何度目かの恋もサヨウナラ、ざまぁは致しません。自分の幸せを探します

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閑話  ちょっと合間 ダンジョン続き

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デカいーー、と思っていたカーウル、ホーク、メエーナー、ヤーウィル達。皆んなと共に行くために小さくなった彼等・・・

健気と言えば健気。そして思ったよりも可愛かった

そんな彼等を纏めてテイムした。


小さくなって一緒に行けるよっと見せてくれたけれど、ココはダンジョン。そう小さくなくてイイ。て事で元のサイズでモーマンタイ!

「君たちはここ、ダンジョンでは元の姿でいて大丈夫だからね。ここは広いし自分の身は守って欲しいから。」と伝えると。

『良かったモー、やっぱりいつもが1番モー』とカーウル
『そうだメエー、あたしもいつもが1番だメー』とメエーナー
『ブルルー、俺もそう思う』とホークが鼻面を擦り付けて来る
 『メエエエッ、そうそう』とヤーウィル

種族違うけど仲良しの様だ。何よりだね

「そういえば、君たちここより下の階層には行った事はあるの?」とレオが聞くと

『少しだけならあるモー、ここの下は色んな味のする植物が生えているんだモッ。土に並んで生えてるモー』
『美味しいんだメエー。あたし好きだメエー』
『ブルル、俺も好き』『アチシもだメエエッ』どうやら皆んな好きらしい。

彼らにはその植物、野菜みたいなものかな?を食べてもらうか・・・自由に来て貰っても良いしね。

「下の階はモンスターは居るの?、その植物は荒らされたりしないの?」

『大丈夫モー。ここまでは皆んな仲良く暮らしてるモー。危ないのは10個目のフィールドのボスを倒してからだモー。ボスも俺達の仲間モー。そこまでは大丈夫モー』とのカーウルの言葉にホーク達は頷いている。

「ここにいるモンスター達は皆んな仲良しなの?」と聞くと

『いや、ボスより下はそうじゃない。戦わなくてはならない。だが15階層くらいまでは特に問題ない。俺らは強い。ブルルー』とホークが鼻息をふんす、としながらドヤっている。

『それより下は、欲しい物が無いから行って無いメエー』とメエーナー 

「なるほどね。どうする?ここでそのまま野営しても良さそうだけど・・・一回帰る?」とレオが聞いてくる。

「うん、一回帰ろうか。結構大きそうなダンジョンだから探索するのも時間かかりそうだしね。皆んなそれで良いかな?」

『うん。良いよー。』皆んな同意してくれた。   

「じゃあ、ごぶちゃん達の家を造ってからダンジョンの探索をするでも良いかな?」
とレオが聞いてくれた。

「うん、それが良い。子供のゴブリンズはやっぱり家で伸び伸び育って欲しいもんね。」

皆んなが同意してくれる中ごぶちゃんは嬉しそうにプルプルと震え 『皆さんありがとうございます!』と感極まっている様だ。

「ごぶちゃん、家族だもん当たり前だよ。これからはゴブリンズの皆んなも言いたい事我慢しないで言ってね。嫌なことは嫌って。嬉しい時は嬉しいって教えて。お互いに気持ちを伝え会おうね。」

「そうだぞ、ごぶちゃん。俺たちは家族だからな。」レオがにっこりとしながらごぶちゃんの頭を撫でるとポロリと涙をこぼしながら頷いている。

レオンもクロもペロっと舐めてモモもキュッと目を瞑った。天青も天緑も嬉しそう。カーウル達もそれぞれ愛情表現をしてくれて最後に私によろしくモーと言いながらモシャッてくれた。 

めでたし、めでたし


こうして私たちはダンジョンから出てゴブリンズの皆んなと合流して家に帰ったのだった。

明日は、ゴブリンズの’’家’’造ろうねღ


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