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第二章
―Happiness In Anxiety―
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週末、土曜日。その日は晴れではなく、雲りであった。折角の日でありながら、やや不安気の分厚い鼠色の雲は、どこか菜奈花の不安を煽るには充分であったように思える。
車内の芳香剤の匂いと、少し開けられた外の匂いとに身を置き、時折訪れる鼻の奥をくすぐる感覚に顔を顰めながらも、密かに楽しみにしていた今日の事についつい顔も綻んでしまう。
旧式のオーディオデッキから流れるのは九〇年代だろうか、その一昔前の音質のロックで、菜奈花も度々この車内で耳にする曲であった。女性ボーカルのロックバンド、名前はよく知らないが、叔母さんも陽気にハミングしていた。
「やっぱいい曲よね、これ」
そうして一曲が終わる度にそう言うのである。
(ファンなのね……)
とはいえ、それは既知の事実でもあり、菜奈花はただ苦笑を返していた。
今日の予定としては、お昼頃に出かけてモールへ行き、適当にお昼を済ませ、買い物――とはいえ、菜奈花としては別に現状で特にこれといって欲しいものは無い――をした後、妻沼公園で適当に桜を見ながらの散歩、である。
モールまでは徒歩では二十分~三十分弱であるが、車なら十五分程で行ける。
であれば、車内旅というのも一時のものに過ぎないが、そもそも菜奈花はあまり車で出かける事自体が少ない為、久しぶりのその空気感に満足していた。
「そういえば」と叔母さん、「今日の服どうしたのそれ?可愛いじゃない」
菜奈花の服は、香穂に昼休みに相談したコーデであり、であれば菜奈花にも多少なりとも自信があり、思わず叔母さんの方を見た。
コーデは、上は白のTシャツに、その上から薄桃色のスプリングコート――そう言えば、この服は『魔術師』を配下にした時にも羽織っていた――を重ね、下はパステルホワイトのフレアスカート、口ゴムにレースがあしらわれた黒のアンクレット、そして黒のスニーカーパンプスのスタイルである。
「あ、ありがとう……ございます」
とはいえ、菜奈花は素直に歓喜の情を表に出す訳でもなく、ちょっと肩をすくめて小首を傾げると、控えめな笑顔を見せた上で、そう返すのであった。
そうして直ぐにまた窓の外へと視界を追いやる。
そうして窓の外に視界を追いやると、不意にルニの一言が頭の中で反響した。
『 しばらくは、アルカナも出ないだろうし』
どうしてそんな事を思ったのかと意識を向ければ、何時の間にか窓の外を見ているようで、その実窓に映る自分の姿を見ている事にすぐ気がついた。
否、視線の先は、自分の姿ではなく、その羽織るスプリングコート。
未来を見ているようで、その実過去を見やっていたのだと、そうしてその事実を他でもない自分がつきつけたのだと。
即ち、何か嫌な予感がすると。
「どうしての?菜奈花ちゃん」
けれど幸運にも、すぐさまその思考のトリップを叔母さんの一言に救われ、この時は素直に、しかし言葉にする事なく、感謝した。
「えと、ううん、なんでもないです」
「そう?」
「うん」
とはいえ、思考は思考であり、ならば取り繕ったような返事になるのも仕方がなかった。
頭を数回左右に小さく振ると、ただこの後の楽しみにだけ思いを馳せる事を誓った。
しかし、雲行きはそれを遮るように厚みを増しており、ともすれば一雨きそうですらあった。
「降らないといいわねぇ……」
「うん、本当に」
叔母さんの呟きに、菜奈花も心底同意しながら、同時に自身の不安も載せて、しかし極めて自然に返事を返してみせた。
「降水確率、午後は四〇%だったし、不安よねぇ……」と叔母さん、「明日でも良かったんだけど、明日の方が天気崩れるみたいだし」
しかし菜奈花はかぶりを振って、
「ううん、いいんです。出かけられれば別に――」
けれどそこまで言った後で、はっとしたらしく、その先の言葉を口にすることはなかった。
即ち、未だ遠慮が残っていると、そういう事なのだと、菜奈花は再度確認せざるを得なかった。
しかし叔母さんは、未だ車窓の外に目をやっている菜奈花の方を一瞥すると、そっと微笑んで、
「そっか……。うん、そっか」
とだけ言った。
それっきり、車内には沈黙が降り立ち、菜奈花は思わず身動ぎした。
そうして数分も走れば、ようやく目線の奥には目的のモールが姿を表し、そこでようやく叔母さんが口を開いた。
「さて、もう少しだ」
密かに高鳴る鼓動を許容し、しかし菜奈花はなんて事ないような面持ちで答える。
「そう、ですね」
間もなく、一つ目の目的地に到着する。
その事実だけを噛み締めて、他の雑念――得にアルカナ関連について――を追いやって、変わりに歓喜に疼く胸の高鳴りを、迎え入れることにした。
――菜奈花の持つ赤のフェイクレザーのショルダーバッグ、スクエアフォルムのそれの中には、しっかりとエメラルドのようにも思える宝石が中石として埋め込まれた、『オーナー』の証である指輪が、しっかりと入ってている事を、記憶の片隅に置きながら。
車内の芳香剤の匂いと、少し開けられた外の匂いとに身を置き、時折訪れる鼻の奥をくすぐる感覚に顔を顰めながらも、密かに楽しみにしていた今日の事についつい顔も綻んでしまう。
旧式のオーディオデッキから流れるのは九〇年代だろうか、その一昔前の音質のロックで、菜奈花も度々この車内で耳にする曲であった。女性ボーカルのロックバンド、名前はよく知らないが、叔母さんも陽気にハミングしていた。
「やっぱいい曲よね、これ」
そうして一曲が終わる度にそう言うのである。
(ファンなのね……)
とはいえ、それは既知の事実でもあり、菜奈花はただ苦笑を返していた。
今日の予定としては、お昼頃に出かけてモールへ行き、適当にお昼を済ませ、買い物――とはいえ、菜奈花としては別に現状で特にこれといって欲しいものは無い――をした後、妻沼公園で適当に桜を見ながらの散歩、である。
モールまでは徒歩では二十分~三十分弱であるが、車なら十五分程で行ける。
であれば、車内旅というのも一時のものに過ぎないが、そもそも菜奈花はあまり車で出かける事自体が少ない為、久しぶりのその空気感に満足していた。
「そういえば」と叔母さん、「今日の服どうしたのそれ?可愛いじゃない」
菜奈花の服は、香穂に昼休みに相談したコーデであり、であれば菜奈花にも多少なりとも自信があり、思わず叔母さんの方を見た。
コーデは、上は白のTシャツに、その上から薄桃色のスプリングコート――そう言えば、この服は『魔術師』を配下にした時にも羽織っていた――を重ね、下はパステルホワイトのフレアスカート、口ゴムにレースがあしらわれた黒のアンクレット、そして黒のスニーカーパンプスのスタイルである。
「あ、ありがとう……ございます」
とはいえ、菜奈花は素直に歓喜の情を表に出す訳でもなく、ちょっと肩をすくめて小首を傾げると、控えめな笑顔を見せた上で、そう返すのであった。
そうして直ぐにまた窓の外へと視界を追いやる。
そうして窓の外に視界を追いやると、不意にルニの一言が頭の中で反響した。
『 しばらくは、アルカナも出ないだろうし』
どうしてそんな事を思ったのかと意識を向ければ、何時の間にか窓の外を見ているようで、その実窓に映る自分の姿を見ている事にすぐ気がついた。
否、視線の先は、自分の姿ではなく、その羽織るスプリングコート。
未来を見ているようで、その実過去を見やっていたのだと、そうしてその事実を他でもない自分がつきつけたのだと。
即ち、何か嫌な予感がすると。
「どうしての?菜奈花ちゃん」
けれど幸運にも、すぐさまその思考のトリップを叔母さんの一言に救われ、この時は素直に、しかし言葉にする事なく、感謝した。
「えと、ううん、なんでもないです」
「そう?」
「うん」
とはいえ、思考は思考であり、ならば取り繕ったような返事になるのも仕方がなかった。
頭を数回左右に小さく振ると、ただこの後の楽しみにだけ思いを馳せる事を誓った。
しかし、雲行きはそれを遮るように厚みを増しており、ともすれば一雨きそうですらあった。
「降らないといいわねぇ……」
「うん、本当に」
叔母さんの呟きに、菜奈花も心底同意しながら、同時に自身の不安も載せて、しかし極めて自然に返事を返してみせた。
「降水確率、午後は四〇%だったし、不安よねぇ……」と叔母さん、「明日でも良かったんだけど、明日の方が天気崩れるみたいだし」
しかし菜奈花はかぶりを振って、
「ううん、いいんです。出かけられれば別に――」
けれどそこまで言った後で、はっとしたらしく、その先の言葉を口にすることはなかった。
即ち、未だ遠慮が残っていると、そういう事なのだと、菜奈花は再度確認せざるを得なかった。
しかし叔母さんは、未だ車窓の外に目をやっている菜奈花の方を一瞥すると、そっと微笑んで、
「そっか……。うん、そっか」
とだけ言った。
それっきり、車内には沈黙が降り立ち、菜奈花は思わず身動ぎした。
そうして数分も走れば、ようやく目線の奥には目的のモールが姿を表し、そこでようやく叔母さんが口を開いた。
「さて、もう少しだ」
密かに高鳴る鼓動を許容し、しかし菜奈花はなんて事ないような面持ちで答える。
「そう、ですね」
間もなく、一つ目の目的地に到着する。
その事実だけを噛み締めて、他の雑念――得にアルカナ関連について――を追いやって、変わりに歓喜に疼く胸の高鳴りを、迎え入れることにした。
――菜奈花の持つ赤のフェイクレザーのショルダーバッグ、スクエアフォルムのそれの中には、しっかりとエメラルドのようにも思える宝石が中石として埋め込まれた、『オーナー』の証である指輪が、しっかりと入ってている事を、記憶の片隅に置きながら。
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