然だよな~
シュクル邸宅の外は夜でも結構賑やかなのだ。
午後の授業になった。今日は剣術の授業だが⋯⋯⋯⋯
「シュクル、お前がいると怪我人が出る。俺は腰が悪いのに尻まで悪くなってしまったじゃないか。この前の襲撃もお前だろ?」
「はぁ?」
あの尻を狙ったBL事件の犯人が私?失礼にも程がある。可愛いうさぎ獣人女子に言う言葉か?
「お前はすでに強すぎる。剣術も体術も必要ない。他所へ行ってくれ」
「あ゛?」
「ヒェッ?!ヤバイ魔力がぁあああ!呪われ――――!!ギャァ!!」
他所?そりゃ何処だよ?また雄ライオンの自己中が出たな。あれだ、俺のハーレムから出てけ!って言っている感じだろう?自分より強すぎる雌は嫌だとか、見栄っぱりな野郎なのだ。
不本意ながら私は兵法と医術の授業以外の午後を他で過ごす事になった。
「はて?何をしようかな?」
邪魔をしなければ他の科へ行ってもいいらしく、勉強さえして過ごせば図書館へ行ってもいいみたいだ。
あ、そうだノエルのクラスに行こう。
シュクルは領地経営クラスに行くことにした。
「一年生はここだな。静かに入りましょうか」
気配を消して少し開けたドアから滑り込み、そのまま一番後ろの空いている席に座ってクラスを見渡す。領地経営科は男子ばかり二十名くらいの少な目なクラスだった。
よく見るとそばにノエルがいた。丁度ノエルの隣の席が空いているので気配を消して座ってみる。
「やあノエル元気か?」
「うわぁ!!」
おっと、驚かせてしまったみたいだ。
「ん?誰だね君は?いつからいる?」
うぇ~お堅そうな先生だな。
「シュクル・ラ・パンです。先ほど来ました。糞ライオン⋯⋯カンタン先生から他の科へ行く様に言われまして」
「ふっ、騎士科を追放されたのか?それで領地経営科に来たと?将来経営する領地はあるのか?」
えー?私って追放されたのか?そうかもしれない。まあいいや。
「それなりの大きさの領地があります」
「えぇ?!」
あぁ、ノエルには言っていなかったかも。今度案内してあげよう。お勧めは花畑エリアだ。
「ほう?その領地とやらはどこにあるのだね?」
「ヴィアンネイ辺境伯領とコンスタント王国の間辺りですね」
地元のベレンガー辺境伯領の南西辺りだな。 夏休みは実家に行ってから南下して帝国に寄ろう。
「そ~かね。それはそれは驚きだ。人口は?産業は?」
こいつ私が嘘を言っていると思って馬鹿にしているな?
このクラスの奴らもニヤニヤしてやがる⋯⋯⋯⋯あ、意味が違った。私の容姿を見てニヤニヤしておる。お前らどこ見てんだ?!去勢すんぞコラァ!ボンボンは黙って、シュクル見学料を出せ!
――クイ(やあ)――
おお?ロワレの坊ちゃんだな。このクラスにいたのか。いつもお世話になっております。と、頭を下げて挨拶をしておこう。
「えっと、人口?そもそも人がいないですね。産業は冒険者相手ですかね?」
低価格な宿屋やお食事処が安定した収入ではある。最近はお土産屋で乳製品やはちみつなども売っているし、ニーチェ風なドラゴンのTシャツも人気だ。 巷ではそのTシャツを着ていると『お前あのダンジョン行ったの?スゲェ~』と、自慢になるとか。
「人口がいない?それでどうやって領地を運営するのだね?ハハハ」
「精霊と魔獣ですよ。見たいですか?奴らはどうせ暇だし、ここに女子はいないので呼びましょう」
「はぁ?できるものなら見て見たいものだね。だが君は病院へ行きなさい」
病院⋯⋯失礼だなぁ。
「シュクルどうするの?先生怒っているよ?」
「⋯⋯あぁ来た」
――ダン――
「シュクルサマ、呼んダ?」「ムシシ、女の子ハ⋯⋯って雄ばっカかヨ!!糞ガ!」 「ウー(どうしたの?)」「ヒヒン⋯⋯(雌⋯⋯)」
⋯⋯全員来たのか⋯⋯エロ馬まで⋯⋯
「な、何だこれはぁぁぁぁ?!」
「だから精霊達ですよ。来てくれてありがとな」
その後教室は阿鼻叫喚となった。が、意外とすぐにノエルは順応した。
「凄いね。会話できる精霊なんて天才だよ。ニーチェは久しぶりだね。この馬は綺麗だね」
「ムシシ、シュクルサマノ、家族ハ、分かっテルネ~」 「ウーウウ(こんにちは)」「ヒヒン(まあね)」
流石シュクルの兄弟。体は弱いがノエルは心が強かった。
私はロワレ家からもらった『やさしいまほうがく』でしっかり学んだからな。今日からの授業は理解できるだろう。
「本日は闇の魔法について学びましょう。闇の魔法は大変珍しく――――」
そういえばアホなサバンが闇魔法使いはサバンの家系くらいしかいないと言っていたな。だが私も少し使えるはずだ。
「毒を製造したり、魔の生物を従え、呪いや精神干渉などを――――」
え?超怖いじゃん。サバンは危険だな。あぁだから女子に嫌われているのだな。アレクも魔の存在だろうし。
「よって闇の魔力を持つ者は毒に強く、魔の生物を従える事ができ、呪いや精神干渉に強いのです」
そうか。じゃあこの間あげたビンビン媚薬も問題ないだろう。淫靡な魔石付きアクセサリーもかなり危険だったけどサバンにあげて正解だったな。かなり喜んでいたし、またあげよう⋯⋯⋯⋯いや、売ろう。あいつはボンボンだからな。
「闇の生物といえば魔獣ですが、カラスにフクロウ、コウモリや黒猫も。伝説では黒いハリネズミが――――」
カラスかぁ~毎朝すごく鳴いているよな。家は森だから仕方ないけど。
そういえば夜は夜でポーポーとフクロウが鳴いているし、コウモリは虫を食べにやってくる。これこそ自然だよな~
シュクル邸宅の外は夜でも結構賑やかなのだ。
午後の授業になった。今日は剣術の授業だが⋯⋯⋯⋯
「シュクル、お前がいると怪我人が出る。俺は腰が悪いのに尻まで悪くなってしまったじゃないか。この前の襲撃もお前だろ?」
「はぁ?」
あの尻を狙ったBL事件の犯人が私?失礼にも程がある。可愛いうさぎ獣人女子に言う言葉か?
「お前はすでに強すぎる。剣術も体術も必要ない。他所へ行ってくれ」
「あ゛?」
「ヒェッ?!ヤバイ魔力がぁあああ!呪われ――――!!ギャァ!!」
他所?そりゃ何処だよ?また雄ライオンの自己中が出たな。あれだ、俺のハーレムから出てけ!って言っている感じだろう?自分より強すぎる雌は嫌だとか、見栄っぱりな野郎なのだ。
不本意ながら私は兵法と医術の授業以外の午後を他で過ごす事になった。
「はて?何をしようかな?」
邪魔をしなければ他の科へ行ってもいいらしく、勉強さえして過ごせば図書館へ行ってもいいみたいだ。
あ、そうだノエルのクラスに行こう。
シュクルは領地経営クラスに行くことにした。
「一年生はここだな。静かに入りましょうか」
気配を消して少し開けたドアから滑り込み、そのまま一番後ろの空いている席に座ってクラスを見渡す。領地経営科は男子ばかり二十名くらいの少な目なクラスだった。
よく見るとそばにノエルがいた。丁度ノエルの隣の席が空いているので気配を消して座ってみる。
「やあノエル元気か?」
「うわぁ!!」
おっと、驚かせてしまったみたいだ。
「ん?誰だね君は?いつからいる?」
うぇ~お堅そうな先生だな。
「シュクル・ラ・パンです。先ほど来ました。糞ライオン⋯⋯カンタン先生から他の科へ行く様に言われまして」
「ふっ、騎士科を追放されたのか?それで領地経営科に来たと?将来経営する領地はあるのか?」
えー?私って追放されたのか?そうかもしれない。まあいいや。
「それなりの大きさの領地があります」
「えぇ?!」
あぁ、ノエルには言っていなかったかも。今度案内してあげよう。お勧めは花畑エリアだ。
「ほう?その領地とやらはどこにあるのだね?」
「ヴィアンネイ辺境伯領とコンスタント王国の間辺りですね」
地元のベレンガー辺境伯領の南西辺りだな。 夏休みは実家に行ってから南下して帝国に寄ろう。
「そ~かね。それはそれは驚きだ。人口は?産業は?」
こいつ私が嘘を言っていると思って馬鹿にしているな?
このクラスの奴らもニヤニヤしてやがる⋯⋯⋯⋯あ、意味が違った。私の容姿を見てニヤニヤしておる。お前らどこ見てんだ?!去勢すんぞコラァ!ボンボンは黙って、シュクル見学料を出せ!
――クイ(やあ)――
おお?ロワレの坊ちゃんだな。このクラスにいたのか。いつもお世話になっております。と、頭を下げて挨拶をしておこう。
「えっと、人口?そもそも人がいないですね。産業は冒険者相手ですかね?」
低価格な宿屋やお食事処が安定した収入ではある。最近はお土産屋で乳製品やはちみつなども売っているし、ニーチェ風なドラゴンのTシャツも人気だ。 巷ではそのTシャツを着ていると『お前あのダンジョン行ったの?スゲェ~』と、自慢になるとか。
「人口がいない?それでどうやって領地を運営するのだね?ハハハ」
「精霊と魔獣ですよ。見たいですか?奴らはどうせ暇だし、ここに女子はいないので呼びましょう」
「はぁ?できるものなら見て見たいものだね。だが君は病院へ行きなさい」
病院⋯⋯失礼だなぁ。
「シュクルどうするの?先生怒っているよ?」
「⋯⋯あぁ来た」
――ダン――
「シュクルサマ、呼んダ?」「ムシシ、女の子ハ⋯⋯って雄ばっカかヨ!!糞ガ!」 「ウー(どうしたの?)」「ヒヒン⋯⋯(雌⋯⋯)」
⋯⋯全員来たのか⋯⋯エロ馬まで⋯⋯
「な、何だこれはぁぁぁぁ?!」
「だから精霊達ですよ。来てくれてありがとな」
その後教室は阿鼻叫喚となった。が、意外とすぐにノエルは順応した。
「凄いね。会話できる精霊なんて天才だよ。ニーチェは久しぶりだね。この馬は綺麗だね」
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