婚約者の浮気現場を目撃してしまったので、叩き潰して差し上げます!!

ジニス

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第4章 浮気者は叩き潰してやる

館についた私は

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 自宅である館についた。
 手の出血はすでに止まっており、跡が残っているのみになっている。その手を見るととても痛々しくて少し後悔している。

「アンナお嬢様、手当をいたします。こちらへ」

 玄関の扉を開き、医療箱を置いてある治療室へと向かった。
 扉を開くと、誰もいないものの少しアルコールの匂いがする。この匂い苦手なんだよね。
 アリアは棚のほうへと向かうと白い布、包帯とテープを持ってきた。

「巻きます、この机に手を乗せてください」

 手をゆっくり乗せると、いまだにジンジン痛みはするものの出血していた時よりは痛みは引いていた。

「水で洗い流すので少々痛みます。そのあと巻きますのでこらえてくださいね」
「こらえてくださいって――!!」

 いったーーー!!
 水で洗い流すと、また傷口が刺激されてジンジンする。包帯を巻くとそこが圧迫されるようにされ、また痛い。

「…これで終了です、お疲れさまでした」
「…えぇ、ありがとう…」

 グーパーグーパーすると、少し動かしにくいがまぁいいや。



 手当が終わり自室に向かう。通りすがるたびにメイドの人たちが心配そうに喋りかけてくる。そのたび「大丈夫よ」と答える。

 自室について、ベットに寝転がる。着替えも済んでいないのに体がもうぐったりして、目を自然と閉じようとしてしまう。

「…いいや。今日はもう疲れた…」

 私は気絶するようにプツンっと眠った。




 ヴィンを見送って、約束の時間が来たがいまだにアンナが来ない。
 今までこんなことはなかった。少し早いくらいか、ぴったりかでいつも来ていた。見られたか? メイド長のリスに聞いたが、見ていないという。
 熱でもあったのか? 今日はいい、明日見舞いに行こう。

 隣の部屋に置いてある剣をもって道場に向かう。



 アンナお嬢様の部屋の前についた。
 ノックをしても特に反応はなく、ゆっくりと入る。

「失礼します。っと眠ってしまいましたか」

 あら、着替えもしないで眠ってしまうなんて…。今日は色々ありましたから、そうなっても仕方はない。

「おやすみなさい、お嬢様」

 こんな美しい人を傷つけたんだ、ランガ、ヴィン。あなたたちを許さない。

 この私の全力をもってお嬢様をお守りしよう。
 再度私は胸に誓ったのだった。
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