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第1章:深夜の鐘が鳴るとき
第2話:赤い瞳を持つ獣たち
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明かりの消えた室内。
軋むベッドの上からは、かすれた声で助けを求める乃亜の声が小さく痙攣をおこしていた。
「誰が主人かわかっていないようだな」
「も、むりッィ…ひっ…アッ、ァッ」
喉が渇いて、乾いてたまらない。
潤いを求めて繰り返し口をパク付かせても、欲しいものは得られない。
「アァぁ…ッ…はぁっ…んっ」
「乃亜、欲しいか?」
斎磨の唇が額に触れ、流れ落ちるように耳元で囁く。
「まだ喋れるだろう?」
「ヒァッ!?」
乾いた鞭の音が肌の上に赤い線を描いたせいで、乃亜は胸を突き出すように体を浮き上がらせていた。
「質問に答えろ」
「欲し…ッい…ぁっ」
甘く痺れるようなキスが歯列をなぞる。顎を持ち上げられ、細いのど元から髪が垂れて、白い肌はベッドの上で震えていく。ぐちゅぐちゅと沸き立つ感情のまま脳に響くのは卑猥な悦楽。
欲しいものはムチでも、口付けでもないと訴えたくても、優しく触れる指先に頬を撫でられ、次いでなぞられる耳の輪郭に背筋が泡立つ。
「ンンッ…ふぁッ…んっ」
のけぞるように跳ねた乃亜の体をなだめるように斎磨の唇が重力を乗せてくる。うねるように何度か腰を浮かせた乃亜の叫びは、斎磨の舌に絡めとられるようにしてベッドの軋みに埋もれていった。
「萌樹の舌で果てるか。いや、そう簡単にはもらえぬか」
くっくっと喉の奥から込み上げる笑みを隠しもせず、唇を離した斎磨の顔が滲んだ視界の中にうつる。
「美味しいので、必要以上に食べてしまいそうになります」
「熟すにはまだ時間がかかりそうだがな」
「それも楽しみのひとつになるでしょう。嗚呼、乃亜。少しだらしないですよ。ボクの舌だけでこんなに垂らして」
「イヤァッ…ぁ…やぁ…そこっラメェぁ」
「ダメとは、おかしいですね。嘘はキミのためになりません」
「ひ…っ…ぅ」
「悪い子にはお仕置きが必要だと、昔から言うでしょう?」
ぐちゅりと潰すようにえぐられた果肉があるなら、きっとそんな音をするだろう。
優しい顔と声に反して容赦のない指が二本。舌で溶かされたばかりの内部に埋め込まれる。そうして指でかき混ぜながら際限なく溢れ出てくる蜜を舐めとろうと、萌樹の唇は再び乃亜の花に吸い寄せられていた。
「ン…だ…ダメ…ッぁ…ンッ」
自制の利かない腰が上下に揺れる。
その間隔をはかるように、胸の先端を斎磨のムチがかすめていくせいで、痛みと甘みが交互に乃亜の神経を犯していく。
「くっ…いくっ…ぁ…やだぁ…どうし…て」
高く果てそうになる寸で止められ、またギリギリまで責められる。
「もういやぁ…お願ィ…くださっ…ぁ」
何度懇願しても先は与えられず、はぁはぁと満足に息も吐けない呼吸だけが肺を上下に動かし、まるで今しがた水中で溺れていたような錯覚さえ起こさせていた。一体自分に何が起こっているのか。わかっていても認めたくない感覚に、何時間、いや何分犯され続ければいいのだろう。
「ほしッィ…ひっ…アッ、や」
手首を合わせるように縛られた両手を頭の上で固定され、中途半端にはだけた衣装は、元から身に着けていなかった下着がないのをいいことに乃亜の下半身を羞恥にさらしていた。
涙を浮かべて悦楽を噛み締める乃亜の唇を舐めた斎磨の舌も、徐々に肌を滑り落ちて柔らかな胸の先端を口に含んでいる。着ている服に意味はあるのか。腹部だけを覆う薄い布と化した服に意味があるとするなら、この状況を楽しむ彼らの趣味だとしかいいようがない。
軋むベッドの上からは、かすれた声で助けを求める乃亜の声が小さく痙攣をおこしていた。
「誰が主人かわかっていないようだな」
「も、むりッィ…ひっ…アッ、ァッ」
喉が渇いて、乾いてたまらない。
潤いを求めて繰り返し口をパク付かせても、欲しいものは得られない。
「アァぁ…ッ…はぁっ…んっ」
「乃亜、欲しいか?」
斎磨の唇が額に触れ、流れ落ちるように耳元で囁く。
「まだ喋れるだろう?」
「ヒァッ!?」
乾いた鞭の音が肌の上に赤い線を描いたせいで、乃亜は胸を突き出すように体を浮き上がらせていた。
「質問に答えろ」
「欲し…ッい…ぁっ」
甘く痺れるようなキスが歯列をなぞる。顎を持ち上げられ、細いのど元から髪が垂れて、白い肌はベッドの上で震えていく。ぐちゅぐちゅと沸き立つ感情のまま脳に響くのは卑猥な悦楽。
欲しいものはムチでも、口付けでもないと訴えたくても、優しく触れる指先に頬を撫でられ、次いでなぞられる耳の輪郭に背筋が泡立つ。
「ンンッ…ふぁッ…んっ」
のけぞるように跳ねた乃亜の体をなだめるように斎磨の唇が重力を乗せてくる。うねるように何度か腰を浮かせた乃亜の叫びは、斎磨の舌に絡めとられるようにしてベッドの軋みに埋もれていった。
「萌樹の舌で果てるか。いや、そう簡単にはもらえぬか」
くっくっと喉の奥から込み上げる笑みを隠しもせず、唇を離した斎磨の顔が滲んだ視界の中にうつる。
「美味しいので、必要以上に食べてしまいそうになります」
「熟すにはまだ時間がかかりそうだがな」
「それも楽しみのひとつになるでしょう。嗚呼、乃亜。少しだらしないですよ。ボクの舌だけでこんなに垂らして」
「イヤァッ…ぁ…やぁ…そこっラメェぁ」
「ダメとは、おかしいですね。嘘はキミのためになりません」
「ひ…っ…ぅ」
「悪い子にはお仕置きが必要だと、昔から言うでしょう?」
ぐちゅりと潰すようにえぐられた果肉があるなら、きっとそんな音をするだろう。
優しい顔と声に反して容赦のない指が二本。舌で溶かされたばかりの内部に埋め込まれる。そうして指でかき混ぜながら際限なく溢れ出てくる蜜を舐めとろうと、萌樹の唇は再び乃亜の花に吸い寄せられていた。
「ン…だ…ダメ…ッぁ…ンッ」
自制の利かない腰が上下に揺れる。
その間隔をはかるように、胸の先端を斎磨のムチがかすめていくせいで、痛みと甘みが交互に乃亜の神経を犯していく。
「くっ…いくっ…ぁ…やだぁ…どうし…て」
高く果てそうになる寸で止められ、またギリギリまで責められる。
「もういやぁ…お願ィ…くださっ…ぁ」
何度懇願しても先は与えられず、はぁはぁと満足に息も吐けない呼吸だけが肺を上下に動かし、まるで今しがた水中で溺れていたような錯覚さえ起こさせていた。一体自分に何が起こっているのか。わかっていても認めたくない感覚に、何時間、いや何分犯され続ければいいのだろう。
「ほしッィ…ひっ…アッ、や」
手首を合わせるように縛られた両手を頭の上で固定され、中途半端にはだけた衣装は、元から身に着けていなかった下着がないのをいいことに乃亜の下半身を羞恥にさらしていた。
涙を浮かべて悦楽を噛み締める乃亜の唇を舐めた斎磨の舌も、徐々に肌を滑り落ちて柔らかな胸の先端を口に含んでいる。着ている服に意味はあるのか。腹部だけを覆う薄い布と化した服に意味があるとするなら、この状況を楽しむ彼らの趣味だとしかいいようがない。
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