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世界大会編
再会とパワハラ精霊
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翌朝。
夜明け前。
涼しく気持ちの良い空気が漂う中、向日葵の声が湖畔を駆け抜けた。
「しゅっぱーつ!」
向日葵の言葉と同時にドラコは桜たちを乗せたバスケットを手に、大きな翼を羽ばたいた。
蓮とリルは跳躍し、空を駆けた。
「ヒマワリ様は朝早いのにすごく元気ですね」
「うん!きょうはねぇ!メイちゃんにあうの!」
今日はフィーネたちにとってはポーションの納品日。
蓮たちにとってはグリーデンでの買い出しと、白狼の一団と会えるかもしれない日。
バスケットに乗り揺られながらフィーネが聞くと、向日葵は満面の笑みで答えた。
「会えるかはわからないよ?でも居たら良いね」
明確な日程の約束はしていない。
レグナムから帰ると聞いていたおおよその日程でグリーデンに向かうだけだ。
期待が外れたときのショックを緩和する為に桜が向日葵に説明するが、そう言葉にする桜自身もメイに会いたい気持ちが強いのが表情から見て取れる。
「居なかったら伝言を残したり、グリーデンに数日滞在すれば良いよ」
空をかけながら蓮が言う。
フィーネたちも滞在しても良いし、カエデに運ばせて先に帰しても良い。
元いた世界と異なり時間に余裕があることを説明し、蓮は桜の焦る気持ちを落ち着かせた。
「フェンさんたちもレグナムで報酬を受け取ってるから、しばらくら任務に出ないかもしないしね」
「ねぇね。メイちゃんとインスタこうかんしなかったの?」
インスタント・フォトグラム。
通常インスタ。
蓮のいた世界では流行っていたソーシャルネットワークサービス。
日々の日記を投稿するだけでなく、通話やメッセージ機能があり、互いに繋がりを持っておけば連絡を取り合うことができる。
リアルタイムな連絡手段が極めて限られているこの世界に導入すれば、文明を発展を急激に加速させるだろう。
「ご、ごめんね。この世界じゃ使えないんだぁ。スマホも持ってないし」
響きに懐かしさを感じながら桜は説明した。
スマホは机の上に置いたまま転移した為、持っていない。
持っていたとしても写真を撮ったり、計算をするだけのになるため、電波を必要とするものは一切使えない。
それだけの機能があれば充分オーパーツになりのは事実だが、向日葵の言う用途としては使用できない。
フィーネたちが聞きなれない言葉にハテナを浮かべてしまっている。
道中に狩りをして、食糧と素材を集める。
移動距離に慣れ始めているからか、あっという間にグリーデンについてしまった。
例に倣ってグリーデンの手前で降り、ドラコは人化を発動。
素早く服を着て、徒歩でグリーデンへと向かう。
「おはようごじゃいますです」
服を小さくつまみ、軽く膝を曲げて向日葵が門番に挨拶をした。
「ああ、おはよう。今日も良い笑顔だな」
向日葵が満面の笑みというか、満面のドヤ顔で見せた王家特別待遇証を確認しながら、番が挨拶を返した。
忘れていた。
帰る前には少しだけ注意しよう。
蓮は向日葵のことを軽く謝罪しながら門を潜り、桜やフィーネたちも後に続いた。
空を移動しているときに微かにも鐘の音は聞こえていない。
二度目の鐘は魔では時間があるが、一度目の鐘が鳴ってから少し経った程度の時刻だろうか。
様々な店が開き、人通りも多い。
活気が溢れ、住民の表情も明るい。
いつ来ても素敵な街だ。
リルが先頭を歩き、人の波を十戒のように割りながら進み、最初にやってきたのは冒険者ギルド。
リルを外で待機させ、中に入る。
「お!レンじゃ……」
「サクラちゃん!すっごく綺麗だったよ!びっくりしちゃった!」
「メイちゃん!来てくれてありがとう!嬉しかったぁ!」
女の子というのはなぜ感情表現が豊かなのだろうか。
手を取り合い飛び跳ねながら伝え合う。
「メイちゃーん!」
向日葵も良く懐いており、メイに駆け寄った。
「ヒマちゃんも綺麗だったよぉ!お姫様みたいだったねぇ!」
「そうなの!ひぃちゃん、プリンセスなの!」
向日葵が加わり更に賑やかだ。
蓮とフェンとローは顔を見合わせ、なぜ女性はこんなにも賑やかなのかと同じことを考えた。
「よ、よう。ありがとな」
メイたちにかき消された言葉をフェンが再び口にした。
レグナムの祝典時に、蓮が獣人差別を緩和する話をしたこと。
白狼の爪牙の協力の元、特別指定討伐対象を倒したことを説明したこと。
そして、それにより国から特別報酬が出たこと。
フェンは細かく離さずに感謝を伝えた。
蓮も多くを語らずに『お気になさらず。本当のことですから』と言葉を返し、そして祝典に駆けつけてくれたことに感謝を伝えた。
女性陣とは対照的に言葉は少なく、落ち着いた会話。
「私たちは納品に行ってきますね」
フィーネたちは受付に向かい、アニィと話し、奥の部屋へと消えていった。
フィーネたちを目で追う際に、手を振っているミミィが視界に入ったため会釈をする。
蓮の後ろではドラコが闘志をむき出しにしている。
「お、お前も大変だな」
「す、すみません。なぜかドラコはミミィさんのことを良く思ってないみたいで」
殺伐とした空気に耐えかねて、フェンが蓮に伝える。
その言葉に蓮が謝罪を伝えるとローは『な、なぜかって言えるのは色々な意味で凄いことだよ』と蓮の恋愛低スペックに驚愕した。
その言葉にフェンもただただ同意した。
ローの言葉を聞き、理解できず蓮は首を傾げ、それを見てフェンとローは手で顔を覆った。
「あ、それよりも、この後って時間ありますか?」
「ん?ああ。今から任務なんだ。たぶん夜ならいけるぞ」
聞けば今からグリーデンの北東の森で目撃情報が増加しているゴリラージという魔物を討伐しに行くそうだ。
ゴブリンの時のように危険性や緊急性は高くない。
しかし、一体一体が強いため、ちょうどレグナムから帰ってきたフェンたちに白羽の矢が立ったそうだ。
「ミミィさん。それって僕らが同行しても問題ないものですか?」
蓮が受付を見てミミィに尋ねると、ミミィは『も、問題ありません!』と返した。
微かな声で『ふふふ。名前呼ばれちゃった』と言葉を漏らし、長い耳をピョコピョコと動かしながらニヤニヤと頬を緩めた。
「フェンさんたちに話したいことがあるので、差し支えなければ一緒に行ってもいいですか?」
「あ、ああ。俺たちは構わねぇぜ」
フェンがローを見ると、ローも頷いた。
「メイ!レンたちも一緒に行くってよ!」
傍で話をしていたメイに声をかけると、メイは喜び、桜とさらに大きな声で嬉しそうに話し始めた。
一緒に冒険に出かけると聞き、向日葵は何やら喜びのダンスを始めた。
「フィーネさんたちに事情を説明してくるから先に向かっててください」
蓮はそう言い、向日葵の頭の上で伏していたカエデを抱き上げた。
「きゅるるるぅ!」
「あ、やっぱり。勘付いてたんだね」
カエデはフィーネたちの護衛を任され、グリーデンに残されることを勘付き、向日葵の頭に伏して離れようとしなかったようだ。
蓮に抱き上げれたが、暴れて手から抜け出し、向日葵の頭へと舞い戻った。
フィーネたちは護衛無しでも、そこそこ魔法の腕が立つ。
しかし、領主の件も買い決意していない今、護衛をつけないのは不安だ。
「うーん。リルとドラコは置いていけないしなぁ。となると……」
好戦的すぎるため、リルとドラコにフィーネたちの護衛を任せられない。
蓮はカエデを見てからユグドラシルを見た。
「わ、私はヒマちゃん様から離れられません!」
ユグドラシル珍しく、以前に向日葵の抱っこを禁止した時と同じくらいの慌てようを見せた。
よほど嫌なのだろう。
「カエデ!往生際が悪いですよ!」
「きゅる!?きゅるる……」
自分自身は決して離れたくないため、ユグドラシルは主従関係というなのパワハラを全開に発揮し、カエデを納得させた。
「かえで。いいこいいこ」
向日葵が撫でると少し嬉しそうな表情を浮かべた後、再び涙目になりながら、カエデは渋々蓮の頭へと舞い移った。
可哀想だが仕方がない。
蓮はカエデを宥めながら奥の部屋へと向かった。
夜明け前。
涼しく気持ちの良い空気が漂う中、向日葵の声が湖畔を駆け抜けた。
「しゅっぱーつ!」
向日葵の言葉と同時にドラコは桜たちを乗せたバスケットを手に、大きな翼を羽ばたいた。
蓮とリルは跳躍し、空を駆けた。
「ヒマワリ様は朝早いのにすごく元気ですね」
「うん!きょうはねぇ!メイちゃんにあうの!」
今日はフィーネたちにとってはポーションの納品日。
蓮たちにとってはグリーデンでの買い出しと、白狼の一団と会えるかもしれない日。
バスケットに乗り揺られながらフィーネが聞くと、向日葵は満面の笑みで答えた。
「会えるかはわからないよ?でも居たら良いね」
明確な日程の約束はしていない。
レグナムから帰ると聞いていたおおよその日程でグリーデンに向かうだけだ。
期待が外れたときのショックを緩和する為に桜が向日葵に説明するが、そう言葉にする桜自身もメイに会いたい気持ちが強いのが表情から見て取れる。
「居なかったら伝言を残したり、グリーデンに数日滞在すれば良いよ」
空をかけながら蓮が言う。
フィーネたちも滞在しても良いし、カエデに運ばせて先に帰しても良い。
元いた世界と異なり時間に余裕があることを説明し、蓮は桜の焦る気持ちを落ち着かせた。
「フェンさんたちもレグナムで報酬を受け取ってるから、しばらくら任務に出ないかもしないしね」
「ねぇね。メイちゃんとインスタこうかんしなかったの?」
インスタント・フォトグラム。
通常インスタ。
蓮のいた世界では流行っていたソーシャルネットワークサービス。
日々の日記を投稿するだけでなく、通話やメッセージ機能があり、互いに繋がりを持っておけば連絡を取り合うことができる。
リアルタイムな連絡手段が極めて限られているこの世界に導入すれば、文明を発展を急激に加速させるだろう。
「ご、ごめんね。この世界じゃ使えないんだぁ。スマホも持ってないし」
響きに懐かしさを感じながら桜は説明した。
スマホは机の上に置いたまま転移した為、持っていない。
持っていたとしても写真を撮ったり、計算をするだけのになるため、電波を必要とするものは一切使えない。
それだけの機能があれば充分オーパーツになりのは事実だが、向日葵の言う用途としては使用できない。
フィーネたちが聞きなれない言葉にハテナを浮かべてしまっている。
道中に狩りをして、食糧と素材を集める。
移動距離に慣れ始めているからか、あっという間にグリーデンについてしまった。
例に倣ってグリーデンの手前で降り、ドラコは人化を発動。
素早く服を着て、徒歩でグリーデンへと向かう。
「おはようごじゃいますです」
服を小さくつまみ、軽く膝を曲げて向日葵が門番に挨拶をした。
「ああ、おはよう。今日も良い笑顔だな」
向日葵が満面の笑みというか、満面のドヤ顔で見せた王家特別待遇証を確認しながら、番が挨拶を返した。
忘れていた。
帰る前には少しだけ注意しよう。
蓮は向日葵のことを軽く謝罪しながら門を潜り、桜やフィーネたちも後に続いた。
空を移動しているときに微かにも鐘の音は聞こえていない。
二度目の鐘は魔では時間があるが、一度目の鐘が鳴ってから少し経った程度の時刻だろうか。
様々な店が開き、人通りも多い。
活気が溢れ、住民の表情も明るい。
いつ来ても素敵な街だ。
リルが先頭を歩き、人の波を十戒のように割りながら進み、最初にやってきたのは冒険者ギルド。
リルを外で待機させ、中に入る。
「お!レンじゃ……」
「サクラちゃん!すっごく綺麗だったよ!びっくりしちゃった!」
「メイちゃん!来てくれてありがとう!嬉しかったぁ!」
女の子というのはなぜ感情表現が豊かなのだろうか。
手を取り合い飛び跳ねながら伝え合う。
「メイちゃーん!」
向日葵も良く懐いており、メイに駆け寄った。
「ヒマちゃんも綺麗だったよぉ!お姫様みたいだったねぇ!」
「そうなの!ひぃちゃん、プリンセスなの!」
向日葵が加わり更に賑やかだ。
蓮とフェンとローは顔を見合わせ、なぜ女性はこんなにも賑やかなのかと同じことを考えた。
「よ、よう。ありがとな」
メイたちにかき消された言葉をフェンが再び口にした。
レグナムの祝典時に、蓮が獣人差別を緩和する話をしたこと。
白狼の爪牙の協力の元、特別指定討伐対象を倒したことを説明したこと。
そして、それにより国から特別報酬が出たこと。
フェンは細かく離さずに感謝を伝えた。
蓮も多くを語らずに『お気になさらず。本当のことですから』と言葉を返し、そして祝典に駆けつけてくれたことに感謝を伝えた。
女性陣とは対照的に言葉は少なく、落ち着いた会話。
「私たちは納品に行ってきますね」
フィーネたちは受付に向かい、アニィと話し、奥の部屋へと消えていった。
フィーネたちを目で追う際に、手を振っているミミィが視界に入ったため会釈をする。
蓮の後ろではドラコが闘志をむき出しにしている。
「お、お前も大変だな」
「す、すみません。なぜかドラコはミミィさんのことを良く思ってないみたいで」
殺伐とした空気に耐えかねて、フェンが蓮に伝える。
その言葉に蓮が謝罪を伝えるとローは『な、なぜかって言えるのは色々な意味で凄いことだよ』と蓮の恋愛低スペックに驚愕した。
その言葉にフェンもただただ同意した。
ローの言葉を聞き、理解できず蓮は首を傾げ、それを見てフェンとローは手で顔を覆った。
「あ、それよりも、この後って時間ありますか?」
「ん?ああ。今から任務なんだ。たぶん夜ならいけるぞ」
聞けば今からグリーデンの北東の森で目撃情報が増加しているゴリラージという魔物を討伐しに行くそうだ。
ゴブリンの時のように危険性や緊急性は高くない。
しかし、一体一体が強いため、ちょうどレグナムから帰ってきたフェンたちに白羽の矢が立ったそうだ。
「ミミィさん。それって僕らが同行しても問題ないものですか?」
蓮が受付を見てミミィに尋ねると、ミミィは『も、問題ありません!』と返した。
微かな声で『ふふふ。名前呼ばれちゃった』と言葉を漏らし、長い耳をピョコピョコと動かしながらニヤニヤと頬を緩めた。
「フェンさんたちに話したいことがあるので、差し支えなければ一緒に行ってもいいですか?」
「あ、ああ。俺たちは構わねぇぜ」
フェンがローを見ると、ローも頷いた。
「メイ!レンたちも一緒に行くってよ!」
傍で話をしていたメイに声をかけると、メイは喜び、桜とさらに大きな声で嬉しそうに話し始めた。
一緒に冒険に出かけると聞き、向日葵は何やら喜びのダンスを始めた。
「フィーネさんたちに事情を説明してくるから先に向かっててください」
蓮はそう言い、向日葵の頭の上で伏していたカエデを抱き上げた。
「きゅるるるぅ!」
「あ、やっぱり。勘付いてたんだね」
カエデはフィーネたちの護衛を任され、グリーデンに残されることを勘付き、向日葵の頭に伏して離れようとしなかったようだ。
蓮に抱き上げれたが、暴れて手から抜け出し、向日葵の頭へと舞い戻った。
フィーネたちは護衛無しでも、そこそこ魔法の腕が立つ。
しかし、領主の件も買い決意していない今、護衛をつけないのは不安だ。
「うーん。リルとドラコは置いていけないしなぁ。となると……」
好戦的すぎるため、リルとドラコにフィーネたちの護衛を任せられない。
蓮はカエデを見てからユグドラシルを見た。
「わ、私はヒマちゃん様から離れられません!」
ユグドラシル珍しく、以前に向日葵の抱っこを禁止した時と同じくらいの慌てようを見せた。
よほど嫌なのだろう。
「カエデ!往生際が悪いですよ!」
「きゅる!?きゅるる……」
自分自身は決して離れたくないため、ユグドラシルは主従関係というなのパワハラを全開に発揮し、カエデを納得させた。
「かえで。いいこいいこ」
向日葵が撫でると少し嬉しそうな表情を浮かべた後、再び涙目になりながら、カエデは渋々蓮の頭へと舞い移った。
可哀想だが仕方がない。
蓮はカエデを宥めながら奥の部屋へと向かった。
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◇
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よろしくお願いします!
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