ハッピーな目覚め

Yonam Myon

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お姉さんの名前

 大きなピザを下げて、エレベーターを降りると、居宅が並ぶフロア通路と反対の方向に入口がある。
 特別規格の部屋らしくて間口の距離感がずいぶん長いし、玄関のドアも他とは違っている。
 中に入るとガラスのオフィスドアに【YONAM地所】と表示がしてあって、事務室にはカウンターがあるようだ。
 部屋に入るには、オフィスドアを塞ぐリバースドアを使って玄関側を開ける仕掛けで、知らない人には訳がわからない。

 リビングに続く廊下が現れると、お姉さんは僕を抱き包んで、唇を重ねてお互いの着衣を解いて体を絡めて・・寝室のベットに倒れ込んだ。
 お姉さんは、柔らかく波打つリズムで僕をリードして「いいよね・・私のものになって・・」と、囁く・・
 「うれしい・・はやく・・女にして・・おねがい・・」
 それからは、いつも同じ・・悦びを受け入れる女の吐息が身体中から湧き溢れて、愛液の温かさで男は悦びを伝えてくれる・・

 「あのね、わたしバージンをなくした日からユミちゃんって呼ばれてるの。」「それまでは歩(アユム)だったけど、あの日からはユミちゃんなの。」「あなたは、なんて呼ばれてるの?」
 「誰も愛称つけて呼ばないから・・」
 「うぅん・・バージン片付けたのは、いつなの?」
 「ちょうど、半年前・・バイト先で・・」
 「あなた、本当の名前はなんて?」
 「幸雄っていいます。」
 「それじゃあなた、半年前から幸雌(ユメ)ちゃんじゃないの。そう、呼ばせてよ・・ね。」

 「それにしても!バイト先に好きな男性ひといたの?」
 「会社が先月いっぱいで営業所を廃止したから、今は新しいバイト先を探しているんです。会社の人はもう誰もいません。好きな男?・・セックスするのは好きだったけど、男性を好きだとはまだ思えなくて。あの男の人が好ですなんて、まだわからないんてす。」
 「半年して? そう なんだ・・」 「ユメちゃん、あなたもしかして、セックスはまだ、あまりよくなってないんじゃない? そうだよぉ、さっきあなた破裂しなかったでしょ。未熟なのよぉ・・ま、いいよ・・わたしが、これからもっとよくしてあげるからぁ♥」

 後からシャワー入って来たユミさんは、カッコいいバストで柔らかい肌をしている。
 一緒にシャワーして、からだを絡めて石鹸を流すと・・
 「今はシーメールだから、そろそろトランスするなと思っているの。」「年齢的にもう限界だしホルモン投与だと、この先綺麗なわたしではいられそうにないから・・」
 「これからわたし、ホルモン投与しても、大丈夫ですか? ユミさんみたいになれますか?」
 「早く始める方が効果があるみたいなの。骨盤が広がる年齢だと、とってもいいけど。」「ユメも、希望者だと思うから、経験してみたら? どうせ翌朝突然、女の子に変身しているわけでもないから。」



 


 
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