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『そっかぁ、サークルもここから本格始動って感じだもんなぁ。大変だぁ篠原も』

『うんうん。・・・って・・・・・・へ?』

『・・・ん?』



そう考え事をしていた時に、頭上から第三者の声が聞こえた。でも裂は部屋出てってるし、しかも・・・頭上?

反射的に声が出て、恐る恐る声の発生源に目を向ける。

そこには、1人の女の子・・・が、空中に浮いている。いやまずツッコミ所は多いんだけど、その子には、なんとなく見覚えがあった。



『・・・えーっと、裂の彼女さん?』

『あ、はい・・・って、え?』



あれー?こんな会話前もしたことあるわー、っていうか相手もこの子だったような。裂の彼女かぁ・・・・・・って、いやいや変でしょって、その段階になって気付いたわけ。

でも時すでにお寿司だよね・・・・・・間違えた・・・遅しか。



『私が、見えるの・・・?』



こんな有名なセリフ、生で聞く日が来るとはなぁー・・・てか俺、昔妖怪なんて言われてた時期もあったけど、ガチで見えちゃうようになるとは・・・。もしかして俺、すごい人!?

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