ハッピーな目覚め

Yonam Myon

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まだ学生なのですけど・・

 ノックするのにドアをドンドンと叩く人を初めて見た。「どうぞ お入りください。」って 返事はインターホンで返ってきたし・・
 それに、ドアを入ると そこでは何人も働いているけど 秘書室らしい。
 事務所のカウンターと打合せスペースの間にある通路の向こうにある 開けっ放しの部屋が目的地なのだろうか?
 開いたままのドアをまた、拳でガンガン叩いて入って行くと・・

 「遅かったじゃないの、待ってたのよぉ・・」「あなた なのね?ユミさんと仲良しの有賀君って。初めまして。あたしは この会社のオーナーしていますタマエと申します。」「ユミさんから聞いていたけど、商大の学生さん なんですってね。うちの会社なんか敷居が高くてバイトの募集もできないと思っていたのに、あなたみたいに感じのいい若い人が来てくれて、とても心強いの。」「これから、ユミさんと仲好く頑張ってくださいね。」
 「それじゃオーナー もう 採用決まりでいいんですか?」
 「もちろん採用させていただきたいので よろしくお願いしますよぉ。有賀君も構わないでしょ いいよね!」って・・本人は まだ挨拶もしてないのに話を進めて・・
 「はい、今後とも是非よろしくお願いします。」
 「それじゃ、給料はちょっと早いけど大卒初任給の扱いで昇給は年一回、社宅はわたしのマンションの空いている室ね、始業は午後5時 終業は午前2時で休憩は1時間の夜間勤務ね 内容は管理人。諸費用と通信 交通費と水道光熱費他は会社が負担します。特約事項だけど受講科目の選択には干渉させてもらいます。そして、残業は時給3割増で勤務時間外と休日は別途のアルバイトを含めて自由、これくらいでどうかな?あとは、相談ね。採用条件の適用は只今から にするけど、よろしいですか?」
 こちらが、言葉を挟む余地もなく畳み込まれてOKすると、さらにオーナーは・・

 「仕事場と運営は多少 見たようだけど、あの建物は わたしが資金だけ投資した物件なんだけど、当社が所有して管理するように頼まれた物なの。投資先のディベロッパーがダメな会社で、月並みな形のマンションに高いお金を掛けて作った挙げ句に 高級な値段で売り出したけど、まるで買手が付かなかったから わたしが取り上げたの。ところがあの会社は 同じような建物を もう2棟あの町に作っているらしいの、だけどいずれ わたしに なんとかして欲しいって言ってくると思うの。どうするかは、今の建物が売れるかに掛かるから、二人でやってみて欲しいの。」って、どうしていいのか・・バイトの身には難しい事を言われて黙り込んでいると、リラックスして・・

 「あなたがユミさんと仲良しになってくれて、本当に良かったと思ってるの。なかなか若くていい人に会えないら。」なんて・・そして・・
 「仲良しになるって、世間では男女ならOKだけど、男同士でも女同士でもいい事だと思うの・・だって、仲良しになって、好になって愛し合うようになったとしても それって 本人達の事だし 外からトヤカク言うことでもないでしょ。それに男同士とか女同士って 世の中では 競い合わせるように仕向けているじゃない。それがフツウだと思う人も多いようだけど、わたしは そんなのって おかしいと思ってるの・・」「男女で付き合っていても、ひどいカップルも沢山いるんだから・・わたしは、あなた達の事をステキだと思うの。」

 「ところで・・なんだけど、そんな わたしも思春期を過ぎた頃からジェンダーが目覚めて、女の子がいいって思うようになって、今じゃしっかりオカマだけど、うちの会社の お店のみんなも性的指向は面白いのよ。男女もレズもゲイもいるけど、わたしにはムリなのが男女の仲で、可愛いのはレズだけど、自分もお仲間してるゲイだっていろいろと興味深いのよ。ま、自分で見て話してみると面白いのよ。」「ところで この会社なんだけど、実は以前からわたしがやってる ゲイバーがこんなことになったの。だいぶ前にユミさんが 大学を卒業したけど就職先がなってうちに来たころ、お店が繁盛していたせいで お店が入居していた建物の値段が上がって、家主さんに不動産の売却を奨めたら 大儲したもので お礼を沢山もらったおかげで  わたしも自前の店を増やしていったの。」「そうしたら、やっぱりまた 地価が上がったから転売していたら、いつの間にか不動産が副業になって、商売がこんなことになったの。」「今日は、ユミさんにゆっくり案内してもらうと いいわ。」
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