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【調査】
2.徘徊
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【学舎1F】
「汚いな。」
と、ボソッと声に出すのは教授の神代である。校門から入り靴箱のロッカーへと続く扉を開け中を徘徊し廻る。誰かがここから出ようと笠置を振り回したのか笠置が扉の中央に倒れていたり、靴箱のロッカーが凹んでいたりと暴れた痕跡が見られる。
「神代教授、これは血痕では?」
「間違いない。血痕だ。」
ミサトが刑事のようにその場にしゃがみ、慣れたかのようにで抵抗なく血痕に触れた。教授も謎の対抗心で指を震えさせながら血痕をわざわざ触れて言う。その姿を見てミサトは謎に微笑みを見せた。
その姿を遠くからマナブが見ている。
親指を前歯で強く噛む。血がじわじわと出血しているが彼は気にしていない。その姿は何かに妬み心が病んでいるようである。
【学舎2F】
一人で黙々とカメラで写真を撮りながら調査を進めているのはヨゾラである。理科室では床に蝋が溶け固まりへばりついてありその近くに血痕らしき物を彼女は見つけ彼女の中である疑問が生まれる。
この床に溶けて固まっている蝋は、実験により使われた物なのか停電した事により灯りのとして利用されたものなのか…だ。
もし仮にこれが灯りとして利用されていた場合、元々は学校として利用されていた施設だ。いくら田舎の山奥にある学舎とは言っても電気の使いすぎでブレーカーが落ちる事は考えにくい。となると、何か他の原因により電気が使えなくなり蝋燭を使わざる得ない状況になった。
オカルト的に考えると霊が原因の磁気不良、オカルトの中でも最もシンプルな怪奇現象が考えられる。
「……やっぱり居る。」
ヨゾラはこの学舎内に霊が居ることを確信した。
「いますか!?ホントにいますか!?」
いきなり跳び跳ねて現れたのはサトムだ。この学舎に辿り着いた時にはへばっていたのにも関わらず、学舎に足を踏み入れてからはあら不思議と体力が全回復し元気を取り戻している。
サトムは元々三階を調べていたがこれといったものが見つからなかった為、ヨゾラが一人で二階を探索している事を思い出し合流する為に戻ってきたようだ。
「一緒に三階に行きましょー!」
「……。」
相変わらず無口なヨゾラである。
【学舎4F】
音楽室では相変わらずアイナがリュウキの跡を付けながら調査している??
リュウキはアイナから離れる事でいっぱいで調査に気が向かない。というか、リュウキは調査しに来たと言うより半分は肝試しに来た為、結局この二人は調査する気はゼロに近い。
と言っても、音楽室に倉庫があるとなれば誰もが関心が向き期待も湧く。まぁ、その期待もリュウキからすると中には【大太鼓】があるんじゃないか!?的な事だが、。
もちろん、音楽室という事もあり倉庫の中には大太鼓はあった。だがそれとは別に資料が大量に並べられた本棚のような物も同時に見つける。
アイナはオカルトサークルとしての自覚を取り戻したのかリュウキにべったりな状態からスイッチが切り替わり書類の中を調べだした。
そして、アイナが、、ではなくリュウキがとあるファイルに手をつける。中を開いてみると、ここがまだ中学校として使用されていた時の事が記されていた。
【男子生徒虐殺事件】
リュウキはその書類を見つけると詳細を読んでいく。アイナも隣で静かにその詳細を読み始めた。
数年前、1人の男子生徒が自家製のピストルを使用し男子生徒のクラスを初め教員、生徒を無差別に銃殺した事件。
教員2名、
男子生徒11名、
女子生徒7名の合計20名の生徒が死亡。
また、その後も数々の不自然な事故死等が続いた事により【呪われた学校】と呼ばれるようになり廃校となる。
また、実行犯の男子生徒の発言は、
「記憶にない」を繰り返すだけで無自覚だったと主張するばかりで発言は揺るぐ事はなかった。
事件から1週間後、
その男子生徒は原因不明の病死。
謎は解決しないままである。
「これって、!!」
「りゅーきたん!やるじゃん!」
変なあだ名で呼ばれたことをスルーし真逆の貴重な書類を手に入れたことに喜びを隠せず無邪気にはしゃぐリュウキ、相手がアイナという事も忘れてハイタッチをし心から歓喜していた。
だが、
その喜びは長くは続かない。
「汚いな。」
と、ボソッと声に出すのは教授の神代である。校門から入り靴箱のロッカーへと続く扉を開け中を徘徊し廻る。誰かがここから出ようと笠置を振り回したのか笠置が扉の中央に倒れていたり、靴箱のロッカーが凹んでいたりと暴れた痕跡が見られる。
「神代教授、これは血痕では?」
「間違いない。血痕だ。」
ミサトが刑事のようにその場にしゃがみ、慣れたかのようにで抵抗なく血痕に触れた。教授も謎の対抗心で指を震えさせながら血痕をわざわざ触れて言う。その姿を見てミサトは謎に微笑みを見せた。
その姿を遠くからマナブが見ている。
親指を前歯で強く噛む。血がじわじわと出血しているが彼は気にしていない。その姿は何かに妬み心が病んでいるようである。
【学舎2F】
一人で黙々とカメラで写真を撮りながら調査を進めているのはヨゾラである。理科室では床に蝋が溶け固まりへばりついてありその近くに血痕らしき物を彼女は見つけ彼女の中である疑問が生まれる。
この床に溶けて固まっている蝋は、実験により使われた物なのか停電した事により灯りのとして利用されたものなのか…だ。
もし仮にこれが灯りとして利用されていた場合、元々は学校として利用されていた施設だ。いくら田舎の山奥にある学舎とは言っても電気の使いすぎでブレーカーが落ちる事は考えにくい。となると、何か他の原因により電気が使えなくなり蝋燭を使わざる得ない状況になった。
オカルト的に考えると霊が原因の磁気不良、オカルトの中でも最もシンプルな怪奇現象が考えられる。
「……やっぱり居る。」
ヨゾラはこの学舎内に霊が居ることを確信した。
「いますか!?ホントにいますか!?」
いきなり跳び跳ねて現れたのはサトムだ。この学舎に辿り着いた時にはへばっていたのにも関わらず、学舎に足を踏み入れてからはあら不思議と体力が全回復し元気を取り戻している。
サトムは元々三階を調べていたがこれといったものが見つからなかった為、ヨゾラが一人で二階を探索している事を思い出し合流する為に戻ってきたようだ。
「一緒に三階に行きましょー!」
「……。」
相変わらず無口なヨゾラである。
【学舎4F】
音楽室では相変わらずアイナがリュウキの跡を付けながら調査している??
リュウキはアイナから離れる事でいっぱいで調査に気が向かない。というか、リュウキは調査しに来たと言うより半分は肝試しに来た為、結局この二人は調査する気はゼロに近い。
と言っても、音楽室に倉庫があるとなれば誰もが関心が向き期待も湧く。まぁ、その期待もリュウキからすると中には【大太鼓】があるんじゃないか!?的な事だが、。
もちろん、音楽室という事もあり倉庫の中には大太鼓はあった。だがそれとは別に資料が大量に並べられた本棚のような物も同時に見つける。
アイナはオカルトサークルとしての自覚を取り戻したのかリュウキにべったりな状態からスイッチが切り替わり書類の中を調べだした。
そして、アイナが、、ではなくリュウキがとあるファイルに手をつける。中を開いてみると、ここがまだ中学校として使用されていた時の事が記されていた。
【男子生徒虐殺事件】
リュウキはその書類を見つけると詳細を読んでいく。アイナも隣で静かにその詳細を読み始めた。
数年前、1人の男子生徒が自家製のピストルを使用し男子生徒のクラスを初め教員、生徒を無差別に銃殺した事件。
教員2名、
男子生徒11名、
女子生徒7名の合計20名の生徒が死亡。
また、その後も数々の不自然な事故死等が続いた事により【呪われた学校】と呼ばれるようになり廃校となる。
また、実行犯の男子生徒の発言は、
「記憶にない」を繰り返すだけで無自覚だったと主張するばかりで発言は揺るぐ事はなかった。
事件から1週間後、
その男子生徒は原因不明の病死。
謎は解決しないままである。
「これって、!!」
「りゅーきたん!やるじゃん!」
変なあだ名で呼ばれたことをスルーし真逆の貴重な書類を手に入れたことに喜びを隠せず無邪気にはしゃぐリュウキ、相手がアイナという事も忘れてハイタッチをし心から歓喜していた。
だが、
その喜びは長くは続かない。
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