モンド家の、香麗なギフトは『ルゥ』でした。~家族一緒にこの異世界で美味しいスローライフを送ります~

みちのあかり

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三章 お引っ越し

第10話 引っ越し祝い

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【マリー】

 今日は引っ越し祝い。ルーデンスに頼んで銀杯の祝宴のみなさんを招待した。お世話になりっぱなしだから、ちゃんとお礼はしないといけないよね。

 鉄フライパンの使い方はマスターできた。日本だと油は敵、みたいに植物油を減らしてたけど、おいしいものを作るには油はケチっちゃダメって気が付いた。

 醤油、味噌、コンソメ、和風だしは恋しいけど、あるもので勝負しなきゃ。

 さすがにカレールゥの料理は秘密にしたいから出さないけど、おいしいオムレツは作れるようになったからね。驚いてもらうよ。

 材料はケチっていられない。高いけど玉子とバターは買いました。コショウは貴族向けのお店にしかないから無理。油と小麦粉は充分買った。
 野菜は山菜が多い。ジャガイモ、ニンジン、玉ねぎはこの地域では高くて手に入りづらいものらしい。

 料理を作っていると、リューが「おてつだいする」と寄ってきた。
 そうだね、そろそろ料理の作り方を教えましょう。

 小麦粉と水を入れたボールを渡す。フォークでゆっくりと静かに混ぜさせた。



【レイク】

「あと10回。いいかボウズ、苦しい時こそ逃げ出すんじゃねえ。獣はな、背中を見せたら一気に襲う。怖くても腹と目に力を込めて睨みつけるんだ。そんな気でやりきれ!」

 筋肉も体力もボウズには足りん。そいつを身につけるには根性と精神を鍛えないといかん。

 逃げぐせと諦めを覚えた奴は、狩場で真っ先に死ぬ。力が尽きるまで、命がこときれるまで、戦う気持ちを持つために、俺は稽古の最後に過剰な回数のスクワットをさせた。

 ふっ、やりきったじゃねえか。ぶっ倒れたボウズのわきに座り、ボウズが持ってきた水筒の水を飲ませた。

 若いっていいな。回復が早い。ふらふらになりながらも、立ち上がって俺に礼を言った。
 礼儀正しい奴はいい。伸びるのが早そうだ。

 別れ際、ボウズから引っ越し祝いの誘いを受けた。

「待て待て、そういうことは俺じゃ決められん。時間はあるな、ちょっと来い」

 ボウズをホームに連れていく。ローディがパンと昨日の残りの冷めたスープをテーブルに並べていた。ランゼはあくびを噛み殺しながら、髪をとかしている。

「どうした、ルーデンスを連れて。パンとスープならだせるが」

「あ、そうじゃないです。皆さんに引っ越しのお礼を兼ねてお祝いのランチをしましょうって、母さんが言っています。ご都合の良い日をきいて来なさいって」

「まあ、そんなに気にすることはないのに」

 髪をとかす手を止めてランゼが振り返る。

「まあお祝いを断ってケチをつけるのも悪いな。我々としても命の恩人だ。お礼をもって参加するのがスジと言うものだ」

 リーダーが決めたことには従う。これが俺たち銀杯の祝宴のルールだ。
 プレゼントを買う予定も入れて、あさっての昼に魔女様の屋敷へ行くことになった。



【ランゼ】

 どんよりとしたイメージがあったんだけど。
 青空のもとで魔女様の家を見下ろすと、赤い屋根がとってもかわいく見えた。
 私たちを見つけたルーデンス君が坂道を駆け上がってくる。

「いらっしゃい。ようこそお越しくださいました」

 ああ、何ていい子。育ちがいいってこういうことなのね。田舎に残した弟たちとは大違い。

 連れられてドアの中に入ると、え? 段差?

「いらっしゃいませ。ここで靴を脱いでくださいね」

 え? 靴を脱ぐの? 人前で?

 魔女様の家のルール? 従わないと何かあるかもしれないわね。
『遠征先ではその領のルールに従え』っていう言葉もあるし、やらないと呪われたりするのかもしれない。

 あ、男どもが靴脱いで上がった。ええい! 私も覚悟決めるよ!

 置かれている椅子に腰をかけて、硬く結んだブーツの紐を解いた。



【ローディ】

 マリーさんが我々にお礼を伝えてきた。確かにいろいろ世話はしたが、それはあの時助けてもらった恩義だ。まあ、命を救われた礼は、家を紹介したことで返せたことでいいだろう。

 恩義にはできる限りの礼を尽くして報いるのが冒険者としての暗黙の了解。助け合いと信用が、生存率を格段に上げるからだ。

 あの時のオオカミの子供の引き取り額も確定した。金貨で2枚は渡せる。かなりの高額がついたのは、状態の良さに他ならない。今日贈り物と一緒に手渡せたのは幸いだ。これで一通りの礼は尽くせた。

 まあ、そんなことはなくても、出会っていればこの家族を気に入っただろう。仲良くすることは我々の総意でもある。
 正直者の家族が、騙されないように目をかけておこうと三人で決めた。

 招待のお礼に、贈り物を買ってきた。俺が選んだ毛布だ。
 ランゼは「もっとオシャレなものがいいわよ! 櫛とかかわいいカバンとか」と言っていたが、それは女性が使うものだろう。実用品が喜ばれるに決まっている。

 新品の毛布はマリーさんもルーベンス君も喜んだ。リュミエルちゃんなんて「新しい毛布~」って顔にスリスリしている。

 ほら、俺の選択は間違いではなかっただろう、ランゼ。

 何度も感謝を告げられ、食卓に案内された。



 見たこともない料理が並んでいる。

 我々銀杯の祝宴はここらではトップチーム。リーダーの俺は貴族のパーティーに呼ばれることもあるのだが。

 こんな料理見たことがない。

 料理なんか、煮るか焼くかしかないだろ。貴族だって材料が良くなるくらいしか違いはないぞ。

「どうぞお召し上がりください」

 黄金色に輝く、見たことのない食べものにフォークを刺す。刺した先から、プリっとした感触がフォークをわずかに震わせ、指先に伝わる。

 目の前に持ってきてじーっと観察した。荒れた大地の溶岩石の様にデコボコしている。

 油の匂いが鼻につく。俺は口の中にそれを放り込んだ。

 サクリ、とした一瞬の歯ごたえから柔らかな肉の弾力ある噛み応えが続く。
 あふれ出る溶岩のように熱い肉汁。甘味と旨味が一気に広がる。

 香ばしい香りが、鼻から抜けていく。

「うまい!」
「おいしい」
「なんじゃこりゃ~!」

 俺たちは叫び声のような感動の声を上げた。レイクの奴なんか立ち上がって吠えてやがる。

「お気に召したみたいでよかったですわ」

 お気に召すなんて言葉で言い表せるか!
 レイクが叫んだ。

「おいランゼ、お前マリーさんに料理習え」
「無理よ、こんなのわたしが作れるわけない。だいたい、うちのパーティ、食事はローディお任せでしょ」

「お前、少しは女らしくなろうって思わねえのかよ」
「うるさい、脳筋! あんたこそ身だしなみを気にしろ」

 いつも通りのじゃれ合いが始まった。止めるか。

「お前ら、食わないならお前らの分俺が食うぞ」 

 じゃれ合いのケンカはすぐに止み、食事に戻った。

「これはなんと言う料理なのでしょうか」
「天ぷら、という料理ですわ。天つゆが作れないのが残念ですが、お塩を振っていますのでそれなりにおいしいですよ。山菜の天ぷらもおあがりくださいね」

 それなりにおいしい? だと! こんなうまいものに対してなんて言いようだ!
 混乱してきた頭を振り、言われるがまま野草を食べた。

 サクサクとした歯触りに、苦みと塩と油の旨味が混ざり合う。旨い! 美味い! うまいぞこれは!

 ただの野草が何でこんなにうまくなるんだよ! レイクが「ビールが飲みてえ!」と叫んでいるが、確かにその通りだ。

「ごめんなさい、用意しておりませんでした」
「いいのよ、マリーさん。こんなバカほっといても」

 確かに昼からのお呼ばれで、酒を要求するのはおかしいことだ。だがな、これは酒飲みには耐えられない味だ。

「失礼ですが、どのような調理法をしているのですか?」

「天ぷらの作り方ですか? 小麦粉と重曹を水で溶いて、食材につけたら油で揚げるだけですよ」
「油で揚げる? どういうことでしょうか」

「あ、揚げ料理ないのか! 温度管理が難しいので教えるのが難しいのです。火事になったら責任取れません。じっくりと何回もかけないと危険な調理法なので……」

 秘伝の料理ということか。確かにこれほどの味は高度な技術を得るための長い修業が必要なのかもしれない。

「次の料理を作りますので、すぐ出来ますので、パンとミルクをつまんでお待ちになってくださいね」

 パンは普通のもの。神の体を表すパンを変えることはできないからな。ふむ。ミルクは温めてあるのか。
 ん? 甘い。そうか、メイプルシロップを加えたのか。すごいな。そんな工夫誰も思いつかなかったぞ。

「おいしいわ。どうなっているのローディ」

 教えたら次から要求するだろう。そんな金のかかる面倒ごと抱えたくない。

「わからん」と答えて、ルーデンス君と話を始めた。 



「一人ずつだしますので、熱いうちに食べて下さいね。まずはローディさんの分です」

 目の前に、月のような黄色い食べ物が出てきた。真ん中にバターがひとかけら乗せてあり、溶けながら皿に落ちた。

「本当はケチャップがあれば完璧なのですが。バターを塗り広げて召し上がってください。ああ、お米とケチャップがあればふわトロのオムライスをお出しできますのに」

 俺の椅子の左右にレイクとランゼが立ち、皿を凝視している。気にしたら負けだ。

 スプーンで皿の上のバターのかけらをすくい上げ、全体に塗り広げた。
 溶けたバターの匂いが漂う。

 そのまま黄色い月の端をスプーンで切り裂き口に入れた。

 卵か? 卵なのか! 卵を焼いたものだ。
 でもこんな旨くないだろう。卵は茹でるか割って焼くしかないし、こんな甘さや塩味は……。
 そうか、バターに入っている塩分か! メイプルシロップも使っているな。

 俺の姿を見てたまらなくなったのか、スプーンをもった隣に立っている二人が月を奪い合い食べ始めた。おい、待て、それは俺のだ!

「おいしい。ふわっとふわ」
「うおおおお~」

 うるさい、俺のを奪うな!

 マリーさんが、「今作ってますから!」と声をかけてきた。
 リュミエルちゃんから、「おじさんたち、行儀悪いです。メッ!」と叱られた。

 あ、ああ、すまんな。ルーデンス君が慌てていたが、俺たちは三人そろって、リュミエルちゃんに「ごめんなさい」をした。



【ルーデンス】

 母さんの料理はとても喜ばれた。よかった。
 食事の後、いろんな話をした。

 ローディさんは母さんと料理についていろいろ話をしていた。

「これだけおいしい料理、店を開いたら評判になるでしょう」
「でも私達、街の中で商売できませんから。それにいくらで売ればいいかわかりませんの」
「確かに。貴族でも食したことのない料理の数々。難しいですね」

 ランゼさんはリューとルナを囲んで楽しんでいた。

「ルナちゃんはもふもふで気持ちいいわね」
「うん。リューはルナちゃんが大好き」

 レイクさんは僕に冒険者の心得を話してくれた。

「いいか、危険な時は背中を見せて逃げちゃいけねえ。背中を見せるってことは、襲ってくださいと言っているようなものだ。怖くても相手の目を離すんじゃねえ。それだけは覚えておけ」
「はい」

 最初はそんな感じだったけど、みんなで雑談できるようになった。

「そうだ、マリーさん。わたしが以前手に入れたものがあるんだけど見てくれる? もしかしたらマリーさんなら分かるかな、と思って持ってきたのよ」
「いいですよ。何でしょう」

「料理に使うものだって助けた旅人からもらったんだけど、道具屋に売りに行ってもわからないって買い取ってくれなかったのよ。他領から来たマリーさんなら知っているかと思って」

 そういって、不思議な形のものを出してきた。

「取っ手の先に固い針金が8本、楕円形に折り曲げてあるだけなの。スプーンみたいに何もすくえないし、フォークみたいに刺すこともできない。切ることも叩くことも無理なの」

 母さんは手に取ると、体を固くして震えた。

「これは、泡立て器! 泡立て器じゃない!」
「知っているの?」

「もちろん! あの、これ、売ってもらえませんか?」
「いいよ。どうせわたしじゃ使い道わからないし」

「いくら払いましょう」
「いいよ。今日のごちそうのお礼」

 母さんは躍り上がるほど喜んでいた。

「では、皆さんが狩りに行く時、お弁当を作りますわ」
「お弁当って何?」

「お昼ご飯を箱に詰めるの。それを持っていって」
「嬉しい。そうして!」

 レイクさんが「マリーさんの料理が詰まった箱だと!」と叫びながら喜んでいた。

「マリーさん。その弁当、よければ明後日の早朝に頂けないか?」
「いいですけど。なぜですか?」

 ローディさんが、真面目な顔になって答えた。

「実は、西の森で魔獣が出たんだ」
「魔獣ってなんですか?」

 魔物は魔力をまとった動物。獣は魔力のない動物。明確に分かれているんだけど。

「魔獣は濃い魔力で半分魔物化した動物だ。満月になると地上の魔力が濃くなり、新月では薄くなる。満月まであと7日。それまでに討伐しておかないと、完全な魔獣になってしまうんだ。その前に倒すとギルド主体に大規模討伐体ができている。今日もいくつかのパーティが調査にいっているんだがけが人も出ている」

「これは秘密だから街の人には教えないでね」とランゼさんが真剣に言った。

「我々が向かうのは三日後。ここで決着をつけなければいけない。何日かかるかしれないんだ。そんな時、こんな料理があれば頑張ればそうだ」

 みんなの目を見ていれば分かる。怪我をするかも、いや、命ををかけて戦う覚悟だ。

「わかりました。みなさんのために最高のお弁当を作りましょう」

 そう約束して、お祝い会は終わった。



【戦闘/三人称】

「そろそろ交代だ。4班前線へ上がれ。到着次第、1班は陣営に戻り休息を取れ」

 指示役のギルド長が鐘を鳴らし旗を振りながら、大声で叫ぶ。旗を見れば大方の段取りは理解できるが、声掛けはこれから戦う者たちに勇気を与える。

 1班に配属された銀杯の祝宴は、緊張から解放され陣営で倒れるように腰を下ろした。

「さすがに、一筋縄ではいかないわね」
「持久戦だ。休憩後改めて作戦を練る。他のパーティとの連結を強化しよう」
「そんなことは後だ! まずはマリーさんの弁当を食おうぜ」

 三人分にしては大きな包みを開けると、そこには一つひとつフキの葉に包まれた料理がたくさん入っていた。

 固いパンをパン粉に変え、小麦粉にカレー粉を混ぜて衣を作ったカレー風味の唐揚げをレタスでくるみ、さらに小麦粉、玉子、メイプルシロップ、バター、牛乳、それに山菜のあく抜きのために売っていた重曹をふくらし粉代わりにした生地を、ふっくらと焼き上げたホットケーキで、クルッと包んだ簡単サンドイッチ。

 マリーは銀杯の祝宴のために、惜しみなく金とカレールゥをつぎ込んだ。必ず帰って欲しいという思いを込めて。カレールゥの回復力を信じて。

「これだけあれば、二~三日は大丈夫ね」
「そんなに持つか?」
「あんたが食い散らかさなきゃ持つわよ! 一人一個ね」

 ケンカなのかじゃれ合いなのか微妙な会話をしながら、三人はサンドイッチを食べた。

「これは」
「あの時の香りが」
「うお~! 筋肉が喜んでいる!」

 一気に体が熱くなっていく。魔力の高いランゼをはじめ、三人の体力が戻るのに一時間もかからないだろう。

「おい、みんな、これを食べろ!」

 ローディが他のパーティにサンドイッチを配る。

「俺の弁当が~!」

 レイクが叫ぶがそんなことは気にしない。

「一気に叩くぞ!」

 このチャンスを逃がさないと、ギルド長の許可も取らずに戦地に戻った。



 前衛全員が一気に巨大なクマを叩く。回復役の後衛は、けが人を後方に引き戻し、ヒールをかける。

 面白いように攻撃が決まる。盾役が揃ってクマの動きを止めた。

「今だ、ランゼ」
「分かってるわ、カウントダウン! 5・4・3・2・1」

 3のタイミングで盾役全員が一気に離れた。クマは何が起こったのか頭が追い付いていないまま動きださずに警戒している。

「ファイアーボール!!!!!」

 今まで誰も見たことのない、巨大な火球がクマの頭を吹き飛ばした。

 思わぬ展開に、シーンとした森の中は一転して大歓声が起こり、勝鬨が上がった。

 喜びに満ちあふれた冒険者たちの中、レイクが誰よりも大きな声で叫んだ。


「うおおおお~! マリーさん! 結婚してくれ~!」

 その叫びと思いは、遠く離れたマリーには、当然だが届くことはなかった。
 
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