62 / 71
3章・和風戦雲編
61話、虎竜の交わり
しおりを挟む南で盛んに戦いを繰り広げられていた一方、北はというと。
ガ・ルスが帝都とカルバーラ地方から退いた後も、オルモードが陣地を築いて守りの姿勢を見せる。
キルムはサスパランドにまで撤退していた。
さて、ガ・ルスがいなくなったとはいえ、キルムには糧食も少なく、また賃金も少ない。
そう、戦争というものはお金がかかる。
何度も何度も戦争に出られるものでは無いのだ。
一日一日、兵へ支払う金があるし、一日一日、兵が食べる飯も買わねばならない。
もちろん、キルムはすぐに出兵はできる。
それだけの蓄えはあるが、問題は後方のハルアーダだ。
キルムが帝都へ向けて出兵し、カセイ国と戦った後、ハルハーダがサスパランドへ向けて攻めて来た場合、兵糧の観点から見て一月も経たずに飢え死にするだろうと思えた。
モンタアナには大量の蓄えがあったが、モンタアナからサスパランドへの輸送に時間がかかったために起こった問題である。
キルムに残された手段と言えば、モンタアナから輸送が来るまで、このまま手をこまねいてハントが倒されるのを待つだけだ。
そんな悩みをキルムが抱いている時、サスパランドから一つの馬車がハルアーダ領へと向かった。
その馬車に乗っているのはモンタアナ領主のカルチュアである。
彼女はハルアーダへ和平交渉を持ちかけようとしていた。
もちろん彼女が敵であるハルアーダの元へ直接、向かうことをキルムは反対した。
キルムが戦場から戻ってきて、ヘトヘトで屋敷に帰ってきた時の話だ。
キルムは戦場での興奮状態も手伝って、強い語気で「君を敵国に行かせるものか!」と凄んだのである。
一方のカルチュアはハント見捨てる訳にはいかないからと反対を押し切ろうとしたのだ。
だが、キルムもカルチュアのこととなると頑固である。
キルムとカルチュアは全くもって意見が合わない。
せっかく二人が会えても、こうしてよく口喧嘩をしたものだ。
だけれど、この口論の終わりは、カルチュアの「ハント様のもとにいるラドウィン様を見捨てるのね」という言葉で終わった。
カルチュアはその時のことを馬車の中で思い出して笑う。
夫の驚くあの顔!
実を言うと、キルムが戦争をしている間に、ミルランスとザスグィン、そしてゴズ達が来ていたのだ。
彼女達は屋敷に匿われていた。
カルチュアはキルムを睨み、「ラドウィン様とミルランスさんが生きていたと知りながら、領主の私に何一つ伝えなかったのね」と嫌味を言うと、さすがにキルムは黙ってしまったのである。
キルムはザスグィンの得た情報をカルチュアに教えていなかった。
全てを彼の独断で進めていたので、カルチュアへ酷い負い目を抱いていたのである。
そして、カルチュアはザスグィンから聞いた話が、シュラとラドウィンがハントの元にいるという話だ。
その話はまだキルムも知らなかったので、カルチュアはキルムの鼻を明かしてやったのだと得意になった。
結局、キルムは、ハントの下にいるラドウィンを助ける為にも、妻にして領主のカルチュアが直接ハルアーダと話をつけに向かうことを認めねばならなかったのである。
こういったことがあったからか、カルチュアは馬車の中で上機嫌であった。
あの鼻持ちならない理屈屋の夫を黙らせてやったわ! と、従者のメイドに話すのである。
カルチュアに緊張感はなく、これから敵国に向かうということを理解しているのだろうかと疑いたくなるほどだ。
実際、彼女はハルアーダの元へと辿り着いてもあっけらかんとしていた。
ハルアーダには、カルチュアが赴く旨を伝える使者を予め向かわせている。
ハルアーダはいくら敵同士と言えども一領の主を無下に扱う不心得ものでは無かった。
なので、城壁の前にまで迎えを出し、できるだけ豪華な食事を用意したのである。
敵国の主を迎える懐の広さを見せ付けつつ、例えば出迎えるの兵士の練度を見せつけたり、どれだけ食糧に豊かなのか見せつける。
つまり、どれだけ優れた国力を保有するのか見せつけるのだ。
そしてハルアーダはアキームを隣に立たせた。
アキームはまだ若いながら凛とした佇まいが堂に入っていたので、ハルアーダ陣営の人材の厚さを見せつけようと考えたのである。
もう一人、バルリエットを立たせると、ハルアーダはカルチュアを待った。
すぐ、屋敷の前にカルチュアの馬車が止まると、彼女は降りてくる。
「小国にしては悪くないもてなしですわ」
上機嫌で出迎えの使者に伝えると、カルチュアは堂々とハルアーダの待つ屋敷の中へと入った。
この際、カルチュアの護衛を務める数名の騎士が彼女を前後左右を守ろうとしたが、「みっともないわ。それに、相手を信用することも話し合いの第一ですのよ」と、騎士達にカルチュアから離れて歩くよう命じたのである。
もしも弓兵に狙われていたら、誰もカルチュアを守れない。
カルチュアの従者達は気が気では無かった。
もっとも、ハルアーダもそのつもりは無かったので事なきを得たが。
ハルアーダとカルチュアは客間の、大きな机を挟んで座りあった。
カルチュアを一目見たハルアーダは、彼女が護衛を離して連れているのを見て、「素人だな」と思う。
ハルアーダは、椅子に座るカルチュアへ「あなたから見たら敵地なのですから、護衛を身近にするのは恥ずべきことではありませんよ」と挑発した。
だが、カルチュアはニコリと笑い、「武勇の誉れ高きハルアーダ様が、不届き者を許す訳ありませんわ」と答えたのである。
これはつまり、ハルアーダが暗殺をするような卑怯者ではないし、もしも自分が死んだら、それは第三者を忍び込ませたハルアーダの手落ちだと暗に示したのだ。
ハルアーダは苦笑し、さり気なく手を上げる。
これは、彼の使役するカーンとその配下への合図だ。
ハルアーダは、必要とあらばカルチュアを暗殺しようとカーンらに命じていた。
しかし、カルチュアに先制を取られてしまい、彼女が死のうものなら不名誉な誹りを受けるのはハルアーダとなってしまったのだ。
だから、ハルアーダは暗殺者達を下げさせたのである。
カルチュアがカーンの存在を読んだのかは不明だ。
しかし、カルチュアは能天気なお嬢様ではないということだけは言明すべき点であろう。
カルチュアは名家の生まれで、帝都近くの領土であったことも踏まえれば、幼少期より多くのパーティに参加していた。
社交の場だ。
カルチュアはつまり、貴族の政治的、経済的な細やかな駆け引きを見て育って来たのである。
彼女自身にも説明できない、本能にも似た細やかな駆け引きがその所作から言動の端々に至るまであった。
ハルアーダのような槍働きでのし上がったような騎士上がりの貴族にはカルチュアは天敵と言える。
ハルアーダが武力や暴力を暗に示せば、カルチュアは名誉や世間体を盾にしたのだ。
「皇帝の騎士であるハルアーダ様が、よもや暴力だなんて野蛮な方法で訴えたりしませんよね?」
結局、ハルアーダは武力に訴えることもできず、自然とカルチュアのペースで話が進んでしまった。
カルチュアの要求は、互いに手を組んでカセイ国と戦おうというものだ。
その話はとんとん拍子で進み、気づくとあとはハルアーダが首を縦に振る段階にまで進んでいた。
恐ろしい女を相手にしていたのだとハルアーダは戦慄する。
「非の打ち所のない、完璧な提案だと思いますが?」
糧食や援軍派兵に関する取り決めは詳細かつ公平に定められていた。
カルチュアの夫、キルムが考えていた同盟条約である。
カルチュアは小難しい話は分からなかったので、その点だけはキルムの提案をそのまま伝えたのだ。
キルムの理知的な提案を、話術に優れるカルチュアが扱うのだから恐ろしい夫婦と言えよう。
カルチュアと出会ったのは失敗だったとハルアーダが悔やんでいる横で、アキームがそっと耳打ちをした。
「同盟しましょう。カセイ国を退けてティタラ皇帝を助け出すべきです」
ハルアーダはアキームを睨みつける。
若造が何も知らないで口を挟むな。と言いたいところであったが、最初からハルアーダも同盟をせねばカセイ国と相対することはできなかった。
なので、アキームに背を押される形で、ハルアーダは頷くのである。
カルチュアは立ち上がると、「三国同盟ですわ!」と喜ぶのであった。
カルチュアが戻って同盟締結の報せを受けたキルムが出陣。
それから数日後、出兵準備を整えたハルアーダが遅れて出軍した。
この同盟はカセイ国にとってはまさに青天の霹靂である。
その時、オルモードが幕舎で食事をとっていると、密偵の男が入ってきてキルム軍の襲来を告げた。
オルモードはもう老齢で、前線に立つのも辛かったが戦と聞けば壮年の気概を見せる。
従者に素早く鎧を着させて貰うと幕舎を飛び出て馬に乗った。
全隊へ出陣の下知を与える。
ところが、二人目の密偵が戻ってくると「キルム軍の後方よりハルアーダ軍と思わしき軍容を確認」と伝えた。
これを聞いたオルモードは二国が同盟したことを想定し、ただちに出陣命令を取りやめる。
そして、陣地にこもって籠城を仕掛けた。
果たして、当初はキルムだけの軍勢であったがハルアーダも合流する大軍勢となったのである。
オルモードは二国の同盟を確信すると、急使をザルバールへと出した。
そして、彼自身はキルム・ハルアーダ連合軍を相手にできる限りの足止めをしつつ後退することを決めたのである。
オルモード、一世一代の大勝負であった。
かつて、オルモードがカルシオスとともに帝都を攻めた時は勝てると見込んだ決戦であったが、今は負けることを前提としながら損害を減らさねばならない。
かつて古き時代の軍略家キュルシガは「負け戦にこそ将の本領が現れる。」と述べたものだ。
オルモードはニヤリと笑う。
かつて漲っていた血潮のうねりが、そして、かつて失っていた血潮のざわめきが、オルモードの全身を滾った。
オルモードは今までにないほどに若々しく、そして生きている実感を感じた。
かつて、大将軍であった頃は身の保身と地位や名誉の向上ばかりに眼が濁っていた。
しかし、こうして前線で生き続けると、全身に活力が漲り、兵を家族のように慈しみ、どんな困難にもぶつかる挑戦意欲が湧いてくるのだ。
「ここが意地の見せ所よ! 全兵、生命の一寸を奮い立たせよ! 必ず生きて帰るぞ!」
馬上にて、剣を振り上げたオルモードの鼓舞に兵士の末端に至るまで奮い立つのであった。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】帝国から追放された最強のチーム、リミッター外して無双する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
スペイゴール大陸最強の帝国、ユハ帝国。
帝国に仕え、最強の戦力を誇っていたチーム、『デイブレイク』は、突然議会から追放を言い渡される。
しかし帝国は気づいていなかった。彼らの力が帝国を拡大し、恐るべき戦力を誇示していたことに。
自由になった『デイブレイク』のメンバー、エルフのクリス、バランス型のアキラ、強大な魔力を宿すジャック、杖さばきの達人ランラン、絶世の美女シエナは、今まで抑えていた実力を完全開放し、ゼロからユハ帝国を超える国を建国していく。
※この世界では、杖と魔法を使って戦闘を行います。しかし、あの稲妻型の傷を持つメガネの少年のように戦うわけではありません。どうやって戦うのかは、本文を読んでのお楽しみです。杖で戦う戦士のことを、本文では杖士(ブレイカー)と描写しています。
※舞台の雰囲気は中世ヨーロッパ〜近世ヨーロッパに近いです。
〜『デイブレイク』のメンバー紹介〜
・クリス(男・エルフ・570歳)
チームのリーダー。もともとはエルフの貴族の家系だったため、上品で高潔。白く透明感のある肌に、整った顔立ちである。エルフ特有のとがった耳も特徴的。メンバーからも信頼されているが……
・アキラ(男・人間・29歳)
杖術、身体能力、頭脳、魔力など、あらゆる面のバランスが取れたチームの主力。独特なユーモアのセンスがあり、ムードメーカーでもある。唯一の弱点が……
・ジャック(男・人間・34歳)
怪物級の魔力を持つ杖士。その魔力が強大すぎるがゆえに、普段はその魔力を抑え込んでいるため、感情をあまり出さない。チームで唯一の黒人で、ドレッドヘアが特徴的。戦闘で右腕を失って以来義手を装着しているが……
・ランラン(女・人間・25歳)
優れた杖の腕前を持ち、チームを支える杖士。陽気でチャレンジャーな一面もあり、可愛さも武器である。性格の共通点から、アキラと親しく、親友である。しかし実は……
・シエナ(女・人間・28歳)
絶世の美女。とはいっても杖士としての実力も高く、アキラと同じくバランス型である。誰もが羨む美貌をもっているが、本人はあまり自信がないらしく、相手の反応を確認しながら静かに話す。あるメンバーのことが……
隠して忘れていたギフト『ステータスカスタム』で能力を魔改造 〜自由自在にカスタマイズしたら有り得ないほど最強になった俺〜
桜井正宗
ファンタジー
能力(スキル)を隠して、その事を忘れていた帝国出身の錬金術師スローンは、無能扱いで大手ギルド『クレセントムーン』を追放された。追放後、隠していた能力を思い出しスキルを習得すると『ステータスカスタム』が発現する。これは、自身や相手のステータスを魔改造【カスタム】できる最強の能力だった。
スローンは、偶然出会った『大聖女フィラ』と共にステータスをいじりまくって最強のステータスを手に入れる。その後、超高難易度のクエストを難なくクリア、無双しまくっていく。その噂が広がると元ギルドから戻って来いと頭を下げられるが、もう遅い。
真の仲間と共にスローンは、各地で暴れ回る。究極のスローライフを手に入れる為に。
スキルで最強神を召喚して、無双してしまうんだが〜パーティーを追放された勇者は、召喚した神達と共に無双する。神達が強すぎて困ってます〜
東雲ハヤブサ
ファンタジー
勇者に選ばれたライ・サーベルズは、他にも選ばれた五人の勇者とパーティーを組んでいた。
ところが、勇者達の実略は凄まじく、ライでは到底敵う相手ではなかった。
「おい雑魚、これを持っていけ」
ライがそう言われるのは日常茶飯事であり、荷物持ちや雑用などをさせられる始末だ。
ある日、洞窟に六人でいると、ライがきっかけで他の勇者の怒りを買ってしまう。
怒りが頂点に達した他の勇者は、胸ぐらを掴まれた後壁に投げつけた。
いつものことだと、流して終わりにしようと思っていた。
だがなんと、邪魔なライを始末してしまおうと話が進んでしまい、次々に攻撃を仕掛けられることとなった。
ハーシュはライを守ろうとするが、他の勇者に気絶させられてしまう。
勇者達は、ただ痛ぶるように攻撃を加えていき、瀕死の状態で洞窟に置いていってしまった。
自分の弱さを呪い、本当に死を覚悟した瞬間、視界に突如文字が現れてスキル《神族召喚》と書かれていた。
今頃そんなスキル手を入れてどうするんだと、心の中でつぶやくライ。
だが、死ぬ記念に使ってやろうじゃないかと考え、スキルを発動した。
その時だった。
目の前が眩く光り出し、気付けば一人の女が立っていた。
その女は、瀕死状態のライを最も簡単に回復させ、ライの命を救って。
ライはそのあと、その女が神達を統一する三大神の一人であることを知った。
そして、このスキルを発動すれば神を自由に召喚出来るらしく、他の三大神も召喚するがうまく進むわけもなく......。
これは、雑魚と呼ばれ続けた勇者が、強き勇者へとなる物語である。
※小説家になろうにて掲載中
【完結】転生したら最強の魔法使いでした~元ブラック企業OLの異世界無双~
きゅちゃん
ファンタジー
過労死寸前のブラック企業OL・田中美咲(28歳)が、残業中に倒れて異世界に転生。転生先では「セリア・アルクライト」という名前で、なんと世界最強クラスの魔法使いとして生まれ変わる。
前世で我慢し続けた鬱憤を晴らすかのように、理不尽な権力者たちを魔法でバッサバッサと成敗し、困っている人々を助けていく。持ち前の社会人経験と常識、そして圧倒的な魔法力で、この世界の様々な問題を解決していく痛快ストーリー。
3年F組クラス転移 帝国VS28人のユニークスキル~召喚された高校生は人類の危機に団結チートで国を相手に無双する~
代々木夜々一
ファンタジー
高校生3年F組28人が全員、召喚魔法に捕まった!
放り出されたのは闘技場。武器は一人に一つだけ与えられた特殊スキルがあるのみ!何万人もの観衆が見つめる中、召喚した魔法使いにざまぁし、王都から大脱出!
3年F組は一年から同じメンバーで結束力は固い。中心は陰で「キングとプリンス」と呼ばれる二人の男子と、家業のスーパーを経営する計算高きJK姫野美姫。
逃げた深い森の中で見つけたエルフの廃墟。そこには太古の樹「菩提樹の精霊」が今にも枯れ果てそうになっていた。追いかけてくる魔法使いを退け、のんびりスローライフをするつもりが古代ローマを滅ぼした疫病「天然痘」が異世界でも流行りだした!
原住民「森の民」とともに立ち上がる28人。圧政の帝国を打ち破ることができるのか?
ちょっぴり淡い恋愛と友情で切り開く、異世界冒険サバイバル群像劇、ここに開幕!
※カクヨムにも掲載あり
復讐完遂者は吸収スキルを駆使して成り上がる 〜さあ、自分を裏切った初恋の相手へ復讐を始めよう〜
サイダーボウイ
ファンタジー
「気安く私の名前を呼ばないで! そうやってこれまでも私に付きまとって……ずっと鬱陶しかったのよ!」
孤児院出身のナードは、初恋の相手セシリアからそう吐き捨てられ、パーティーを追放されてしまう。
淡い恋心を粉々に打ち砕かれたナードは失意のどん底に。
だが、ナードには、病弱な妹ノエルの生活費を稼ぐために、冒険者を続けなければならないという理由があった。
1人決死の覚悟でダンジョンに挑むナード。
スライム相手に死にかけるも、その最中、ユニークスキル【アブソープション】が覚醒する。
それは、敵のLPを吸収できるという世界の掟すらも変えてしまうスキルだった。
それからナードは毎日ダンジョンへ入り、敵のLPを吸収し続けた。
増やしたLPを消費して、魔法やスキルを習得しつつ、ナードはどんどん強くなっていく。
一方その頃、セシリアのパーティーでは仲間割れが起こっていた。
冒険者ギルドでの評判も地に落ち、セシリアは徐々に追いつめられていくことに……。
これは、やがて勇者と呼ばれる青年が、チートスキルを駆使して最強へと成り上がり、自分を裏切った初恋の相手に復讐を果たすまでの物語である。
スキル【収納】が実は無限チートだった件 ~追放されたけど、俺だけのダンジョンで伝説のアイテムを作りまくります~
みぃた
ファンタジー
地味なスキル**【収納】**しか持たないと馬鹿にされ、勇者パーティーを追放された主人公。しかし、その【収納】スキルは、ただのアイテム保管庫ではなかった!
無限にアイテムを保管できるだけでなく、内部の時間操作、さらには指定した素材から自動でアイテムを生成する機能まで備わった、規格外の無限チートスキルだったのだ。
追放された主人公は、このチートスキルを駆使し、収納空間の中に自分だけの理想のダンジョンを創造。そこで伝説級のアイテムを量産し、いずれ世界を驚かせる存在となる。そして、かつて自分を蔑み、追放した者たちへの爽快なざまぁが始まる。
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる