悪役令嬢の親友はヤバい令嬢でした(完結)

彩華(あやはな)

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15.間違いだらけ

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だって、どんな虐めがいつどこで行われたかを事細かに書いていますが、その日全部わたくしはできませんもの。

「これはな事ですか?」
「当然だが?」
「誰が見たのですか?」
「アミーやその友達だ」
「セシル様自身は見ましたの?」
「アミーとその友達の証言で十分だろう」
「では、セシル様は見てないで、よろしいですね」
「ああっ。だが、それがどうした?お前がやった事には変わり無いだろう!!」

アンドレア公爵家の行く末が不安になりますわ。婚約破棄ということなので、知りませんけど。

「では、言わせていただきます。この、教科書を破った日は初めてセレのお店に行った日です」
「はぁ?」
「次に、池に落とした日は、一緒に入浴しドレスの試着をしました。筆記用具を隠した日はガーターベルト向上会議をし、靴隠しの日はセレとリリアとケーキ食べ歩き、鞄の中にスライムの日は王妃様たちとのお茶会、カッター封筒日は学園を休んでセレたっちとピクニック、水ぶっかけ日は図書館にで勉強会、靴隠しの朝はセレと一緒に美術館に行っていたので昼から登校・・・まだつづけます?」

セシル様の顔が崩れてます。
セレに劣りますが、綺麗なお顔が無惨です。

「先程のワインは?」
「アミー様からぶつかって来られましたわ。わたくしを侮らないでいただけます?これがきちんとした証拠ですか?これは証言であって、確固たるものではないですわ。
こちらは証拠を提出できますわよ。ケーキ屋のレシートも美術館のチケットもあります。時間も日付も記載されていますわ。
図書館も、セキュリティチェックしての入出ですから、調べればわかります。知らないわけないですわよね。
他は証言になりますが、第三者ですから、証言の効力はありますわ。よければ王妃様にお聞きになったらどうです?」

アンドレア公爵家の俺といいましたわ。
ならこちらも権力を使って見せますわ。

「王妃様とお茶会!嘘に決まってるわ。私たちが直接会うことができないから、そんなことを言うのよ。それに、なによ、そんなにあった事をスラスラ言えるなんておかしいわ。仕組んでたんじゃないの?!」

そうね、王妃様には直接会えないわ。
しくじったわ・・・・・・。
でも仕組んだなんて失礼だわ。
スラスラ言える理由、だって・・・。

「セレといて楽しかったのよ。だから、全部覚えてたの。悪い?
あなたたちが、わたくしを悪役令嬢だって言ってくれたおかげで、友達全部いなくなったの。そこに、王子様みたく、セレが現れたの。楽しかったの。初めて見て、触って、意見言って、どれもが嬉しくて楽しくて新鮮で。
それを覚えてたら悪い?
セレたちといたら、あなたたちのことなんてこれっっっぽちも思い出さなかったの。逆にわたくしの前に現れる度にウザくてしかたなかったの!!」

はあー、はあーっ。
言っちゃった・・・。
ついに言っちゃた。
淑女、どこに落としちゃったのかしら。
セレのせいよね、きっと。
まっ、いっか!!


「かわいいっ」

ん?
セレ?
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