カントボーイ専門店でとろとろになるまで愛される話

桜羽根ねね

文字の大きさ
2 / 11

2:アマヤカな愛撫

しおりを挟む
 ガチャ、と開けられた扉の中は、予想していたよりシンプルなものだった。広めのベッドが一つと、姿見、バスルームらしき場所に繋がる扉、そして大きな棚。その棚に大人のオモチャだったり何に使うのか分からない器具が並んでいるから、シンプルと言ってしまうのもあれだけど……。

「(よ、よし……)」

 教えてもらった通りに服を全部脱いで裸になると、広いベッドの上で四つん這いになる。そのまま上体を伏せれば、尻だけ上がった恥ずかしい体勢になった。これがキャストをお出迎えするための基本ポーズらしい。過去に一回だけ行った風俗ではこんなことしなかったけど……、相手がカントボーイだから少し変わってるんだろうか。

 ドキドキしながら待っていると、扉が開く音が聞こえた。それから、鍵がかけられる音も。
 暫くして、尻をそっと撫でられた。両手で形を確かめるように揉まれて、左右に引っ張られる。恥ずかしいけど、我慢我慢。これがこの店のお約束らしいから、ルールは守らないと。

「きつそうなおまんこですね」
「っあ……」

 皺を伸ばすように、尻の穴を指でなぞられる感覚。というか、おまんこって……。そんな俗めいた呼び方をされるとは思わなかったからドキリとしてしまう。
 それに、声だけしか分からないけど、すごく綺麗なトーンだ。優しくて、耳心地がいい。こんな声で責められたら、すぐにイってしまうかもしれない。

「足を少し開いてもらえますか?おちんぽも確認しましょう」
「っ……!」
「大丈夫ですよ。何も痛くありませんから」
「……あ、の。笑わないで、くれますか?」
「廣松様がそう望まれるのであれば、笑いませんよ」
「……」

 閉じていた足を、そっと肩幅に開く。きっとカントボーイである彼の眼前には、僕の恥部が全部見えているんだろう。おまんこと呼ばれただけでくぱくぱするようになってしまった尻穴も、精液がパンパンに溜まった金玉も。

 ……そして、子供のように小さい惨めな包茎ちんぽも。
 風俗に行った時は、指をさされて笑われた。どうやらSM的な言葉責め……みたいだったんだけど、僕はすっかり精神をやられてしまった。だから、元々男性器がなくて精神が男なカントボーイなら、笑わずにいてくれるんじゃないかと思ったんだ。……あんまり論理的じゃない気もするけど。

「んっ」

 後ろからちんぽを摘まれて、形を確かめるように優しく揉まれる。その間、彼はずっと無言だ。

「ふ、……あ、ぁ……」
「ああ……、なんて可愛らしい包茎クリちんぽなんでしょう」
「く、り……っ!?」

 かと思えば、そんな言葉を吐いてきた。おまんこといい、クリといい、僕を女扱いしたいんだろうか。僕にそんな性癖はないし、笑いはしなかったけどクリちんぽなんて言われて嬉しいはずがない。

 それなのに、彼に言われると褒められているように感じるのはどうしてなんだろう……♡
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

牛獣人の僕のお乳で育った子達が僕のお乳が忘れられないと迫ってきます!!

ほじにほじほじ
BL
牛獣人のモノアの一族は代々牛乳売りの仕事を生業としてきた。 牛乳には2種類ある、家畜の牛から出る牛乳と牛獣人から出る牛乳だ。 牛獣人の女性は一定の年齢になると自らの意思てお乳を出すことが出来る。 そして、僕たち家族普段は家畜の牛の牛乳を売っているが母と姉達の牛乳は濃厚で喉越しや舌触りが良いお貴族様に高値で売っていた。 ある日僕たち一家を呼んだお貴族様のご子息様がお乳を呑まないと相談を受けたのが全ての始まりー 母や姉達の牛乳を詰めた哺乳瓶を与えてみても、母や姉達のお乳を直接与えてみても飲んでくれない赤子。 そんな時ふと赤子と目が合うと僕を見て何かを訴えてくるー 「え?僕のお乳が飲みたいの?」 「僕はまだ子供でしかも男だからでないよ。」 「え?何言ってるの姉さん達!僕のお乳に牛乳を垂らして飲ませてみろだなんて!そんなの上手くいくわけ…え、飲んでるよ?え?」 そんなこんなで、お乳を呑まない赤子が飲んだ噂は広がり他のお貴族様達にもうちの子がお乳を飲んでくれないの!と言う相談を受けて、他のほとんどの子は母や姉達のお乳で飲んでくれる子だったけど何故か数人には僕のお乳がお気に召したようでー 昔お乳をあたえた子達が僕のお乳が忘れられないと迫ってきます!! 「僕はお乳を貸しただけで牛乳は母さんと姉さん達のなのに!どうしてこうなった!?」 * 総受けで、固定カプを決めるかはまだまだ不明です。 いいね♡やお気に入り登録☆をしてくださいますと励みになります(><) 誤字脱字、言葉使いが変な所がありましたら脳内変換して頂けますと幸いです。

冤罪で堕とされた最強騎士、狂信的な男たちに包囲される

マンスーン
BL
​王国最強の聖騎士団長から一転、冤罪で生存率0%の懲罰部隊へと叩き落とされたレオン。 泥にまみれてもなお気高く、圧倒的な強さを振るう彼に、狂った執着を抱く男たちが集結する。

ブラコンすぎて面倒な男を演じていた平凡兄、やめたら押し倒されました

あと
BL
「お兄ちゃん!一肌脱ぎます!」 完璧公爵跡取り息子許嫁攻め×ブラコン兄鈍感受け 可愛い弟と攻めの幸せのために、平凡なのに面倒な男を演じることにした受け。毎日の告白、束縛発言などを繰り広げ、上手くいきそうになったため、やめたら、なんと…? 攻め:ヴィクター・ローレンツ 受け:リアム・グレイソン 弟:リチャード・グレイソン  pixivにも投稿しています。 ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
また、内容もサイレント修正する時もあります。
定期的にタグも整理します。

批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。

番を拒み続けるΩと、執着を隠しきれないαが同じ学園で再会したら逃げ場がなくなった話 ――優等生αの過保護な束縛は恋か支配か

雪兎
BL
第二性が存在する世界。 Ωであることを隠し、平穏な学園生活を送ろうと決めていた転校生・湊。 しかし入学初日、彼の前に現れたのは―― 幼い頃に「番になろう」と言ってきた幼馴染のα・蓮だった。 成績優秀、容姿端麗、生徒から絶大な信頼を集める完璧なα。 だが湊だけが知っている。 彼が異常なほど執着深いことを。 「大丈夫、全部管理してあげる」 「君が困らないようにしてるだけだよ」 座席、時間割、交友関係、体調管理。 いつの間にか整えられていく環境。 逃げ場のない距離。 番を拒みたいΩと、手放す気のないα。 これは保護か、それとも束縛か。 閉じた学園の中で、二人の関係は静かに歪み始める――。

お兄ちゃんができた!!

くものらくえん
BL
ある日お兄ちゃんができた悠は、そのかっこよさに胸を撃ち抜かれた。 お兄ちゃんは律といい、悠を過剰にかわいがる。 「悠くんはえらい子だね。」 「よしよ〜し。悠くん、いい子いい子♡」 「ふふ、かわいいね。」 律のお兄ちゃんな甘さに逃げたり、逃げられなかったりするあまあま義兄弟ラブコメ♡ 「お兄ちゃん以外、見ないでね…♡」 ヤンデレ一途兄 律×人見知り純粋弟 悠の純愛ヤンデレラブ。

スライムパンツとスライムスーツで、イチャイチャしよう!

ミクリ21
BL
とある変態の話。

性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました

まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。 性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。 (ムーンライトノベルにも掲載しています)

俺以外美形なバンドメンバー、なぜか全員俺のことが好き

toki
BL
美形揃いのバンドメンバーの中で唯一平凡な主人公・神崎。しかし突然メンバー全員から告白されてしまった! ※美形×平凡、総受けものです。激重美形バンドマン3人に平凡くんが愛されまくるお話。 pixiv/ムーンライトノベルズでも同タイトルで投稿しています。 もしよろしければ感想などいただけましたら大変励みになります✿ 感想(匿名)➡ https://odaibako.net/u/toki_doki_ Twitter➡ https://twitter.com/toki_doki109 素敵な表紙お借りしました! https://www.pixiv.net/artworks/100148872

処理中です...