常識改変あつめました

桜羽根ねね

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お貴族様は性奴隷になりました

中編

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 座学の後は外で箒の授業である。既に箒を簡単に乗りこなすことが出来るホルンにとっては、容易な内容だ。
 制服から運動着に着替えた生徒が集まる中、エアリアスだけは違っていた。

 裸なのは変わらないが、頭に猫耳のカチューシャ、首には鈴がついたリボン、おまんこには尻尾付きのバイブ、そして両手にピンクのポンポンを持っている。ぷくりと膨らんだ乳首はクリップで挟まれ、それを繋ぐようにチェーンが通されていた。チェーンからは小さな横断幕のような物が垂れており、『ご主人様大好き♡』という文字が書かれている。エアリアスが自分で書いたのだろう。

 あまりにも破壊力が高い格好に、ホルンは一周回って真顔になっていた。やる気の出ない箒の授業を少しでも楽しめるように、エアリアスに「可愛い格好で応援して」と言ったのは自分だ。

 無機物精製魔法が得意なのは知っていたため、フリルたっぷりの服か何かを着てくるのかと思っていた矢先にこれである。

 動揺するなというのが酷な話だ。

 一方、にゃんにゃんエロエロ応援スタイルになったエアリアスは、ホルンが真顔になってしまったことに焦っていた。彼が猫好きだということは知っているし、だからこそ猫を選んだのに。

「ご主人様っ♡エアのこと見てにゃっ♡」
「っ……!?」

 少しやけになって、媚びた声を出してしまう。自分のことをエア、と名前呼びするのは初めてだったが、妙にしっくり来たため続行することにした。

「エアのにゃんにゃんダンス見てほしいにゃ♡がんばれ、がんばれっ、ご主人様っ♡エアのだーいすきなご主人様のっ、かっこいいとこ見たいにゃあ♡」

 性奴隷は無様である程可愛らしい。そういう認識の元、エアリアスはガニ股になって片足を上げながら下品な踊りを披露した。上げる片足とは逆の方のポンポンでおちんぽを隠すが、タイミングが合っていないため、ブルンブルンと跳ねるのが丸見えである。

 ガニ股ダンスの次は、後ろを向いてお尻を突き出して服従ダンスだ。ヘコヘコフリフリと揺れる尻たぶに視線がついていってしまう。ぐっぷりと咥えこんでいるバイブが、ゆっくりムリムリと排出されていき、ついに尻振りの反動でグポンッと抜けてしまった。

「はう゛うぅんっ♡」

 ぬれぬれほかほかのとろとろぽっかりおまんこを前にして、ホルンがする行動は一つだった。

 ドッッッッッッッッチュンッッッッッ♡♡♡

「に゛ゃあああぁんっっ♡♡あっ、あ゛ああぁっっ♡♡♡おち、んぽ……っ♡♡ご主人様のおちんぽ♡♡嬉しいにゃあ♡♡」
「エアリアス様、エア……っ♡う、ぐ……、きつくて、もってかれそ……、……すごく気持ちいいよ、エア」
「ひゃう゛んっ♡♡エアもっ♡エアも気持ちいいにゃっ♡♡♡ご主人様ぁ♡♡」

 バックでズコズコパンパンと始まった青姦を他所に、授業はつつがなく進んでいく。

 ホルンの順番になると、彼はエアリアスを貫いたまま箒に横乗りになった。
 対面座位でしっかりエアリアスを抱きしめると、ぐんっと上昇する。

「ほお゛おおぉっ♡♡おぢんぽっ♡ふか、いぃっ♡♡」

 足をピンッと伸ばしてアクメに浸るエアリアスは、幸せの絶頂にいた。大好きな主人との、お空ハメハメデートである。授業だろうが関係ない。今のエアリアスにとって、これはデートなのだ。

 空中であまあまゆるパコを楽しむ二人だったが、空中は少し冷える。ぶるっと小さく震えたエアリアスは、蕩けながらも小さく口を開いた。

「ご主人様……。エアね、おしっこしたくなっちゃった……」
「おし、……っ、……うん、そっか、冷えるもんね。じゃあ、ここでしちゃいなよ」
「え……?」
「下には誰もいないし、大丈夫」
「でも……♡粗相しちゃうエアのこと、嫌いにならない?エア、ずっとおもらし治らなくて、ご主人様に洗ってもらってたのに……」

 これまで嬉々として何でもやってきたエアリアスだが、尿の話になるとトーンダウンしてしまった。
 エアリアスは、10歳になっても時々おもらしをしてしまう子供だった。その濡れたシーツの証拠隠滅をしていたのが、彼より5つ歳上で従者のホルンだった。ホルンにとっては全く苦ではなく、寧ろ顔を真っ赤にして翡翠色を潤ませるエアリアスにあらぬ興奮をしてしまったものだが……。彼にとっては恥ずかしくて堪らない過去のようである。

 エアリアスのサラサラな髪を撫でながら、ホルンは優しく告げる。

「大丈夫ですよ。嫌いになんてなりません。私はエアリアス様のことが全部大好きなんです。素直になれないところも、本当は優しいところも、それこそおもらししてしまうところも」
「ん……、ほん、と……?」
「本当ですよ。……そうだ、私と一緒におしっこしましょうか。それなら恥ずかしくないでしょう?」
「一緒に……?ご主人様もおしっこするの?」
「はい。エアリアス様の中に、おしっこしーしーしてあげます」
「エアの、なかに……っ♡うんっ♡おしっこする♡ご主人様とおしっこおもらしするっ♡」

 あやしている内に敬語に戻ったホルンと、甘えたな幼児のような口調になったエアリアスだが、お互いに気にしていないようだ。見つめあって微笑みあった後、ぎゅっと抱き合いながら力を抜く。

 ショワッ……♡
 シャアアアアアアアアアアァッッ♡♡♡

 ジョボボボボボボボボボボッッ♡♡

 陽の光を浴びてキラキラと降っていくエアリアスのおしっこと、そんな彼の中にジョボジョボと注がれるホルンのおしっこ。

 恍惚とした快感に浸りながら、彼等はそうすることが当たり前のように唇を重ねていた。
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