(完結)婚約破棄ですか…いいでしょう!! おい国王! 聞いていましたね! 契約通り自由にさせてもらいます!!

にがりの少なかった豆腐

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貴方と共に歩むには

今後について

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 嬉しさに任せてロイドの体を堪能する。これは最近、障壁系の魔法も使えるようになったから今まで着ていた鎧を着る必要がなくなったことで、ダイレクトに触れるようになったから出来ることね。

 最初の頃は鎧を常に着ていたから、不意にロイドに触れようとしても鎧に阻まれて悲しい思いをしていた。それが嫌だったから真っ先に障壁系の魔法を教えたのよ。
 その結果が今に繋がるのだから、その時の私はよくやったと思うわ。教えた当時はやや難易度の高い障壁魔法を教えたから変な顔をされたけれど、それに耐えた買いがあったってものよね。

「すまないが、そろそろ話を進めさせてもらって良いか?」

 む、もう少しロイドの体を堪能していたかったのだけれど、確かにこのままずっと抱き着いていると日が暮れるわね。

「ごめんなさい。一旦やめるわ」
「一旦…」

 何か少し複雑な表情で私を見て来たロイドがそう呟いた。まあ、身内にこういった場面を見られるのは恥ずかしいのは理解できるし、ここでは止めて欲しいってことなのだと思う。まあ、そう思われていても隙があればやるけれど。

「まあ、これで予定が狂わなくてよかったと言うことだな。ってことで、本題ってことでもう一度聞くが、2人とも今後はどうするんだ? まあ、さっき付き合い始めたばかりだからそこまで予定は決まっていないだろうけどな。あくまで今まで考えていた今後の予定で良いから教えてくれると助かる」

 今後の予定ねぇ。まあ、当分は今までと同じように過ごすことになると思うのだけれどね?

「予定、と言っても碌に決めていないな。そもそも、今の生活を安定させたいから今まで通りその資金集めになると思う」
「私も同じ感じですね。まあ、私の場合はロイドとは違ってその場しのぎが出来ればいいから、資金集めはそこまで積極的にするつもりはないのだけど」
「あぁ、まあ、そうなるよな。少なくとも今は宿に泊まっているんだったか?」
「安宿だけど」
「同じく」

 資金集めをする以上、このままあの宿に泊まり続けることになる……あ。今はもうロイドと付き合っているのだから別々の部屋を借りる必要は無いのではないわよね?

「ん? と言うことは、2人は同じ宿屋で別の部屋を借りているのか?」
「そうだな」
「そうです。でも、いっそこれを機に別の宿で2人部屋を借りた方が安く済むのではないかしら? ロイド」

 今泊っている宿の部屋は確かに安いのだけど、さすがに2人分となればそこまで安いわけではないのよね。これを機に2人用の部屋を借りた方が安く済ませられるのは確かね。ただ、今の宿屋だと2人部屋はないから他の宿に移ることになるだろうけど。

「え? あーまぁ…そうだね」

 ロイドのお兄さんが笑顔で首を縦に振っているのが見える。そしてロイドはさすがに付き合いだしてすぐに同じ部屋で寝泊まりするのを躊躇っているようだ。まあ、今までのことを考えればすぐにわかることだけど。
 でも、今の関係を進めていくとなれば、いずれは同じ部屋なり家なりに住むことになるのだから、早い内から同じ部屋で過ごすのも悪くはないはずだ。

「まあ、その辺りは2人で決めてくれ。それよりもレイアさんは長期的な予定はないのかな?」

 そうよね。さすがにそれは聞いてくるわよね。たぶん印章を見せていなかったらこんなことは聞いてこない、と言うかこの話し合いもなかったと思うし。

 あの印章って、結局こいつは私の国の重要人物だから手を出すなよって意味合いが強いのよね。だから、その印章を持っている私はどんな事情が発生してもこの国に定住することは無い。だからそのことを理解しているロイドのお兄さんは今後のことを聞きたいのだろう。

「とりあえず、何もなければ当分はこの国に居ますよ。ただ、時期が来れば国に戻る事になると思いますけど」

 その時にはロイドも連れていくけれど、そう言えばロイドの家的には大丈夫なのかしら?
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