俺はただ怪しい商人でいたかっただけ

みるこ

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第一章

登場人物紹介

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*一旦区切りがついたので作者の備忘録としてこれまでの登場人物や概念を一覧にしました。
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【主人公】

*リュヌ・ヘイアン(10歳)
 母親譲りの黒髪黒目。両親の商人としての奇怪な姿を見た事で前世の記憶を思い出す。基本的には小心者だが時に大胆な性格。
前世分と合わせて魂を2つ持つ稀有な存在であり、妖精や魔性のもの、幻獣といった質の良い魔力を好むものに狙われやすいが本人にはいまいち危機感が無い。
前世の記憶を思い出した衝撃とリリーの手助けにより、鑑定が使えるようになった。
魔法や薬学の知識は家族ほど無いが、トールの魔力を吸収できる程の強靭な魂と魔力を見ることができる力を持っているため、今後の努力次第で大きく化ける可能性がある。

【ヘイアン家】

*イーリオ・ヘイアン(40歳)
 家族大好きヘイアン家の大黒柱。
柔らかい茶髪にヘーゼル色の瞳。華やかではないが柔和な印象を与える顔立ち。
穏やかな性格だが商人モードの時は雰囲気が一変する。
元々鑑定は使えず妖精の近道も知らずに生きていたが、妻ルーナに叩き込まれて今ではルーナに次いで精確な鑑定ができるようになった。
ヘイアン家の商人として様々な魔法、知識、言語を知っている。
尚、商品の仕入れ時の交渉は主にイーリオが行っているが、話し合いでは解決できないような種族との交渉はルーナが担当している。

*ルーナ・ヘイアン(42歳)
 ヘイアン家最強のお母さん。
ヘイアン家を継ぐ者には代々女神と同じルーナという名前が付けられるため幼少期は違う名前だった。
黒髪黒目で上品な顔立ち。物腰は柔らかく、少しマイペースなところがある。
イーリオ同様家族を愛しており、実はリュヌが倒れた時心配のあまり大量の薬を作って家族に止められていた。
また、家族で一番精確な鑑定ができ、魂の質も見ることが出来る。そのためリュヌに魂が2つあることは元々知っていたが、色々な種族と幼い頃から関わってきたためかあまり気にしていない。
商人モードの時は常に怪しい笑みを浮かべている。
トールやリリーとは昔からの知り合い。
商品の仕入れ時に実力行使が必要な種族が相手の時はルーナが担当する。
少し脳筋なところがある。

*マウニ・ヘイアン(18歳)
 ヘイアン家長男。
父親譲りの茶髪に茶色の瞳。髪質はふわふわ。常に穏やかな笑みを浮かべているため癒しオーラが物凄い。父親の優しい顔立ちと母親の上品な顔立ちの良いとこ取りで甘いマスクの持ち主。
大変頭が良く、昔から魔道具に興味があったため自ら他国の学校への入学を望み、高等部修了後も更に上の専門機関へ進むことが決まっている。
リュヌや両親同様妖精を見ることが出来、鑑定も中々の精確さ。更には妖精の近道を通っても影響を受けない稀有な体質の持ち主。
しかし本人はあくまでも商人ではなく魔道具職人、学者を目指しているためその力が発揮される場面は少ない。
ちなみに学校では瓶底メガネに真っ黒ローブスタイル。

*フォルン・ヘイアン(13歳)
 ヘイアン家次男。
父親譲りの茶髪に瞳はダークブラウン。
少し野性味のある顔立ちでマウニとはまた違うタイプのイケメン。
まだ妖精を見ることはできないが鑑定には目覚めており、アイテムの詳細や個人の簡単な情報を見ることができる。
現在は学院中等部二年生であり、入学時からトップのクラスに所属している。
マウニとは違い薬学への興味が強く、更には幼い頃から冒険者に興味があるためどちらかというと母親に似て武闘派。
また、妖精の近道とは物凄く相性が悪いためマウニお手製ど○でもドアを体験した時は酷い目にあった。
ちなみに学校ではマウニと同じく真っ黒ローブに瓶底メガネスタイル。リュヌでさえ気づけないほど空気に徹している。

【妖精族】

*リリー(???歳)
 ティン○ーベルのようなTHE妖精の装いをした妖精。可憐な見た目とは裏腹に口が悪い。
トールのことをアホ犬と呼べるほどの付き合いであり、ヘイアン家のこともかなり昔から知っている様子。
そんな昔から付き合いのある一族に人間では珍しい魂を2つ持つ存在、更には開花までした人間がいると噂を聞き見学に来た。
最初は見るだけにしようと思っていたがリュヌの魔力が予想以上に自分の好みだったため、虫除けも兼ねて名乗りを済ませた。
なんだかんだ世話焼きな性格であり、リュヌのことを気にかけている。
実は妖精族の中でもかなりの立場にいて、3人妹がいる。

【幻獣族】

*トール(???歳)
 大きな犬の姿をした幻獣。三本の尻尾を持ち、体はほのかに青白く輝いている。
金色の瞳に桜色の鼻といった神秘的な見た目。
雷を司る幻獣であり、ずーっと昔からヘイアン家を見守っている。
また、リリーとは旧知の仲であり、今回自分より先にリュヌと名乗りを済ませたことに物凄くショックを受けていた。
本当は自分も名乗りを済ませたいが、ヘイアン家初代当主との盟約により見守ることしか出来ない。
尚、リュヌに対しては我が子のような、或いはそれ以上の感情を抱いており、今後もリュヌの成長に合わせて感情を拗らせていくことになるだろう。

【用語】

*三女神
 ルーナ、アウローラ、ソール。
三柱の女神の呼称。
彼女達は姉妹であり、この世界を創ったとされている。
ちなみにルーナが長女、アウローラが次女、ソールが三女であり、リュヌ達の住む国の王族はソールの子孫だとされている。

*開花
 第二の魂が目覚めること。
人間の中で複数魂を持つものはかなり稀であるが、それが開花することは更に稀なことである。
魂が開花すると魔力を更に蓄えられるようになり、その質もかなり上質なものになる。そのため少ない魔力量で効率よく魔法を行使できるようになる。
また、噂によると開花した者にのみ行使できる魔法や、入れる場所もあるとか。
しかし開花にはデメリットもあり、妖精や幻獣、魔性のものを引き寄せやすくなってしまうため自分の身を守る術を早急に身につけなくてはいけない。

*妖精の近道
 その名の通り妖精が世界中に作り出した近道。
地形や障害物の影響を一切受けない直通トンネルのようなものであり、その正体は妖精達が空気中の魔素の流れを均一にし、川のように整えたもの。流れはかなり激しい。
マウニはこの川に無理矢理出入り口を設けて自室と寮を繋げた。
本来人間が通ることは想定されていない為、あまりに濃い魔素とその激流に耐えうる力が無いと通ることは出来ない。
様々な魔術を組み込んで通り道を作ったマウニもかなりおかしいが、妖精と同じように直接その流れに入ることが出来るイーリオとルーナは正直化け物と言えるだろう。
 
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