ヤバいフェロモンが出ている♡

明星イツキ

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路地裏での出会い

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あの後、駅員さんと連絡先を交換した。


いつも駅員さんからの『今日は逢えるか?』というメールを見ただけで、分泌液がじゅわっと滲んでしまう。はぁはぁと荒い息を吐きながら、このままでは行けないと慌てて近くのラブホテルに入った。
このウイルスが流行してから、国の指示によってホテルやラブホテルが県ごとに一定数建設された。それが、こんなにありがたいものだとは思わなかった。俺はバイブでアナルを慰めながら、『もう発情してるから早く来て♡』と返事を返した。中出しをしてもらうまでこの発情は止まらないので、しんどい。

「んぁっ♡はやく♡はやくぅ♡……ひやぁ♡、あっ~~~♡ダメぇ♡」

プシュプシュと精液を飛ばしていると、インターホンが鳴った。俺はバイブを抜き、ペニスを晒したままドアを開けた。

「お前っ!ズボン履けって言ってるだろ!!」
「ごめんなさいっ!もう我慢できないっ」

俺は駅員さんにしがみついてキスをした。

「ふんっ♡んんぅ~~~♡♡♡んっ♡」
「ケツもトロトロじゃねぇかよ」
「あ”ぁ”っ!!あ”ぁ”っ!!ズポズポしないでぇっ♡♡」

駅員さんはキスをしながら、遠慮なく俺のアナルを指で突いた。奥が淋しくて、指を締め付けてしまう。
俺達はそのままもつれ合うようにベッドに倒れ込んだ。駅員さんに片足を持ち上げられ、休む間もなくアナルにペニスを突っ込まれる。

「っっっ~~~~!!!ぁあっ♡ぁあっ♡ひやぁっ♡」
「お前、いい加減俺のもんになれよ!」
「あぁっ♡あぁっ♡ダメ、ダメぇ♡……堕とさないでっ♡」
「クソッ。強情だなっ」

駅員さんに痛いぐらいに抱き締められながら、奥を突かれた。いっつも抱かれながら俺のものになれと言われているが、断っている。だって、いつ発情して他の人に抱かれてしまうか分からないのだ。昨日だって、バイト帰りに行きずりのおじさんと3回もエッチをしてしまっている。

「あんっ♡んっ♡ン、ン、っ~~~~~!!!」

自分もイッたのと同時に、奥に熱い精液を感じた。それでもエッチな気持ちが収まらなくて、駅員さんに噛みつくようなキスをしてアナルに入ったままのペニスを締め付けた。



あの後、2回もエッチしてしまった。
ウイルスに発症してから、どんどん体がエッチになっているような気がする。このままで大丈夫なのか不安を抱きながら家路に着いていると、路地から人の声が聞こえてきた。

「はっ♡はっ♡あ”ぁ”っ!!……そこ♡きもちぃ♡♡♡」
「あ”~~~っ。やっぱりウイルス感染者はいいなあ。女のおまんこより中が濡れてキツキツだ」
「あ”ぁ”っ♡あ”ぁ”っ♡……ひゃぁ♡やぁあ♡」


スーツを着た男の人と、顔の綺麗な青年が背面駅弁スタイルでエッチをしていた。他人のエッチを見るのは初めてで、思わずまじまじと見てしまう。アナルってあんなに広がるのかと驚いた。太いペニスが突き刺さり、アナルの入り口をミチミチに広げていた。
白いお尻と赤黒いペニスのコントラストがエロかった。

「奥に出すぞっ!」
「きゃぁああああ~~~~!!!」

スーツの男は腰を震わせた後、ペニスを抜いた。地面に突っ伏した青年のアナルから、ボトボトと真っ白な精液が零れ落ちた。

「はあ、出した出した」

スーツ姿の男がすっきりとした表情で立ち去ると、青年は片隅に置かれていた袋からタオルなどを取り出した。

「あの、大丈夫ですか?」
「ああ、襲われたわけじゃないから大丈夫だよ」

青年は下半身の精液を拭い去るとズボンに着替えた。そして、剥き出しのまま袋に入っていたお札を取り出した。

「お金貰ってエッチしてるだけだから」
「へぇ……」

これが大人の世界というやつなんだろうか。高校生の俺にはよく分からない。

「君もウイルス感染者?」
「そうですけど、なんで分かったんですか?」
「ん~?なんか雌っぽい雰囲気が出てるから」
「雌っぽい……」

どんな雰囲気なのかさっぱり分からないが、ちょっとショックだ。やっぱりウイルスに感染してから、俺の体は見ただけで分かるほど変わってしまったらしい。

「あの、周りに感染者がいなくて……、色々質問しても良いですか?」

青年は服に付いた汚れを払うと、カバンの中に入っていたペットボトルの蓋を開けて水をゴクゴク飲んだ。繊細そうな見た目に反して、なんだか豪快な人だ。

「いいけど、払うものは払ってね」

青年は掌を差し出した。俺は慌てて財布から一万円を抜いて、渡した。学生にしては大金だが、さすがに千円では話してはもらえないだろうと思ったのだ。青年はお金を財布に仕舞い、顎で先を促した。

「で?何聞きたいの?」
「えっと、ウイルスに感染してから体がエッチになってきたような気がするんですけど……」

改めて口に出すのが恥ずかしくて、頬を赤らめながら告げた。青年は俺の様子を全く気にせず、ああっと納得した。

「普通だよ、それ。分泌液が出てくる量って、日々増えてくるから。まぁ、普通にセックスしてるだけでも、アナルの奥が疼いてセックスってしたくなるんだけどね。俺も今日だけで5回もヤッてるし」
「凄い……」

自分だけが特別おかしいことじゃないと知れて、ほっとした。

「君、病院とか受診してないの?」
「あ、はい」
「ダメだよ。性病とか移されるかもしれないんだから。分泌液によってある程度守られてるらしいけど、ちゃんと検査はしないと」
「分かりました」

分泌液ってそんな効果もあったのかと驚いたが、そんなことも知らないのかと怒らせそうで口には出さなかった。青年は俺が頼りないからと連絡先を教えてくれた。漣さんという名前らしい。大学生で、バイト代わりに売りをやっているそうだ。

「もともとエッチなことは好きだったから。売りって手っ取り早く稼げるんだよ」
「へぇ」
「でも、君は止めといた方が良いよ。ぽやっとしてるから、絶対危ない奴に引っかかる」
「……はい」

自分でも反論できなかったので、素直に頷いた。

漣さんは自分も通っている病院を教えてくれた。良い人に出会えたかもしれない。俺は漣さんにお礼を伝え、今度こそまっすぐ家に帰った。







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