3 / 10
③ただいま謝罪配布中
しおりを挟む
*****
『──そうそう!この間の握チン会でリアがおしっこ漏らしちゃったんですよ~!』
『あれにはびっくりしたよねぇ』
『えっ、ほんまに?それファンの人にもかかっちゃったんちゃいます?』
『もうびっしょ濡れ。ほら、リアくんは可哀想なくらい粗チンでしょ。それなのに無駄に感度高いからぴょこぴょこ跳ねてあっちこっちに飛んでんの』
『皆、リアのことからかいすぎ。ボクは隣のレーンだったからよく見えてたけれど、必死にだるだるの皮を被せて止めようとしていたんだから』
『でもでも、ミモレっちのとこのファンの人達、みーんな笑ってたよね?おれのとこはドン引きだったけど~』
『はー、そんなアクシデントがあったなんて知らんかったわぁ。あれ、でも今日はそのリアくんは来ていないんやな?』
『あの後マネージャーからこっぴどく怒られてね。可哀想な目に合ったファンの人には全裸土下座で謝ったみたいだけど、色々迷惑をかけたから追加で謝罪配布をしているんだよ』
『謝罪配布?』
『そうそう!なっさけないおもらしちんちんのステッカーを自腹で作って、無料で配ってんの。ぜーんぶハケるまで活動再開出来ないんだぁ』
『見かけたらお情けで貰ってもらえると助かるよ』
『あはは、面白い話をしてもらうはずなのに情けない話になってるやないですか。それじゃあ次のコーナーに……』
「──お、おちんちんステッカー、配布してます。もらって、ください」
おもらしの罰としてテレビに出ることを禁じられた俺は、テレビ局の前でおちんちんのステッカーを配っていた。
グループのメンバーから好き勝手されて撮られた写真は、祖チンの接写から始まって全身が映っているモノ、皮に陰毛を挟んだもの、金玉を無様に伸ばされたモノ……、見ているだけで惨めになるラインナップばかりだ。
完成してから必死に配ろうとしているけど、これまで受け取ってもらえたのはたったの3枚。それも、目の前で捨てられたり、買った後に俺のおちんちんに貼られたりと散々なものだ。
アイドル衣装すら着るのを許されていないから、今の俺はハートのニプレスと玉ブラしか身に着けていない。外は肌寒くて震えるくらいだけど……、でも、仕方ないんだ。俺が、ファンを、大事な人を……、メガネさんを、汚してしまった罰なんだから。
優しいメガネさんはすぐに許してくれたけど、アイドルがファンにおしっこをかけるなんて行為、普通に許されるわけがない。握チン会では特に、射精以上にタブーなことだ。
「お、おちんちんステッカー、配布中です。おひとついかがですか」
……この謝罪配布についてはメンバーが色んな収録で面白おかしく吹聴しているから、時間はかかるだろうけどいつか終わるはず。そう、信じたい。
「あっ、こいつじゃね?リアだっけ?」
「うっわ、マジでちんぽちっっっさ!!ガチでアイドルなん?」
「っ……!」
不意にニヤニヤと近付いてきたのは、一番人気のセンターであるミモレくんのグッズを鞄に付けた人達だった。嫌な予感がするけど、俺に出来ることはこれしかない。
『──そうそう!この間の握チン会でリアがおしっこ漏らしちゃったんですよ~!』
『あれにはびっくりしたよねぇ』
『えっ、ほんまに?それファンの人にもかかっちゃったんちゃいます?』
『もうびっしょ濡れ。ほら、リアくんは可哀想なくらい粗チンでしょ。それなのに無駄に感度高いからぴょこぴょこ跳ねてあっちこっちに飛んでんの』
『皆、リアのことからかいすぎ。ボクは隣のレーンだったからよく見えてたけれど、必死にだるだるの皮を被せて止めようとしていたんだから』
『でもでも、ミモレっちのとこのファンの人達、みーんな笑ってたよね?おれのとこはドン引きだったけど~』
『はー、そんなアクシデントがあったなんて知らんかったわぁ。あれ、でも今日はそのリアくんは来ていないんやな?』
『あの後マネージャーからこっぴどく怒られてね。可哀想な目に合ったファンの人には全裸土下座で謝ったみたいだけど、色々迷惑をかけたから追加で謝罪配布をしているんだよ』
『謝罪配布?』
『そうそう!なっさけないおもらしちんちんのステッカーを自腹で作って、無料で配ってんの。ぜーんぶハケるまで活動再開出来ないんだぁ』
『見かけたらお情けで貰ってもらえると助かるよ』
『あはは、面白い話をしてもらうはずなのに情けない話になってるやないですか。それじゃあ次のコーナーに……』
「──お、おちんちんステッカー、配布してます。もらって、ください」
おもらしの罰としてテレビに出ることを禁じられた俺は、テレビ局の前でおちんちんのステッカーを配っていた。
グループのメンバーから好き勝手されて撮られた写真は、祖チンの接写から始まって全身が映っているモノ、皮に陰毛を挟んだもの、金玉を無様に伸ばされたモノ……、見ているだけで惨めになるラインナップばかりだ。
完成してから必死に配ろうとしているけど、これまで受け取ってもらえたのはたったの3枚。それも、目の前で捨てられたり、買った後に俺のおちんちんに貼られたりと散々なものだ。
アイドル衣装すら着るのを許されていないから、今の俺はハートのニプレスと玉ブラしか身に着けていない。外は肌寒くて震えるくらいだけど……、でも、仕方ないんだ。俺が、ファンを、大事な人を……、メガネさんを、汚してしまった罰なんだから。
優しいメガネさんはすぐに許してくれたけど、アイドルがファンにおしっこをかけるなんて行為、普通に許されるわけがない。握チン会では特に、射精以上にタブーなことだ。
「お、おちんちんステッカー、配布中です。おひとついかがですか」
……この謝罪配布についてはメンバーが色んな収録で面白おかしく吹聴しているから、時間はかかるだろうけどいつか終わるはず。そう、信じたい。
「あっ、こいつじゃね?リアだっけ?」
「うっわ、マジでちんぽちっっっさ!!ガチでアイドルなん?」
「っ……!」
不意にニヤニヤと近付いてきたのは、一番人気のセンターであるミモレくんのグッズを鞄に付けた人達だった。嫌な予感がするけど、俺に出来ることはこれしかない。
198
あなたにおすすめの小説
牛獣人の僕のお乳で育った子達が僕のお乳が忘れられないと迫ってきます!!
ほじにほじほじ
BL
牛獣人のモノアの一族は代々牛乳売りの仕事を生業としてきた。
牛乳には2種類ある、家畜の牛から出る牛乳と牛獣人から出る牛乳だ。
牛獣人の女性は一定の年齢になると自らの意思てお乳を出すことが出来る。
そして、僕たち家族普段は家畜の牛の牛乳を売っているが母と姉達の牛乳は濃厚で喉越しや舌触りが良いお貴族様に高値で売っていた。
ある日僕たち一家を呼んだお貴族様のご子息様がお乳を呑まないと相談を受けたのが全ての始まりー
母や姉達の牛乳を詰めた哺乳瓶を与えてみても、母や姉達のお乳を直接与えてみても飲んでくれない赤子。
そんな時ふと赤子と目が合うと僕を見て何かを訴えてくるー
「え?僕のお乳が飲みたいの?」
「僕はまだ子供でしかも男だからでないよ。」
「え?何言ってるの姉さん達!僕のお乳に牛乳を垂らして飲ませてみろだなんて!そんなの上手くいくわけ…え、飲んでるよ?え?」
そんなこんなで、お乳を呑まない赤子が飲んだ噂は広がり他のお貴族様達にもうちの子がお乳を飲んでくれないの!と言う相談を受けて、他のほとんどの子は母や姉達のお乳で飲んでくれる子だったけど何故か数人には僕のお乳がお気に召したようでー
昔お乳をあたえた子達が僕のお乳が忘れられないと迫ってきます!!
「僕はお乳を貸しただけで牛乳は母さんと姉さん達のなのに!どうしてこうなった!?」
*
総受けで、固定カプを決めるかはまだまだ不明です。
いいね♡やお気に入り登録☆をしてくださいますと励みになります(><)
誤字脱字、言葉使いが変な所がありましたら脳内変換して頂けますと幸いです。
性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)
お兄ちゃんができた!!
くものらくえん
BL
ある日お兄ちゃんができた悠は、そのかっこよさに胸を撃ち抜かれた。
お兄ちゃんは律といい、悠を過剰にかわいがる。
「悠くんはえらい子だね。」
「よしよ〜し。悠くん、いい子いい子♡」
「ふふ、かわいいね。」
律のお兄ちゃんな甘さに逃げたり、逃げられなかったりするあまあま義兄弟ラブコメ♡
「お兄ちゃん以外、見ないでね…♡」
ヤンデレ一途兄 律×人見知り純粋弟 悠の純愛ヤンデレラブ。
飼われる側って案外良いらしい。
なつ
BL
20XX年。人間と人外は共存することとなった。そう、僕は朝のニュースで見て知った。
向こうが地球の平和と引き換えに、僕達の中から選んで1匹につき1人、人間を飼うとかいう巫山戯た法を提案したようだけれど。
「まあ何も変わらない、はず…」
ちょっと視界に映る生き物の種類が増えるだけ。そう思ってた。
ほんとに。ほんとうに。
紫ヶ崎 那津(しがさき なつ)(22)
ブラック企業で働く最下層の男。顔立ちは悪くないが、不摂生で見る影もない。
変化を嫌い、現状維持を好む。
タルア=ミース(347)
職業不詳の人外、Swis(スウィズ)。お金持ち。
最初は可愛いペットとしか見ていなかったものの…?
2025/09/12 1000 Thank_You!!
こわがりオメガは溺愛アルファ様と毎日おいかけっこ♡
なお
BL
政略結婚(?)したアルファの旦那様をこわがってるオメガ。
あまり近付かないようにしようと逃げ回っている。発情期も結婚してから来ないし、番になってない。このままじゃ離婚になるかもしれない…。
♡♡♡
恐いけど、きっと旦那様のことは好いてるのかな?なオメガ受けちゃん。ちゃんとアルファ旦那攻め様に甘々どろどろに溺愛されて、たまに垣間見えるアルファの執着も楽しめるように書きたいところだけ書くみたいになるかもしれないのでストーリーは面白くないかもです!!!ごめんなさい!!!
臣下が王の乳首を吸って服従の意を示す儀式の話
八億児
BL
架空の国と儀式の、真面目騎士×どスケベビッチ王。
古代アイルランドには臣下が王の乳首を吸って服従の意を示す儀式があったそうで、それはよいものだと思いましたので古代アイルランドとは特に関係なく王の乳首を吸ってもらいました。
鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる
結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。
冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。
憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。
誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。
鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。
人気俳優に拾われてペットにされた件
米山のら
BL
地味で平凡な社畜、オレ――三池豆太郎。
そんなオレを拾ったのは、超絶人気俳優・白瀬洸だった。
「ミケ」って呼ばれて、なぜか猫扱いされて、執着されて。
「ミケにはそろそろ“躾”が必要かな」――洸の優しい笑顔の裏には、底なしの狂気が潜んでいた。
これは、オレが洸の変態的な愛情と執着に、容赦なく絡め取られて、逃げ道を失っていく話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる