私が居なくなってもあなたをずっと愛してる

手遅れマッキー(旧 来栖祐翔)

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またまた中山side


掠めた、という表現が合ってるかは微妙なところだ・・・・・・でもまぁ、触れてないし。

結ちゃんの頬を触ろうとしたんだろう裂の手は、悲しくも空を切る。

ここで改めて言おう。どんなに結ちゃんが元気な子であっても、あの子は幽霊なのだ。触れるわけがない。

俺は見えるから、一度だけ試してみたことがある。でも無駄だった。今の裂と同じように、空を切る・・・というか、彼女を突き抜けてしまうのだ。






『・・・・・・うおぅ』

『やっぱ中山さんでもダメかぁ・・・残念だなぁ』



そう言って笑う割に寂しそうに俺の手を見ていた結ちゃんの顔は、なんとなく忘れられなくて。





裂は空を切った自分の手を不思議そうに見て、グーパーと動かす。

そんな無邪気というか、純粋に分からないと言うような裂の様子が切なすぎて。俺は意味もなく下唇を噛んだ。

でも、そんな俺の思いに反して裂は納得したように「そっか、夢だもんなぁ・・・・・・」と言う。どうやらこれが夢か何かだと思い込んでいるらしい。

・・・・・・これが本当に夢だったのなら、どんなに楽だっただろう。
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