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第四章 これからも世紀末覇者で心乙女な君と一緒に!
第57話 裏切り者の末路
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我が【レディー・マッスル】と提携する【ミセス・マッチョス】の面々が座り、【ドゲン・モナカ】のリーダーであるモコリーヌ及び、副リーダーであるティティリーが揃っての会談となった。
現在【ドゲン・モナカ】は窮地に立たされており、世界第二位も危ういとされている。そんな中での提携の願いだったが――。
「そちらのギルドの信条と、我が二つのギルドの信条は一致しない。君たちの信条がこちらに合わせると言うのなら感がなくはないが、こびりついた信条は早々変わらないだろう。よって、俺達【レディー・マッスル】と【ミセス・マッチョス】の両名は、【ドゲン・モナカ】との提携を断る方向で話を進めている」
「そんなっ! こういうのは助け合いでしょう? ねぇ? ティティリー?」
「そのティティリーさんが、『冒険者等捨て駒』発言をしたんですよ? 信用できません」
そう俺が口にするとモコリーヌは驚いた様子でティティリーを見つめ、ティティリーは「それは……そうですが」と苦虫を噛んだように口にした。
その発言の所為で、国民からも王家からも信用を失ったというのは、とても大きかったのだ。
すると――。
「それは本当なのかしら? ティティリーが冒険者を捨て駒なんて言ったの? だってティティリーはいなくなる冒険者は耐え切れず逃げていったって言ってたわ」
「それは全くの嘘だな」
「ええ、リーダーである貴方は把握していらっしゃらないんですか?」
「どういう事?」
「『ドゲン・モナカは冒険者を捨て駒扱いして、最短3日で追放される。体を壊せば追放され、クエストを失敗すれば追放され、まともに給金だって支払われない』というのが、あなた方ドゲン・モナカから逃げてきて我がレディー・マッスルに所属した冒険者たちの口癖のようなモノですね」
「…………嘘でしょ。ティティリー?」
「ご、ごめんなさ……」
「リーダーである貴方が把握していないのは、傲慢だったのでは?」
そう僕が告げるとモコリーヌは眉を寄せ、ティティリーを睨み付けている。
当の問題発言及び、冒険者を追放しまくったであろうティティリーはガクガクと震えて今にも大粒の涙を零しそうだ。
「私に来ていた情報と、皆さんのいう情報に随分と食い違いがあるようだわ。ティティリーどういう事かしら?」
「い、今からでも遅くないわ! 信条を変えれば私たちだってそっちのギルドに入れるんでしょう!?」
「ティティリー答えになっていないわ」
「ウソの情報をギルドマスターに伝えていた……と言う事ですか?」
僕がそう告げるとティティリーは「あ、う……」と声を漏らし、モコリーヌは殺気を露わにした。
「僅か4ヶ月よ」
「……」
「ティティリー、アンタに言われて合併して【ドゲン・モナカ】を立ち上げて、世界第一位に輝けていたのは……たったの4ヶ月。この意味解るかしら?」
「ご、ごめんな……」
「謝罪なんていらないわ。どうケジメをつけるつもり? 広まった悪評はそう簡単には消せはしないわよ」
「……だって」
「子供じみた言い訳はしないで頂戴」
そうビシッとモコリーヌが言うと、ティティリーはどうしていいのか分からず俯いて唇を嚙むばかりで話にならない。
その様子に呆れたモコリーヌさんは「もういいわ」と口にすると僕たちに向き合った。
「つまり、あなた方のいう事を整理すると、【ドゲン・モナカ】は最短三日で追放される悪名高きギルドって事ね?」
「平たく言えばそうなります」
「でも、アタシ追放しろなんて指示を出していないのよ。そこは……そこの大馬鹿野郎がやらかした事かしらね?」
「冒険者は捨て駒らしいんでそうでしょう」
「そう、ギルドマスターにも嘘の報告をして、自分が実権を握ったかのように振舞っていたという訳ね? ティティリー、貴女と最初にギルドを合併する時約束しなかったかしら? 『虚偽報告は一切しない』っていうとっても大事な約束よ? それも忘れてしまったのかしら?」
そう怒りを露わにしながらモコリーヌが言うと、ティティリーは「だって……アタシだって出来ると思って……」と自分本位で動いていた事が判明したのである。
最早信用できないのは言う迄もないのだが――。
「はぁ……ねぇ、レディー・マッスルさん達?」
「何でしょう?」
「【メンガンテン】との合併を解除して、【ドッスコイ】だけでも提携出来ないかしら? こんな信用できない奴と合併なんて最早無理よ。アタシのギルドの信条はあなた方と同じ信条にするわ」
「そんな!! アタシを見捨てるの!?」
「こうなった責任を取らせるのよ。アンタがやった事はそれだけ大きいの、理解してる? 御分りかしら?」
慌てたティティリーだったが、モコリーヌにそう言われ、周囲を見渡し味方が一人もいない事に気づいた彼女は涙をボロボロと零しながら椅子に座り込んだ。
自分が悪い事をしたという自覚があるのか無いのかはさておき、モコリーヌのギルドと合併解除されるという未来しか残っていないのも大きいだろう。
「モコリーヌのギルドが提携することは容認する……。だがティティリーとのギルドとは提携はしない」
「そんな!!」
「ギルドマスターを騙す様な奴がいるギルドと提携等恐ろしくて出来ん」
「あ……」
「君の【メンガンテン】は、もう終わりなんだよ」
ギルドマスターを謀る様な輩を他のギルドだって許さない。
モコリーヌはティティリーとの『虚偽報告は一切しない』っていうとっても大事な約束を信じていたからこそ今まで信じて疑わなかった。
所が、ギルドマスターに虚偽の申告をし、謀ったとなれば――最早冒険者として【メンガンテン】が生き残る道は無いだろう。
「では、冒険者ギルドでお宅らの合併を解除にしてきて貰ってからの話になる。【ドッスコイ】だけならば、提携は受け入れよう」
「助かるわ、この恩は忘れないから」
「ああ、是非そうしてくれ」
「ティティリー」
今まで黙っていた【ミセス・マッチョス】のリーダー、ナナルシカさんが口を開くと、ティティリーはビクリと跳ね上がった。
「冒険者の心得は、信用を裏切らないと言う事だと昔教えたな?」
「……はい」
「はぁ……お前には何を言っても無駄だったんだな」
そうナナルシカさんが口にすると、ティティリーは「だって、代わりならいると思って」と言った途端、ナナルシカさんは立ち上がりティティリーの頬を思い切り殴り飛ばし、ティティリーは壁に吹き飛ばされた。
「お前のような奴は、その辺で野垂れ死ぬのがお似合いだな!!」
「う、うわあああああああん!!」
「モコリーヌ。そいつを連れてサッサと合併を消してこい!!」
「分かったわ……呆れてモノも言えやしない」
こうしてティティリー率いる【メンガンテン】と、モコリーヌ率いる【ドッスコイ】は合併を白紙に戻し、打ち捨てられるように冒険者ギルドに捨てられたティティリーは、自分の率いる【メンガンテン】と国を出ようとしたらしいが――。
「もうアンタにはついていけませんよ」
「何の価値もない」
「リーダーとして終わってる」
そう言われ、その場で【メンガンテン】は解散。
一人残されたティティリーはその後、ムギーラ王国を出て行ったという話を聞いたのは、数日後の事だった。
現在【ドゲン・モナカ】は窮地に立たされており、世界第二位も危ういとされている。そんな中での提携の願いだったが――。
「そちらのギルドの信条と、我が二つのギルドの信条は一致しない。君たちの信条がこちらに合わせると言うのなら感がなくはないが、こびりついた信条は早々変わらないだろう。よって、俺達【レディー・マッスル】と【ミセス・マッチョス】の両名は、【ドゲン・モナカ】との提携を断る方向で話を進めている」
「そんなっ! こういうのは助け合いでしょう? ねぇ? ティティリー?」
「そのティティリーさんが、『冒険者等捨て駒』発言をしたんですよ? 信用できません」
そう俺が口にするとモコリーヌは驚いた様子でティティリーを見つめ、ティティリーは「それは……そうですが」と苦虫を噛んだように口にした。
その発言の所為で、国民からも王家からも信用を失ったというのは、とても大きかったのだ。
すると――。
「それは本当なのかしら? ティティリーが冒険者を捨て駒なんて言ったの? だってティティリーはいなくなる冒険者は耐え切れず逃げていったって言ってたわ」
「それは全くの嘘だな」
「ええ、リーダーである貴方は把握していらっしゃらないんですか?」
「どういう事?」
「『ドゲン・モナカは冒険者を捨て駒扱いして、最短3日で追放される。体を壊せば追放され、クエストを失敗すれば追放され、まともに給金だって支払われない』というのが、あなた方ドゲン・モナカから逃げてきて我がレディー・マッスルに所属した冒険者たちの口癖のようなモノですね」
「…………嘘でしょ。ティティリー?」
「ご、ごめんなさ……」
「リーダーである貴方が把握していないのは、傲慢だったのでは?」
そう僕が告げるとモコリーヌは眉を寄せ、ティティリーを睨み付けている。
当の問題発言及び、冒険者を追放しまくったであろうティティリーはガクガクと震えて今にも大粒の涙を零しそうだ。
「私に来ていた情報と、皆さんのいう情報に随分と食い違いがあるようだわ。ティティリーどういう事かしら?」
「い、今からでも遅くないわ! 信条を変えれば私たちだってそっちのギルドに入れるんでしょう!?」
「ティティリー答えになっていないわ」
「ウソの情報をギルドマスターに伝えていた……と言う事ですか?」
僕がそう告げるとティティリーは「あ、う……」と声を漏らし、モコリーヌは殺気を露わにした。
「僅か4ヶ月よ」
「……」
「ティティリー、アンタに言われて合併して【ドゲン・モナカ】を立ち上げて、世界第一位に輝けていたのは……たったの4ヶ月。この意味解るかしら?」
「ご、ごめんな……」
「謝罪なんていらないわ。どうケジメをつけるつもり? 広まった悪評はそう簡単には消せはしないわよ」
「……だって」
「子供じみた言い訳はしないで頂戴」
そうビシッとモコリーヌが言うと、ティティリーはどうしていいのか分からず俯いて唇を嚙むばかりで話にならない。
その様子に呆れたモコリーヌさんは「もういいわ」と口にすると僕たちに向き合った。
「つまり、あなた方のいう事を整理すると、【ドゲン・モナカ】は最短三日で追放される悪名高きギルドって事ね?」
「平たく言えばそうなります」
「でも、アタシ追放しろなんて指示を出していないのよ。そこは……そこの大馬鹿野郎がやらかした事かしらね?」
「冒険者は捨て駒らしいんでそうでしょう」
「そう、ギルドマスターにも嘘の報告をして、自分が実権を握ったかのように振舞っていたという訳ね? ティティリー、貴女と最初にギルドを合併する時約束しなかったかしら? 『虚偽報告は一切しない』っていうとっても大事な約束よ? それも忘れてしまったのかしら?」
そう怒りを露わにしながらモコリーヌが言うと、ティティリーは「だって……アタシだって出来ると思って……」と自分本位で動いていた事が判明したのである。
最早信用できないのは言う迄もないのだが――。
「はぁ……ねぇ、レディー・マッスルさん達?」
「何でしょう?」
「【メンガンテン】との合併を解除して、【ドッスコイ】だけでも提携出来ないかしら? こんな信用できない奴と合併なんて最早無理よ。アタシのギルドの信条はあなた方と同じ信条にするわ」
「そんな!! アタシを見捨てるの!?」
「こうなった責任を取らせるのよ。アンタがやった事はそれだけ大きいの、理解してる? 御分りかしら?」
慌てたティティリーだったが、モコリーヌにそう言われ、周囲を見渡し味方が一人もいない事に気づいた彼女は涙をボロボロと零しながら椅子に座り込んだ。
自分が悪い事をしたという自覚があるのか無いのかはさておき、モコリーヌのギルドと合併解除されるという未来しか残っていないのも大きいだろう。
「モコリーヌのギルドが提携することは容認する……。だがティティリーとのギルドとは提携はしない」
「そんな!!」
「ギルドマスターを騙す様な奴がいるギルドと提携等恐ろしくて出来ん」
「あ……」
「君の【メンガンテン】は、もう終わりなんだよ」
ギルドマスターを謀る様な輩を他のギルドだって許さない。
モコリーヌはティティリーとの『虚偽報告は一切しない』っていうとっても大事な約束を信じていたからこそ今まで信じて疑わなかった。
所が、ギルドマスターに虚偽の申告をし、謀ったとなれば――最早冒険者として【メンガンテン】が生き残る道は無いだろう。
「では、冒険者ギルドでお宅らの合併を解除にしてきて貰ってからの話になる。【ドッスコイ】だけならば、提携は受け入れよう」
「助かるわ、この恩は忘れないから」
「ああ、是非そうしてくれ」
「ティティリー」
今まで黙っていた【ミセス・マッチョス】のリーダー、ナナルシカさんが口を開くと、ティティリーはビクリと跳ね上がった。
「冒険者の心得は、信用を裏切らないと言う事だと昔教えたな?」
「……はい」
「はぁ……お前には何を言っても無駄だったんだな」
そうナナルシカさんが口にすると、ティティリーは「だって、代わりならいると思って」と言った途端、ナナルシカさんは立ち上がりティティリーの頬を思い切り殴り飛ばし、ティティリーは壁に吹き飛ばされた。
「お前のような奴は、その辺で野垂れ死ぬのがお似合いだな!!」
「う、うわあああああああん!!」
「モコリーヌ。そいつを連れてサッサと合併を消してこい!!」
「分かったわ……呆れてモノも言えやしない」
こうしてティティリー率いる【メンガンテン】と、モコリーヌ率いる【ドッスコイ】は合併を白紙に戻し、打ち捨てられるように冒険者ギルドに捨てられたティティリーは、自分の率いる【メンガンテン】と国を出ようとしたらしいが――。
「もうアンタにはついていけませんよ」
「何の価値もない」
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