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三十九話、マキシムの昔話
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美しい婚約者がいた。
しかし、優秀でいつも、自分を諌める。それが時には鬱陶しく感じた。
学園に入ったころ、1人の平民の少女に出会った。
彼女は、とても優秀で特待生として入学したと言う。貴族の多い学園内での生活はとても大変そうだった。
それを見兼ね、手助けをしたのが、自分を含め5人。その中には第二王子もいた。
自分達は素直で、優しい彼女に惹かれていった。婚約者がいるのはわかっていてが、彼女のほうが優先になってしまう。
婚約者からは文句を言われることもあった。しかし、変えることは出来なかった。
婚約者たちは嫉妬で彼女をいじめるようになっていった。
いじめることで、自分たちは怒る。怒られたことで、婚約たちはますます彼女をいじめる。悪循環に陥った。
そしてとうとう、卒業パーティーで婚約者たちに婚約破棄を突きつけたのだった。
円満に終わるかと思いきや、自分らは不貞を行ったと言う事で除籍になってしまった。
家族に必要ないと言われたのだ。
もちろん、婚約者たちも行き過ぎた行為により、修道院送りになった。
平民に落ちた自分は唯一の剣の腕前で生きようとしたが、上手くいかずこうして劇団に拾われ、今に至る
・・・・・・・・・と、いうものだった。
よくある話。
卒業パーティー定番あるある話。
マキシムは涙目になりながら語った。
「そんなわたしが愛人などおいそれたものです。わたしに幸せになる・・・、幸せにする権利はありません」
つい、つい言いました。
「凄い作り話ね」
「なにを!本当の話です。嘘だと思うんですか?」
彼は興奮し起こり出した。
でも・・・。
「作り話です」
「何を根拠に!!」
「いつ卒業されました?どちらの学園をいつ?」
「それは・・・迷惑はかけれない・・・」
言い淀みます。
そりゃあ言えませんよね。
作り話じゃあ。
「見るところ、十歳上と言ったところですよね」
「うっ・・・」
「幅を広げて十五歳上としても、学園で婚約破棄した卒業パーティーはありません」
「えっ?」
ないんです。
卒業パーティーでの婚約破棄したと言うのはこの25年はありません。
「ここの、学園じゃないぞ!」
「はい、それでもありません」
「へっ?」
「メリアどう言うことだ?」
タリオンも知りませんか?
「約30年前まではよくあった卒業パーティーでの婚約破棄に各学園と王族が協力して無くそうと、し始めたんだ」
あら、サジュは知ってるみたいです。
「それが『結び屋』です。全ての国学園に存在するわけではありませんが、卒業パーティーに婚約破棄が行われないよう見張ってるんです。それは・・・裏情報でもうら・・・んんっ、共有されています。この25年ほどは卒業パーティーでの婚約破棄はありません。ですので、先ほどの話はあり得ません」
怖いですよね~。
わたしも『結び屋』を始めてから知りました。
あまりの機密に巻き込むなって思いましたよ。
裏情報凄すぎて、あまりに怖い物は・・・勘が鋭くなったので、見る前に学園長先生か殿下に丸投げする様にしましたもの。
お二人が戦々恐々してますが、知りません。
関わりません。
さて、この男、どう料理をしましょうか。
しかし、優秀でいつも、自分を諌める。それが時には鬱陶しく感じた。
学園に入ったころ、1人の平民の少女に出会った。
彼女は、とても優秀で特待生として入学したと言う。貴族の多い学園内での生活はとても大変そうだった。
それを見兼ね、手助けをしたのが、自分を含め5人。その中には第二王子もいた。
自分達は素直で、優しい彼女に惹かれていった。婚約者がいるのはわかっていてが、彼女のほうが優先になってしまう。
婚約者からは文句を言われることもあった。しかし、変えることは出来なかった。
婚約者たちは嫉妬で彼女をいじめるようになっていった。
いじめることで、自分たちは怒る。怒られたことで、婚約たちはますます彼女をいじめる。悪循環に陥った。
そしてとうとう、卒業パーティーで婚約者たちに婚約破棄を突きつけたのだった。
円満に終わるかと思いきや、自分らは不貞を行ったと言う事で除籍になってしまった。
家族に必要ないと言われたのだ。
もちろん、婚約者たちも行き過ぎた行為により、修道院送りになった。
平民に落ちた自分は唯一の剣の腕前で生きようとしたが、上手くいかずこうして劇団に拾われ、今に至る
・・・・・・・・・と、いうものだった。
よくある話。
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マキシムは涙目になりながら語った。
「そんなわたしが愛人などおいそれたものです。わたしに幸せになる・・・、幸せにする権利はありません」
つい、つい言いました。
「凄い作り話ね」
「なにを!本当の話です。嘘だと思うんですか?」
彼は興奮し起こり出した。
でも・・・。
「作り話です」
「何を根拠に!!」
「いつ卒業されました?どちらの学園をいつ?」
「それは・・・迷惑はかけれない・・・」
言い淀みます。
そりゃあ言えませんよね。
作り話じゃあ。
「見るところ、十歳上と言ったところですよね」
「うっ・・・」
「幅を広げて十五歳上としても、学園で婚約破棄した卒業パーティーはありません」
「えっ?」
ないんです。
卒業パーティーでの婚約破棄したと言うのはこの25年はありません。
「ここの、学園じゃないぞ!」
「はい、それでもありません」
「へっ?」
「メリアどう言うことだ?」
タリオンも知りませんか?
「約30年前まではよくあった卒業パーティーでの婚約破棄に各学園と王族が協力して無くそうと、し始めたんだ」
あら、サジュは知ってるみたいです。
「それが『結び屋』です。全ての国学園に存在するわけではありませんが、卒業パーティーに婚約破棄が行われないよう見張ってるんです。それは・・・裏情報でもうら・・・んんっ、共有されています。この25年ほどは卒業パーティーでの婚約破棄はありません。ですので、先ほどの話はあり得ません」
怖いですよね~。
わたしも『結び屋』を始めてから知りました。
あまりの機密に巻き込むなって思いましたよ。
裏情報凄すぎて、あまりに怖い物は・・・勘が鋭くなったので、見る前に学園長先生か殿下に丸投げする様にしましたもの。
お二人が戦々恐々してますが、知りません。
関わりません。
さて、この男、どう料理をしましょうか。
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