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第3章 短編を書いてみよう!
第9話 初めての作品?(プレビューで確認)
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朝食を終え、家に帰ったひなにモコりんは言いました。
「じゃあ、パソコンとスマホ、どっちも使えるようになろう」
「なんでタブレットじゃないの?」
ひなは不思議でした。タブレットだったら小学校の時から授業で使っていたから。スマホは、入学祝いで、ゴールデンウイークに貰える予定だったので使ったことがなかったのです。
「タブレットか~。だったらスマホでいいんじゃない?画面小さいだけだし」
モコりんはそう言いました。でもパソコンを指さして
「でも、パソコンも使えると楽だよ。ウィンド開いて検索しながら書けたり、コピペとか楽だしね。たまに練習したほうがいいよ」
と、パソコンの良さも語り始めました。
毎日、パソコンの練習をモコりんとする約束をして、ひなは小説を書こうとしました。
「ひな、いきなり書くの?」
「だめなの?」
「そういう人もいるからいいか」
モコりんが、意味ありげなに言いました。
◇
ひなは1000字くらいの短い童話を書きました。
「書けた。書けたよ! 私の初めての童話」
ひなは、スマホを抱きかかえながら大きな声で喜びました。
「モコりん! わたし書いたよ! 初めての童話!」
モコりんは、その姿をほほえましく見ていましたが、とうとうひなに、残酷な一言を伝えました。
「じゃあひな、そこにプレビューってボタンあるから、そこを押してみて」
ひながプレビューを押すと、りんご飴が出てきました。
つぶれて色がくすんでる、とても食べ物とは思えないりんご飴が……。
「なに……これ……」
「これが君の作品だよ。ひな」
「いや……。いやだよ」
「落ち着いて、ひな。疲れただろ」
落ち込んで黙っているひなに、モコりんは優しくいいました。
「お腹すいてるはずだよ。あんなに頑張ったんだ。休憩して何か食べに行こうよ」
そう言って、ひなを外に連れ出しました。
朝とは違う、さびしい道を目指して……。
「じゃあ、パソコンとスマホ、どっちも使えるようになろう」
「なんでタブレットじゃないの?」
ひなは不思議でした。タブレットだったら小学校の時から授業で使っていたから。スマホは、入学祝いで、ゴールデンウイークに貰える予定だったので使ったことがなかったのです。
「タブレットか~。だったらスマホでいいんじゃない?画面小さいだけだし」
モコりんはそう言いました。でもパソコンを指さして
「でも、パソコンも使えると楽だよ。ウィンド開いて検索しながら書けたり、コピペとか楽だしね。たまに練習したほうがいいよ」
と、パソコンの良さも語り始めました。
毎日、パソコンの練習をモコりんとする約束をして、ひなは小説を書こうとしました。
「ひな、いきなり書くの?」
「だめなの?」
「そういう人もいるからいいか」
モコりんが、意味ありげなに言いました。
◇
ひなは1000字くらいの短い童話を書きました。
「書けた。書けたよ! 私の初めての童話」
ひなは、スマホを抱きかかえながら大きな声で喜びました。
「モコりん! わたし書いたよ! 初めての童話!」
モコりんは、その姿をほほえましく見ていましたが、とうとうひなに、残酷な一言を伝えました。
「じゃあひな、そこにプレビューってボタンあるから、そこを押してみて」
ひながプレビューを押すと、りんご飴が出てきました。
つぶれて色がくすんでる、とても食べ物とは思えないりんご飴が……。
「なに……これ……」
「これが君の作品だよ。ひな」
「いや……。いやだよ」
「落ち着いて、ひな。疲れただろ」
落ち込んで黙っているひなに、モコりんは優しくいいました。
「お腹すいてるはずだよ。あんなに頑張ったんだ。休憩して何か食べに行こうよ」
そう言って、ひなを外に連れ出しました。
朝とは違う、さびしい道を目指して……。
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