もしかしてこの世界美醜逆転？………はっ、勝った！妹よ、そのブサメン第2王子は喜んで差し上げますわ！

本編

63.二日目の昼夜。この世界のメッセージの誤送って………何で取り消せないの？？（虚無）

早朝と言うには早すぎる時間帯から二度目の眠りについたリエルは時計の針が4つほど進んだ頃に目を覚ました。

近くにあった端末で時間を確認してから一息、寝転んだままの体制で眠っている間に来ていたメッセージに目を通す。

部屋に備え付けてあるプロジェクターを起動させ、部屋の白い壁に写った情報にざっと目を通しながらネグリジェから淡い空色のワンピースドレスに服を変える。

因みにこのドレス、昨日あったお姉様に頂いたお披露目前のとても貴重なものだったりする。

髪を高い位置で纏め、ドレスと同じ色のシュシュで髪ゴムを隠す。

一通り準備が終わり、リエルはソファに腰を掛け、届いたメッセージに連絡を返していた。

[リー、終わったら連絡をくれると嬉しい。]そう簡潔に書かれたものは今も尚、生徒会長の仕事に追われている婚約者からのもの。
[分かりました。予定が決まり次第連絡いたしますね。]

次のメッセージは…

[リエル様へ。おはようございます。そちらではお昼ごろでしょうか？
此方では芸術展が開催され、学園全体が活気づいているように感じます。
リエル様と共に芸術品を見れなかったのは残念ではありますが…生物学、パンプキンナイトまでのお楽しみとしておくこととしたいと思います。良い一日をお過ごしくださいませ。

ps.先生が生物学の際の同伴者を教えていただきたいとのことです。]

（此れは…イオね…）

[イオネスへ、先ずは連絡をありがとう。芸術展に参加できなかったのは私もとても残念に思います。
だからこそイオには私の分も見て、後でどのような作品があったのか教えてくれると嬉しい。
生物学の同伴者は……お父様とお母様の予定は埋まっていると思うからきっとお兄様にお願いすることになると思うわ。先生へ伝えていただけると嬉しい。]

イオネスのメッセージに返信をしたら次は…

[リルへ、先ずは副会長のお仕事お疲れ様。
二日目にして言うのも早すぎるとは思うのだけれど……正直、隣の部屋に貴方が居ないのが少し物寂しいの。だから早く、無事に帰ってきてね？
ps.リルは生物学で何方を同伴者に選ぶのかしら？身内に頼もうと思ったのだけれど…お父様は来れないから……]

[エヴィへ、先ずは連絡有難う。私も隣にあなたがいないのは少し物寂しいわ。
会って半年も立っていないはずなのに…不思議ね。生物学はお兄様と行くと思うわ。エヴィもお兄様を誘ってみたらどうかしら？]

（えっ、ちょっ………贈る言葉…間違えちゃったかも………）

エヴィアスにメッセージを送ったリエルは誤送信した直後に（ひょっとしてひょっとしなくても……やらかしちゃったわ）と冷汗をながした。

気軽にお兄様と…等と言ったがエヴィアスの家庭事情が複雑であることを知っていた為である。

エヴィアスの家はこの世界では良くある一妻多夫の家庭だ。
が、エヴィアスの家庭では他の家庭に比べても明らかに大きく違うことが一つだけあった。

エヴィアスの母、エヴェレットが一人の男に心酔している事である。

一妻多夫の家庭では、政略結婚ではない限り、一人の妻が平等に夫を愛すことで生活や、一妻多夫という在り方が成立していると言われている。

それが偏ったらどうなるか？賢いものは解るはず。
そう、夫内の不満が爆発するのだ。

考えても見てほしい。自分の妻が自分と子供の事など目にもくれず別の夫の所に居座っていたら？幾ら一妻多夫とはいえ夫にも嫉妬心はある。愛しい人を独り占めしたいと思うのは当然だ。

が、エヴェレットは其れをやってしまった。其れはもう、周囲の者が気づいたときにはもう取り返しがつかなくなっていたほどには……

エヴィアスは以前、使用人の目をかいくぐって夫の一人、つまりはエヴェレットが心酔している男の邸がある別邸に向かったことがあると言っていた。

そして…窓際から見えた母に手を降ったが、何度降っても無反応で、此方に視線を向けることすらなかった。

きっともう私のことなど忘れている。きっとそう願ったんだわ。と。

本来ならば義父を…等言ったほうが良いのかもしれないが、今のリエルがレーン家の夫達全員の心情など知るはずもなく、リエルは父親…では無く兄が良いのでは？等と書いてしまったのだ。

が、後から考えてみれば
『連絡を入れれば来てくれたかもしれない。』
『エヴィアスの兄も今はとても忙しい時期のはず…』『そもそも…よくよく考えて送れば他の考え方も…』等、自身が送ったメッセージに対する後悔が大きな波のように幾度となく襲いかかってきた。

そしてそれと同時にリエルは誤送した自分を深く恨んだ。

数十分ほど考え込んだリエルは食事の合図のために扉越しにかけたれた言葉に返事をしながら何とか波から抜け出すことに成功した。

だが、様々な感情がリエルの心の奥底にある何かを掴んで、リエルの心のなかにとぐろを巻いた。

その後もエヴィアスから帰ってきた[お兄様に相談してみるわ。有難う！]というメッセージを見ても其れは変わらなかった。

味がしなくなった料理を口に運びながら食事を終わらせ、景色を堪能することなどないままに体を洗い終え、部屋の電気を消して早々にベッドに入り目を瞑った。

が、いくら待っても寝付けない。

何度も寝返りを打ちながら、リエルは眠れぬ夜を過ごすことになった。
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いつも多くの女神様に見て頂くことが出来て、とても嬉しく思っております！

えぇ、無事に毎日選挙活動と委員会活動、入剣準備に駆り出されて体がもうズタズタな結ノ葉で御座います……。

聞いてくださる？と言うか聞いて？最近やばいの。

金曜日に映画をドタキャン（相手から一方的に）されて、
土曜日も学校に行って生徒会に入ってもいないのに準備の手伝いをして、

月曜日は放課後に委員でもないのに委員会会議に招集されて、本日やっと入剣準備が終わってから帰宅できました……

え？阿呆の日程？イベントに走るとか言った過去の私どこ？滅せられた？

一番めんどくさいのは喧嘩っぽくなった事…最近忙しくて色んな人に根回しして時間取れたと思ったら…学校を出る直前に（御免、用事できたから今日行けない）って…は？え？貴方私と同じクラスよね？そして席も近いよね？もう少し早く言って？？？え？此れで5回目よ？（殴

はいはい、落ち着け～、駄弁るんならノートな～、ほらグミでも食べて…[矯正中]おぉ…後で雨持ってきてやるから、な？[うぃ…]


気を取り直して！本日お誕生日キャラは呪霊戦う純愛青年と、パリ市警察警部の娘の金髪美女とのbirthday！

明日は…投票じゃんけんでバレちゃったあの女の子と、作家兼妖怪研究家のおじさんと鳥野のミドブロのお兄様のbirthday……！

賭け事は苦手だけどあのアニメは好きです。

本日お誕生日の方の誕生花は…カンパニュラ 「感謝」・ニリンソウ 「友情」「協力」「ずっと離れない」

何で…何でこうも皆様素晴らしいの？え？やっぱり私の花言葉バグですわよね？？？


「どうしましょ、レベリングするか新しい子を育てるか……う～ん…」多分一生悩み続ける審神者

「一生一画目として生きていきたい…」by.気だるげがすぎる高校生

「貴方ね…もう少し落ち着いたらどうなの？」by.ヒロインよりも圧倒的にヒロインしてるヒロイン