モンド家の、香麗なギフトは『ルゥ』でした。~家族一緒にこの異世界で美味しいスローライフを送ります~

みちのあかり

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三章 お引っ越し

第9話 仕事の初日

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 ルーデンスが、朝からレイクさんに体の使い方を教えてもらうって出て行った。
 冒険者になるために、身の守り方を教わるために、まずは体を鍛えないといけないって言っていた。

 うん。筋トレ大事よね。筋肉は裏切らないのよルー。

 よい筋肉を作るにはたんぱく質が必要ね。そう言ったらルナちゃんが、「儂が兎でも捕ってこようか」って言い出した。

 無理! ウサギを解体なんてできる気がしない。魚ならまだ出来そうな気がするけれど。

 そう言ったら、スライムを10匹捕って来てくれた。

「スライムって消えないの?」
「魔物が魔物を狩るのは食事のためだ。消えられたら困る」

 そういうものなの?

「食してみろ。ほのかな甘さがあるぞ」

 そう言われてもスライムだよね。う~ん。この世界、食材のバリエーションが少ないのよね。そうだ。麻里のとき、近くの水族館でクラゲアイス食べたじゃない。クラゲだと思えば問題ない。クラゲだクラゲ。見た目変えるように四つに切りましょう。

 ぷよぷよしているかと思ったら、潰しまくった感じと違って案外しっかりと固まっている。水分が抜けて固くなったのかな? 透明だと思っていた体は白く濁っている。包丁はスーッと入っていき、どこかで見たような断面が現れた。

 そうだ、これ、マッシュルームみたい。

 マッシュルームだと思いこめば嫌な感じが薄まったよ。生で食べても大丈夫なのかな。心配だから焼いてみよう。

 火が通りやすくなるように薄切りにし、フライパンで炒めることにした。
 かまどの火でも、あたしの魔法は火加減が自在にできる。
 オムレツの失敗は油をひかなかったから。今度は大丈夫。

 熱く焼いたフライパンに油を入れる。
 くるりとフライパンを手首で回し、油を均一に広げた。
 スライムを入れると、ジューっと油に反発する音が心地よく聞こえる。

 焼き色がついたら、お皿に上げて試食だ。

 ホカホカと湯気が立ったスライムを一口噛み切る。

 これ……、ジューシーな鶏肉だよ。噛めばかむほどしっかりした旨味が口の中に広がっていく。

 おいしい!

 ルナちゃんにも食べさせたら驚いていたよ。

「なんだ? これがスライムとな。焼くということでここまで変わるものなのか。生も良いが、焼くとここまで食感が変わるものなのか」

 スライム一匹はすぐになくなったよ。

「生でもおいしいの?」

「ああ。生のスライムはな、プルプルとしてあって、口の中でとろけるのだ。毒はないぞ。スライムは全ての魔物の糧として大切な存在なのだからな」

 そこまで言われて食べないなんてできないわ。信じるよ、ルナちゃん。

 一口大に切ったスライムを、口の中に放り込んだ。

 これって、杏仁豆腐? 焼いた時と全然違う! ほのかな甘さはあるけどほとんど味はない。でも口の中は嬉しさが広がっている。気が付くと全部溶けた様に消えている。

 もしスライムが鶏肉の様に筋肉を育てるのなら最高じゃない!

 よし。焼くのはもっと厚めがおいしいよね、リューの分は食べやすくした方がいいと思う。味付けは塩一択! 生にはメイプルシロップをかけてデザートにしましょう。そうね、フキノトウも一緒に炒めたらビタミンや植物繊維も取れるわ。細切れにして自然に口に入るようにしましょう。ああ、醤油が欲しい!

 レタスのような、もうレタスでいいよね。焼いたスライムとフキノトウをレタスの葉に包んで串で刺す。こうすれば手づかみでも綺麗に食べられるよね。さあ焼くよ!

 焼いている時にルーデンスが帰ってきた。

「遅くなってごめん。帰り道にスライムが固まって何匹もいたから潰して回っていたら遅くなっちゃった。少しだけどカレールゥ拾ってきたよ」

「本当に! ありがとうルー。手を洗ったらリューを呼んできて。今日の朝ごはんは期待しててね」

 今日のメニューはパンとスライム焼き。フキノトウがいいアクセントになっていたよ。ルーデンスは運動してお腹が減っていた所に暴力的な旨味を与えられて、普段はしないおかわりを三回もした。リューはレタスが気になっていたんだけど、お肉を食べたらレタスは気にならなくなったみたい。デザートの生スライムシロップがけは二人とも大絶賛。

 ルナは、「毎日でも取ってこよう」と大満足。

「「「ごちそうさまでした」」」

 みんなの大満足な顔を見て、あたしはいいことを思いついた。



 朝早くからレイクさんが僕を鍛えてくれた。

「そんな腕じゃ、盾を持つなど百年早い! 腕だけじゃねえ、飛びかかってくる野獣を止めるのは強靭な足腰があってこそ。止め切ってすぐに剣を差し出す柔軟さも必要だ。まずは筋肉! 筋肉を裏切ったらいかんぞ。まずはスクワットだ。ほれ、い~ち、に~い。早くやるんじゃねえ! ゆっくりと筋肉を感じながらやるんだ!」

 ボロボロになるまで筋肉を鍛えたけど、レイクさんは「この程度か」と不満げ。
 一週間に一回課題を増やすから、それまで一人で鍛えろと言われて、朝の体力作りは終わった。

 なんとか、家に帰ろう。

 ゆっくり歩いていたら、スライムが固まってうごめいていた。近くにあった折れ枝を拾うと、スライムを滅多打ちにした。

 カレールーが少しだけドロップした。

 ごめん、一粒だけ。

 少量のお湯にカレールゥを少しだけ溶かして飲むと、体力が回復していくのを感じた。
 家に着く頃には、食欲が出てきた。

 すごい料理を母さんが作ってくれた。

「これはルナ様が取って来てくれたスライムなのよ」

 このお肉もデザートもスライムなの? スライムって消えてなくなるものだと思っていたけど、いろいろあるみたい。

 おいしいご飯ありがとう。

 掃除手伝いたいけど、仕事行く前に休んでもいい?
 僕は一時間くらい寝た。おかげですっかり体力が戻った。

 解体所の仕事は10時から15時まで。解体する獣の数で早く終わったり残業があったりするらしい。

 母さんが僕にお弁当を作ってくれた。え? こんなにたくさん?

「これがルーの分。こっちの大きいのは職場の皆さんに食べてもらって。小さく切ったスライム焼きだから。スライムの肉って教えないでね」

「なんで?」

「スライムって聞いていい気はしないでしょ? それにこれは誰も知らない情報なのよ。ゆくゆくはこれを売り出そうと思うから、今日の分はルーのあいさつ代わりと試食品よ。おいしさが広がったら、母さんが家にいたままで仕事をすることができるでしょう」

 すごい。母さん料理上手なだけじゃなく、頭もいい。

「これ、銀杯の祝宴のみんなにもあげたい」
「そうね。お世話になりっぱなしだからいいアイデアね。次に会うのいつ?」

「来週の月曜日の朝、また訓練してくれるって」
「わかったわ。その時持っていってね。できればお家に招待したいけど」

 僕は「言っておくよ」と答えて、解体所に向かった。



「おお、新入りか。ここはきついし、臭いし、重労働だ。辞めたくなったらさっさといいな」
 
 年配の所長さんがいきなり僕にそう言った。

「ここで長く働くとな、獣の血の匂いが体に染みつくんだ。そうなると街に入っても嫌な顔をされるようになる。解体屋と冒険者は街のキレイさんには疎まれる商売だ。そんな若いうちからなるもんじゃねえ。ここはな、冒険者が引退して食うに困ってから来るような所だ」

 親切で言ってくれているのだろうか? それとも邪魔者だと思われた?

「僕は解体を学びたいんです。働かせてください」
「なぜだ?」

「僕は狼を従獣にしています。だから街中には入れないんです。それでも家族を守るため、冒険者になりたい。冒険者で稼ぐなら、しっかりした解体技術で肉や毛皮を売りに来た方がいいんでしょ」

 僕の目を見て、所長さんが笑った。

「ははは、いい心がけだ。きついぞ」
「聞いてます」

「冒険者のほとんどは、てきとうな解体しかできない。それでもやっていけるぞ」

「僕には母と妹、それと従獣のルナしかいません。僕が家族を守らなきゃいけないんです。それに、取ってきたお肉を家族と食べるなら、一番おいしい状態でお肉を調理したいじゃないですか」

 強張っていた所長さんの顔が笑顔になった。

「おう、気に入った。まあ、そんな貧相な体じゃ、いつまでたっても冒険者なんぞならん方がいい。ここで働いて技術と筋肉を鍛えろ。とは言っても最初は掃除からだがな。わしは所長のアカ。お前は、シロだ」

「え?」

「ここは訳ありが多い。誰も本名では名乗らん。新入りはシロと名乗るのが伝統だ。おい、グレイ、下働きの仕事教えてやれ」

「やっとシロから解放された。来な新入り」

 最初の仕事は、デッキブラシで血の跡を一日中洗うことと、水を何度も川からくみ上げるだけだった。

 二時間働いただけで、クタクタになった。カランカランと鐘の音がする。

「シロ、休憩だ。飯食って休むのも大事な仕事。お前が一番下っ端だから、みんなのために茶をいれるんだ。あの大きなヤカンでお湯を沸かして茶葉を入れる。とろとろしていたら休憩が終わるぞ、早くかまどに火を入れな」

「お湯があればいいんですか?」
「そうだが、水は沸かさないとお湯にならんぞ」
「やってみます」

 僕はヤカンの中に向かって手をかざし「ウオーター」と唱えた。湯気を立てながらお湯が溜まっていった。

「魔法か? すげーな。おーい見てみろ、新人がやらかしてるぞ」

 六人しかいない先輩たちが僕を取り囲んだ。

「ずるか?」
「便利ならそれでよくね」
「新人の仕事、これでいいのか?」

 言われた通り茶葉を入れる。あとは欲しい人が茶碗に自分で入れるだけ。

 せっかくだから、母さんの弁当を出した。

「母さんが、あいさつ代わりにと持たせてくれたお肉です。どうぞ召し上がってください」

 一人三切れは当たりそう。クロ先輩が手を付けた。

「ん? 何だこのうまさは。なんの肉だ? こんな肉、くったことがねえ」
「クロ、お前まだ新人だな。どれ、俺が当ててやる。ん? 何じゃこれは! うまい! 確かにうまい!」

 先輩たちはうまいうまいと言いながら首を傾げていた。

「何しとるんじゃ」

 所長がやってくると、キイロ先輩が所長に食べさせた。

「ん? うまっ、何じゃこの肉は。鳥? いや違う、しかし、トリのような気も、ウサギに近いのか?」

 みんなが僕になんの肉かと聞いてきた。でも答えたらいけない。

「知りません。母さんが何か特別な処理をしているみたいですが、貴族の秘伝だと言っていました」

 所長さんは「お前らの事情は聞いている。貴族の秘伝か。知りたいが死にたくもないな。おめーら、これ以上詮索するな。首が飛ぶぞ」とくぎを刺してくれた。

 僕は自分のお弁当を取り出し、ゆっくりと食べた。お肉からほんのりとカレーの香りがした。静かに体力の回復が早くなっていくのが分かる。母さんが僕のために仕込んでくれたんだ。

 おかげで午後からもちゃんと働けた。所長さんが「初日としてはまあ頑張った」と褒めてくれた。



「ルーがカレールゥを取って来てくれたし、初仕事だから母さん頑張って作ったの」

 家に入った瞬間、カレーの匂いがしていたから、カレースープかドリンクだよね。

「見なさい。これがカレールゥの真骨頂よ」

 母さんが鍋の蓋を取ると、一気にカレーの匂いが濃くなった。
 鍋の中には、ドロッとしたカレーにまみれたスライムが、山のように重なり合って光っていた。

「食べてごらんなさい」

 母さんが二本の棒を片手で扱い、肉を皿にのせて僕とルナの前に置く。

「リューはこっちね」

 カレーミルクドリンクに、何かが入っていた。

「「「いただきます」」」

 リューがカレーミルクドリンクを飲んで大喜びしている。

「ルー兄さま。このスライム、クチュクチュしておいしい」

 リューがごくごく飲みながらクチュクチュとかんでいるのをみていたら嬉しくなった。

 僕はスプーンを使い、カレーがまとわりついたスライムを口に入れた。
 
 トロっとしたカレーが舌に乗ると、そのままスライム肉がはらはらと解けた。
 その瞬間、カレーと溶け合った肉汁が噴き出してきた。

 熱い、辛い、うまい!

 ゴクンと全てが喉の奥に消え、カレーと甘い肉の脂が体中に広がった。

『♫ヴァー・モンド家の香麗なルゥ』

 あの時聞いた歌が流れた!

 『♫アップル&ハニーも仲良く混ぜ混ぜ
 家名! ♫ヴァー・モンド家の・カレー』

「ルゥ【カレー】のレシピ・解放
  メニュー1 カレーのスープ
  メニュー2 カレーのパン粥
  メニュー3 カレーのミルクドリンク +生スライム
  メニュー4 カレーの肉煮込み +スライム」
 また進化した。

 でもそれよりもこの料理、すごくおいしい! サラサラだったスープがトロトロのなってるのなんでだろう。

「溶かした後で火にかけるとそうなるのよ」

 嬉しそうに母さんが教えてくれた。

 とろとろしているから、お皿にカレーが引っつく。

 鍋についたカレーはルナが舐めてきれいにした。
 お皿についたカレーはパンで掻きとるように集めて食べた。

「やっぱりゴムベラが欲しい」

 相変わらずよく分かんないことをつぶやいている母さん。

 元気になった僕は、母さんたちのためにお風呂に水と僕の魔法のお湯を入れた。

母さんはすごく喜んで、リューと一緒にお風呂に入った。

僕は後からお風呂に入って、ルナをしっかり洗った。
ルナは「必要ない」と言っていたが、母さんがリューのために毛は清潔に保ちなさい」といい聞かせ、母さんの料理のためならと仕方なくお風呂に来てくれた。

 湯上りに、みんなで食べた生スライムは、冷たくておいしくて、幸せの味がした。
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