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第二章 新天地、ムギーラ王国にて!!
第31話 マギラーニ宰相の謝罪と、弟の今後と、王位争い
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その日、カズマとマリリンはレディー・マッスルの所有する彫金師の元へきていた。
と言うのも、マリリンはオリハルコンすら砕く力を持ち合わせている為、普通の鉱石では結婚指輪が直ぐに破壊されてしまうだろうとジャックに言われた為だ。
そこで、最近作り出されたというオリハルコンやアマダマンを越える超合金、その名も【超オリハルコン】と言う、何ともネーミングセンスの無さそうな素材で指輪を作って貰うべく相談に来ているのだ。
「カズマよ、そちらの異世界ではどのような結婚指輪なのだ?」
「そうだね、婚約指輪と結婚指輪があるんだけど、婚約指輪は派手なものが多いかな。マリリンが夜会とかに付けていくような感じの指輪だよ。結婚指輪は反対にスマートな物が多くて、家事や仕事の邪魔にならないような作りになってる。少し宝石を入れたりはするよ」
「ふむ、こちらの世界には婚約指輪と言う者は存在しないが、結婚指輪は相手の色を指輪に入れるのが一般的らしい」
「へぇ……」
「つまり、我が指輪に入れる色は黒! カズマの色だな!」
「じゃあ、僕はマリリンの髪色の金に近い色合いの宝石かなぁ」
そう話をしていると、彫金師は後ろから大事そうに宝石や鉱石の入った箱を持ってきた。
色合い別に揃えているらしく、黒にも色々、金に近い色にも色々あるのだと知った。
マリリンは直ぐに、オニキス色の石を選んだが、僕は悩んでいる。
「すみません、青色の宝石や鉱石はありませんか?」
「ありますよ」
「やっぱり、妻の瞳の色にしたいです」
彫金師にそう告げると、青の宝石や鉱石が入った箱を持ってきてくれた。
「このタンザナイトにします……綺麗なマリリンの瞳に凄く近い」
「カズマったら!」
照れる世紀末覇者は愛らしい。
彫金師はオニキスとタンザナイトを手に取ると、三か月後には指輪が出来ることを教えてくれた。どうやら超オリハルコンはとても難しいらしい。
しかし、三か月後か……。
この三か月何をしようかと悩んでいると、【レディー・マッスル】に来客があるという連絡が来たのだ。
やってきたのはマギラーニ宰相で、末の息子の処遇についての話の様だ。
アスランは今10歳。
次期宰相として育てていたマギラーニ宰相だったが、最後の子供と言う事もあり、兄のジャックやマリリンのように厳しく育てる事をしなかったようだ。
その結果が、前回の【マルシェリティ問題】となっているのだから、それなりに罪は重いと言えるだろう。
「それで、その後のアスランはどうなっているんですか?」
「……部屋に閉じこもって出来ない。マルシェリティの事実を知ってからは特に」
「「あ――」」
マルシェリティは男遊びが激しく、しかも一般男性――庶民との間に子供を作っていた事もあり、その事実を知ったアスランはショックで寝込んでしまったらしい。
可哀そうではあるが、純真な男心は木端微塵に吹き飛んだだろうと、マリリンとカズマは思った。
「アスランは女性に対して潔癖症な所がある。特に姉のお前がその見た目というのもあるのだろうが、だからこそ理想的見た目と雰囲気のマルシェリティを懇意にしていた。ところが……」
「騙される方が悪いですね」
「一生女性不審でいればいい! あれでは使い物にならぬだろう! いっそ修道院にでも入れたらどうだ!」
「むう……」
マリリンの言い分も確かなのだが、マギラーニ宰相はまだ思い悩んでいるようで、大きく溜息を吐くと「やはり、マリリンを追い出したのが運の尽きだったな」と何かを諦めた様子で語った。
「アスランは幼少期から跡継ぎとしての感覚が無かった。何度も言い聞かせたが、遊んで暮らす事ばかり考えていたようだ。ジャックには跡継ぎとして色々と教え込んできたが、マリリンを追い出した際、書置きだけを残して消えてしまった……。全ては我が家の落ち度。マリリンを普通の令嬢だと理解出来なかった不出来な親だからこそ招いた種だ。アスランは早々に修道院に入れようと思う。無論、甘えの許されない場所を選んで入れる」
「それが宜しいかと」
「口先だけで宰相がやれる訳では無いのはカズマも知っての通りだ。せめて、ジャックが戻って来てくれたら……いや、その前に陛下の跡継ぎ問題か」
そう言って重たい溜息を吐いたマギラーニ宰相。
そう、ムギーラ王には子が居なかった。
それなりに王位順位の者が王に就くのだろうが、その王位争いが激しさを増しており、ムギーラ王も困り果てているのだという話は、城にいる者たちならば誰もが知っている。
カズマの有能な知能は、現在のムギーラ王の為には使うが、他の王の為に使うとは一切契約等していない。
だが、王位継承者は僕の知識すら使えると思っているようで、それこそ、「それを誇りと思え」と言う輩もいる為、ムギーラ王は頭を悩ませている問題でもあった。
「この際だから伝えておこう。ムギーラ王はカズマ、お前を王にしたいと考えておいでだ」
「え、マリリンを第一に優先出来ないじゃないですか。嫌ですよ」
俺の優先順位は常にマリリン。
マリリンを二位にしていいという選択肢だけは無いのだ。
「それに、俺は王より、王をサポートする相談役が向いています。王の素質ある男性になら尽くしますが、そうでないのでしたらお断りしますよ」
「そうなると、ダリュシアーン様だろうな」
「ダリュシアーン様……ですか」
ダリュシアーン様の話は聞いたことがある。
とても聡明な考えを持ち、心優しい男性なのだ。
他の欲望剥き出しの王位継承権を持つ者たちの中では一番継承権は低いが、民の事をよく知りたいと言って護衛を連れて街に出ていることも多いらしい。
他の王位継承権を持つ者たちは国民の生活を見に行ったという話などは聞かない。
基本貴族の集まりばかりだ。
「一度、ダリュシアーン様とお話してみたいですね」
「そうか、今度陛下に頼んで伝えておこう」
「非公式でお願いします」
「分かった」
「ではお父様、アスランは修道院へ……宜しいですね」
「……分かった」
こうして帰っていった宰相だったが、あのアスランを納得させて修道院に入れるのは骨が折れるだろうと二人は思いつつ茶を啜った。
こうなると、別の分家かジャックが宰相家を継ぐしかなくなるのだろうが……。
「ふむ、ダリュシアーン様か」
以前一度だけ会ったことがある僕としては、少しだけ不安の残る王位継承者ではあったのだ。しかし、次期ムギーラ王としての素質は他の者たちよりは大きいのは確かで――……。
「跡継ぎ問題は何処でも火蓋になりますね」
「そうだな」
そう語り合いつつ、近々非公開で会うだろうダリュシアーンと何を話すべきかと頭を悩ませたカズマだった。
と言うのも、マリリンはオリハルコンすら砕く力を持ち合わせている為、普通の鉱石では結婚指輪が直ぐに破壊されてしまうだろうとジャックに言われた為だ。
そこで、最近作り出されたというオリハルコンやアマダマンを越える超合金、その名も【超オリハルコン】と言う、何ともネーミングセンスの無さそうな素材で指輪を作って貰うべく相談に来ているのだ。
「カズマよ、そちらの異世界ではどのような結婚指輪なのだ?」
「そうだね、婚約指輪と結婚指輪があるんだけど、婚約指輪は派手なものが多いかな。マリリンが夜会とかに付けていくような感じの指輪だよ。結婚指輪は反対にスマートな物が多くて、家事や仕事の邪魔にならないような作りになってる。少し宝石を入れたりはするよ」
「ふむ、こちらの世界には婚約指輪と言う者は存在しないが、結婚指輪は相手の色を指輪に入れるのが一般的らしい」
「へぇ……」
「つまり、我が指輪に入れる色は黒! カズマの色だな!」
「じゃあ、僕はマリリンの髪色の金に近い色合いの宝石かなぁ」
そう話をしていると、彫金師は後ろから大事そうに宝石や鉱石の入った箱を持ってきた。
色合い別に揃えているらしく、黒にも色々、金に近い色にも色々あるのだと知った。
マリリンは直ぐに、オニキス色の石を選んだが、僕は悩んでいる。
「すみません、青色の宝石や鉱石はありませんか?」
「ありますよ」
「やっぱり、妻の瞳の色にしたいです」
彫金師にそう告げると、青の宝石や鉱石が入った箱を持ってきてくれた。
「このタンザナイトにします……綺麗なマリリンの瞳に凄く近い」
「カズマったら!」
照れる世紀末覇者は愛らしい。
彫金師はオニキスとタンザナイトを手に取ると、三か月後には指輪が出来ることを教えてくれた。どうやら超オリハルコンはとても難しいらしい。
しかし、三か月後か……。
この三か月何をしようかと悩んでいると、【レディー・マッスル】に来客があるという連絡が来たのだ。
やってきたのはマギラーニ宰相で、末の息子の処遇についての話の様だ。
アスランは今10歳。
次期宰相として育てていたマギラーニ宰相だったが、最後の子供と言う事もあり、兄のジャックやマリリンのように厳しく育てる事をしなかったようだ。
その結果が、前回の【マルシェリティ問題】となっているのだから、それなりに罪は重いと言えるだろう。
「それで、その後のアスランはどうなっているんですか?」
「……部屋に閉じこもって出来ない。マルシェリティの事実を知ってからは特に」
「「あ――」」
マルシェリティは男遊びが激しく、しかも一般男性――庶民との間に子供を作っていた事もあり、その事実を知ったアスランはショックで寝込んでしまったらしい。
可哀そうではあるが、純真な男心は木端微塵に吹き飛んだだろうと、マリリンとカズマは思った。
「アスランは女性に対して潔癖症な所がある。特に姉のお前がその見た目というのもあるのだろうが、だからこそ理想的見た目と雰囲気のマルシェリティを懇意にしていた。ところが……」
「騙される方が悪いですね」
「一生女性不審でいればいい! あれでは使い物にならぬだろう! いっそ修道院にでも入れたらどうだ!」
「むう……」
マリリンの言い分も確かなのだが、マギラーニ宰相はまだ思い悩んでいるようで、大きく溜息を吐くと「やはり、マリリンを追い出したのが運の尽きだったな」と何かを諦めた様子で語った。
「アスランは幼少期から跡継ぎとしての感覚が無かった。何度も言い聞かせたが、遊んで暮らす事ばかり考えていたようだ。ジャックには跡継ぎとして色々と教え込んできたが、マリリンを追い出した際、書置きだけを残して消えてしまった……。全ては我が家の落ち度。マリリンを普通の令嬢だと理解出来なかった不出来な親だからこそ招いた種だ。アスランは早々に修道院に入れようと思う。無論、甘えの許されない場所を選んで入れる」
「それが宜しいかと」
「口先だけで宰相がやれる訳では無いのはカズマも知っての通りだ。せめて、ジャックが戻って来てくれたら……いや、その前に陛下の跡継ぎ問題か」
そう言って重たい溜息を吐いたマギラーニ宰相。
そう、ムギーラ王には子が居なかった。
それなりに王位順位の者が王に就くのだろうが、その王位争いが激しさを増しており、ムギーラ王も困り果てているのだという話は、城にいる者たちならば誰もが知っている。
カズマの有能な知能は、現在のムギーラ王の為には使うが、他の王の為に使うとは一切契約等していない。
だが、王位継承者は僕の知識すら使えると思っているようで、それこそ、「それを誇りと思え」と言う輩もいる為、ムギーラ王は頭を悩ませている問題でもあった。
「この際だから伝えておこう。ムギーラ王はカズマ、お前を王にしたいと考えておいでだ」
「え、マリリンを第一に優先出来ないじゃないですか。嫌ですよ」
俺の優先順位は常にマリリン。
マリリンを二位にしていいという選択肢だけは無いのだ。
「それに、俺は王より、王をサポートする相談役が向いています。王の素質ある男性になら尽くしますが、そうでないのでしたらお断りしますよ」
「そうなると、ダリュシアーン様だろうな」
「ダリュシアーン様……ですか」
ダリュシアーン様の話は聞いたことがある。
とても聡明な考えを持ち、心優しい男性なのだ。
他の欲望剥き出しの王位継承権を持つ者たちの中では一番継承権は低いが、民の事をよく知りたいと言って護衛を連れて街に出ていることも多いらしい。
他の王位継承権を持つ者たちは国民の生活を見に行ったという話などは聞かない。
基本貴族の集まりばかりだ。
「一度、ダリュシアーン様とお話してみたいですね」
「そうか、今度陛下に頼んで伝えておこう」
「非公式でお願いします」
「分かった」
「ではお父様、アスランは修道院へ……宜しいですね」
「……分かった」
こうして帰っていった宰相だったが、あのアスランを納得させて修道院に入れるのは骨が折れるだろうと二人は思いつつ茶を啜った。
こうなると、別の分家かジャックが宰相家を継ぐしかなくなるのだろうが……。
「ふむ、ダリュシアーン様か」
以前一度だけ会ったことがある僕としては、少しだけ不安の残る王位継承者ではあったのだ。しかし、次期ムギーラ王としての素質は他の者たちよりは大きいのは確かで――……。
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「そうだな」
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