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フリード王国 4
温かい空気の元謁見を終えた私達は会食と言うかまあ、食事会だね・・・の間に移動していた。 王城とは言え華美では無い程良い品のある部屋でテーブルセッティングされていた。
そこに、私のが持参した物を城の者達が美しく並べてくれた。そして、和やかな空気の中、王陛下の温かな言葉から食事会が始まった。
「私達も色々送って頂いて美味しく頂いていたが今日は食べた事のない物ばかりだね・・・・・全部、美味しい。」と満面の笑みを浮かべる陛下。
「父上・・・・・お客様の前ですよ、ハシャギ過ぎです。」
と王にそっくりな王太子殿下がそっと促すも彼の頬も入れ過ぎたのか膨らんでいる。お行儀は良くないが周りに不快感を与えなければ今日は良いと思う。
帝国皇子のアルフォンス様も私達と食べる時は、美しい所作ながらも結構もぐもぐと食す事もある。前世では豪快な男子はそんなものだった。
「うむ、良いではないか。今日だけだ。美味くて止まらんのだ。」
とニコニコもぐもぐと食べ続ける陛下。王侯貴族の正式な食事会ではアウトだけどアルフォンス様まで含めて家族みたいなものだ。美味しく楽しく食べれば良い。
結局、今日はそこまで気にせず、もぐもぐ楽しく食べる事になった。
両親や私、商会の皆んなも初対面でしかも王族の皆様との食事なんて・・・・・緊張する!と思っていたけれど王家の皆様は王妃様も王太子殿下や王子殿下も皆さま優しい方ばかりだった。そもそも、ライアン様やシフォン様、レオンも王族。アルフォンス様なんて帝国皇子だ。今更と言えば今更。
普通は貴族どころか王族にこんな態度許されない。が、今回は丸っと置いといて今日は楽しむ。
給仕の方や他の王城スタッフの皆様にもお土産を渡してある。あとで楽しんで下さいღ前世ならば予算的に厳しくて楽しんで下さいღなんて言えなかったけれど今は言える。それだけの資産、いやスキルがあるからね。ハーーハッハッハ、任せたまえ!である。恥ずかしいセリフも心の中なら言える。
そんなこんななでとっても美味しく、楽しい時を過ごした。こんなフランクで素敵な親戚・・・・・すき。
まだ結婚してないけど、未来の親戚様達は皆さん良い方ばかりで嬉しい。
「そう言えば、ブランシーヌ嬢とレオンの結婚式はこちらで行うのだろう?」と唐突に陛下が仰った。
「はい。こちらで挙げさせて頂ければと思っております。それと、同行して来た者達も何組かはこちらで挙式予定でして・・・・・」と伝えると
「そうか。王家で大々的に、とも思ったが・・・それは望んでいないようだしな。好きにすると良いよ。ただ、場所なんんかの手配とかは私の方からも手助けさせて貰っても良いかな?」
と、遠慮がちな陛下。王様なのに上から目線じゃ無いなんて素敵だ。でも、時と場所によって “ 王 “ としての威厳はとてもある。威風堂々とした器の大きな方だ。
「「ありがとうございます。」」 とレオンと頷き合い感謝する。まだ、場所とかは決めていない。
本来ならレオンは王弟の子息。それこそ大々的に婚姻の儀を行い、披露宴も大々的にやるものだけれどまだ決めかねていた。
ただ、この国の方達とのお披露目ならばそれもまたアリかと思ってしまう。ただ、ラスティたちもきっと挙式するだろうから合同も考えた。
でも、皆んなとは、私達と、もし来て下さるならフリード王家の皆様と・・・・・そう、今食事会に居る皆んなで挙げるのが幸せかも。と思い直している所だ。
温かな気持ちになりながら美味しい食事と、美味しいお酒、飲み物に幸せな気持ちで皆を見る。どの顔も、輝いていて胸がドキドキと喜びのリズムを刻んでいる。
皆の笑顔と共に有れる幸せ。子供達も参加しているから結構賑やかだけどそれをも優しい笑みで見守る陛下達に心から安堵と感謝が込み上げる。
ありがとう
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