淫魔の呪いで女体化した僕がおもらしなんてするわけがない!

桜羽根ねね

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最下層:真実と束縛のフィナーレ(前編)

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◆グレイの装備『なし』
◆状態異常『自慰中毒・お尻弱点・ドM・ゆるゆる・尿道性感・乳牛・お漏らし癖』


 単なる遊びのはずだった。
 人間のフリをして、化かして、驚かせて、ついでに精気を貰っていく、そんな遊びのはずだった。

『ふたりとも、すごいな! こんなに知識と力があるんなら……すっごいお金持ちになりそうだ! おとなになったら僕のそっきんにしてやってもいいぞ!』

 キラキラと光る零れ落ちそうなほど大きな翡翠色の瞳を向けて。夢を語るように、自分本位で下世話なことを言ってくる小さな『幼馴染み』のことを、彼等はうっかり、ころっと、気に入ってしまったのだ。その想いは彼と接していく内にどんどん強くなっていった。

 無防備に眠る彼に何度もキスをしたいと思ったし、服を盗まれて素っ裸で失禁した姿には興奮したし、彼に近付いてくる悪い虫は遠ざけたし、自分達に対する警戒心がないのをいいことに際どいセクハラもしてきた。

 可愛くてかっこよくて純粋で強かな人間。
 そんな彼を、完全に自分達のモノにしてしまおう。

 そう思い立った淫魔は、とある魔法をかけたのだ──。

*****

 地下10階。

 そこには、9階の街の風景とは打って変わった、巨大な神殿のような建物が鎮座していた。落ち着いた淡い青色の空間は、地中だというのに海の中を思わせる。

 神殿の周りには魔物らしきクラゲやメンダコがふよふよと浮遊しているが、敵意は少しも感じない。

 そんな神秘的な神殿の奥深く、とある一つの部屋の中。

 全裸でローションまみれのグレイは、背もたれ付きの椅子に座らされた状態で拘束されていた。床に足が付かない、絶妙な高さの椅子だ。

 魔法による戒めのため、手足がぴくりとも動かせない。重たく膨らんだ胸からはたらたらと母乳が零れ落ち、むっちりとした太腿を白く汚す。足は閉じられているため、秘部が晒されてはいないものの、隠されたそこはジンジンと疼きっ放しだ。

「(……嘘、だろ……?)」

 幼馴染みが、淫魔だった。
 その上、自分を女体化させた張本人だった。更にここで一緒に暮らすつもりでいる。

 彼等に抱きかかえられ、この場所に連れてこられ、そうして立て続けに告げられた話を、グレイは信じられない思いで聞いていた。

 正体を現した今でこそ淫魔だと分かるが、人間に擬態していた時は少しも魔のニオイを感じなかった。それ程の実力と魔力を兼ね揃えている、ということだ。

 だが、それでも。

 人間ではないと分かってしまっても。こんな仕打ちを受けている今でも。
 ずっと燻り続けていた彼等への想いをなかったことにするなど、出来そうになかった。

「……騙されていたのは、僕の実力が足りなかっただけで、蒸し返すつもりはない。お前達が僕のことを……好きだというのも、信じる。……でも、だからといってわざわざ女体化させる必要がどこにあるんだよ……っ!? 女体がいいなら僕に構うな!!」
「グレイちゃんだからいーの。俺もメイズも、グレイちゃんのハジメテ譲りたくなくってさぁ。だったら雌にしちゃえば同時に奪えるね~って♡」
「貴方が自分でアナルを開発していたのは嬉しい誤算でした。私達のおちんぽ、欲しいんでしょう?」
「な゛、ぁ、あれ、は……っ」

 隠せない頬が熱を持つ。否定しなくては、と思うのに、上手く言葉が出てこない。沈黙は肯定していることと同じなのに。その代わりにとでもいうように、期待していますといわんばかりにアナルがひくついてしまった。座っているため、彼等に見られなかったのが幸いだ。

「メイズの聞き方意地悪すぎ~。ね、グレイちゃんも俺等のこと好きってことでいーんだよね?」

 黒い翼を嬉しそうにはためかせたコルクが、不意にグレイの顔を覗き込んでくる。ふう、と甘ったるい吐息が唇にかかった。ほんの少し、尖らせれば、触れてしまえる距離。
 とくん、と高鳴った心臓は、どこまでも愚かで正直だ。

「……す、」

 好き、と告げる直前で、口の形が音を奪った。予想していたよりも柔らかな感触に、ぱちぱちと目を瞬く。固まってしまったグレイを置いて、ひょいっと身を離したコルクは、蕩けるような笑みを浮かべていた。

「……んふっ、奪われちゃった♡」
「っ……! いっ、今のは、お前が近寄り過ぎていたからっ……!」
「もっかい」
「っん、ぁ」

 今度ははっきり、しっかりと。味わうように重ねられたそれが、ふにふにと優しく食んでくる。かと思えば軽く甘噛みされ、びりびりと小さな刺激が胎の奥を熱くした。きっとこれも『ドM』のせいだろう。

「……っ! っは、そう、だ……! 状態異常っ! ここまで来たんだから女体化共々解けるんだよな!?」
「駄目ですよ、グレイ。折角のムードを台無しにしないでください」
「ムードも何もな、……んぅ!?」

 横から頬を撫でられたと思った瞬間、今度はメイズから唇を奪われていた。
 しかも最初から舌を入れてきて、驚くグレイの熱を簡単に絡め取ってしまう。性急な水音を立てて咥内を蹂躙するそれに、逃げ場のない彼はただただ意味をなさない声を零すばかり。歯を立ててやろうと思っても、それを実行する前に母乳塗れの乳首を抓られ、不発に終わってしまう。

「メイズにちゅーされてきもちい?」
「ふ、んぁ、……や、あ……んっ!」
「こっちもきもちよーくしてあげる♡」

 かぷりと耳朶を食みながら舌を這わせ、もう片方の乳首をこりこりと弄り出すコルク。呼応するかのようにプシュッと噴き出した母乳が彼等の手を染め上げていく。

「ひ、あっ♡ ……っ、ひゃんれ、んっ、こんな、ほほ……っ」
「あ、ここに連れてきた理由が知りたいの? ここさぁ、俺達のホーム……縄張りだからグレイの魔法が効かないんだよね。ちなみにぃ、他の階は別の奴等が使ってるから顔触れやトラップがどんどん変わってんの。マミーとか淫毒ガスとか知らなかったし」

 蠱惑的な声音が鼓膜をねっとりと刺激する。そういうことが知りたいわけではなかったのだが、魔族である彼等が他の魔物を倒していたことについては合点がいった。同じダンジョンを寝床にしてはいるが、お手々繋いで仲良く共存、というわけではないのだろう。

「ちゅ、んぷっ、……っは、ぁ……!」

 散々吸われ続けた唇が解放された時には、身体中が火照って堪らなくなっていた。痺れる乳首からはとめどなく母乳が溢れ、太腿に隠された秘部もじっとりと濡れている感覚がする。

「ふふ、ご馳走様です。甘露でしたよ」

 濡れそぼった唇をぺろりと舐め上げて顔を離したメイズだが、その顔は決して満足していなかった。寧ろこれから喰い尽くさんとばかりにギラついた瞳に、背筋がぶるりと震えた。恐怖でも嫌悪でもない、期待と興奮で。

「(……いや、興奮なんて、そんなの……っ!)」

 心の中で否定しようとするも、昂った身体は冷めを知らない。淫らな欲がどんどん浮かんできてしまう。こんな身勝手なことをされているのに、決して嫌だとは思わない時点で、負けが確定しているのだ。

「…………メイズ、コルク。……僕は、お前達のことが、好きだ。魔族だって分かっても、こんなことされても、嫌いになれない。だから……、逃げたりなんてしないから、この拘束を解いてくれ」

 それでも、好き勝手に弄られるのはフェアじゃない。

 口をついて出た言葉に、二人はきょとんとしているようだったが、やがて嬉しそうに破顔した。

「うん。俺も好き。大好きグレイちゃん」
「僕も……、ずっと恋慕っていました。グレイ……」

 さっきまでギラギラとした雄の顔で乳首を責めていたとは思えない程の、純粋な笑顔。思わずキュンとしつつ、手足が自由になっていることに気付いて安堵する。

「それと、早く僕の状態異常も解いてほしい。裸のままなのも恥ずかしいから、服も……」 
「グレイ。そういえば、貴方には貸しを一つ作っていましたね」
「え?」
「ペーパーマミーを倒した時のこと、覚えていますよね?」
「あ……」

 確かに、その記憶はある。結果として漏らしてしまったが、口約束とはいえ退治を頼んだのは事実だ。

「俺も俺も~。顔殴られた分のお願い、いっこ聞いてくれるんでしょ?」
「っ……、お、応相談だと言ったはず、っわ!?」

 自由になった身体を引き寄せられ、ふわりと宙に浮かぶ。コルクとメイズにぴったり挟まれる形で浮いたグレイは、ローションでぬめる身体が落ちないようギュッとしがみつく羽目になった。服に擦れる乳首や陰核が気持ちよく、思わず「あっ♡」と感じ入った吐息が漏れてしまう。

「グレイちゃん、すごくえっちな顔してる」
「んむっ」

 そのまま顎を捉えられ、コルクに唇を覆われる。メイズとしたキスのように、舌を絡め合う深い口づけだ。背後から、うなじや首筋にぬろりと這わされるメイズの舌が、余計に快楽を煽ってくる。

「ん、んんー……っ! あ、ひゃ、う゛っ♡」

 不意に、全身を電流が走った。

「ふ、あっ♡ や、ぁ、そ、ほ……っ、んんんっ♡♡」

 何か硬いモノで肉芽をごりっと刺激されたかと思えば、そのままくりゅくりゅと捏ねられるような快感が続く。布越しのそれが、勃起しているコルクのペニスであることに気付かぬ程、鈍くはなかった。後ろからも尻のあわいにメイズの竿が挟まり、ぐりぐりと押し付けられる。『お尻弱点』の効果か、それだけで脱力して、酷いくらいに感じてしまう。
 くぷりと分泌される愛液が、擦られて混ぜられて淫猥な音を立てた。

「ん~~~っっ♡」

 幾度となく発情に浸されてきた身は、待ち望んでいた楔に歓喜の声をあげる。口を塞がれていなかったら、ナカに欲しいと強請ってしまっていたことだろう。

「(おかしく、なる……っ♡ くちのなか、めちゃくちゃにされて、おちんぽでごりごり、されて……っ♡♡ イく、だめ、イっちゃ……)」

 ヂュッ、と一際強く二人から吸われ、布越しの先端が弱いところを擦り上げた瞬間。

「ああああぁっっ♡ イ、くううぅっ♡♡」

 びくんっと身体をしならせ、深い絶頂に達していた。程なくして、『おもらし癖』の効果でショロショロと尿が溢れ出す。コルクとメイズの足を濡らしながら、雨垂れのように床へと降り注いでいく。

「あ、あぁ……、っふ、おしっ……、こ、でちゃ……っん♡ はぁ、ああっっ♡♡」

 その上、『尿道性感』のおまけ付きだ。連鎖反応のように感じてしまい、グレイはびくびく震えながら達した余韻に浸っていた。

「ただ擦っただけでイってしまうなんて、グレイは破廉恥ですね」
「これからもっと気持ちいーことすんのにね。ちゃんとついてきてよ、グレイちゃん」
「ふぁ……♡ ひゃい……♡♡」

 ちゅ、ちゅう、と頬にキスをされながら、ゆっくりと身体が下降していく。そのまま床の上にぺたりと座らされたグレイの前で、淫魔の二人は怒張しきったペニスを露わにした。

 ブルン! と勢いよく飛び出したそれらは、グレイのブツよりも大きく、長い。その根元には、何故か金色のリングが嵌め込まれていた。
 長大なペニスもだが、思わずそのギチギチに嵌まったリングを見つめてしまう。そんな視線に気付いたのか、メイズがにこりと微笑んできた。

「誤って暴発しないよう、道中でグレイを襲わないよう、戒めのために嵌めたリングです。ナカに挿入しようとすると萎えますし、射精することも出来ません」
「……い、痛く、ないんですか……?」
「見た目よりぜーんぜん。これのこと忘れて途中グレイちゃんのお尻に突っ込んじゃおーとしてたんだよねぇ。我慢してよかった~」
「…………っ♡」

 目の前で揺れる肉棒に、グレイの欲がきゅるきゅると鳴く。触ってもいない胸や秘部からとろとろと期待の液が零れ、貪られた咥内に唾液が溜まる。これはきっと、ローションに媚薬成分が入っているから。だから、しょうがないことなんだ、と。そんな嘘か本当か分からない言い訳を引っさげる。

 もう彼の脳内に、『状態異常を解かせる』といった思考は残っていなかった。

「このリング、グレイの口でないと取れない仕組みなんです」
「歯ぁ当たらないように気をつけてねぇ」

 ずいっと迫ってきたペニスからは、雄のニオイが立ち込める。口でしか外せないなど、そんな馬鹿な話があるかと一蹴するべきところなのに。
 淫魔特有のフェロモンが出ているのか、気がつけば引き寄せられるように唇を寄せていた。

「くち、で……」

 両膝をついて、まずはメイズの方へ。ちゅう、と逞しい陰茎の根元に口付ける。鼻や頬にびたびたとペニスが当たるが、それすらも今の彼にとっては興奮材料にしかならなかった。ずしりと重い玉をそっと揉みつつ、細めのリングをぱくりと食む。歯で噛まないようにしながら、そのまま、ずる、ずる、とスライドさせていく。まるで、顔を使ってペニスを扱いているかのようだ。

「ん、う……」
「……ふふ、上手ですよ、グレイ」
「あ……♡」

 ふわりと頭を撫でられるだけで、脳髄が甘く蕩ける。チラリと見上げたメイズの表情は、これまで以上に優しく、それでいて過激な色を湛えていた。
 視線だけでイってしまいそうな身体を叱咤して、先走りで濡れてきたペニスに、ちゅうちゅう吸い付きながらリングを外していく。

「……っ、あと、ひゅこ、し……っ」

 何らかの魔法素材で出来た物なのか、太いカリをも越えたリングは、竿からちゅぽんと抜き取られた。すぐにでも暴発してしまいそうなペニスは、勃起したままグレイの目と鼻の先でどくりと脈打つ。
「このまま顔射するのもいいですが……、後のお楽しみに取っておきましょう。さあ、コルクのリングも……」

 無意識の内にこくりと喉を鳴らしていたグレイは、その言葉に誘われるようにコルクの方へと向き直った。

「わかっ、た」

 一度やってしまえば、コツを掴んでしまうのがグレイである。そのことは昔から知っていたはずなのだが、リングを外しながら戯れに舌で舐めてくるのだから堪らない。

「く……っ、もー……、グレイちゃん、えっちすぎ……」
「んっ、む、ぅ……」

 噎せ返るような雄のニオイに、疼く胎。コルクのペニスにうっとりと顔を擦り寄せながら、気が付けば自らの股間に手を伸ばしていた。

「ふ、うぅっ♡♡」

 弄られ続けてぷっくり育った肉芽を、こりこり扱くだけでたまらなく気持ちがいい。ひくつく膣とアナルに指をつぷりと埋め込むと、待ってましたとばかりにきゅうきゅう吸い付いてきた。クチュクチュ響き出す淫猥な音が、静かな部屋に反響する。

「っひ♡ あ♡♡ きもち、いっ♡♡ おちんぽ、ほしい、っ♡♡」
「おや、我慢できなくてオナニーですか?」
「『自慰中毒』かかってんのに、ねぇ。はー……、っぐ、あっぶな、出そうだった~……」

 カラン、と外れたリングが床に落ちて音を立てる。
 自由になった勃起ペニスを前にして、グレイは喘ぎながら自慰を続ける。ぷるんと揺れる胸からは母乳が飛び散り、ベルの音は小さくカラカラと鳴りっ放しだ。時折甘イキしているのか、その度にジョロッと失禁している。

「……さあ、グレイ。貸しを返してもらいますね」
「といっても、俺もメイズも頼むこと一緒だけど」

 ニヤリと笑んだ淫魔達は、自慰にふける愛しの彼に、その願いを注ぎ込んだ。

「「一生離れない、嫁になって」」
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