14 / 16
マクシミリアンの奇行
しおりを挟む
お父様に事の次第を告げて、今マクシミリアンと馬車に揺られている。そしてマクシミリアンは黙ったまま私の隣に座り手を握っている。
どう言うことなの?
私は黙ったままのマクシミリアンに声をかけた「マクシミリアンもうそろそろ手を放して貰えるかしら。」
マクシミリアンは私に向き直り「クリスティア義姉様はアルスメディア殿下をお好きなのですか、いえ好きなのですよね。」
何故言い換えたの?
「どうしてその様なことマクシミリアンに答えないといけないの。」
「私にはその権利はあります。」
「そんなものはありません。」
「僕は、クリスティア義姉様の義弟ですから、家族なのですから。」ありますと言い切った。
「そんなプライバシーの事を話すつもりはありません。」
私はぷいっと外方を向いた。
「義姉様酷いです。クリスティア義姉様は僕の義姉様なのにーーー。」マクシミリアンは甘える子犬のように瞳を潤わせた。
あぁーーー私、この子のこんな顔に弱いのよ。
「仕方のない子ね。素敵な殿下ではあるけれどーーーここだけの話しアルスメディア殿下の事は何もの思って居ないわ。」
「手の甲にキスをされたのにーーー。」
「えぇなにもーーー。」逆に私の方がどうしてキスをしたのか聞きたいぐらいだわ。
「僕もクリスティア義姉様にキスしていいですか。」
真剣な顔で話すマクシミリアン。
冗談で言っているようには見えない。
「駄目に決まっています。」
「何故ですか?」
何故ですって!この子お馬鹿なのかしら?
「僕もクリスティア義姉様にキスしたいです。」
「姉弟ではそんなこと致しません。」
「します。義姉様もお父様と頬にキスするではありませんか!」
それは私達が本当の親子だからでしょうが。
マクシミリアンとは半分しか繋がっていない、もしくは非血縁者かもしれない。
やっぱり駄目よ、駄目だわ。
「僕もクリスティア義姉様にキスしたいです。」マクシミリアンは私の両手を握り上目づかいで誘った。
何なのこの魔性の美少年はーーークラクラしてきたわ。
「分かったわ、マクシミリアン手を甲にキスを許すわ。」
そう言うとマクシミリアンの白くて細い指が私の唇に重なった。
「ここにしたいです。」
私はマクシミリアンの行動に真っ赤になった。
「駄目に決まっています。家族でもそこまでしません。そんなことは成人して大好きな人とすることです。」
「成人すれば大好きな人とここにキスしていいですか?」
「勿論その相手了承すれば可能です。」
「分かりました、成人したその折には是非お願いします。」そうマクシミリアンはにっこりと微笑んだ。
「じゃあ今はここで我慢します。」そう言ってマクシミリアンはアルスメディア殿下がキスを落としたり手の甲に上書きするようにキスを落とした。
私ーーードキドキが止まらない。
これってマクシミリアンのせいなの?
殺される相手にときめくなんて、どうかしている。これは気の迷いだわーーーときめき何てあり得ないわ。
どう言うことなの?
私は黙ったままのマクシミリアンに声をかけた「マクシミリアンもうそろそろ手を放して貰えるかしら。」
マクシミリアンは私に向き直り「クリスティア義姉様はアルスメディア殿下をお好きなのですか、いえ好きなのですよね。」
何故言い換えたの?
「どうしてその様なことマクシミリアンに答えないといけないの。」
「私にはその権利はあります。」
「そんなものはありません。」
「僕は、クリスティア義姉様の義弟ですから、家族なのですから。」ありますと言い切った。
「そんなプライバシーの事を話すつもりはありません。」
私はぷいっと外方を向いた。
「義姉様酷いです。クリスティア義姉様は僕の義姉様なのにーーー。」マクシミリアンは甘える子犬のように瞳を潤わせた。
あぁーーー私、この子のこんな顔に弱いのよ。
「仕方のない子ね。素敵な殿下ではあるけれどーーーここだけの話しアルスメディア殿下の事は何もの思って居ないわ。」
「手の甲にキスをされたのにーーー。」
「えぇなにもーーー。」逆に私の方がどうしてキスをしたのか聞きたいぐらいだわ。
「僕もクリスティア義姉様にキスしていいですか。」
真剣な顔で話すマクシミリアン。
冗談で言っているようには見えない。
「駄目に決まっています。」
「何故ですか?」
何故ですって!この子お馬鹿なのかしら?
「僕もクリスティア義姉様にキスしたいです。」
「姉弟ではそんなこと致しません。」
「します。義姉様もお父様と頬にキスするではありませんか!」
それは私達が本当の親子だからでしょうが。
マクシミリアンとは半分しか繋がっていない、もしくは非血縁者かもしれない。
やっぱり駄目よ、駄目だわ。
「僕もクリスティア義姉様にキスしたいです。」マクシミリアンは私の両手を握り上目づかいで誘った。
何なのこの魔性の美少年はーーークラクラしてきたわ。
「分かったわ、マクシミリアン手を甲にキスを許すわ。」
そう言うとマクシミリアンの白くて細い指が私の唇に重なった。
「ここにしたいです。」
私はマクシミリアンの行動に真っ赤になった。
「駄目に決まっています。家族でもそこまでしません。そんなことは成人して大好きな人とすることです。」
「成人すれば大好きな人とここにキスしていいですか?」
「勿論その相手了承すれば可能です。」
「分かりました、成人したその折には是非お願いします。」そうマクシミリアンはにっこりと微笑んだ。
「じゃあ今はここで我慢します。」そう言ってマクシミリアンはアルスメディア殿下がキスを落としたり手の甲に上書きするようにキスを落とした。
私ーーードキドキが止まらない。
これってマクシミリアンのせいなの?
殺される相手にときめくなんて、どうかしている。これは気の迷いだわーーーときめき何てあり得ないわ。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
92
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる