ネガティヴ・カラーズ

マインドフルネスERA

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2章 ショッピングモール占拠編

買い物の中止

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信たちは隣町まで移動し、駅前にある大きなショッピングモールに入っていた。5階建ての町1番の大きさを誇る店だ。
「うんめぇぇーーなぁぁあ!」
信は期間限定特別チョコレートいちごパフェを食らっていた。信は大の甘党なのだ。
「黙って食べなさいよ!」
口にクリームをつけたエリスが思念で注意する。
「ほらほら~エリスちゃん、口にクリームついてるよーぅ」
花がティッシュを取り、口を拭いてあげている。
そんな3人の学生を見ていた他の客はほのぼのとしている。
信たちが家を出てここに到着したのは12時を過ぎていたため、軽く昼食を摂っている。
花は先程、クリームが大量にのせられたパンケーキDXを3皿食べ終わり、満足そうにしていた。
ーーピンポーンパーンポーン
「迷子のお知らせです、迷子のお知らせです」
呼び鈴の後に、迷子のお知らせが鳴り響いた。
「迷子だって~ここのショッピングモール大きいもんね~」
花があたりを見回しながら話す。
信たちがいる喫茶店は一階にある。一階のフロアだけでも駄菓子屋、食品店、土産屋など様々な店が並んでいる。
ーー急にエリスの顔色が悪くなり、立ち上がる。
「どったの?エリスちゃん、食べすぎて気持ち悪くなっちゃった?」
心配そうにエリスを見つめながら花は声をかける。
「2人とも今すぐ戦闘態勢になって」
エリスが思念で2人に伝えた。
そのエリスの声色と態度から、2人はすぐに周りを見渡し、確認する。
……いつの間にか、窓ガラスにはシャッターが降りていた。遠くの出入り口には、全身黒づくめの男が3人立ち尽くし、店員や警備員と睨み合いになっている。
そのことから、信と花はすぐに状況を理解した。このショッピングモールは占拠されていたのだ。
ーーピンポーンパンポーン
再び、呼び鈴が鳴り響く。
花と信は天井に付いているスピーカーを見つめる。
「この館内にいる感情能力者諸君へ通達する。我々は敵ではない。今こそ、能力者がこの世界を蹂躙する時が来たのだ」
犯人が放送で語りかけて来た。
「どうやら、買い物はここまでのようね」
「まったくだよぅ~今日はせっかく楽しみにしてたのに」
女子2人からうっすらと感情オーラが漂い始める。イライラしているのだ。
信はその姿を見ながらスマートグラスで、昼食代を支払っておく。
殆どは花の食費代だが……今は話しかけないでおこうと思った信であった。
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