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第二章
―少しだけ変化した新しい日常・三―
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給食が終わると、その後は昼休みとなっており、体育館のと校庭の解放されたその時間は、活発な男子なら集団で遊びに行き、勤勉ならば教室に残り、またあるいは部活の会合、昼練等々、それぞれの時間を過ごしていた。
とはいえ、四月一杯は部活も仮入部であり、ましてやテニスコートが解放されている訳でもなく、であればソフトテニスを選択した菜奈花には自由な時間、という認識の他無かった。
一方の香穂の所属する吹奏楽も今日は特に何もないようで、つまるところ二人にとってはいつも通りの雑談の時間、という事であった。
教室内に弘の姿はなく、どうやら外だか、体育館だか、はたまた別の教室だかへ出かけたらしかった。見れば、男子生徒の殆どの姿は見受けられず、女子生徒も数人が残るばかりで、給食時の喧騒が嘘のように感じられた。最も、外からは奇声だの、雄叫びだのが木霊するわけで、であれば当然、喧騒が無い、というのは不適切であろう。さしずめ、蚊帳の外の喧騒、とでも言えようか。
亜沙美たち三人の姿も見えなかった。
「それで、今週の土曜日に妻沼公園に行くことになってね?」
「まぁ」
菜奈花は、九〇度旋回するいつものスタイルではなく、完全に香穂の方に、即ち真後ろに向けて、座っていた。
基本的に菜奈花と香穂の雑談において、話題を提供するのは主に菜奈花であった。そこに香穂が相槌や、感想、意見、様々な応答をしてよこし、そうして話題が終わる頃、流れるようにして次の話題を菜奈花がまた持ち出す。
即ち、話題が尽きるまでは永遠と喋っていられるようなものであり、しかし香穂も話題があれば一頻り聞いた後に繰り出してくのである。
こうした会話ルーチンは、あくまで二人の時にのみ発揮されるものであり、例えば香穂と弘であればそこは沈黙が支配する。菜奈花や香穂と、亜沙美たちであれば、菜奈花を含む二人は自然と受け手側に回る事が殆どである。先の会話にも如実に出ており、しかしその事を菜奈花が自覚しているはずも無かった。
妻沼公園というのは、その名のとおり、妻沼と呼ばれる沼を中心とし、その周囲一七六〇メートルの沼沿いを桜並木が巡る、という公園である。であれば当然春は花見客が殺到するし、また自然豊かな上、冬は渡り鳥、更に子供向けの遊具まであるという事で、市内の公園の中でもなかなかのものではないか、と菜奈花は思う。
「叔母さんが休みだからーってさ」
「良かったじゃないですか」
しかしそう返されても尚、菜奈花の表情がイマイチ明るくなりきれていない所を見るに、やはり未だ互いに痼があるらしかった。
最も、香穂もそれは重々承知の上らしく、柔らかく微笑み、
「楽しんでいってくださいね」
「う、うん……」
しかし菜奈花は、どうも歯切れの悪い返答を返してみせた。
――叔母さんの事となると、いつもこうである。
「菜奈花ちゃんは、叔母さんの事は……どう、思っているのですか?」
「どうって……」
しばらく唸っている菜奈花だが、それは即ち、叔母さんとは三年目の付き合いでお世話になっている上に、香穂の母との友人関係、というのが絡んでくるからであった。
かと言って、それ抜きで素直に答えろと言われても、恐らく菜奈花には答えられない。
「わかんない」
結局、一頻り唸った後であっても、答えは香穂の予想通りのものであり、であれば香穂は前もって用意していた返事を、相槌を、返すのみに留まる。
畢竟、「そうですか」という言葉と共に、微笑むことである。
けれど菜奈花はそれで終わらせる事はせず、
「けれど、うん――楽しんでこようかなって、思ってる」
香穂としても、菜奈花が単に叔母さんを毛切らっているわけでない事は理解しており、ともすれば本人以上に感情を把握できているかもしれなかった。
即ち、『遠慮』だと。
けれど楽しむという意思を見せたのだから、菜奈花としても、その遠慮の溝を、どうにか埋めたがっている、という事なのであろうか。
「それが一番ですよ」
香穂は、また微笑んだ。
「でさ、何着ていこうかなって」と菜奈花、「折角のお出かけだし……」
「そうですねぇ……」
すると菜奈花は、またいつの間にやら取り出していたのか、スマホを香穂の机の上に置いた。電源はつけられていた。
「春だし……うぅん……」
「スカートとパンツ、どっちで行きたいのですか?」
いつもの人差し指を立てて、口下に持っていく思案の仕草をした後で、香穂はそう尋ねた。
「スカート……かな?」
「雰囲気は?」
「大人しめ」
そうすると、香穂は「なら」と続けた。
「フレアスカート、というのはどうでしょうか」
「なら、白シトップスに上着?」
「パーカー……は、ちょっと違いますもんね」
「あ、ならさ」と思いついたらしく菜奈花、「スプリングと合わせてみるかな?」
すると香穂は、親指と人差し指とで輪を作り、それをまた顎のあたりにやった。
「確かに、いいかもしれませんね」
「うん、ちょっと薄いピンクのあるから、じゃあアウターはそれで行くとして――」
「スカートの色、ですね」
「落ち着いた感じだし、パステルホワイト、とかどう思う?」
少し間を置いた後に、香穂は首を縦に小さく振り、
「えぇ、いいと思います。それと、帽子は……」
ちょっと菜奈花も唸ると、
「いいかな、今回は」
結局その日のコーデは、上が白のTシャツに、薄いピンクのスプリングコートを羽織り、下をパステルホワイトのフレアスカートにするらしく、その旨を菜奈花はスマホでメモ帳を開き、書き込んだ。
ふと、書き込むや否や顔を上げて、
「そういえば、ソックスどうしよっか……」
「んー……無難にアンクレット、でしょうか」
すると菜奈花はまた顔を下ろして、
「じゃあそれで」と、「色はコーデと合わせると……白とかの淡い系かな?」
「で、似合うと思いますよ」
また香穂が微笑むと、菜奈花も「ありがとう、香穂ちゃん」と笑顔を返した。
その微笑みを見て、香穂は弾むような心情を抱くも、しかし再びの微笑みで悟らせまいとし、ならば菜奈花がそれに気づくことは無かった。
とはいえ、四月一杯は部活も仮入部であり、ましてやテニスコートが解放されている訳でもなく、であればソフトテニスを選択した菜奈花には自由な時間、という認識の他無かった。
一方の香穂の所属する吹奏楽も今日は特に何もないようで、つまるところ二人にとってはいつも通りの雑談の時間、という事であった。
教室内に弘の姿はなく、どうやら外だか、体育館だか、はたまた別の教室だかへ出かけたらしかった。見れば、男子生徒の殆どの姿は見受けられず、女子生徒も数人が残るばかりで、給食時の喧騒が嘘のように感じられた。最も、外からは奇声だの、雄叫びだのが木霊するわけで、であれば当然、喧騒が無い、というのは不適切であろう。さしずめ、蚊帳の外の喧騒、とでも言えようか。
亜沙美たち三人の姿も見えなかった。
「それで、今週の土曜日に妻沼公園に行くことになってね?」
「まぁ」
菜奈花は、九〇度旋回するいつものスタイルではなく、完全に香穂の方に、即ち真後ろに向けて、座っていた。
基本的に菜奈花と香穂の雑談において、話題を提供するのは主に菜奈花であった。そこに香穂が相槌や、感想、意見、様々な応答をしてよこし、そうして話題が終わる頃、流れるようにして次の話題を菜奈花がまた持ち出す。
即ち、話題が尽きるまでは永遠と喋っていられるようなものであり、しかし香穂も話題があれば一頻り聞いた後に繰り出してくのである。
こうした会話ルーチンは、あくまで二人の時にのみ発揮されるものであり、例えば香穂と弘であればそこは沈黙が支配する。菜奈花や香穂と、亜沙美たちであれば、菜奈花を含む二人は自然と受け手側に回る事が殆どである。先の会話にも如実に出ており、しかしその事を菜奈花が自覚しているはずも無かった。
妻沼公園というのは、その名のとおり、妻沼と呼ばれる沼を中心とし、その周囲一七六〇メートルの沼沿いを桜並木が巡る、という公園である。であれば当然春は花見客が殺到するし、また自然豊かな上、冬は渡り鳥、更に子供向けの遊具まであるという事で、市内の公園の中でもなかなかのものではないか、と菜奈花は思う。
「叔母さんが休みだからーってさ」
「良かったじゃないですか」
しかしそう返されても尚、菜奈花の表情がイマイチ明るくなりきれていない所を見るに、やはり未だ互いに痼があるらしかった。
最も、香穂もそれは重々承知の上らしく、柔らかく微笑み、
「楽しんでいってくださいね」
「う、うん……」
しかし菜奈花は、どうも歯切れの悪い返答を返してみせた。
――叔母さんの事となると、いつもこうである。
「菜奈花ちゃんは、叔母さんの事は……どう、思っているのですか?」
「どうって……」
しばらく唸っている菜奈花だが、それは即ち、叔母さんとは三年目の付き合いでお世話になっている上に、香穂の母との友人関係、というのが絡んでくるからであった。
かと言って、それ抜きで素直に答えろと言われても、恐らく菜奈花には答えられない。
「わかんない」
結局、一頻り唸った後であっても、答えは香穂の予想通りのものであり、であれば香穂は前もって用意していた返事を、相槌を、返すのみに留まる。
畢竟、「そうですか」という言葉と共に、微笑むことである。
けれど菜奈花はそれで終わらせる事はせず、
「けれど、うん――楽しんでこようかなって、思ってる」
香穂としても、菜奈花が単に叔母さんを毛切らっているわけでない事は理解しており、ともすれば本人以上に感情を把握できているかもしれなかった。
即ち、『遠慮』だと。
けれど楽しむという意思を見せたのだから、菜奈花としても、その遠慮の溝を、どうにか埋めたがっている、という事なのであろうか。
「それが一番ですよ」
香穂は、また微笑んだ。
「でさ、何着ていこうかなって」と菜奈花、「折角のお出かけだし……」
「そうですねぇ……」
すると菜奈花は、またいつの間にやら取り出していたのか、スマホを香穂の机の上に置いた。電源はつけられていた。
「春だし……うぅん……」
「スカートとパンツ、どっちで行きたいのですか?」
いつもの人差し指を立てて、口下に持っていく思案の仕草をした後で、香穂はそう尋ねた。
「スカート……かな?」
「雰囲気は?」
「大人しめ」
そうすると、香穂は「なら」と続けた。
「フレアスカート、というのはどうでしょうか」
「なら、白シトップスに上着?」
「パーカー……は、ちょっと違いますもんね」
「あ、ならさ」と思いついたらしく菜奈花、「スプリングと合わせてみるかな?」
すると香穂は、親指と人差し指とで輪を作り、それをまた顎のあたりにやった。
「確かに、いいかもしれませんね」
「うん、ちょっと薄いピンクのあるから、じゃあアウターはそれで行くとして――」
「スカートの色、ですね」
「落ち着いた感じだし、パステルホワイト、とかどう思う?」
少し間を置いた後に、香穂は首を縦に小さく振り、
「えぇ、いいと思います。それと、帽子は……」
ちょっと菜奈花も唸ると、
「いいかな、今回は」
結局その日のコーデは、上が白のTシャツに、薄いピンクのスプリングコートを羽織り、下をパステルホワイトのフレアスカートにするらしく、その旨を菜奈花はスマホでメモ帳を開き、書き込んだ。
ふと、書き込むや否や顔を上げて、
「そういえば、ソックスどうしよっか……」
「んー……無難にアンクレット、でしょうか」
すると菜奈花はまた顔を下ろして、
「じゃあそれで」と、「色はコーデと合わせると……白とかの淡い系かな?」
「で、似合うと思いますよ」
また香穂が微笑むと、菜奈花も「ありがとう、香穂ちゃん」と笑顔を返した。
その微笑みを見て、香穂は弾むような心情を抱くも、しかし再びの微笑みで悟らせまいとし、ならば菜奈花がそれに気づくことは無かった。
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