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第二部:新婚編
21:杏子色センシティブ
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「ほ、本当にごめん。見苦しい姿を見せた上に、迷惑かけて……」
「大丈夫、気にしてないよ。なんだっけ、後遺症?の影響もあったみたいだし。それに結構あの部屋の中、快適だったしね。カイブルさんとまったりいちゃつけて楽しかったよ」
「萌黄くん……」
にこにこと邪気のない笑顔でそう言ってくれる萌黄くんは、どれだけ優しいんだろう。
……昔は傷が絶えなくて顔にもガーゼやら眼帯やらが目立っていたけど、今の萌黄くんにそんな痛々しいものはなくて、幸せそうだ。
「それを言うなら、こっちもだいぶ恥ずかしいとこ見られたし。おあいこってことにしておこうぜ」
隣から声をかけてくれる栗梅くんも優しい。おあいこと言うにはだいぶ乱れきった破廉恥な姿を晒してしまった気もするけど。
……確かに栗梅くんもティールさんにハメられたまま空中浮遊して、高低差ピストンで喘いでたっけ。う……、思い出したら顔が熱くなっちゃいそう。
久しぶりに感じる外の空気を吸いながら、三人でゆっくりティータイム中なのに。不埒な思考は一旦追いやって、美味しいお茶に集中しよう、うん。
*****
「楽しめたみたいだな」
「うん、二人とも優しかったから。お茶もお菓子も美味しかったよ」
「ならよかった」
「ルトラ達も三人で話してたんだよね。楽しかった?」
「楽しい……、というより実にはなったな」
「うわ、何か企んでそう。意地悪するのはやめてよ?」
「何言ってんだ、好きなくせに」
「っ、ん。も、すけべ……」
えっちなルトラの手が、僕の腰をいやらしく撫でてくる。流石にそれだけで達することはないけど、すっかり陥落している身体は簡単に快楽を拾ってしまう。
これ、本気で開発されたら、撫でられるだけでイっちゃうんじゃ……?ぞくりとした感情を誤魔化すようにルトラの手の甲を軽く抓ると、笑いながら離してくれた。
──そうして暫く景色を楽しみながら歩いて行くと、切り立った崖が現れた。崖、というより穴だ。人工的に丸く切り抜かれたような穴がぽっかりと空いていて、恐る恐る覗いてみると崖下にも木が生い茂っていた。
「しっかり掴まってろよ」
「え、わっ」
僕を横抱きにしたルトラは、羽を出現させて地を蹴った。スピードが速くならないよう調整しながら下降してくれるおかげで、ちっとも怖くない。それでもルトラの首にぎゅっと抱き着きながら身を寄せていると、程なくして地面に辿り着いた。随分深い穴だけど、光は届いているみたいで視界は良好だ。
「ここに住んでいる魔族も居るの?」
「ああ。この条件でしか育たない果実があって、あいつの好物だからな。クロにも後で食べさせてやるよ」
「へぇ……。どんな味なんだろ」
木々が絡み合ってドーム状のようになっている所に入ると、まるで家のような空間が広がっていた。まるで、というより家そのものだ。
下は土じゃなくてフローリングのような物に変わっているし、ごちゃごちゃしてるけど家具もある。勝手に入っていいのかなと思いながら眺めていると、パタパタとした足音が近づいてきて、奥の扉が軽やかに開かれた。
「コーちゃん、おかえりぃ♡今日もしーくんのまんこにちんぽただいまってしてねぇ♡」
「え」
「……は?」
甘い砂糖のような声音と共に現れたのは、ピンクのふりふりエプロンのみを身に着けた銀くんだった。最後に見た時より伸びた髪を、高いところでツインテールにしている。
時が止まったかのように固まった彼は、笑顔を消して無表情で僕達を見つめてきた。
金見くん程ではなかったけど、銀くんからもそれなりに言われてきたから、足が少し竦む。でも、ルトラが隣に居てくれるからか、怖いという感情は浮かばなかった。
「……こんなとこまで来るなんて物好きだねぇ。何の用?」
さっきの言動が嘘のように淡々とした声音で告げてくる銀くんだけど、その耳は茹蛸のように赤く染まっていた。
そうだよね、きっと旦那にしか見せてない姿を他人に見られたら恥ずかしいよね……。
「言っておくけどぉ、お前に謝るつもりなんてさらっさらないからぁ。そっちはそっちでよろしくやってれば……」
「……?銀くん?」
「…………」
「止められたみたいだな」
「止められ……?」
「そう、ワタシの力でね」
「う、わぁっ!?」
「おっと、失礼。驚かせてしまいましたね。名乗るのは初めてでしたか、ワタシはプリコットと申します。どうぞよしなに」
「え、あの」
「いやはや、ワタシの嫁殿は難儀な性格をしていましてねぇ。素直になるまで少々時間がかかるんですよ」
後ろからひょっこりと現れたのは、銀くんの旦那……一つ目のサイクロプスだ。今は仮面をつけていないから、ギョロリと動くキラキラした瞳がよく見える。
「へえ?けど、お前には随分従順になってるみてぇだな」
「それはもちろん、時間をたっぷりかけて愛してあげましたから。……ですが、お客サマに対してこんな態度はいただけませんね」
そう言いながら、動かない銀くんのお尻をバチンと叩くプリコットさん。バシン、ベチン、と何度も音が鳴って痛そうだ。……でも、その気持ちよさを知っている身としては、少し身体が疼いてしまう。自重してほしい。
「お詫びとして、きちんと謝罪させましょう」
「あ、い、いえ、そこまでしてもらわなくても……」
「お気になさらず。ワタシがシてあげたいだけですから」
あ。話を聞いてくれないタイプだ。
にこにこと一つ目を細めた彼は、銀くんが着ていたエプロンをさっと脱がせてしまった。
全裸になった銀くんの股間はつるつるで、ずっしりと重たそうな金玉もぶら下がっている大きめなおちんちんもはっきり見える。
「ちょうど新しい発明品が出来たんです。謝罪クンといって、どんな悪魔でも素直に謝れるものなんですよ」
魔法でぽんっと現れたのは、ハーネスから複数のマジックハンドが伸びているような物だった。
ひとりでに銀くんの身体に巻き付いていったハーネスが、胸やおちんちんを強調するかのようにきゅっと身体を締めていく。そのまま彼を操って動かして、傍にあったテーブルの上に登らせた。
そうして身を伏せられて、土下座のような体勢にさせられた銀くんは、赤くなったお尻をこっちに向けたまま微動だにしなくなった。ハーネスが手足をテーブルに固定するように伸びて、銀くんをその体勢から動けないようにすると、今度はマジックハンドが動き出す。
ひくついている窄まりを指で開いて、そこにバイブ型になっている手を浅く突っ込んだ。あれ、いつの間に変形したんだろ……?これも魔法なのかな。
そんなことを思いつつ、ドキドキしながら見守る中、強制全裸土下座姿の銀くんが出来上がった。ヌポヌポとバイブの抽挿が始まって、だんだんスピードが速くなっていく。多分だけどこれ、前立腺を集中的に責められてるよね……?時間が動いた後、一体どれだけ感じるんだろう。
「クロ」
「っ、な、何?」
「お前も試してみたいんじゃねぇか?」
「~~っ!そ、そんなこと……っ」
「顔にそう書いてる」
「う……」
長い前髪を掬われて、表情を隠したくても振り払えない。違う、と言うつもりだったのに、気が付けば小さく頷いてしまっていた。
「プリコット、クロにも時間停止の魔法かけてやってくれ」
「おや、随分好奇心のある御方ですね。アナタは王弟殿の嫁殿ですし、ワタシの些末な魔法をかけるのは恐れ多いのですが」
「い……、いい、です。その、僕も……、体験してみたいので」
「意識のない間、ナニをされてもいいと?」
「は、い。ルトラになら。ルトラは僕が嫌がることは絶対しないので」
睫毛に縁取られた大きな瞳が、楽しそうに笑う。目は口程に物を言うとはいうけれど、おかしな人間だねと言われた気がした。
*****
「ん、ぁえ?」
「ひぎゅっ♡ひ、ぐ~~~~~~~ぅっ♡♡♡」
「あっ、ん、いっ、ぐ、ひっで、りゅ、んんんっ♡♡♡」
四つん這いになっている自分の身にナニが起きているのか、一瞬で理解することは出来なかった。
全身を襲う爆発したかのような快感に、射精や潮噴きが止まらない。僕の好きなところをずっと刺激され続けて、何度も何度もメスイキしてしまう。がくがく震える足の間から温かいおしっこが滴り出して、暴力的なまでの恍惚感に溜息が零れる。
言葉にならない嬌声を抑えられない。喋ることが出来ないのは、双頭バイブを咥えさせられているからだ。
その反対側を咥えているのは、銀くん。僕と同じように……、僕以上に蕩けきって、口の端からだらだらと涎を垂らしている。
吐き出してしまえばいいんだけど、このバイブ、ルトラのおちんちんと同じ味がするから……すごく離れ難い♡
「ん、んぉ、ほぉ♡」
時間を止められている間に何回か中出しされたのか、アナからブピュッと溢れる感覚がする。あ♡うわ♡またドピュドピュってナカに注がれる感覚が……っ♡
ズッッップン♡♡♡
「ひあ、あ゛あぁッッ♡♡」
「お゛っ、ほぉぉぉ♡♡♡」
まだ♡なか♡おちんちんの感覚してるのにっ♡♡本物ちんちん、きた、ぁ……ッ♡♡♡なにこれ、変になるっ、アナルがふたつのおちんちんでズコバコされて、口のナカもルトラの味でっ♡♡おかしくなる゛♡おちんぢんでイき狂っちゃうぅ♡♡♡
「ん゛えっ♡は、あ、はぁ……っ♡♡」
「んぎっ♡も、ぎもち、よすぎぃ♡しぬっ、こーたんの、くそながちんぽで、ごろされりゅ♡♡」
まだしゃぶっていたかったのに、唐突に口の中のバイブがなくなった。はぁはぁと息をする僕達だけど、お互いに後ろから挿入されたままだから落ち着く暇もない……♡
「ん、く、ろか、わっ……」
「ひ、あっ、銀、くん?」
すり、と手の甲に銀くんの指が添えられた。そのままきゅっと絡められて、額同士がこつりと当たる。
「ご、めんっ、あ゛、ずっと、八つ当たり、しでっ♡ひぐっ♡♡わりゅかっだ、っあ゛ぁ♡♡」
「やっとごめんなさい出来ましたね、シーくん。でも自分の家庭事情が悪いからって友達をいじめるのは駄目ですよ。反省しましょう、ねっ」
「あ゛、お゛ぉ~~♡♡♡けっちょ、ぉ♡ぎ、たぁ♡♡♡」
ぎゅう、と握られた手に力がこもる。銀くんにも何か事情があったみたいだけど、今はまともに考えることが出来ないから。
「き、もちい……っ♡いっしょ、にっ、おまんこっ、きもちく、なろっ♡♡」
「あ、あぁっ♡いくっ♡♡きもちくっ、なりゅぅ、っ♡♡♡」
奥までゴチュンと挿入ってきたおちんちんから、あったかい精液がドプドプ注がれる……♡♡ルトラのおちんちんは止まったまま射精してるのに、追いピストンの感覚がまだ続いててっ♡♡♡あ、やばい、イくの終わんない♡♡やすめない♡♡♡
「っ、クロ、気持ちいいか?」
「う゛んっ♡きもちい♡ルトラ♡らいすき♡♡っお゛♡♡♡」
ぐいっと上体を起こされて、はむりと唇を塞がれる♡口の中をくちゅくちゅ優しくかき混ぜられるの、すき……♡
クニクニッ♡グリィッ♡
「あ゛へっ!?」
い、今、乳首、触られてないのに、感触が♡ここも、時間止められてた時に弄られてたんだ……♡ちゅぱっと唇を離したルトラから、悪戯に微笑まれる♡
「ナニされてもいいんだよな?」
「え、あ、それは、そ……、だけど、限度が、あぁ~ッッ♡♡♡」
ゆるゆるピストンと乳首責めで何度もアクメをきめた僕は、銀くん達のことも忘れてひたすら喘いでイきまくってしまった。
*****
「──はい。喉ガラガラみたいだから飲めば?」
「あ……。ありが、とう」
銀くんが渡してくれたカップからは、蜂蜜みたいな甘い香りが漂ってきた。一口飲んでみると、すっきりしていてあったかくて、喘ぎすぎた喉が潤っていく。
昨晩の情事が残る身体をワンピースのような簡素な服で隠した僕達は、そのままベッドに腰かけた。正直、すごく気まずいけど。ルトラに二人だけで話したいと言った手前、僕から切り出さないと……。
「あ、の。銀くん」
「別に、許してもらうつもりはないから」
「え?」
「色々馬鹿にしてきたのは事実だしぃ、お前だって許す気ないだろ?」
「許すよ」
「……はぁ?」
「他の子は分からないけど、僕は、許してるよ。というか、もうそんなに怒っていないんだよね」
次々と嫁が選ばれていったあの場所で、銀くんがプリコットさんから結構激しく責められていたのを見て、すっとしてしまっていたというか……。今日だって、銀くんの知らないところで全裸土下座を見ちゃったし。
「呆れたぁ。随分お人よしなんだ。何発か殴られると思ってたんだけどぉ?」
「ぼ、暴力はふるったりしないよ。……あ、でも」
ツインテールにされていた髪を解いている銀くんは、なんだか耽美な雰囲気だ。そんな彼の、ぽつりと浮いた乳首を、好奇心のままに押してみた。
「お゛ッッ♡♡♡」
「わ。す、すごい。これだけでイけるんだ……」
「お、まえ゛っ、やっぱ怒ってるじゃん……っ!」
僕も感じる方ではあるけど、銀くんはそれ以上のモロ感だ。元々感じやすかったみたいなのに、プリコットさんから愛されて更に感度が高くなったのかな。
……怒ってないし、許す気持ちも嘘じゃないけど。ちょっとくらい仕返ししても、罰は当たらないよね。
「大丈夫、気にしてないよ。なんだっけ、後遺症?の影響もあったみたいだし。それに結構あの部屋の中、快適だったしね。カイブルさんとまったりいちゃつけて楽しかったよ」
「萌黄くん……」
にこにこと邪気のない笑顔でそう言ってくれる萌黄くんは、どれだけ優しいんだろう。
……昔は傷が絶えなくて顔にもガーゼやら眼帯やらが目立っていたけど、今の萌黄くんにそんな痛々しいものはなくて、幸せそうだ。
「それを言うなら、こっちもだいぶ恥ずかしいとこ見られたし。おあいこってことにしておこうぜ」
隣から声をかけてくれる栗梅くんも優しい。おあいこと言うにはだいぶ乱れきった破廉恥な姿を晒してしまった気もするけど。
……確かに栗梅くんもティールさんにハメられたまま空中浮遊して、高低差ピストンで喘いでたっけ。う……、思い出したら顔が熱くなっちゃいそう。
久しぶりに感じる外の空気を吸いながら、三人でゆっくりティータイム中なのに。不埒な思考は一旦追いやって、美味しいお茶に集中しよう、うん。
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「楽しめたみたいだな」
「うん、二人とも優しかったから。お茶もお菓子も美味しかったよ」
「ならよかった」
「ルトラ達も三人で話してたんだよね。楽しかった?」
「楽しい……、というより実にはなったな」
「うわ、何か企んでそう。意地悪するのはやめてよ?」
「何言ってんだ、好きなくせに」
「っ、ん。も、すけべ……」
えっちなルトラの手が、僕の腰をいやらしく撫でてくる。流石にそれだけで達することはないけど、すっかり陥落している身体は簡単に快楽を拾ってしまう。
これ、本気で開発されたら、撫でられるだけでイっちゃうんじゃ……?ぞくりとした感情を誤魔化すようにルトラの手の甲を軽く抓ると、笑いながら離してくれた。
──そうして暫く景色を楽しみながら歩いて行くと、切り立った崖が現れた。崖、というより穴だ。人工的に丸く切り抜かれたような穴がぽっかりと空いていて、恐る恐る覗いてみると崖下にも木が生い茂っていた。
「しっかり掴まってろよ」
「え、わっ」
僕を横抱きにしたルトラは、羽を出現させて地を蹴った。スピードが速くならないよう調整しながら下降してくれるおかげで、ちっとも怖くない。それでもルトラの首にぎゅっと抱き着きながら身を寄せていると、程なくして地面に辿り着いた。随分深い穴だけど、光は届いているみたいで視界は良好だ。
「ここに住んでいる魔族も居るの?」
「ああ。この条件でしか育たない果実があって、あいつの好物だからな。クロにも後で食べさせてやるよ」
「へぇ……。どんな味なんだろ」
木々が絡み合ってドーム状のようになっている所に入ると、まるで家のような空間が広がっていた。まるで、というより家そのものだ。
下は土じゃなくてフローリングのような物に変わっているし、ごちゃごちゃしてるけど家具もある。勝手に入っていいのかなと思いながら眺めていると、パタパタとした足音が近づいてきて、奥の扉が軽やかに開かれた。
「コーちゃん、おかえりぃ♡今日もしーくんのまんこにちんぽただいまってしてねぇ♡」
「え」
「……は?」
甘い砂糖のような声音と共に現れたのは、ピンクのふりふりエプロンのみを身に着けた銀くんだった。最後に見た時より伸びた髪を、高いところでツインテールにしている。
時が止まったかのように固まった彼は、笑顔を消して無表情で僕達を見つめてきた。
金見くん程ではなかったけど、銀くんからもそれなりに言われてきたから、足が少し竦む。でも、ルトラが隣に居てくれるからか、怖いという感情は浮かばなかった。
「……こんなとこまで来るなんて物好きだねぇ。何の用?」
さっきの言動が嘘のように淡々とした声音で告げてくる銀くんだけど、その耳は茹蛸のように赤く染まっていた。
そうだよね、きっと旦那にしか見せてない姿を他人に見られたら恥ずかしいよね……。
「言っておくけどぉ、お前に謝るつもりなんてさらっさらないからぁ。そっちはそっちでよろしくやってれば……」
「……?銀くん?」
「…………」
「止められたみたいだな」
「止められ……?」
「そう、ワタシの力でね」
「う、わぁっ!?」
「おっと、失礼。驚かせてしまいましたね。名乗るのは初めてでしたか、ワタシはプリコットと申します。どうぞよしなに」
「え、あの」
「いやはや、ワタシの嫁殿は難儀な性格をしていましてねぇ。素直になるまで少々時間がかかるんですよ」
後ろからひょっこりと現れたのは、銀くんの旦那……一つ目のサイクロプスだ。今は仮面をつけていないから、ギョロリと動くキラキラした瞳がよく見える。
「へえ?けど、お前には随分従順になってるみてぇだな」
「それはもちろん、時間をたっぷりかけて愛してあげましたから。……ですが、お客サマに対してこんな態度はいただけませんね」
そう言いながら、動かない銀くんのお尻をバチンと叩くプリコットさん。バシン、ベチン、と何度も音が鳴って痛そうだ。……でも、その気持ちよさを知っている身としては、少し身体が疼いてしまう。自重してほしい。
「お詫びとして、きちんと謝罪させましょう」
「あ、い、いえ、そこまでしてもらわなくても……」
「お気になさらず。ワタシがシてあげたいだけですから」
あ。話を聞いてくれないタイプだ。
にこにこと一つ目を細めた彼は、銀くんが着ていたエプロンをさっと脱がせてしまった。
全裸になった銀くんの股間はつるつるで、ずっしりと重たそうな金玉もぶら下がっている大きめなおちんちんもはっきり見える。
「ちょうど新しい発明品が出来たんです。謝罪クンといって、どんな悪魔でも素直に謝れるものなんですよ」
魔法でぽんっと現れたのは、ハーネスから複数のマジックハンドが伸びているような物だった。
ひとりでに銀くんの身体に巻き付いていったハーネスが、胸やおちんちんを強調するかのようにきゅっと身体を締めていく。そのまま彼を操って動かして、傍にあったテーブルの上に登らせた。
そうして身を伏せられて、土下座のような体勢にさせられた銀くんは、赤くなったお尻をこっちに向けたまま微動だにしなくなった。ハーネスが手足をテーブルに固定するように伸びて、銀くんをその体勢から動けないようにすると、今度はマジックハンドが動き出す。
ひくついている窄まりを指で開いて、そこにバイブ型になっている手を浅く突っ込んだ。あれ、いつの間に変形したんだろ……?これも魔法なのかな。
そんなことを思いつつ、ドキドキしながら見守る中、強制全裸土下座姿の銀くんが出来上がった。ヌポヌポとバイブの抽挿が始まって、だんだんスピードが速くなっていく。多分だけどこれ、前立腺を集中的に責められてるよね……?時間が動いた後、一体どれだけ感じるんだろう。
「クロ」
「っ、な、何?」
「お前も試してみたいんじゃねぇか?」
「~~っ!そ、そんなこと……っ」
「顔にそう書いてる」
「う……」
長い前髪を掬われて、表情を隠したくても振り払えない。違う、と言うつもりだったのに、気が付けば小さく頷いてしまっていた。
「プリコット、クロにも時間停止の魔法かけてやってくれ」
「おや、随分好奇心のある御方ですね。アナタは王弟殿の嫁殿ですし、ワタシの些末な魔法をかけるのは恐れ多いのですが」
「い……、いい、です。その、僕も……、体験してみたいので」
「意識のない間、ナニをされてもいいと?」
「は、い。ルトラになら。ルトラは僕が嫌がることは絶対しないので」
睫毛に縁取られた大きな瞳が、楽しそうに笑う。目は口程に物を言うとはいうけれど、おかしな人間だねと言われた気がした。
*****
「ん、ぁえ?」
「ひぎゅっ♡ひ、ぐ~~~~~~~ぅっ♡♡♡」
「あっ、ん、いっ、ぐ、ひっで、りゅ、んんんっ♡♡♡」
四つん這いになっている自分の身にナニが起きているのか、一瞬で理解することは出来なかった。
全身を襲う爆発したかのような快感に、射精や潮噴きが止まらない。僕の好きなところをずっと刺激され続けて、何度も何度もメスイキしてしまう。がくがく震える足の間から温かいおしっこが滴り出して、暴力的なまでの恍惚感に溜息が零れる。
言葉にならない嬌声を抑えられない。喋ることが出来ないのは、双頭バイブを咥えさせられているからだ。
その反対側を咥えているのは、銀くん。僕と同じように……、僕以上に蕩けきって、口の端からだらだらと涎を垂らしている。
吐き出してしまえばいいんだけど、このバイブ、ルトラのおちんちんと同じ味がするから……すごく離れ難い♡
「ん、んぉ、ほぉ♡」
時間を止められている間に何回か中出しされたのか、アナからブピュッと溢れる感覚がする。あ♡うわ♡またドピュドピュってナカに注がれる感覚が……っ♡
ズッッップン♡♡♡
「ひあ、あ゛あぁッッ♡♡」
「お゛っ、ほぉぉぉ♡♡♡」
まだ♡なか♡おちんちんの感覚してるのにっ♡♡本物ちんちん、きた、ぁ……ッ♡♡♡なにこれ、変になるっ、アナルがふたつのおちんちんでズコバコされて、口のナカもルトラの味でっ♡♡おかしくなる゛♡おちんぢんでイき狂っちゃうぅ♡♡♡
「ん゛えっ♡は、あ、はぁ……っ♡♡」
「んぎっ♡も、ぎもち、よすぎぃ♡しぬっ、こーたんの、くそながちんぽで、ごろされりゅ♡♡」
まだしゃぶっていたかったのに、唐突に口の中のバイブがなくなった。はぁはぁと息をする僕達だけど、お互いに後ろから挿入されたままだから落ち着く暇もない……♡
「ん、く、ろか、わっ……」
「ひ、あっ、銀、くん?」
すり、と手の甲に銀くんの指が添えられた。そのままきゅっと絡められて、額同士がこつりと当たる。
「ご、めんっ、あ゛、ずっと、八つ当たり、しでっ♡ひぐっ♡♡わりゅかっだ、っあ゛ぁ♡♡」
「やっとごめんなさい出来ましたね、シーくん。でも自分の家庭事情が悪いからって友達をいじめるのは駄目ですよ。反省しましょう、ねっ」
「あ゛、お゛ぉ~~♡♡♡けっちょ、ぉ♡ぎ、たぁ♡♡♡」
ぎゅう、と握られた手に力がこもる。銀くんにも何か事情があったみたいだけど、今はまともに考えることが出来ないから。
「き、もちい……っ♡いっしょ、にっ、おまんこっ、きもちく、なろっ♡♡」
「あ、あぁっ♡いくっ♡♡きもちくっ、なりゅぅ、っ♡♡♡」
奥までゴチュンと挿入ってきたおちんちんから、あったかい精液がドプドプ注がれる……♡♡ルトラのおちんちんは止まったまま射精してるのに、追いピストンの感覚がまだ続いててっ♡♡♡あ、やばい、イくの終わんない♡♡やすめない♡♡♡
「っ、クロ、気持ちいいか?」
「う゛んっ♡きもちい♡ルトラ♡らいすき♡♡っお゛♡♡♡」
ぐいっと上体を起こされて、はむりと唇を塞がれる♡口の中をくちゅくちゅ優しくかき混ぜられるの、すき……♡
クニクニッ♡グリィッ♡
「あ゛へっ!?」
い、今、乳首、触られてないのに、感触が♡ここも、時間止められてた時に弄られてたんだ……♡ちゅぱっと唇を離したルトラから、悪戯に微笑まれる♡
「ナニされてもいいんだよな?」
「え、あ、それは、そ……、だけど、限度が、あぁ~ッッ♡♡♡」
ゆるゆるピストンと乳首責めで何度もアクメをきめた僕は、銀くん達のことも忘れてひたすら喘いでイきまくってしまった。
*****
「──はい。喉ガラガラみたいだから飲めば?」
「あ……。ありが、とう」
銀くんが渡してくれたカップからは、蜂蜜みたいな甘い香りが漂ってきた。一口飲んでみると、すっきりしていてあったかくて、喘ぎすぎた喉が潤っていく。
昨晩の情事が残る身体をワンピースのような簡素な服で隠した僕達は、そのままベッドに腰かけた。正直、すごく気まずいけど。ルトラに二人だけで話したいと言った手前、僕から切り出さないと……。
「あ、の。銀くん」
「別に、許してもらうつもりはないから」
「え?」
「色々馬鹿にしてきたのは事実だしぃ、お前だって許す気ないだろ?」
「許すよ」
「……はぁ?」
「他の子は分からないけど、僕は、許してるよ。というか、もうそんなに怒っていないんだよね」
次々と嫁が選ばれていったあの場所で、銀くんがプリコットさんから結構激しく責められていたのを見て、すっとしてしまっていたというか……。今日だって、銀くんの知らないところで全裸土下座を見ちゃったし。
「呆れたぁ。随分お人よしなんだ。何発か殴られると思ってたんだけどぉ?」
「ぼ、暴力はふるったりしないよ。……あ、でも」
ツインテールにされていた髪を解いている銀くんは、なんだか耽美な雰囲気だ。そんな彼の、ぽつりと浮いた乳首を、好奇心のままに押してみた。
「お゛ッッ♡♡♡」
「わ。す、すごい。これだけでイけるんだ……」
「お、まえ゛っ、やっぱ怒ってるじゃん……っ!」
僕も感じる方ではあるけど、銀くんはそれ以上のモロ感だ。元々感じやすかったみたいなのに、プリコットさんから愛されて更に感度が高くなったのかな。
……怒ってないし、許す気持ちも嘘じゃないけど。ちょっとくらい仕返ししても、罰は当たらないよね。
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