地球にダンジョンが生まれた日---突然失われた日常 出会った人とチートと力を合わせて生き残る!

ポチ

文字の大きさ
8 / 13

8 無事帰還と自己紹介

しおりを挟む


ホームセンターで新たな人達と出会い、何だかんだあって某ショッピングセンターで物資を調達出来た私達。最初は他の人たちの為に物資を残しておこうとしていたが変な揺らぎの様な物を感じ、結局ほぼほぼ頂いて来た。失われる可能性があったから仕方ないよね・・・

でも最後、悪人と思われる男達が店内に入って行き揺らぎに覆われた後に聞こえた悲鳴。来るな離せ、と言っていたって事はモンスターが、湧いた?確認してみたい。ただそれは今じゃない、明日以降だよね。



こうして色々あってやっと家に着いたけれど、えっと何人になったんだ? 私達は黒鉄入れて4人。鴉達は・・・床面積は関係無いけど小鴉入れて8羽。

女の子の家族は3人、かれこれ3時間以上あのまま母のルームに居るけれど意識は戻っただろうか。非常事態だったから途中で様子見る事も出来ず放置だったから心配だ。

それとホームセンターの外で会った人達が男性2人、女性3人、男の子2人に女の子1人の子供3人。

あ、それとホームセンターに居たペット達・・・何匹、何羽居るのか大変だ。


一旦ホームセンターの外で会った人達はリビングで父と待機して貰い朝から何も食べていないって事なので低いテーブルを出してそこに食べ物を置いて食べてもらう事に。
私が食べ物を出して準備して母はルームの中にいる女の子家族さんの対応に行った。

都心から少し離れていてやや部屋数が多い家を購入していたから多少狭さはあるけれど家族の部屋以外にも部屋がある、外よりはマシだもんね。て事で6畳程の和室で対応するみたい、母1人だと男性もいたし心配だから私も少ししたら行く事になっている。

リビングの方は大丈夫そう、私も話を聞きたいけれど後で聞かせて貰おう。て事で母がいる部屋へ行くと・・・


「気が付かれましたか。あ、無理しないで下さいね。どうやら頭を打たれたみたいですよ。娘さんもここにいらっしゃいます。」と母の声が聞こえ

「パパ、大丈夫?心配したよユウ。」と可愛い女の子の声が聞こえた。

「っ、ああユウコ良かった無事だったんだな。あなたは・・・助けて頂いたんですね。ありがとうございます。妻は・・」と男性の声がするのと同時くらいに

「っ、ユウ!ユウコ!」と小さいながらも緊迫した声が聞こえた

「あ、ママ、ママー」と泣き出したユウコちゃん

「良かった、お二人とも気が付かれましたね。」とそれからお互いの無事の確認と挨拶を交わし始めたので私も一緒に自己紹介する。この方達も鑑定済みで善人よりの方達だった。

ルームからこの部屋のお布団に寝かせた時はまだ気を失っていたようでルームの事は何んとか誤魔化したみたい。これから話をして追々伝えられたらって思うけれど。母も恐らくそんな感じに考えているんだろう。

暫くするとお二人とも動いてみたいとの事で眼の力もしっかりして来た様なので座って貰い、ゆっくりと立ち上がってもらうと歩けそう。そのままお腹も空いているみたいなのでリビングに移動して貰った。



リビングに移動し他の方々とも顔合わせする。 ホームセンター内で会った女の子家族はお父さんが《落合 友樹さん・おちあい ともき》32歳。 お母さんが《落合 悠希さん・おちあい ゆき》31歳 女の子が《落合 悠子ちゃん・おちあい ゆうこ》5歳

ホームセンターの外で会った方で
足を怪我している方が《杉崎 仁さん・すぎさき じん》37歳。女性のお一人が奥さんで《杉崎 涼音さん・すぎさき すずね》35歳。 お子さんが男の子で《杉崎 響くん・すぎさき ひびき》7歳

もう1人の男性が《大山 大輔・おおやま だいすけ》36歳。 奥さんが《大山 瞳さん・おおやま ひとみ》33歳。 お子さんが女の子で《大山 樹梨ちゃん・おおやま じゅり》6歳。

もう1人女性で《安斉 夕里子さん・あんざい ゆりこ》旦那さんは逸れてしまったようだ。お子さんが男の子の《安斉 理玖くん・あんざい りく》7歳


と皆さんとのご挨拶が終わった。落合さん御一家は私達の家から少し離れた辺りで家は残っており損壊も無いらしい。だけれどこの辺りと同じで他の家々は呑まれるか人が居ないか亡くなっている状態だったらしい・・・人と誰にも会えずとても不安だったが私達と同じように生存者を探す為と食料が丁度買い出し前で無かった為明るい内に探策していたようだ。モンスターが居た為奥さんと悠子ちゃんは家に、とも思ったが残して行って何かあってもと家族一緒に行動したようだ。

その後は、私達の状況と杉崎さん達との状況をお互い話していった。


そしてここからが大事な話だけど、この終末世界とも言える現在。ファンタジー世界である異世界のように、ゲームやラノベよろしくステータス、スキルがあると言う事を伝えた。皆さんびっくりしていたけれどモンスターが出現し、地上から人や生き物、様々な物、建物が無くなったりと信じられない事が起こっているのだ何があってもおかしく無い。



「心の中で唱えるだけでも良いんです。‘’‘ステータスオープン‘’‘と」


と最後に母が言った。 母は結構野生の勘で生きている部分がある。その為こう言う事に関して妙な説得力があった。父と私が信じたように・・・


こうして皆さん大人も子供も、子供は喜んで


「「「「ステータスオープン!」」」」と普通に声に出していた






しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!

おとうふ
ファンタジー
2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。 ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。 過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。 ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。 世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。 やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。 至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!

自由でいたい無気力男のダンジョン生活

無職無能の自由人
ファンタジー
無気力なおっさんが適当に過ごして楽をする話です。 すごく暇な時にどうぞ。

オッサン齢50過ぎにしてダンジョンデビューする【なろう100万PV、カクヨム20万PV突破】

山親爺大将
ファンタジー
剣崎鉄也、4年前にダンジョンが現れた現代日本で暮らす53歳のおっさんだ。 失われた20年世代で職を転々とし今は介護職に就いている。 そんな彼が交通事故にあった。 ファンタジーの世界ならここで転生出来るのだろうが、現実はそんなに甘く無い。 「どうしたものかな」 入院先の個室のベッドの上で、俺は途方に暮れていた。 今回の事故で腕に怪我をしてしまい、元の仕事には戻れなかった。 たまたま保険で個室代も出るというので個室にしてもらったけど、たいして蓄えもなく、退院したらすぐにでも働かないとならない。 そんな俺は交通事故で死を覚悟した時にひとつ強烈に後悔をした事があった。 『こんな事ならダンジョンに潜っておけばよかった』 である。 50過ぎのオッサンが何を言ってると思うかもしれないが、その年代はちょうど中学生くらいにファンタジーが流行り、高校生くらいにRPGやライトノベルが流行った世代である。 ファンタジー系ヲタクの先駆者のような年代だ。 俺もそちら側の人間だった。 年齢で完全に諦めていたが、今回のことで自分がどれくらい未練があったか理解した。 「冒険者、いや、探索者っていうんだっけ、やってみるか」 これは体力も衰え、知力も怪しくなってきて、ついでに運にも見放されたオッサンが無い知恵絞ってなんとか探索者としてやっていく物語である。 注意事項 50過ぎのオッサンが子供ほどに歳の離れた女の子に惚れたり、悶々としたりするシーンが出てきます。 あらかじめご了承の上読み進めてください。 注意事項2 作者はメンタル豆腐なので、耐えられないと思った感想の場合はブロック、削除等をして見ないという行動を起こします。お気を悪くする方もおるかと思います。予め謝罪しておきます。 注意事項3 お話と表紙はなんの関係もありません。

【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~

シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。 木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。 しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。 そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。 【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】

最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~

ある中管理職
ファンタジー
 勤続10年目10度目のレベルアップ。  人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。  すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。  なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。  チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。  探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。  万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。

【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜

KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。 ~あらすじ~ 世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。 そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。 しかし、その恩恵は平等ではなかった。 富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。 そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。 彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。 あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。 妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。 希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。 英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。 これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。 彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。 テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。 SF味が増してくるのは結構先の予定です。 スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。 良かったら読んでください!

備蓄スキルで異世界転移もナンノソノ

ちかず
ファンタジー
久しぶりの早帰りの金曜日の夜(但し、矢作基準)ラッキーの連続に浮かれた矢作の行った先は。 見た事のない空き地に1人。異世界だと気づかない矢作のした事は? 異世界アニメも見た事のない矢作が、自分のスキルに気づく日はいつ来るのだろうか。スキル【備蓄】で異世界に騒動を起こすもちょっぴりズレた矢作はそれに気づかずマイペースに頑張るお話。 鈍感な主人公が降り注ぐ困難もナンノソノとクリアしながら仲間を増やして居場所を作るまで。

転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです

NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた

処理中です...