私が居なくなってもあなたをずっと愛してる

手遅れマッキー(旧 来栖祐翔)

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篠原side



「・・・で、家を出てきてしまったと」

「・・・・・・」

「お前、割と子供だよな・・・・・・」

「お前にだけは言われたくなかったよ、悠真。お前だって彼女と色々あったのはお前が子供だからだろ?」

「は?・・・マジで篠原って・・・可愛げがないね。」

「まぁまぁ、2人とも落ち着けって!」



結と喧嘩したあの日、家を出た俺はなんとなく歩き回って、結局大学にたどり着いた。無意識だったのかもしれないけど、人の多いところに行きたかったのかもしれない。

校舎内に入って、さてどうしようかなと思っていた時だった。



『あれ、篠原じゃん』

『・・・・・・人違いです』

『いや、どう見ても篠原 裂でしょ。嘘つかないの』



面倒な奴に捕まった。こいつ、立花悠真は彼女を亡くしてしまったから、こういった喧嘩とかにはめっちゃ首を突っ込んでくる。それが誰であろうと、だ。本人曰く、自分みたいな目にあう人を無くしたいらしいが。

たまたま授業が午後からだと言う、中山さんと悠真。

悠真は片手に缶コーヒーを持っていて。飲みかけではないらしいそれを俺に押しつけつつ、問答無用の聞き取り調査。

渋々結とのやり取りを話して、その結果冒頭に戻る。

面白くなくて憎まれ口をはたくが、まぁわかってはいるんだ。

これがただ、俺のしょうもない意地であることくらい。
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