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245 モランダルジュ伯爵家の異様な日々。
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――モランダルジュ伯爵家side――
「こっちは公爵家、こっちは伯爵家……子爵家からも……ええい! 忌々しい!!」
抗議文と共に自分の妻が受けた侮辱をどう償うのかと言う話と、金を寄こせば許してやらん事もないと言う脅しと共に、沢山の手紙が山のように届いた。
更に我が家と協力体制だった家も次々に手を切る手紙まで届き、愛しい娘が薬を作るには必要な薬草が手に入りにくくなった!!
「おのれマリシアめ!!!」
「お父様、マリシアは戻ってこないの?」
「ああ、メリンダ……そうなんだよ、マリシアはなんて反抗的なんだ。お前とは随分と違う。マリシアは駄目だな、碌な教育も受けていないから馬鹿なんだ」
「そうね、マリシアは馬鹿で愚かで手のつけようのない愚か者だもの。私の為に家にいる定めなのに、何故出て行ってしまったのかしら。お父様は理由を知っていて?」
「ダンノージュ侯爵家が養女に欲しいと。一応お前の作った薬を入れた飲み物を出したんだが……効果がイマイチでなぁ」
「まぁ、私の作った薬が効かなかったんですか? 強い物を出したのに」
「そうなんだよ。全く聞いている様子が無かったんだ」
「可笑しいわ、可笑しいわ。それはとっても可笑しいわ」
「ダンノージュ侯爵家さえ邪魔しなければ何とでもなったんだが、今ではダンノージュ侯爵家の運営する店の出入り禁止まで受けて、此れ以上問題を起こすなら陛下に告げるとまで脅されてしまって」
「まぁ、哀れで可哀そうなお父様。でも全てはマリシアが悪いのよ?」
「ああ、そうだな。あのマリシアが言う事を聞かないから悪いんだ」
そこまで話すと、折られた腕を庇うように椅子に座り大きく溜息が零れた。
メリンダの作る薬はとても効果が高い。
高値で売れて実入りも良いが、メリンダの心が安定しないと薬は作れない。
その為には、マリシアは何時までもどこまでも惨めで情けない、必要のない人間としていてもらわねばならかったのに……妻がマリシアを無断でダンノージュ侯爵家に預けてしまった。
普段は冷たくマリシアに当たっていたくせに、ワシとメリンダは妻の動向を全く把握しきれていなかった。
結果、マリシアはダンノージュ侯爵家の箱庭に閉じこもってしまい、ストレスの捌け口が無くなってしまったのだ。
妻はそれから実家に戻って屋敷には戻ってこない。
メリンダは母親が居ない事など気にもしていないが、何時も追い詰めていた相手が居なくなったことでストレスが溜まっているようだ。
「しかし、金貨100枚……」
出せなくはない額だが、メリンダが仕事をしないと入る金も入らない。
更に「追加の薬はまだないのか」と言う問い合わせも殺到していると言うのに……。
「メリンダ、イライラするのは分かるが、急ぎの仕事がお前に入って入るんだよ」
「嫌よ」
「メリンダ」
「マリシアを取り戻さないなら薬は作らないわ」
「だが相手は侯爵家だ、王家からの信頼も厚い」
「なら……王家を無くせばいいのね?」
「何を言っているんだメリンダ」
「王家が私たちの言う事を聞く駒になれば、マリシアを返して貰えるんでしょう? だったら沢山沢山つよ――い薬を作って、王家にばらまかないとね」
「メリンダ……」
「王族の食べ物に入れて貰えるように色々手を回さなきゃ……その辺りはお父様にお任せしても良いのよね?」
屈託のない笑顔で告げられると、ワシはメリンダの頭を撫でながら「そうだなぁ」と口にする。
当てが無い訳ではないが、流石に王家の食事に薬を入れるのは躊躇われる。
ヘタをすればこちらの首が飛びかねない。
沢山の金を積まねばならないが……仕方ない事だろう。
愛するメリンダの我儘だ、王家の人間が一人や二人どうなろうと、メリンダが満足すれば我が家は助かるのだから。
「仕方ない、何とかしてあげよう。だから急ぎの薬も沢山用意してくれよ?」
「分かったわ!」
そう言うとメリンダは研究室へと篭り、ワシは連絡を取りたい相手に手紙を書いて返事を待つ事にした。
――反逆罪。
それが頭をチラついたが、随分とワシも気が弱くなっているようだ。
メリンダから貰った薬を飲み込み、ゆっくりとソファーに座ると頭がぼんやりしてきた。
そう言えば妻から手紙が届いていたな。
離婚届と書いてあったが、一体何をどうしたいのか良く解らない。
サインをするのは簡単だが、これ程までに上手く出来た長女を残して離婚がしたいなど、妻こそ頭が可笑しくなったのではないだろうか?
とは言え、提出期限は迫っている。
仕方ない。
サインをして送り返すとしよう。
幸い慰謝料などは書いてなかったのだから、古い妻を捨てて新しく若い妻を迎えるのも悪くはない。
そう思うとメリンダの作った薬が微かに身体に反応したのか、いい気分になる。
今日は酒を飲みながらメリンダの作った薬を飲んで、後の事は明日考えよう。
嗚呼、その前に妻が求めてきた離婚届にサインだったな……。
古い妻は捨てて、若く美しい妻を迎え入れよう。
その為にはサインを急いでしなくてはならないな。
中々頭が回らない中、何とか書類を机の上から探し出したら、書類が雪崩を起した。
そう言えば、最近仕事が溜まりやすい。
半年くらいは仕事が溜まっているだろうか。
まぁ、それもなんとかなるだろう。メリンダさえいればなんとかなるのだ。
震える手でサインをしてから執事を呼び、手紙を元妻に送るように伝えると無表情のまま去って言った。
ああ、新しい執事は……名前はなんていったかな?
――ノルマン。そう、ノルマンだ。
アイツはそれなりに優秀だ。愛しい娘の手伝いもしてくれていると聞いている。
年はそれなりに行った中年だが、いっそ溜まった書類をノルマンにさせるのもいいな。
その間、メリンダの作った薬を飲みながらゆっくり過ごすんだ。
嗚呼、脳がとろけるようだ……そろそろ今日は休もう。
ワインとメリンダの薬で心地よい気分になってから――後はゆっくりベッドの中だ。
ああ、眠い……明日は何をするんだったか……明日になれば、思い出せるだろう。
悪い事も何もかも、全てがメリンダの薬で洗い流される……。
本当に素晴らしい娘を持ったものだ……。
「こっちは公爵家、こっちは伯爵家……子爵家からも……ええい! 忌々しい!!」
抗議文と共に自分の妻が受けた侮辱をどう償うのかと言う話と、金を寄こせば許してやらん事もないと言う脅しと共に、沢山の手紙が山のように届いた。
更に我が家と協力体制だった家も次々に手を切る手紙まで届き、愛しい娘が薬を作るには必要な薬草が手に入りにくくなった!!
「おのれマリシアめ!!!」
「お父様、マリシアは戻ってこないの?」
「ああ、メリンダ……そうなんだよ、マリシアはなんて反抗的なんだ。お前とは随分と違う。マリシアは駄目だな、碌な教育も受けていないから馬鹿なんだ」
「そうね、マリシアは馬鹿で愚かで手のつけようのない愚か者だもの。私の為に家にいる定めなのに、何故出て行ってしまったのかしら。お父様は理由を知っていて?」
「ダンノージュ侯爵家が養女に欲しいと。一応お前の作った薬を入れた飲み物を出したんだが……効果がイマイチでなぁ」
「まぁ、私の作った薬が効かなかったんですか? 強い物を出したのに」
「そうなんだよ。全く聞いている様子が無かったんだ」
「可笑しいわ、可笑しいわ。それはとっても可笑しいわ」
「ダンノージュ侯爵家さえ邪魔しなければ何とでもなったんだが、今ではダンノージュ侯爵家の運営する店の出入り禁止まで受けて、此れ以上問題を起こすなら陛下に告げるとまで脅されてしまって」
「まぁ、哀れで可哀そうなお父様。でも全てはマリシアが悪いのよ?」
「ああ、そうだな。あのマリシアが言う事を聞かないから悪いんだ」
そこまで話すと、折られた腕を庇うように椅子に座り大きく溜息が零れた。
メリンダの作る薬はとても効果が高い。
高値で売れて実入りも良いが、メリンダの心が安定しないと薬は作れない。
その為には、マリシアは何時までもどこまでも惨めで情けない、必要のない人間としていてもらわねばならかったのに……妻がマリシアを無断でダンノージュ侯爵家に預けてしまった。
普段は冷たくマリシアに当たっていたくせに、ワシとメリンダは妻の動向を全く把握しきれていなかった。
結果、マリシアはダンノージュ侯爵家の箱庭に閉じこもってしまい、ストレスの捌け口が無くなってしまったのだ。
妻はそれから実家に戻って屋敷には戻ってこない。
メリンダは母親が居ない事など気にもしていないが、何時も追い詰めていた相手が居なくなったことでストレスが溜まっているようだ。
「しかし、金貨100枚……」
出せなくはない額だが、メリンダが仕事をしないと入る金も入らない。
更に「追加の薬はまだないのか」と言う問い合わせも殺到していると言うのに……。
「メリンダ、イライラするのは分かるが、急ぎの仕事がお前に入って入るんだよ」
「嫌よ」
「メリンダ」
「マリシアを取り戻さないなら薬は作らないわ」
「だが相手は侯爵家だ、王家からの信頼も厚い」
「なら……王家を無くせばいいのね?」
「何を言っているんだメリンダ」
「王家が私たちの言う事を聞く駒になれば、マリシアを返して貰えるんでしょう? だったら沢山沢山つよ――い薬を作って、王家にばらまかないとね」
「メリンダ……」
「王族の食べ物に入れて貰えるように色々手を回さなきゃ……その辺りはお父様にお任せしても良いのよね?」
屈託のない笑顔で告げられると、ワシはメリンダの頭を撫でながら「そうだなぁ」と口にする。
当てが無い訳ではないが、流石に王家の食事に薬を入れるのは躊躇われる。
ヘタをすればこちらの首が飛びかねない。
沢山の金を積まねばならないが……仕方ない事だろう。
愛するメリンダの我儘だ、王家の人間が一人や二人どうなろうと、メリンダが満足すれば我が家は助かるのだから。
「仕方ない、何とかしてあげよう。だから急ぎの薬も沢山用意してくれよ?」
「分かったわ!」
そう言うとメリンダは研究室へと篭り、ワシは連絡を取りたい相手に手紙を書いて返事を待つ事にした。
――反逆罪。
それが頭をチラついたが、随分とワシも気が弱くなっているようだ。
メリンダから貰った薬を飲み込み、ゆっくりとソファーに座ると頭がぼんやりしてきた。
そう言えば妻から手紙が届いていたな。
離婚届と書いてあったが、一体何をどうしたいのか良く解らない。
サインをするのは簡単だが、これ程までに上手く出来た長女を残して離婚がしたいなど、妻こそ頭が可笑しくなったのではないだろうか?
とは言え、提出期限は迫っている。
仕方ない。
サインをして送り返すとしよう。
幸い慰謝料などは書いてなかったのだから、古い妻を捨てて新しく若い妻を迎えるのも悪くはない。
そう思うとメリンダの作った薬が微かに身体に反応したのか、いい気分になる。
今日は酒を飲みながらメリンダの作った薬を飲んで、後の事は明日考えよう。
嗚呼、その前に妻が求めてきた離婚届にサインだったな……。
古い妻は捨てて、若く美しい妻を迎え入れよう。
その為にはサインを急いでしなくてはならないな。
中々頭が回らない中、何とか書類を机の上から探し出したら、書類が雪崩を起した。
そう言えば、最近仕事が溜まりやすい。
半年くらいは仕事が溜まっているだろうか。
まぁ、それもなんとかなるだろう。メリンダさえいればなんとかなるのだ。
震える手でサインをしてから執事を呼び、手紙を元妻に送るように伝えると無表情のまま去って言った。
ああ、新しい執事は……名前はなんていったかな?
――ノルマン。そう、ノルマンだ。
アイツはそれなりに優秀だ。愛しい娘の手伝いもしてくれていると聞いている。
年はそれなりに行った中年だが、いっそ溜まった書類をノルマンにさせるのもいいな。
その間、メリンダの作った薬を飲みながらゆっくり過ごすんだ。
嗚呼、脳がとろけるようだ……そろそろ今日は休もう。
ワインとメリンダの薬で心地よい気分になってから――後はゆっくりベッドの中だ。
ああ、眠い……明日は何をするんだったか……明日になれば、思い出せるだろう。
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本当に素晴らしい娘を持ったものだ……。
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