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第二章
vs.恋人Ⅴ
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迫り来る轟音は、徐々に、それでいて確かに近づいてきており、回避の余地が無い事くらい、菜奈花には理解できた。
(お願い!)
目の前では、『恋愛』が展開された魔法陣に輪郭を歪められ、その存在を固着したものから概念、或いは幻想へとその存在概念を落としていっていた。
けれどやはりどこか不敵であり、菜奈花は思わず目を固く閉じた。
刹那、衝撃音が、その場の全員を襲った。
――けれど何故だろうか、予測した衝撃が菜奈花を襲うことはなかった。
「どう、して?」
「『皇帝』……」
思わず出た菜奈花の問に答えたのは、今だ空中で静止する巨大鷲の上にいた、ルニであった。
ルニの視線は、弘だけを捉えていた。
けれどその後に聞こえてきたのは弘の一言では無く、激しく水面ぶつかる音であり、同時に僅かな水しぶきが後ろから、僅かに涼しさを纏って菜奈花に降りかかった。
「な、何?」
「弘様!」
菜奈花とサラマンダーが、ほぼ同時に声を上げた。
即ち、本来なら菜奈花が食らうほずの一撃を、弘が、菜奈花の知らない力でどうにかした、という事だろうか。
菜奈花は完全に個体としての存在を失い、アルカナとなった『恋愛』をその手の中に収めると、そのまま頭から巨大鷲の背へとダイブした。
そうして一度旋回して弘の居た『戦車』、それを視界に捉えたとき、けれどその上に弘は居らず、代わりにサラマンダーが宙に浮いていた。
では弘はどこにいるのかと視線を水面に移せば、そこには幾つかの水泡が不規則に浮き出てきていた。
「も、紅葉君!」と菜奈花、「助けなきゃ……」
けれどルニは必要ない、とかぶりをふった。
「もうすぐ結界が壊れる」
「だから何!」
菜奈花が青ざめた顔で声を上げた。
「思い出して、菜奈花」と嘆息したルニ、「結界が解けたら、戻るのは結界に入る前に居た座標」
「作用でございます」
サラマンダーが会話に横槍を入れてきた。
「結界はもうじき完全に消滅します」とサラマンダー、「この程度の時間であれば、弘様でも問題はないでしょう」
「でも……」
異論を唱えたいらしい菜奈花だが、実際見上げれば、結界は綻び始め、ガラスでも崩れるようにして世界が塗変わっていく――否、本来の在るべき姿へと戻っていってるのがわかった。
「ほら、さっさとカードに戻さないと、騒ぎになるよ」
ルニにそう言われると、菜奈花も負い目を感じながらも、 乗っていた巨大鷲を急上昇させた。
沈んだ弘とは真逆に、昇っていく菜奈花は、どこか罪悪感を感じながらも、けれどならば私もと、ズレに近い場所で、全ての力をカードに戻してみせた。
それは即ち、自由落下を開始したという事であり、はためくスプリングコートの音と共に重力を感じながら、菜奈花はそっと目を閉じた。
確かに迫る水面を受けて、けれど後どれくらいかで着水するかも分からず、思わず身震いする。
轟音の奥では、ガラスの崩れるような音が反響していて、かつ徐々に大きく響いていた。
ふと目を開ければ、『戦車』の力もアルカナに戻っており、ひらひらとゆっくりと水面に向けて落ちていっていたのがわかった。
つま先の方を見やれば、ズレの頂上は光で覆われており、最早そこに現実はなかった。いくつもの桜の花びらが、風に煽られて、偽りの光を受け、ステップを踏んでいた。
そうして視線を水面に向ければ、結末はもう目と鼻の先にあった。
菜奈花は固く目を閉じると、思わず呟いた。
「ありがと」
最後に呟いた一言は、しかし誰の耳にも届くことなく、また衝撃も、水の冷たさも感じることはなく、世界は暗転した。
――気が付けば、そこにいた。
柵を飛び越えた水際に、直つ不動で立っていた。まるで、最初からその場にいたかのように。
はっと見渡せば、弘の姿もなく、またルニの姿もいない。もしやと思い、そっとコートの右ポケットに視線を落とすと、中でルニが見上げながら、こちらにピースサインを送っていたのがわかった。
(何時の間に……)
結界が解かれた瞬間か、或いはその直前か、何にせよ他人に姿をやすやすと見せる気は無いらしい。
「そうだ、紅葉君は?」
はっと顔を見上げ、あたりを見渡すも、幸運なことにそもそも人が周囲にいない。じゃあ対岸はというと、距離のせいでそもそもここからでは誰が誰だか判別できない。ならばと斜面の上、即ち柵の向こう側へと目線を移しても、それらしき人はいない。
「反応はあるね」
「どっち?」
けれどルニが、菜奈花にだけ見えるように指を指して示した先は対岸であった。
「行かなくちゃ!」
けれどそれをル二が止める。
「止めて置いたほうがいいよ」
「どうして」
「もう遠ざかっている」とルニ、「それに、あんまり時間かけすぎても不都合でしょう?」
そう言われてスマホを取り出して時間を確認すれば、叔母さんの元を離れて実に二〇分が経っていた。
「――それもそうだね。うん、わかった」
結局、弘とは接触できそうもなく、ならばと諦めることにした。
罪悪感に駆られながらも、けれども仕方ないと言い聞かせ、一度かぶりを振ってから思考を切り替える。
そうして精一杯の薄い、明るい笑顔をつくり描くと、待っているであろう叔母さんの車へと向けて、歩き出した。
指輪を、コートの左ポケット――三枚のアルカナの入った――に入れ、その存在を認識しないように、けれどある事をしっかりと確認するように、そっと布の上から叩いた。
そうして少し歩き出した頃、ふとルニが口をついた。
「ごめん」
けれど菜奈花は歩みを止めることなく、返事を返した。
「何が」
「暫くは大丈夫だ、って事」
ルニの言葉は、明らかに申し訳なさそうであった。
「別に、終わったことは気にしてないよ」と落胆したような声色の菜奈花、「けど、どうして予想が外れたの?」
その言葉は、気にしてないと言いつつも、やっぱり気になるらしく。
けれどルニは、直ぐには答えなかった。
「ルニ?」
思わず立ち止まった菜奈花は、そっとルニの方へと視線を落とした。
見れば、難しそうな表情をして、腕を組んでいた。
そうして、ゆっくりと、ゆっくりと間を取って、けれど確かな口調でその言葉を外にだした。
「予想は当たってたよ」
「じゃあ、なんで?」
訝しむ視線をルニに投げかけると、ルニもまた菜奈花をしっかりと見据え、そして言った。
「私の予想ってのは、第四オーナーが現れるまで、アルカナは現れない、そういうものだった」とルニ、「実際、その通りだった」
流石に、菜奈花もこのあとのルニのセリフは予想できたらしく、押し黙った。
「ついさっき、第四オーナーが決定され、そして――」
「アルカナが現れた?」
その言葉の先を、菜奈花が呟いた。
「えぇ、その通り」
「……そっか」
それだけ言うと、菜奈花は一つ、深い嘆息をするとまた、歩みを進めていた。
一つ、強風がコートの裾をはためかせ、桜の花びらを攫っていった。
その下にたつ菜奈花は、けれど再びかぶりを振ると、先ほどと同じような表情を纏って歩き始めた。
(お願い!)
目の前では、『恋愛』が展開された魔法陣に輪郭を歪められ、その存在を固着したものから概念、或いは幻想へとその存在概念を落としていっていた。
けれどやはりどこか不敵であり、菜奈花は思わず目を固く閉じた。
刹那、衝撃音が、その場の全員を襲った。
――けれど何故だろうか、予測した衝撃が菜奈花を襲うことはなかった。
「どう、して?」
「『皇帝』……」
思わず出た菜奈花の問に答えたのは、今だ空中で静止する巨大鷲の上にいた、ルニであった。
ルニの視線は、弘だけを捉えていた。
けれどその後に聞こえてきたのは弘の一言では無く、激しく水面ぶつかる音であり、同時に僅かな水しぶきが後ろから、僅かに涼しさを纏って菜奈花に降りかかった。
「な、何?」
「弘様!」
菜奈花とサラマンダーが、ほぼ同時に声を上げた。
即ち、本来なら菜奈花が食らうほずの一撃を、弘が、菜奈花の知らない力でどうにかした、という事だろうか。
菜奈花は完全に個体としての存在を失い、アルカナとなった『恋愛』をその手の中に収めると、そのまま頭から巨大鷲の背へとダイブした。
そうして一度旋回して弘の居た『戦車』、それを視界に捉えたとき、けれどその上に弘は居らず、代わりにサラマンダーが宙に浮いていた。
では弘はどこにいるのかと視線を水面に移せば、そこには幾つかの水泡が不規則に浮き出てきていた。
「も、紅葉君!」と菜奈花、「助けなきゃ……」
けれどルニは必要ない、とかぶりをふった。
「もうすぐ結界が壊れる」
「だから何!」
菜奈花が青ざめた顔で声を上げた。
「思い出して、菜奈花」と嘆息したルニ、「結界が解けたら、戻るのは結界に入る前に居た座標」
「作用でございます」
サラマンダーが会話に横槍を入れてきた。
「結界はもうじき完全に消滅します」とサラマンダー、「この程度の時間であれば、弘様でも問題はないでしょう」
「でも……」
異論を唱えたいらしい菜奈花だが、実際見上げれば、結界は綻び始め、ガラスでも崩れるようにして世界が塗変わっていく――否、本来の在るべき姿へと戻っていってるのがわかった。
「ほら、さっさとカードに戻さないと、騒ぎになるよ」
ルニにそう言われると、菜奈花も負い目を感じながらも、 乗っていた巨大鷲を急上昇させた。
沈んだ弘とは真逆に、昇っていく菜奈花は、どこか罪悪感を感じながらも、けれどならば私もと、ズレに近い場所で、全ての力をカードに戻してみせた。
それは即ち、自由落下を開始したという事であり、はためくスプリングコートの音と共に重力を感じながら、菜奈花はそっと目を閉じた。
確かに迫る水面を受けて、けれど後どれくらいかで着水するかも分からず、思わず身震いする。
轟音の奥では、ガラスの崩れるような音が反響していて、かつ徐々に大きく響いていた。
ふと目を開ければ、『戦車』の力もアルカナに戻っており、ひらひらとゆっくりと水面に向けて落ちていっていたのがわかった。
つま先の方を見やれば、ズレの頂上は光で覆われており、最早そこに現実はなかった。いくつもの桜の花びらが、風に煽られて、偽りの光を受け、ステップを踏んでいた。
そうして視線を水面に向ければ、結末はもう目と鼻の先にあった。
菜奈花は固く目を閉じると、思わず呟いた。
「ありがと」
最後に呟いた一言は、しかし誰の耳にも届くことなく、また衝撃も、水の冷たさも感じることはなく、世界は暗転した。
――気が付けば、そこにいた。
柵を飛び越えた水際に、直つ不動で立っていた。まるで、最初からその場にいたかのように。
はっと見渡せば、弘の姿もなく、またルニの姿もいない。もしやと思い、そっとコートの右ポケットに視線を落とすと、中でルニが見上げながら、こちらにピースサインを送っていたのがわかった。
(何時の間に……)
結界が解かれた瞬間か、或いはその直前か、何にせよ他人に姿をやすやすと見せる気は無いらしい。
「そうだ、紅葉君は?」
はっと顔を見上げ、あたりを見渡すも、幸運なことにそもそも人が周囲にいない。じゃあ対岸はというと、距離のせいでそもそもここからでは誰が誰だか判別できない。ならばと斜面の上、即ち柵の向こう側へと目線を移しても、それらしき人はいない。
「反応はあるね」
「どっち?」
けれどルニが、菜奈花にだけ見えるように指を指して示した先は対岸であった。
「行かなくちゃ!」
けれどそれをル二が止める。
「止めて置いたほうがいいよ」
「どうして」
「もう遠ざかっている」とルニ、「それに、あんまり時間かけすぎても不都合でしょう?」
そう言われてスマホを取り出して時間を確認すれば、叔母さんの元を離れて実に二〇分が経っていた。
「――それもそうだね。うん、わかった」
結局、弘とは接触できそうもなく、ならばと諦めることにした。
罪悪感に駆られながらも、けれども仕方ないと言い聞かせ、一度かぶりを振ってから思考を切り替える。
そうして精一杯の薄い、明るい笑顔をつくり描くと、待っているであろう叔母さんの車へと向けて、歩き出した。
指輪を、コートの左ポケット――三枚のアルカナの入った――に入れ、その存在を認識しないように、けれどある事をしっかりと確認するように、そっと布の上から叩いた。
そうして少し歩き出した頃、ふとルニが口をついた。
「ごめん」
けれど菜奈花は歩みを止めることなく、返事を返した。
「何が」
「暫くは大丈夫だ、って事」
ルニの言葉は、明らかに申し訳なさそうであった。
「別に、終わったことは気にしてないよ」と落胆したような声色の菜奈花、「けど、どうして予想が外れたの?」
その言葉は、気にしてないと言いつつも、やっぱり気になるらしく。
けれどルニは、直ぐには答えなかった。
「ルニ?」
思わず立ち止まった菜奈花は、そっとルニの方へと視線を落とした。
見れば、難しそうな表情をして、腕を組んでいた。
そうして、ゆっくりと、ゆっくりと間を取って、けれど確かな口調でその言葉を外にだした。
「予想は当たってたよ」
「じゃあ、なんで?」
訝しむ視線をルニに投げかけると、ルニもまた菜奈花をしっかりと見据え、そして言った。
「私の予想ってのは、第四オーナーが現れるまで、アルカナは現れない、そういうものだった」とルニ、「実際、その通りだった」
流石に、菜奈花もこのあとのルニのセリフは予想できたらしく、押し黙った。
「ついさっき、第四オーナーが決定され、そして――」
「アルカナが現れた?」
その言葉の先を、菜奈花が呟いた。
「えぇ、その通り」
「……そっか」
それだけ言うと、菜奈花は一つ、深い嘆息をするとまた、歩みを進めていた。
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