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220 販路に悩むリディアと、新たな弟子三人。
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王都での商売。
これがいま最も重要な案件ですわ。
わたくしはノートを取り出し、思いつく案を書き込んでいくんですけれど……どれもこれもありきたりな気がしてなりませんの。
食事処も多く、王都と言うだけあってドレスなどのお店やお菓子類のお店もとても多かった。
そこに対抗できる店となると、やはり元々前世が庶民だっただけに、貴族の暮らし、貴族の娯楽と言うものには疎くなりますもの。
ネイルサロンは兎も角も、他の商売となると……中々難しいですわね。
美容関係? 今ある化粧水や乳液くらいしか思いつきませんわ。
お化粧関係? 現在売っている物でも対抗できるとは思いませんわ。
フェイスエステ? それは人が育つのに時間がかかり過ぎる。
「ダメね、貴族の事をよく知らないと話にならないわ」
そうボヤくと、ロニエルとファビー、フォルがわたくしの許へとやってきましたわ。
珍しくわたくしが悩んでいるからでしょう、三人とも心配そうな表情ですわ。
「王都の商売とは、リディア姉が悩むほど大変なんですね」
「ええ、貴族様の娯楽と言うのは難しいわ。ネイルサロンは開くとしても、もう一つ目玉になりそうな商売もないとでしょう?」
「温泉が作れれば最高なんですけど、私は手いっぱいですし」
「箱庭師には自由な発想でいて欲しいの。そう言えばロニエルはファビーの箱庭は見せて貰った?」
「はい! あんな凄い箱庭を作れるなんて凄いです! 僕にもいつか作れるでしょうか!」
「箱庭師とは想像と創造の力があれば無限ですわ! 自分がどんなものを作りたいかを明確に決めると、箱庭とは対応してくれるものよ」
「そうなんですね! 僕の箱庭……僕だけの箱庭を作るとしたら……ドキドキします!」
「そのドキドキこそが大事ですわ! そう、商売もドキドキがあってこそなのよ。貴族を相手と思うからいけないのかもしれないわね」
「リディア姉は貴族嫌いですもんね」
「ええ、そうなのよ……苦手意識と言うのは抜けないわ」
「貴族と言うと、美味しい物を食べて綺麗なドレスを着て、お化粧バッチリってイメージです」
「そうね……」
「男性的な意見を言わせてもらうと、化粧は綺麗だけど、化粧を取ったら角質が詰まってそうなイメージです。ボクたちは角質ケアもしてますが」
「角質かぁ」
「そうね、角質ケアをして綺麗なお肌になるのは大事ね。その後の化粧水や乳液も大事だし、顔の汚れを落とすと言う意味合いでもフェイスエステは大事だと思うわ。でも、育てるのが大変なのよ……」
「「ですよね……」」
「貴族の娯楽と言えば本とか刺繍もあるけれど、本は箱庭にいる物書き師はまだ育っていないし……そう言えば最近姿をあまり見ないわね」
「彼らは引き籠ってますから」
「わたくしも生粋の引き籠りだと思っていましたけれど、彼らの方が上を行く引き籠りかも知れませんわね……」
「兎に角商売ですよね! 貴族が好きそうなモノって他にどんなことがあるでしょう?」
「「「うーん……」」」
前世の感覚で行けば、美、食に関しては贅沢だった気がしますわ。
そう言えば、わたくしの生きていた時代では、子供も贅沢品とまで言われる程、あの世界はひっ迫していましたっけ……。
「情報収集は必要ですわね……案が浮かびませんもの」
「難しいんですね……貴族相手って」
「そうね、貴族相手の商売は難しいわ。まずはネイルサロンを展開させるところからスタートさせようと思いますわ。わたくし達サルビアの商売は、道具屋から始まり次にネイルサロンとなりましたもの。初心にかえるのも大事ですわ」
そう言うとノートを閉じ弟子三人に向き合うと、ロニエルは色々小さいなりに分析をしていた様で、わたくしの箱庭とファビーの箱庭の違いや気になった事を次々に質問してきましたわ。
とても向上心が強いのね。ロニエルはすっかりファビーとフォルの弟分として可愛がられているようで安心しましたの。
新しい商売については案がでないまま日にちは過ぎていき、これと言った案が出ないまま――わたくしは箱庭師の弟子を取る事になりましたわ。
内二人が懇意にしているアカサギ商店の息子二人とは思っていませんでしたが、ナギサさん若いと思っていましたけれど、子供4人を持つ父親でしたのね……。
王都にあるタウンハウスに向かい三人の子供を待っていると、15時丁度に子供達が訪れたようで、応接室へと向かいましたの。
ドアを開けると三人は椅子から立ち上がり、わたくしに頭を下げて挨拶を為さいましたわ。
「初めまして、わたくしはダンノージュ侯爵家、カイルの妻のリディアです」
「モランダルジュ伯爵家の次女、マリシアです」
「アカサギ商店の息子で次男のクウカです」
「同じくアカサギ商店の息子で三男のナウカです」
「挨拶を有難うございますわ。あなた方は箱庭師でありながら箱庭を開けることが出来ないと聞いています。理由も分からないと言う事でしたわね?」
「「「はい」」」
「直ぐに開けることはできなくとも、何とかする方法はありますわ。あなた方はこれよりわたくしの箱庭で過ごして頂きますが、年単位になる可能性も視野に入れて覚悟を決めておいてくださいませね」
モランダルジュ家の次女のマリシアは14歳。女性は16歳で成人を迎えることを考えれば、スキルが開花しない事はかなり不味い事だと言うのは理解できますわ。まして、彼女は実家と上手くいってないのかしら? 侍女も連れずに一人でくるなんて……。
そう思っていると、わたくしと目が合い、マリシアはゆっくりと口を開きましたわ。
「ご心配には及びませんわリディア様。私、スキルを開花出来なかったら家から貴族席を外される事になっているんです。一人で生きていけるようにと侍女も連れて来ていません」
「まぁ……お家の方はとても厳しいのね」
「さぁ? 私、お父様とお母様には滅多に会う事もありませんから、忙しいのではないかしら。そもそも箱庭師を持って生まれた時点で、私の価値なんて無いようなものです」
「あら、どうして?」
「貴族の娘として必要なスキルではないからですわ。貴族の娘で箱庭師と言うと、ハズレだと笑われますのよ」
「では、その笑っている方々を見返してやりましょうか」
「所詮は箱庭師ですわ。見返すも何もないのでは?」
「あら? 本当にそう思うのかしら? 箱庭師と言うスキルの底力を知らないのね。教え甲斐がとってもありますわ!」
わたくしの言葉に反抗的だったマリシアは若干引き攣った笑顔でわたくしの事を見ていますわね。その引き攣った笑顔が呆然とする姿を今から楽しみにしてますわ!
「クウカとナウカは、ご実家から何か言われてまして?」
「いえ、実家は兄が継ぐので、俺と弟は自分のスキルで食っていけるようになるようにと」
「オレたちでも大丈夫でしょうか……」
「問題ありませんわ。あなた方は自信がちょっと足りないのね。それは箱庭でどうにかしましょう。では、御三方、わたくしの箱庭に来て頂きますけれどよろしくて?」
「「「はい」」」
こうして、わたくしは新たな弟子三人を迎え、タウンハウスにあるわたくしの扉専用の部屋から箱庭に向かったのですけれど――。
これがいま最も重要な案件ですわ。
わたくしはノートを取り出し、思いつく案を書き込んでいくんですけれど……どれもこれもありきたりな気がしてなりませんの。
食事処も多く、王都と言うだけあってドレスなどのお店やお菓子類のお店もとても多かった。
そこに対抗できる店となると、やはり元々前世が庶民だっただけに、貴族の暮らし、貴族の娯楽と言うものには疎くなりますもの。
ネイルサロンは兎も角も、他の商売となると……中々難しいですわね。
美容関係? 今ある化粧水や乳液くらいしか思いつきませんわ。
お化粧関係? 現在売っている物でも対抗できるとは思いませんわ。
フェイスエステ? それは人が育つのに時間がかかり過ぎる。
「ダメね、貴族の事をよく知らないと話にならないわ」
そうボヤくと、ロニエルとファビー、フォルがわたくしの許へとやってきましたわ。
珍しくわたくしが悩んでいるからでしょう、三人とも心配そうな表情ですわ。
「王都の商売とは、リディア姉が悩むほど大変なんですね」
「ええ、貴族様の娯楽と言うのは難しいわ。ネイルサロンは開くとしても、もう一つ目玉になりそうな商売もないとでしょう?」
「温泉が作れれば最高なんですけど、私は手いっぱいですし」
「箱庭師には自由な発想でいて欲しいの。そう言えばロニエルはファビーの箱庭は見せて貰った?」
「はい! あんな凄い箱庭を作れるなんて凄いです! 僕にもいつか作れるでしょうか!」
「箱庭師とは想像と創造の力があれば無限ですわ! 自分がどんなものを作りたいかを明確に決めると、箱庭とは対応してくれるものよ」
「そうなんですね! 僕の箱庭……僕だけの箱庭を作るとしたら……ドキドキします!」
「そのドキドキこそが大事ですわ! そう、商売もドキドキがあってこそなのよ。貴族を相手と思うからいけないのかもしれないわね」
「リディア姉は貴族嫌いですもんね」
「ええ、そうなのよ……苦手意識と言うのは抜けないわ」
「貴族と言うと、美味しい物を食べて綺麗なドレスを着て、お化粧バッチリってイメージです」
「そうね……」
「男性的な意見を言わせてもらうと、化粧は綺麗だけど、化粧を取ったら角質が詰まってそうなイメージです。ボクたちは角質ケアもしてますが」
「角質かぁ」
「そうね、角質ケアをして綺麗なお肌になるのは大事ね。その後の化粧水や乳液も大事だし、顔の汚れを落とすと言う意味合いでもフェイスエステは大事だと思うわ。でも、育てるのが大変なのよ……」
「「ですよね……」」
「貴族の娯楽と言えば本とか刺繍もあるけれど、本は箱庭にいる物書き師はまだ育っていないし……そう言えば最近姿をあまり見ないわね」
「彼らは引き籠ってますから」
「わたくしも生粋の引き籠りだと思っていましたけれど、彼らの方が上を行く引き籠りかも知れませんわね……」
「兎に角商売ですよね! 貴族が好きそうなモノって他にどんなことがあるでしょう?」
「「「うーん……」」」
前世の感覚で行けば、美、食に関しては贅沢だった気がしますわ。
そう言えば、わたくしの生きていた時代では、子供も贅沢品とまで言われる程、あの世界はひっ迫していましたっけ……。
「情報収集は必要ですわね……案が浮かびませんもの」
「難しいんですね……貴族相手って」
「そうね、貴族相手の商売は難しいわ。まずはネイルサロンを展開させるところからスタートさせようと思いますわ。わたくし達サルビアの商売は、道具屋から始まり次にネイルサロンとなりましたもの。初心にかえるのも大事ですわ」
そう言うとノートを閉じ弟子三人に向き合うと、ロニエルは色々小さいなりに分析をしていた様で、わたくしの箱庭とファビーの箱庭の違いや気になった事を次々に質問してきましたわ。
とても向上心が強いのね。ロニエルはすっかりファビーとフォルの弟分として可愛がられているようで安心しましたの。
新しい商売については案がでないまま日にちは過ぎていき、これと言った案が出ないまま――わたくしは箱庭師の弟子を取る事になりましたわ。
内二人が懇意にしているアカサギ商店の息子二人とは思っていませんでしたが、ナギサさん若いと思っていましたけれど、子供4人を持つ父親でしたのね……。
王都にあるタウンハウスに向かい三人の子供を待っていると、15時丁度に子供達が訪れたようで、応接室へと向かいましたの。
ドアを開けると三人は椅子から立ち上がり、わたくしに頭を下げて挨拶を為さいましたわ。
「初めまして、わたくしはダンノージュ侯爵家、カイルの妻のリディアです」
「モランダルジュ伯爵家の次女、マリシアです」
「アカサギ商店の息子で次男のクウカです」
「同じくアカサギ商店の息子で三男のナウカです」
「挨拶を有難うございますわ。あなた方は箱庭師でありながら箱庭を開けることが出来ないと聞いています。理由も分からないと言う事でしたわね?」
「「「はい」」」
「直ぐに開けることはできなくとも、何とかする方法はありますわ。あなた方はこれよりわたくしの箱庭で過ごして頂きますが、年単位になる可能性も視野に入れて覚悟を決めておいてくださいませね」
モランダルジュ家の次女のマリシアは14歳。女性は16歳で成人を迎えることを考えれば、スキルが開花しない事はかなり不味い事だと言うのは理解できますわ。まして、彼女は実家と上手くいってないのかしら? 侍女も連れずに一人でくるなんて……。
そう思っていると、わたくしと目が合い、マリシアはゆっくりと口を開きましたわ。
「ご心配には及びませんわリディア様。私、スキルを開花出来なかったら家から貴族席を外される事になっているんです。一人で生きていけるようにと侍女も連れて来ていません」
「まぁ……お家の方はとても厳しいのね」
「さぁ? 私、お父様とお母様には滅多に会う事もありませんから、忙しいのではないかしら。そもそも箱庭師を持って生まれた時点で、私の価値なんて無いようなものです」
「あら、どうして?」
「貴族の娘として必要なスキルではないからですわ。貴族の娘で箱庭師と言うと、ハズレだと笑われますのよ」
「では、その笑っている方々を見返してやりましょうか」
「所詮は箱庭師ですわ。見返すも何もないのでは?」
「あら? 本当にそう思うのかしら? 箱庭師と言うスキルの底力を知らないのね。教え甲斐がとってもありますわ!」
わたくしの言葉に反抗的だったマリシアは若干引き攣った笑顔でわたくしの事を見ていますわね。その引き攣った笑顔が呆然とする姿を今から楽しみにしてますわ!
「クウカとナウカは、ご実家から何か言われてまして?」
「いえ、実家は兄が継ぐので、俺と弟は自分のスキルで食っていけるようになるようにと」
「オレたちでも大丈夫でしょうか……」
「問題ありませんわ。あなた方は自信がちょっと足りないのね。それは箱庭でどうにかしましょう。では、御三方、わたくしの箱庭に来て頂きますけれどよろしくて?」
「「「はい」」」
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