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本当に?私を先に?
しおりを挟むすみません。。ミレイユの名前を
リリーに変えましたm(._.)m
☆ ☆ ☆
「ルンダー様、ライルが可愛そうですわ」
「大丈夫だよ、ライルは、君のことが大好きだからね」
「でも、婚約者でも無い御令嬢とお2人で、馬車に乗るなど。」
「あららぁ? オーヴェルグ家のご令嬢ともあろう方が、婚約者様の言う事も聞けないなんて・・・信じられませんわ!!」
な、何を!!こちらこそ信じられませんわ!!婚約者と共に居る子息に婚約者を差し置いて!2人で馬車で帰ろうなどと
「私・・・ルンダー様との今日の遠駆け、楽しみにしておりましたの・・・やっと、2人での時間が出来たのですもの2人で過ごしたいと思いまして・・・」当然でしょ?とチラリと見る
「そ、そうですわよね・・・!!!っ、、っ、、シクシクシク・・私・・・寂しくて、つい
ごめんなさい!私が悪いのです」
と、いかにもな泣き方で、ウルウルとして、ルンダー様を見上げる
こんな、嘘泣き。騙されないでしょ。そして、当たり前の事です。
「アーシャ リリーが泣いているそこまでにしておこう?
僕は、リリーを送って行くからライルをお願いね?」
「そうですか・・・」
涙は、女の武器・・本当ですのね
リリー様の肩を抱き、馬車に乗り込むルンダー様 そのまま、ルンダー様は窓から挨拶する事もなく、行ってしまった
私も、寂しいわルンダー様。でも、私にはコレで精一杯だったツキリと痛む胸を抑え
前を向く
「皆、参りましょう・・・」
オーヴェルグ家の騎士達に声をかけ。
「ライル、帰りは私だけでごめんね」
と、頬を寄せるライルに声をかけて帰途に着いた。あんなに美しく見えた木々も、
野の花も、空の色・・・
急に色を失った
学園に行けば、ルンダー様に会えるから大丈夫
その日は、疲れてしまい、ライルにはオーヴェルグ公爵家に来て貰った
ルンダー様に伝えて貰うよう、使いの者に頼んだ。ライルの事を心配しない様に。
翌日、学園に着いた時ルンダー様も丁度着いたようだ
「おはよう、アーシャ 今日も可愛いね」
「おはようございますルンダー様。昨日は、大丈夫でしたか?」
「ああ、リリーはどうやら
婚約者殿と上手くいってないようでね、あの後泣いていてね・・・慰めて来たんだよ。可哀想に。だから、君も
優しくしてあげてね。。」
「・・・・・はい」
その日は、ランチの時も他の時間もずっと、リリー様の事ばかりお話されていて
詳しくなりました・・・
はぁーーー、疲れました。そうだ、ライルの事!!
「そうですわ ライルの事ですが」
「ああ、オーヴェルグ家に居るんだよね
次会う時まで、そのままお願い」
「え?」
「ライルも、君に懐いているしね?
何より、君の所にはライルの母馬が居るじゃないか」
「はい・・」
「うん、よろしくお願いね?」
「では、次の遠乗りまで」
そう、ライルは我が家から
ルンダー様へと贈ったのだ
とても美しく。優しい。
早く駆けることのできる所謂、名馬だ
ライル・・ごめんね・・・
その日厩舎に行き母馬達と散歩しているライルに暫く里帰りよ、ゆっくりしてねと
伝える。何とも言えない顔のライルをそっと抱きしめる
貴方も、私と似たような気持ちかしらね。
私達も、寂しいわよね?
と、いつもと変わらぬ笑顔だったルンダー様を思い返す
アーシャ、愛している
優しく微笑みかけるルンダー様を思い出し
私も、愛しています。
不安でギュッと締め付けられる胸を抑え、大丈夫。いつもと同じだった
これからも変わらない私達は、愛し合っている
自分に言い聞かせ
ライルを、愛を込めて撫でブラッシングをかけて行く
全てのお世話は、していないけれど少しだけ・・・ね
出来るだけ自分で
ブラッシングする様にしている優しく、つぶらな瞳が
癒してくれた
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