70 / 71
3章・和風戦雲編
69話、姉妹の再会
しおりを挟む剣撃、激しく打ち合い、火花散る。
ラドウィンとハルアーダがガ・ルスとの激闘を始めて数分。
打ち合った刃の数は幾つ知れず。
皮を白刃が切れども肉には及ばぬ、半歩の差が死出の道となる死線。
ガ・ルスは笑っていた。
ラドウィンも、ハルアーダも、笑っていた。
死ぬのが楽しいか。殺すのが面白いか。
そうだ。彼らは武人だ。
ガ・ルスが素直に頷こうが、ハルアーダが大義名分を立てようが、ラドウィンが口では否定しようが、彼らは根っからの武人なのだ。
戦の人なのだ。
ガ・ルスは自らの周りに突き立てた剣やら槍やらを引き抜き、ひたすら戦った。
彼の膂力で剣を振るえば三合で刃がこぼれるからだ。
彼の使っていたのが愛用の斧であったなら、戦いは分からなかった。
あと五本、それがガ・ルスの使える武器の数だ。
それを見たラドウィンとハルアーダは剣を振るった。
猛然、果然と持てる力の全てを使う。
二人とも互いに互いの戦い方を熟知していた。
あの日、モンタアナ村での夜、剣閃を交じ合わせたからだ。
互いに警戒しあっていたからこそ、互いの動きが手に取るように分かった。
ラドウィンは型にハマらない我流で奔放な戦い方を好んだ。
ハルアーダは基本に忠実な堅実的な戦い方を好む。
二人は互い違いな戦い方だったからこそ、その息があった。
ガ・ルスはそんな相手との戦いに高揚し、楽しんだ。
五本目が折れて残り四本。
四本目が折れて残り三本。
三本目も折れ、二本目の剣を手にした時、ガ・ルスのその目が霞んだ。
血を流し過ぎた。
僅かに動きが淀んだその隙にハルアーダがガ・ルスの胸を突き刺したのである。
硬い筋肉は束ねた藁木を突いたような鈍い感触だ。
しかし、剣はその筋肉に突き刺さって止まる。
ハルアーダは刃先がガ・ルスの硬い肋骨に止められたと分かった。
恐ろしい男だとハルアーダは額に汗する。
だが、ハルアーダは不敵な笑みを浮かべた。
「やれ」と呟くと、示し合わせたようにラドウィンがガ・ルスの喉へと剣を突き立てたのだ。
ハルアーダは、自らがトドメを刺せなくてもラドウィンがトドメを刺すと知っていた。
ガ・ルスの口からごぽりと血が溢れ出る。
赤色の血だ。
ともすれば緑や青い血が出てくるのではないかと不安になるくらい不死身の男だったが、やはりラドウィンやハルアーダと同じ赤色の血だった。
ガ・ルスは血で朱に染まる口を歪ませ、最後の一振へと手を伸ばす。
まるで、本当に不死身のようだった。
その手が剣の柄を握ると同時に、彼の大柄な体躯は血の海へと倒れ込んだ。
ガ・ルスが再び動く事は無い。
ラドウィンとハルアーダは、彼が死んだのかと信じられなかった。
何せ、地に伏した彼の顔の、その歪んだ口元が微かな笑みに見えるのは錯覚では無いように思えたからだ。
今にもガバと跳ね起きて襲いくるのではないかと思ったのである。
だが、そのようなことはなかった。
ラドウィンもハルアーダも、ガ・ルスの死を確認すると精根尽き果てて倒れそうになる。
が、剣を地面に突き立てて何とか立った。
「まだ終わってない」、ラドウィンが独り言を口にすると、ハルアーダも「そうだ」と頷く。
まだ帝都にはカセイ軍はいる。帝都を取り返さねばならない。
それに、ティタラも。
二人が城へと向かおうとした時、城のバルコニーにアキームとティタラが姿を現した。
アキームがティタラを助け出したのだと見せるように。
少しだけ、街に響く鬨の声が静まった気がした。
だが、まだ戦いは終わらない。
すると、アキームが何か玉のようなものを高々と掲げたのである。
「聞け! 戦いは終わりだ!」
その手に掲げられていたのは、ザルバールの首だった。
「カセイの大将ザルバールは死んだ! そして皇帝ティタラ陛下は既に我が軍の手にあり!」
その声は城下町にこだまし、戦いの音が鎮まる。
恐らく、ザルバールの首を目撃した兵士がどんどん遠くの兵士へとザルバール戦士の報せを伝えていたのだ。
そして、アキームはもう一度、あらん限りの声を挙げた。
「カセイ軍大将ザルバールは死んだんだ!」と。
すると、帝都西方より笛の音が聞こえる。
笛といっても軽やかな音ではない。戦笛という野太い音が特徴であった。
その音が撤退を告げるものだと誰もが分かる。
戦いは終わった。
——一部の兵を除き、全兵は帝都の前の草原で野営となる。
戦で興奮した兵士を都市へ入れると暴動に変わることが多いからだ。
だから総大将や領主といった面々がゆうゆうと帝都へ入ったのである。
五十騎ほどの将らが列をなして通りを闊歩した。
その中には馬車に乗るカルチュアやミルランスの姿もある。
カルチュアは大変ご機嫌で、「これで私の家名はもっと大きくなること間違いなし」と、帝国の重臣となる絵図を頭に描いていた。
そんなカルチュアの向かいに座っているミルランスは窓から外を見て、人々の暮らしぶりを見ては顔をしかめている。
人々はボロ着をまとい、虚ろな目でミルランス達の隊列を眺めていた。
ミルランスから始まった帝都の不幸はティタラが引き継ぎ、ザルバールの支配を経ても収まっていない。
結局、彼らは食うに困っていて、着るものも着られていないのだ。
彼らがそうなってしまった責任が自分にあるのだと思うと辛くてたまらない。
皇帝という立場を捨てて幸せに暮らしていたことが罪にさえ思えた。
「これから帝都も良くなるかしら」
ミルランスが呟くと、「良くなるに決まっているわ」とカルチュアは自信満々に答える。
彼女の自信がどこから来るのか分からないが、その根拠のない自信が心強い。
少しだけ罪の意識が和らいだ気がした。
そんなミルランスにカルチュアが「勝ったのに暗いわ。でも、もうあなたも明るくなるわね」と、馬車の行く先へ目を向ける。
ミルランスが馬車の先を見ると、そこは城の前で、ラドウィン達がいた。
愛する夫ラドウィンと、息子のアキーム、忠義の騎士ハルアーダ。
そして、そして、妹のティタラだ。
ティタラとは十年前に別れたっきりだったが、一目で妹なのだと分かった。
馬車が止まり、ミルランスが降りる。
彼女は皆の元へと向かえなかった。
誰の元へと向かえば良いのか分からないからだ。
愛する夫か、愛しい息子か、命をかけて守ってくれた騎士か……そして、生き別れていた妹か。
すると、ラドウィンとアキーム、ハルアーダがティタラの背を押した。
ミルランスが来ないなら、ティタラに行くよう促したのだ。
ティタラが駆けてくる。
「お姉様」と。
その時、ミルランスの目から涙が流れて、その脚は自然と前へ進んだ。
「ティタラ!」
お互いに抱き合った。
十年間の離別を取り返すように力強く。
二人とも言葉は出さず、再開の喜びに大きな声で泣きあったのだった。
そんな二人はひとしきり泣くと、ようやく離れて周りを見る。
そこにはこの戦いに尽力した将兵らが立っている。
皆が皇帝の指示を待っていた。
つまり、ティタラの指示を待っているのだ。
彼らは皆一様にティタラを助けるために戦った。皇帝の下、再びアーランドラ帝国を再建するのだと戦ったのだ。
だが、ティタラはまだ自分が皇帝という肩書きを持っている事実に恐怖し、震えた。
だが、黙っていることはできない。
何とか声を絞り出し、「では、勝利の宴を。飢えに苦しんでいる民草と、勇敢に戦った兵士らのために」と命令するのがやっとだった。
宴は直ちに開かれた。
宴の食べ物はハント軍、キルム軍、ハルアーダ軍の糧食で、酒は帝都の城にたんまりとあったものを出した。
帝都の広場を中心に、兵士らが街の隅々まで食べ物を持って行き、民の全てへ食べものを行き渡らせた。
人々は喜び、たちまち元気になって広場の食べ物をとにかく食べに来たのである。
そんな人混みから少し外れて静かな場所にラドウィン達がいた。
ラドウィンはアキームとミルランスと共に家族の再会を喜んでいたのだ。
かつて部下だったキルムを始め、モンタアナの人々が久しぶりに出会ったラドウィンを探していたので、まくのに一苦労した。
モンタアナの皆と酒を嗜むのも良いが、今は家族と無事を噛み締めたい。
そんなラドウィンにアキームはこってり絞られた。
全くすぐに家へ帰って来なくて、とんだ悪い子だと。
「心配したんだぞ」、とラドウィンが言うと「ごめんなさい」とアキームか素直に謝る。
だけど、師匠のハルアーダに良くしてもらったから、暮らしに不自由や困ったことはなかったとアキームは言うのだ。
「師匠はすごく強いんだぜ」。嬉々としてハルアーダのことを語るアキームにラドウィンは複雑な気持ちだった。
ハルアーダは幾度もラドウィンを殺そうとした相手だ。
その人が息子の師匠で、その生活の保護をしてくれたし、それに戦いの術を鍛えてくれた。
アキームの体つきを見れば、ハルアーダがどれだけ良くしてくれたのか分かる。
「ハルアーダにお礼を言わないとな」
ラドウィンが言うと、ミルランスがハルアーダを見つけて彼を呼んだ。
「知り合いなの?」とアキームが聞くと、「ちょっとね」とラドウィンは苦笑した。
さて、ミルランスがハルアーダを連れてくると、彼もまた少しだけ渋い顔をする。
ハルアーダもアキームがラドウィンの息子だと知らなかった。
なんと奇妙な巡り合わせだろう。
宿敵の子を自らの子のように慈しむなんて運命のイタズラのようだ。
「アキームの世話を見てくれてありがとう」
ラドウィンが頭を下げると、ハルアーダは静かに背を向けた。
ミルランスがハルアーダに、なぜ背を向けるのかと聞く。
が、ハルアーダは答えず、「男には認めてはならない相手がいるのです」とだけ答えた。
その返答に
すると、喧騒の中から「ラドウィン様が皇帝の血筋だからでしょ」と声がしたのである。
その声は囁くような声で、ラドウィン達四人を除くと誰も聞こえなかった。
四人が驚いて声の方を見ると、ティタラが立っている。
今回の主役の一人として、広場の真ん中で衛兵に囲まれていたが、トイレと偽って中座したのだ。
アキームがティタラの言葉に驚いた様子で父を見た。
いや、ミルランスでさえ驚いていた。
知っていた顔をするのはハルアーダだけだ。
ラドウィンが相変わらずのニコニコとした笑みを浮かべている。
ティタラはラドウィンに聞くのを諦めて、ハルアーダへと「そうでしょ?」と訊ねた。
するとハルアーダは首を静かに頷かせるのだ。
ティタラはラドウィンが皇帝の血を引いていると確信があった訳じゃない。
ただ、ハルアーダが執拗にラドウィンを狙ったのは、そういう話があったのではないかとこの十年間推理していたのだ。
考える時間だけは無駄にあった。
アキームが「本当に? 嘘でしょ?」と父へと聞くと、ミルランスも「ほんとう?」と訊ねるのだ。
ラドウィンは苦笑する。
「僕の父がね。アロハンド様の弟の、その息子だった」
ラドウィンが話す。
全ての真実を。
つまりアロハンドは子に恵まれず、王妃ナリアが弟アッザムドとの間に子をもうけ、アロハンドの子にしようとしたことである。
しかし、その企みはアロハンドの知る事となり、ナリアは異国の地へ身一つで追放。
アッザムドも酷い拷問の果てに人里離れた館に軟禁される事となる。
産まれた子、つまりラドウィンの父は皇帝の血を引いた唯一の子であるとして、人々に隠されて育てられていた。
やがてラドウィンが産まれて数年後、リアト姫がアロハンドとの間にミルランスをもうけた。
すると、アロハンドはラドウィンとその父をモンタアナへと追放したのである。
そして、ラドウィンの父はモンタアナで黒血病にかかり死んだ。
「さぞかし無念だったでしょうね」
ティタラが呟く。
「でも、私なら、あなたをまた皇帝にできるわ。私に玉座へ座る資格はない。本来座るべき人があなたなのよ」
ティタラはラドウィンの父が無念のうちに死んだと思った。
そして、その悔しさと、怒りの償いができるのだと信じて疑わない。
だが、ラドウィンは静かに頭を左右に振った。
「僕の父はモンタアナの地と人々を愛し、穏やかで平穏な中で息を引き取った。父にとって帝都は息苦しく、孤独な場所だったんだ」
ラドウィンはそう言いながらアキームとミルランスを抱き寄せる。
「僕にとっても、幸せはここにあるんだ」と。
ハルアーダは「家族……か」と呟いた。
幼い頃、人の血を半分引いていることを理由にエルフの里を追われたハルアーダ。
父も知らず、母の顔も忘れ、ただ生きてきた。
そして、彼の愛する娘は目の前にいた。
不義理で産ませてしまったミルランスとティタラ。
彼女達に自分が父だと名乗れるわけが無い。不義理を働いた自分が幸せな家族を手に入れようなどとおこがましく思っていた。
すると、ラドウィンが「ああ、ハルアーダ、君のお母様に出会ったよ」と言う。
ハルアーダは目をまん丸にした。
一体なんの冗談かと思ったが、ラドウィンが二度出会った美しいエルフの女性の話をする。
ハルアーダはその女性が間違いなく自分の母だと分かった。
家族に見捨てられたと思っていたが、ちゃんと見守っていたのである。
ハルアーダはその話を聞いて愕然とした。
それと同時に憑き物が落ちたような気がしてくるのだ。
「そうか。俺にも家族がいたのか……」
ハルアーダがそもそもラドウィンを恐れたのは、娘に対する過度な愛情であった。
皇帝の血を引き、さらにミルランスを嫁にしたラドウィンに恐れを抱いていたからだ。
そのような気持ちになったのは、家族を失いたくないという強い思いにほかならない。
そして、母が陰ながらハルアーダの身を案じていてくれたと思うと、そのコンプレックスはたちまち心の中から消えたのだ。
だから、ティタラを皇帝に無理にしようとは思えなくなっていた。
だが、ティタラが皇帝を辞すとして、誰がその任を着くと言うのか?
誰かが皇帝にならなくては、せっかくティタラを助けても戦いが全て水泡に帰す。
さりとて、このラドウィンという男は絶対に皇帝にはならないだろう。と、ハルアーダは思った。
すると、「じゃあ、俺が皇帝になってもいいのかな」とアキームが言うのである。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】帝国から追放された最強のチーム、リミッター外して無双する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
スペイゴール大陸最強の帝国、ユハ帝国。
帝国に仕え、最強の戦力を誇っていたチーム、『デイブレイク』は、突然議会から追放を言い渡される。
しかし帝国は気づいていなかった。彼らの力が帝国を拡大し、恐るべき戦力を誇示していたことに。
自由になった『デイブレイク』のメンバー、エルフのクリス、バランス型のアキラ、強大な魔力を宿すジャック、杖さばきの達人ランラン、絶世の美女シエナは、今まで抑えていた実力を完全開放し、ゼロからユハ帝国を超える国を建国していく。
※この世界では、杖と魔法を使って戦闘を行います。しかし、あの稲妻型の傷を持つメガネの少年のように戦うわけではありません。どうやって戦うのかは、本文を読んでのお楽しみです。杖で戦う戦士のことを、本文では杖士(ブレイカー)と描写しています。
※舞台の雰囲気は中世ヨーロッパ〜近世ヨーロッパに近いです。
〜『デイブレイク』のメンバー紹介〜
・クリス(男・エルフ・570歳)
チームのリーダー。もともとはエルフの貴族の家系だったため、上品で高潔。白く透明感のある肌に、整った顔立ちである。エルフ特有のとがった耳も特徴的。メンバーからも信頼されているが……
・アキラ(男・人間・29歳)
杖術、身体能力、頭脳、魔力など、あらゆる面のバランスが取れたチームの主力。独特なユーモアのセンスがあり、ムードメーカーでもある。唯一の弱点が……
・ジャック(男・人間・34歳)
怪物級の魔力を持つ杖士。その魔力が強大すぎるがゆえに、普段はその魔力を抑え込んでいるため、感情をあまり出さない。チームで唯一の黒人で、ドレッドヘアが特徴的。戦闘で右腕を失って以来義手を装着しているが……
・ランラン(女・人間・25歳)
優れた杖の腕前を持ち、チームを支える杖士。陽気でチャレンジャーな一面もあり、可愛さも武器である。性格の共通点から、アキラと親しく、親友である。しかし実は……
・シエナ(女・人間・28歳)
絶世の美女。とはいっても杖士としての実力も高く、アキラと同じくバランス型である。誰もが羨む美貌をもっているが、本人はあまり自信がないらしく、相手の反応を確認しながら静かに話す。あるメンバーのことが……
隠して忘れていたギフト『ステータスカスタム』で能力を魔改造 〜自由自在にカスタマイズしたら有り得ないほど最強になった俺〜
桜井正宗
ファンタジー
能力(スキル)を隠して、その事を忘れていた帝国出身の錬金術師スローンは、無能扱いで大手ギルド『クレセントムーン』を追放された。追放後、隠していた能力を思い出しスキルを習得すると『ステータスカスタム』が発現する。これは、自身や相手のステータスを魔改造【カスタム】できる最強の能力だった。
スローンは、偶然出会った『大聖女フィラ』と共にステータスをいじりまくって最強のステータスを手に入れる。その後、超高難易度のクエストを難なくクリア、無双しまくっていく。その噂が広がると元ギルドから戻って来いと頭を下げられるが、もう遅い。
真の仲間と共にスローンは、各地で暴れ回る。究極のスローライフを手に入れる為に。
スキルで最強神を召喚して、無双してしまうんだが〜パーティーを追放された勇者は、召喚した神達と共に無双する。神達が強すぎて困ってます〜
東雲ハヤブサ
ファンタジー
勇者に選ばれたライ・サーベルズは、他にも選ばれた五人の勇者とパーティーを組んでいた。
ところが、勇者達の実略は凄まじく、ライでは到底敵う相手ではなかった。
「おい雑魚、これを持っていけ」
ライがそう言われるのは日常茶飯事であり、荷物持ちや雑用などをさせられる始末だ。
ある日、洞窟に六人でいると、ライがきっかけで他の勇者の怒りを買ってしまう。
怒りが頂点に達した他の勇者は、胸ぐらを掴まれた後壁に投げつけた。
いつものことだと、流して終わりにしようと思っていた。
だがなんと、邪魔なライを始末してしまおうと話が進んでしまい、次々に攻撃を仕掛けられることとなった。
ハーシュはライを守ろうとするが、他の勇者に気絶させられてしまう。
勇者達は、ただ痛ぶるように攻撃を加えていき、瀕死の状態で洞窟に置いていってしまった。
自分の弱さを呪い、本当に死を覚悟した瞬間、視界に突如文字が現れてスキル《神族召喚》と書かれていた。
今頃そんなスキル手を入れてどうするんだと、心の中でつぶやくライ。
だが、死ぬ記念に使ってやろうじゃないかと考え、スキルを発動した。
その時だった。
目の前が眩く光り出し、気付けば一人の女が立っていた。
その女は、瀕死状態のライを最も簡単に回復させ、ライの命を救って。
ライはそのあと、その女が神達を統一する三大神の一人であることを知った。
そして、このスキルを発動すれば神を自由に召喚出来るらしく、他の三大神も召喚するがうまく進むわけもなく......。
これは、雑魚と呼ばれ続けた勇者が、強き勇者へとなる物語である。
※小説家になろうにて掲載中
【完結】転生したら最強の魔法使いでした~元ブラック企業OLの異世界無双~
きゅちゃん
ファンタジー
過労死寸前のブラック企業OL・田中美咲(28歳)が、残業中に倒れて異世界に転生。転生先では「セリア・アルクライト」という名前で、なんと世界最強クラスの魔法使いとして生まれ変わる。
前世で我慢し続けた鬱憤を晴らすかのように、理不尽な権力者たちを魔法でバッサバッサと成敗し、困っている人々を助けていく。持ち前の社会人経験と常識、そして圧倒的な魔法力で、この世界の様々な問題を解決していく痛快ストーリー。
3年F組クラス転移 帝国VS28人のユニークスキル~召喚された高校生は人類の危機に団結チートで国を相手に無双する~
代々木夜々一
ファンタジー
高校生3年F組28人が全員、召喚魔法に捕まった!
放り出されたのは闘技場。武器は一人に一つだけ与えられた特殊スキルがあるのみ!何万人もの観衆が見つめる中、召喚した魔法使いにざまぁし、王都から大脱出!
3年F組は一年から同じメンバーで結束力は固い。中心は陰で「キングとプリンス」と呼ばれる二人の男子と、家業のスーパーを経営する計算高きJK姫野美姫。
逃げた深い森の中で見つけたエルフの廃墟。そこには太古の樹「菩提樹の精霊」が今にも枯れ果てそうになっていた。追いかけてくる魔法使いを退け、のんびりスローライフをするつもりが古代ローマを滅ぼした疫病「天然痘」が異世界でも流行りだした!
原住民「森の民」とともに立ち上がる28人。圧政の帝国を打ち破ることができるのか?
ちょっぴり淡い恋愛と友情で切り開く、異世界冒険サバイバル群像劇、ここに開幕!
※カクヨムにも掲載あり
復讐完遂者は吸収スキルを駆使して成り上がる 〜さあ、自分を裏切った初恋の相手へ復讐を始めよう〜
サイダーボウイ
ファンタジー
「気安く私の名前を呼ばないで! そうやってこれまでも私に付きまとって……ずっと鬱陶しかったのよ!」
孤児院出身のナードは、初恋の相手セシリアからそう吐き捨てられ、パーティーを追放されてしまう。
淡い恋心を粉々に打ち砕かれたナードは失意のどん底に。
だが、ナードには、病弱な妹ノエルの生活費を稼ぐために、冒険者を続けなければならないという理由があった。
1人決死の覚悟でダンジョンに挑むナード。
スライム相手に死にかけるも、その最中、ユニークスキル【アブソープション】が覚醒する。
それは、敵のLPを吸収できるという世界の掟すらも変えてしまうスキルだった。
それからナードは毎日ダンジョンへ入り、敵のLPを吸収し続けた。
増やしたLPを消費して、魔法やスキルを習得しつつ、ナードはどんどん強くなっていく。
一方その頃、セシリアのパーティーでは仲間割れが起こっていた。
冒険者ギルドでの評判も地に落ち、セシリアは徐々に追いつめられていくことに……。
これは、やがて勇者と呼ばれる青年が、チートスキルを駆使して最強へと成り上がり、自分を裏切った初恋の相手に復讐を果たすまでの物語である。
スキル【収納】が実は無限チートだった件 ~追放されたけど、俺だけのダンジョンで伝説のアイテムを作りまくります~
みぃた
ファンタジー
地味なスキル**【収納】**しか持たないと馬鹿にされ、勇者パーティーを追放された主人公。しかし、その【収納】スキルは、ただのアイテム保管庫ではなかった!
無限にアイテムを保管できるだけでなく、内部の時間操作、さらには指定した素材から自動でアイテムを生成する機能まで備わった、規格外の無限チートスキルだったのだ。
追放された主人公は、このチートスキルを駆使し、収納空間の中に自分だけの理想のダンジョンを創造。そこで伝説級のアイテムを量産し、いずれ世界を驚かせる存在となる。そして、かつて自分を蔑み、追放した者たちへの爽快なざまぁが始まる。
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる