53 / 71
2章、剣弩重来編
54話、交差する槍
しおりを挟むグィーゼルの持ってきた手紙はカインへと渡された。
ラドウィンの息子アキームがハルアーダの元へと身を寄せているという内容のものだ。
「良い情報だ。グィーゼルよ。お前は俺の予想をはるかに上回る働きをした」
カインは食事を下げるようメイドたちに命じた。
カインの顔には精悍で、思慮の深い表情がある。
けっして彼は無能な男ではない。
少々感情的になるだけで、機会を見逃さない眼を持っていたのだ。
「馬を用意せよ。ラドウィンのもとへと向かうぞ」
カインはグィーゼルを伴い、パルソンの町を出発するのであった。
――三日前に話はさかのぼる。
三日前のその日、ラドウィンは夜遅くまでアキームを探していた。
もう何度も、海を探し、森を探し、丘を探し、そしてもう一度、探していたのだ。
ミルランスはもう寝ているころだろう。
もしかしたら、アキームが帰ってきた夢でも見ているかもしれない。
そんなことを思いながらカンテラの明かりを消し、ミルランスを起こさないようにそっと玄関の扉を開けた。
扉を閉め、足音を殺して寝室へと向かう。
寝室を覗いたラドウィンはベッドの脇に立つ長髪の女性を見た。
ミルランスが隣で寝ていたはずのラドウィンがいなくて心配して起きているのだろうと、ラドウィンは思う。
その時、雲の切れ間から月光がさしこみ、その人を照らした。
ミルランスではなかった。
ミルランスはベッドで寝ている。
そして、ベッドで眠るミルランスを見つめているのは、耳の長い女性だった。
ラドウィンは彼女に見覚えがありましたが、それ以上に妻の寝顔を見つめている人に警戒する。
腰の剣にそっと手を添えたところ、「驚かせてすいません」と女性の声が響く。
壺の中に落ちた水滴のように響いた。
朝に歌う小鳥のように響いた。
室内を反響し、ラドウィンの耳を打ったのだ。
「待っていました」
気付くと、女性が目の前に立っていた。
まばたき一回の猶予もなく、彼女はラドウィンの目の前に現れたのだ。
ラドウィンは驚いて後ずさりをした。
突如、目の前に現れたのに驚いたが、それ以上に彼女の顔がミルランスに似ていたから驚いたのである。
「君は、まさか、あの時の」
そう、ラドウィンは彼女に一度会っている。
かつて、帝都へと向かっていた時に引き返すよう伝えてきたエルフの女性だ。
エルフの女性は優しく笑う。
ミルランスとまったく同じ笑顔。
まったく同じ包容するような笑顔だ。
「私はあなたに忠告しました。帝都へ向かえば長く苦しい戦いの日々が続くと……」
エルフは悲しそうに頭を振り、「この一時の平和も、もう終わりです」と言った。
「それは、アキームと関係するのか?」
ラドウィンが聞く。
ラドウィンはもう自ら戦いに向かうことはない。
だが、もしも、自分から戦いの炎へ身を投げるとするなら、家族が関係するだろう。
そして、それは、行方不明のアキームが関係するのだ。
エルフの女性は静かに微笑み、ミルランスの寝るベッドの脇へと立った。
「アキーム。そう、アキーム。彼の存在は私にとって想定外でした……」
ミルランスの頬を優しく撫でながら、愛おしそうな目をしている。
「私は未来を見ることができます。ですが、あなたの戦いの行く先にあるはずの悲しき結末は、アキームによって変わり始めている」
ラドウィンは彼女の言葉に顔をしかめた。
アキームによって未来が変わる?
意味が分からなかったが、しかし、アキームが何か大きな役割をになっているのに違いはない。
自分の息子がそんな大きな存在とは思えなかった。
アキームには、豊かで、静かで、そして平凡な一生を送って欲しいのだ。
エルフはそんな苦悶にも近い顔のラドウィンを見て微笑む。
「私はあなたが忠告を聞かずに帝都へ向かった時、悲しみました。あなたの戦いの果てに待つのは私にとっても不幸な結末となったからです。ですが……」
エルフは窓の外を見る。
「アキームの変える未来はきっと、私にとっても幸せな未来となるでしょう」
エルフの女性の姿が消えた。
月光に溶け込み、ツユグサの花びらが舞い散るように。
こつぜんとエルフの女性は消えたのだ。
ラドウィンは夢を見ていたのかと思った。
エルフという伝説の存在も、彼女の語った予知も、すべてが非現実的だったからだ。
エルフの非現実的な言葉の意味を頭の中でゆっくりと理解するために、時間が必要だった。
寝室のすみの椅子に座り、月光の照らす床をしばらく眺める。
間もなく戦いへラドウィンはおもむくこととなる。
そして、その戦いの結末はアキームによって変わっていく。
戦い……。戦火。戦乱。戦争。争い……。
ラドウィンの手に自然と力が入った。
心がざわめく。
恐怖。
戦いに死ねば愛する者に会うことができなくなる恐怖。
だが、その恐怖の裏側に、武人としての純粋な興奮をラドウィンは認めなければいけなかった。
二律背反。矛盾。パラドックス。アンビバレント。
ラドウィンは自分の恐怖を肯定し、興奮を否定したかった。
戦いを求める自分の本性を否定したかったのだ。
それでも……我が子のためなら、悪鬼羅刹となろう。
ラドウィンの双眸が闇夜の中で鋭く輝くことに気付く者は誰もいなかった。
そうして三日後、ラドウィンの元へと訪れたのはカインである。
彼が村へ訪れると、それはもう村人一堂、大変な騒ぎとなった。
領主さまだぞ。領主さまが来たぞ!
一目見ようとする者や、無礼があってはならないと遠巻きに見る者など、様々であったが、カインは人々の注目の的であった。
彼らは村人へラドウィンの元へと案内するよう伝えた。
だが、案内の必要はなかった。
ラドウィンはすでに旅装を整え、カインの到着を待っていたからだ。
「アキームのことで来たのだろう?」
ラドウィンの問いにカインは笑う。
「察しの良い。さようなり」
カインは、アキームがハルアーダに『囚われている』のだと説明した。
「ハルアーダか。まさか、ここでその名を聞くとはな」
嫌な顔をするラドウィンにカインがニンマリと笑う。
「どこで誰がつながっていてもおかしくはあるまい?」
確かに、最北端の領主であったラドウィンも、南方の武将タハミアーネと少なからず親交はあった。
世間は狭いものだ。
特に、ハルアーダとラドウィンには確執があったので、ハルアーダがラドウィンの子アキームを捕らえていてもおかしくはなかった。
ラドウィンはアキームを取り返すためならカインの手下となることもいとわない。
これこそカインの計画であった。
カインは内心で高笑いしながら、ラドウィンを迎えたのである。
カインは、ハルアーダの配下がラドウィンを『脅そう』とする手紙を持っていた旨を伝えた。
たまたま領土を通っていたハルアーダの配下を見つけられたのはグィーゼルの有能な眼であったとカインは熱弁する。
ラドウィンはそのような話を適当に聞き流していた。
ラドウィンはミルランスのことを心配していた。
ミルランスをゴズたちにミルランスをたくしている。
しかし、カインの麾下となることをミルランスは強く反対していた。
『なにもカインさんの配下とならなくともアキームを取り返せるわ』
ミルランスはハルアーダのことを慕っていた。
手紙や、あるいは直接おもむいて話し合えば分かってくれるだろうと思ったのだ。
ラドウィンはミルランスの言葉に賛同した。
だからミルランスに手紙を書くよう伝えたのである。
その上で、ラドウィンはカインの配下となった。
ミルランスは手紙を書いて説得すれば、きっとハルアーダも分かってくれると思っていたので、ラドウィンがカインの元へと向かうのに驚く。
だが、ハルアーダが手紙に応じるのか分からなかったのである。
ラドウィンが制止も聞かずにカインの元へと向かってから、ミルランスはハルアーダへと手紙をしたためた。
しかし、関が閉まっていたので手紙を送れなかったのである。
間もなくカインが戦争するから関所を閉めるというのだ。
もちろん、ラドウィンらがハルアーダと交流を持たないようにするカインの策であった。
ミルランスは嘆いた。
「ああ、そんな。もうすぐ戦争が起こるというの?」
ミルランスはラドウィンの無事を祈るしかない自分の無力を呪うのであった。
それから開戦は半月後。
ラドウィンがカインの元へと参ってから半月後には出陣となったのである。
ラドウィンはカインの腹心であり、また参謀としての参戦であった。
彼の用兵は見事なものだ。
地図の上でありながら、前線をつぶさに見たような指揮を執るのだ。
カイン軍は次男テルオーネの治めるパルパヤットへと攻めた。
パルパヤットはダラワーン湖の西方の街。
三つの町と七つの村落をテルオーネは治めていた。
ルルム地方はダラワーン湖やクヮンラブル河の支流が多く、そういった川の各地に港要塞がある。
港要塞は船の上陸を阻止する目的の要塞で、上下流水域の河辺や中洲に建てられていた。
海戦を得意とする南方人同士で船を使わせまいとしていたので、今までの戦いは全て戦線が膠着した。
オットーリオの死後、四つに分かれたラズベルト領が小競り合いばかりで大規模な戦いがなかった理由である。
ラドウィンは船を使用する策を提案した。
港要塞をどうするのか将や騎士たちに問われると、「無視しましょう」とラドウィンは答えた。
無視できるなら苦労はしないと将や騎士たちは笑うのである。
しかし、いざその作戦を聞くと冷笑などできなかった。
ラドウィンの策とは、小型の船である快船を複数人で担いで森から侵攻。
敵町村近くの川から進水して攻撃するというものであった。
船は人を乗せて川を進むものという南方人の思い込みに反し、船を担いで行軍するという奇策である。
そして結論、この作戦は幸を奏した。
テルオーネはパルパヤットに籠城し、周囲の拠点へ増援の早馬を出し。
パルパヤットは川を背にした堅牢な町であり、上下流に港要塞を用意して船の進軍を防いでいる限り、一方向の陸地からの攻撃だけを守れば良いという防御の地である。
しかし、カインの攻め手は増援より速い。
快船を担いだ兵が森から続々と現れ、パルパヤットを無視して背後の川へと進水。
パルパヤットは、陸地からは歩兵部隊。背面の川から快船部隊という挟撃にあったのだ。
むしろ川からの攻撃を想定していなかったパルパヤットの兵士は大恐慌に陥った。
あっけなく。そう、驚くほどあっけなくパルパヤットは陥ちたのである。
テルオーネは妻子を殺すと自らの命を絶った。
彼が恐れたのは、他の兄弟への見せしめとして残忍に殺されることだ。
兄弟で争うからこそ、良心のかせが外れたような仕打ちも起こりえるもので、テルオーネはそれを恐れた。
テルオーネは妻子の首をナイフで突くと、自らの喉を掻っ切り果てた。
妻子ともに、泣き叫ぶことなく堂々とした振る舞いであの世へと赴いたのだと、テルオーネの側近であった大臣は主の死に様を手土産にカインへ降伏したのである。
堂々と誇り高く死んだと後世に伝えることは臣下の義務でもあった。
カインは兄テルオーネの命を代償に、テルオーネ麾下の兵士たちを赦した。
もちろん、カインに仕えてられるかと下野した騎士はいたが、多くの将兵たちはカインの配下へとなったのだ。
続いてカインは東方の三男ゼルドを攻めた。
テルオーネの戦力を吸収したカイン軍は恐ろしい快進撃を見せる。
ゼルドは二つの要塞と四つの村を取られ、二つあるうちの一つの町が包囲された。
彼は甥のハントへ助けを求めた。
長兄の息子であったハント。
そして、その長兄を殺したのは誰であろうゼルドたちである。
ゼルド自身、ハントが援軍を寄越さないだろうと思っていた。
ところが、川を下ってハント軍の船団がやってきたのである。
援軍の指揮をするのはハント麾下でも猛将と名高い、隻腕虎狼ことダルバであった。
ラドウィンの客将であったダルバだ。
ダルバはハントからの手紙を預かっていたのでゼルドへ渡す。
手紙には、ゼルドは父の仇であり赦した訳じゃないこと。
しかし、カインもまた許されざる仇であり、これ以上カインの増長を見過ごせないので援軍を送るという旨が書いてあったのだ。
ハントはまだ若い。
年の頃にして十か十二だ。
で、あったが、物事を私情に流されず決断できた。
ダルバはカイン軍の包囲するオッゼという町へ向かう。
オッゼは川からやや離れた土地にあった。
ハント軍の船が岸にたどり着くと、一斉にハントの兵はオッゼへと駆けた。
その様子は丘の上に陣取るカインとラドウィンも見ており、ただちに撤退のラッパが鳴らされる。
ダルバは見逃さない。
若い頃から血気盛んだった彼は三十手前にあってなお、血潮を盛んに昂らせていた。
おお!
馬を駆け、馬上剣(ロングソード)を振るう。
逃げるカイン軍の兵を一人、また一人と斬り伏せた。
そんなダルバの前に鉄球を構えた大男が立ちはだかる。
元はテルオーネの配下であった男で、サンモリノといった。
サンモリノは鉄球を使う力自慢の男である。
その自慢の怪力で鉄球を思い切り投げつけた。
ダルバの馬を脳天から叩き潰そうとしたのである。
ダルバを馬から落として囲めば、隻腕の死角を突くことができるのだ。
だが、ダルバがロングソードを振るえば、その白刃は黒鉄の鉄球を弾いたのである。
「俺の隻腕はお前の両手分働くぞ!」
ダルバはおめき、サンモリノを脳天から叩き割った。
サンモリノの鉄の兜はバターのように両断され、脳も内臓も、身体のすべてが左右に分かれて死んだ。
カイン軍の混乱がますます強まってきた。
見かねたのはラドウィンである。
「やたらと強い将がいますね」
ラドウィンは馬に乗り、槍を持つ。
何をするのかとカインが聞けば、「足止めして参ります」とラドウィンは答えた。
槍剣の戦いとは心の戦いだ。
囲んで攻めれば倒せる敵も、心が負けていれば背を向けて斬り殺されるだけである。
だから、兵士の心に冷静さを与えることが必要だ。
ラドウィンが敵将の足止めをし、その実力を兵に見せつければ、兵士の心もよみがえるのだ。
ラドウィンは丘を下り、敵将へと槍を突き立てた。
その槍が弾かれ、ラドウィンとダルバが交差する。
この時初めて、二人は互いを認識した。
「ラドウィン様?」
ダルバは混乱の表情でラドウィンを見るのであった。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】帝国から追放された最強のチーム、リミッター外して無双する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
スペイゴール大陸最強の帝国、ユハ帝国。
帝国に仕え、最強の戦力を誇っていたチーム、『デイブレイク』は、突然議会から追放を言い渡される。
しかし帝国は気づいていなかった。彼らの力が帝国を拡大し、恐るべき戦力を誇示していたことに。
自由になった『デイブレイク』のメンバー、エルフのクリス、バランス型のアキラ、強大な魔力を宿すジャック、杖さばきの達人ランラン、絶世の美女シエナは、今まで抑えていた実力を完全開放し、ゼロからユハ帝国を超える国を建国していく。
※この世界では、杖と魔法を使って戦闘を行います。しかし、あの稲妻型の傷を持つメガネの少年のように戦うわけではありません。どうやって戦うのかは、本文を読んでのお楽しみです。杖で戦う戦士のことを、本文では杖士(ブレイカー)と描写しています。
※舞台の雰囲気は中世ヨーロッパ〜近世ヨーロッパに近いです。
〜『デイブレイク』のメンバー紹介〜
・クリス(男・エルフ・570歳)
チームのリーダー。もともとはエルフの貴族の家系だったため、上品で高潔。白く透明感のある肌に、整った顔立ちである。エルフ特有のとがった耳も特徴的。メンバーからも信頼されているが……
・アキラ(男・人間・29歳)
杖術、身体能力、頭脳、魔力など、あらゆる面のバランスが取れたチームの主力。独特なユーモアのセンスがあり、ムードメーカーでもある。唯一の弱点が……
・ジャック(男・人間・34歳)
怪物級の魔力を持つ杖士。その魔力が強大すぎるがゆえに、普段はその魔力を抑え込んでいるため、感情をあまり出さない。チームで唯一の黒人で、ドレッドヘアが特徴的。戦闘で右腕を失って以来義手を装着しているが……
・ランラン(女・人間・25歳)
優れた杖の腕前を持ち、チームを支える杖士。陽気でチャレンジャーな一面もあり、可愛さも武器である。性格の共通点から、アキラと親しく、親友である。しかし実は……
・シエナ(女・人間・28歳)
絶世の美女。とはいっても杖士としての実力も高く、アキラと同じくバランス型である。誰もが羨む美貌をもっているが、本人はあまり自信がないらしく、相手の反応を確認しながら静かに話す。あるメンバーのことが……
隠して忘れていたギフト『ステータスカスタム』で能力を魔改造 〜自由自在にカスタマイズしたら有り得ないほど最強になった俺〜
桜井正宗
ファンタジー
能力(スキル)を隠して、その事を忘れていた帝国出身の錬金術師スローンは、無能扱いで大手ギルド『クレセントムーン』を追放された。追放後、隠していた能力を思い出しスキルを習得すると『ステータスカスタム』が発現する。これは、自身や相手のステータスを魔改造【カスタム】できる最強の能力だった。
スローンは、偶然出会った『大聖女フィラ』と共にステータスをいじりまくって最強のステータスを手に入れる。その後、超高難易度のクエストを難なくクリア、無双しまくっていく。その噂が広がると元ギルドから戻って来いと頭を下げられるが、もう遅い。
真の仲間と共にスローンは、各地で暴れ回る。究極のスローライフを手に入れる為に。
スキルで最強神を召喚して、無双してしまうんだが〜パーティーを追放された勇者は、召喚した神達と共に無双する。神達が強すぎて困ってます〜
東雲ハヤブサ
ファンタジー
勇者に選ばれたライ・サーベルズは、他にも選ばれた五人の勇者とパーティーを組んでいた。
ところが、勇者達の実略は凄まじく、ライでは到底敵う相手ではなかった。
「おい雑魚、これを持っていけ」
ライがそう言われるのは日常茶飯事であり、荷物持ちや雑用などをさせられる始末だ。
ある日、洞窟に六人でいると、ライがきっかけで他の勇者の怒りを買ってしまう。
怒りが頂点に達した他の勇者は、胸ぐらを掴まれた後壁に投げつけた。
いつものことだと、流して終わりにしようと思っていた。
だがなんと、邪魔なライを始末してしまおうと話が進んでしまい、次々に攻撃を仕掛けられることとなった。
ハーシュはライを守ろうとするが、他の勇者に気絶させられてしまう。
勇者達は、ただ痛ぶるように攻撃を加えていき、瀕死の状態で洞窟に置いていってしまった。
自分の弱さを呪い、本当に死を覚悟した瞬間、視界に突如文字が現れてスキル《神族召喚》と書かれていた。
今頃そんなスキル手を入れてどうするんだと、心の中でつぶやくライ。
だが、死ぬ記念に使ってやろうじゃないかと考え、スキルを発動した。
その時だった。
目の前が眩く光り出し、気付けば一人の女が立っていた。
その女は、瀕死状態のライを最も簡単に回復させ、ライの命を救って。
ライはそのあと、その女が神達を統一する三大神の一人であることを知った。
そして、このスキルを発動すれば神を自由に召喚出来るらしく、他の三大神も召喚するがうまく進むわけもなく......。
これは、雑魚と呼ばれ続けた勇者が、強き勇者へとなる物語である。
※小説家になろうにて掲載中
【完結】転生したら最強の魔法使いでした~元ブラック企業OLの異世界無双~
きゅちゃん
ファンタジー
過労死寸前のブラック企業OL・田中美咲(28歳)が、残業中に倒れて異世界に転生。転生先では「セリア・アルクライト」という名前で、なんと世界最強クラスの魔法使いとして生まれ変わる。
前世で我慢し続けた鬱憤を晴らすかのように、理不尽な権力者たちを魔法でバッサバッサと成敗し、困っている人々を助けていく。持ち前の社会人経験と常識、そして圧倒的な魔法力で、この世界の様々な問題を解決していく痛快ストーリー。
3年F組クラス転移 帝国VS28人のユニークスキル~召喚された高校生は人類の危機に団結チートで国を相手に無双する~
代々木夜々一
ファンタジー
高校生3年F組28人が全員、召喚魔法に捕まった!
放り出されたのは闘技場。武器は一人に一つだけ与えられた特殊スキルがあるのみ!何万人もの観衆が見つめる中、召喚した魔法使いにざまぁし、王都から大脱出!
3年F組は一年から同じメンバーで結束力は固い。中心は陰で「キングとプリンス」と呼ばれる二人の男子と、家業のスーパーを経営する計算高きJK姫野美姫。
逃げた深い森の中で見つけたエルフの廃墟。そこには太古の樹「菩提樹の精霊」が今にも枯れ果てそうになっていた。追いかけてくる魔法使いを退け、のんびりスローライフをするつもりが古代ローマを滅ぼした疫病「天然痘」が異世界でも流行りだした!
原住民「森の民」とともに立ち上がる28人。圧政の帝国を打ち破ることができるのか?
ちょっぴり淡い恋愛と友情で切り開く、異世界冒険サバイバル群像劇、ここに開幕!
※カクヨムにも掲載あり
復讐完遂者は吸収スキルを駆使して成り上がる 〜さあ、自分を裏切った初恋の相手へ復讐を始めよう〜
サイダーボウイ
ファンタジー
「気安く私の名前を呼ばないで! そうやってこれまでも私に付きまとって……ずっと鬱陶しかったのよ!」
孤児院出身のナードは、初恋の相手セシリアからそう吐き捨てられ、パーティーを追放されてしまう。
淡い恋心を粉々に打ち砕かれたナードは失意のどん底に。
だが、ナードには、病弱な妹ノエルの生活費を稼ぐために、冒険者を続けなければならないという理由があった。
1人決死の覚悟でダンジョンに挑むナード。
スライム相手に死にかけるも、その最中、ユニークスキル【アブソープション】が覚醒する。
それは、敵のLPを吸収できるという世界の掟すらも変えてしまうスキルだった。
それからナードは毎日ダンジョンへ入り、敵のLPを吸収し続けた。
増やしたLPを消費して、魔法やスキルを習得しつつ、ナードはどんどん強くなっていく。
一方その頃、セシリアのパーティーでは仲間割れが起こっていた。
冒険者ギルドでの評判も地に落ち、セシリアは徐々に追いつめられていくことに……。
これは、やがて勇者と呼ばれる青年が、チートスキルを駆使して最強へと成り上がり、自分を裏切った初恋の相手に復讐を果たすまでの物語である。
スキル【収納】が実は無限チートだった件 ~追放されたけど、俺だけのダンジョンで伝説のアイテムを作りまくります~
みぃた
ファンタジー
地味なスキル**【収納】**しか持たないと馬鹿にされ、勇者パーティーを追放された主人公。しかし、その【収納】スキルは、ただのアイテム保管庫ではなかった!
無限にアイテムを保管できるだけでなく、内部の時間操作、さらには指定した素材から自動でアイテムを生成する機能まで備わった、規格外の無限チートスキルだったのだ。
追放された主人公は、このチートスキルを駆使し、収納空間の中に自分だけの理想のダンジョンを創造。そこで伝説級のアイテムを量産し、いずれ世界を驚かせる存在となる。そして、かつて自分を蔑み、追放した者たちへの爽快なざまぁが始まる。
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる