180 / 297
第二章の登場人物・用語集
登場人物 その一
しおりを挟む
主要人物
⦿岬守 航
・生年月日:西暦2004年 (皇紀2664年)11月19日 (第二章開始時21歳)
・登場:第一話『轟臨』
※その他プロフィールについては第一章の当該項目を参照
ごく普通の大学生。
武装戦隊・狼ノ牙に神聖大日本皇國へ拉致されたことを切掛に日本と皇國の国家間問題に巻き込まれてしまった。
幼馴染の麗真魅琴に劣等感混じりの恋心を抱いているが、却々想いを告げられずにいたヘタレ。
拉致されたメンバーの中で脱出計画を実質的に主導し、超級為動機神体・ミロクサーヌ改を奪取することで大きく貢献した。
その過程で水徒端早辺子から為動機神体の操縦方法を教わり、卓越した技術を身に付けている。
狼ノ牙の追撃を振り切ったは良い物の、今度は皇國最高の貴族たる六摂家筆頭・甲夢黝から命を狙われてしまう。
六摂家当主との戦いでは早々に鷹番夜朗と激突し、これを撃退。
また、水徒端早辺子を救出すべく単身で甲公爵邸に乗り込み、甲の暴挙を止めている。
その後始末として全皇族及び神皇と出会い、また第一皇女・麒乃神聖花に自邸へと連れ込まれて皇國の恐るべき考え方を知ることになる。
あと一歩で帰国出来る、となったところで虎駕憲進が過ちを利用されて陥れられて自殺。
直後の第三皇女・狛乃神嵐花との戦いの中で、虎駕の能力を引き継ぐかの様な新たな能力に覚醒した。
情勢が日本と皇國の戦争に向かう中、魅琴がそれを止める為に一人神皇暗殺へと向かうのを止められずに強制的に帰国させられたが、日本に着いたところで彼女の母・皇奏手から日本国産超級為動機神体・カムヤマトイワレヒコを託されて救出に向かった。
救出後、入院した魅琴を見舞った際にとうとう積年の想いを告げ、晴れて彼女との交際を始めることになったが、カムヤマトイワレヒコを限界性能で操縦してしまった為に機体に適合する唯一の人間となってしまい、後継機が配備されるまでの間戦場へと駆り出されることになってしまった。
⦿麗真 魅琴
・生年月日:西暦2004年 (皇紀2664年)6月28日 (第二章開始時22歳)
・好きなもの:あんぱん・白兎・岬守航
・趣味:神社参拝・人体破壊
・術識神為:攻撃にそれまでの破壊力を上乗せする。上乗せは任意の回数分の加速が可能。
・登場:第一話『轟臨』
※その他プロフィールについては第一章の当該項目を参照
謎に満ちた、岬守航の幼馴染の美女。
武装戦隊・狼ノ牙に囚われた航を救出する為、根尾弓矢・白檀揚羽と共に皇國へと乗り込んだ。
暴力の天才ともいうべき圧倒的な戦闘力を持ち、航を散々苦しめた屋渡倫駆郎を全く寄せ付けずに捻じ伏せた他、超級為動機神体すらも素手で解体してのけた。
公爵・甲夢黝の刺客を返り討ちにしながらも、それまで距離を取っていた航と再び交流を深めていたが、皇國第一皇子・獅乃神叡智に言い寄られて再び雲行きが怪しくなってしまう。
その後、帰国寸前になって事態が一気に日本と皇國の開戦へと傾いたことを切掛に一人皇國に残ると言い出し、止めようとする航と衝突。
航に凄惨な暴力を振るい、突き放してしまった。
その目的は、神皇の暗殺。
日本を皇國の侵略から守る為、祖父から自らの命を引き換えにしてでも神皇を討つよう言い付けられていた。
幼い頃は自ら「邪悪な獣」と評する程に異常な暴力志向、破壊願望を秘めた悪鬼だったが、航と交流を深めるにつれ心境が変化し愛に目覚めてしまい、それ故に日本を守りたい気持ちと航と一緒に居たい気持ち、加えてその航を痛め付けたい気持ちに悩み続けてきた。
神皇の絶望的な力に一度は土を舐めるも、雲野幽鷹との共闘もあって神皇の無力化に成功するも、獅乃神叡智の介入によって暗殺には失敗。
絶体絶命のピンチを超級為動機神体・カムヤマトイワレヒコで乗り込んできた航に救出されて九死に一生を得た。
その後、航と和解し正式に付き合うことになるが、航は皇國との戦争に駆り出されてしまう。
神皇との戦いで満身創痍となった彼女は、ただそれを見送ることしか出来なかった。
⦿⦿
拉致被害者
⦿虻球磨 新兒
・生年月日:西暦2005年 (皇紀2665年)9月17日 (第二章開始時20歳)
・登場:第四話『理不尽』
※その他プロフィールについては第一章の当該項目を参照
武装戦隊・狼ノ牙に拉致された一人。
金髪で日焼け肌で柄が悪そうな見た目をしているが、その実お調子者のムードメーカー。
航とは武装戦隊・狼ノ牙のアジト「公転館」で相部屋になった関係で交流を深めている。
妹煩悩で家族想いだったが、その家族を武装戦隊・狼ノ牙に鏖にされていたと明かされ茫然自失としてしまったが、家族との最後の対話を経て立ち直り、元の明るい性格に戻った。
頭の良い男ではないが、戦いに於ける勘や機転は却々莫迦に出来ないものがあり、壱級為動機神体の襲撃では彼の気付きが虎駕憲進に打開策を与え、また狛乃神嵐花との戦いでは彼の作戦が一定の効果を発揮した。
⦿久住 双葉
・生年月日:西暦2005年 (皇紀2665年)1月10日 (第二章開始時21歳)
・登場:第二話『閑話の談笑』
※その他プロフィールについては第一章の当該項目を参照
岬守航及び麗真魅琴の高校時代の友人で、武装戦隊・狼ノ牙による拉致被害者の一人。
大人しく控えめな性格だが、意外と耳の痛いことも言うところがあり、同じく航達と友人関係にある虎駕憲進とは犬猿の仲ゆえに手厳しい。
また、公転館で相部屋だった関係から武装戦隊・狼ノ牙の内通者だった椿陽子と交流を深め、正体が露見した今も絆を感じている。
高校卒業後、航達とは疎遠となっていたが、その間に何か嫌な経験をしたことを度々仄めかしている。
⦿虎駕 憲進
・生年月日:西暦2004年 (皇紀2664年)5月3日 (第二章開始時22歳)
・登場:第三話『事態急変』
・退場:第四十五話『救援辞退』
※その他プロフィールについては第一章の当該項目を参照
岬守航及び麗真魅琴の中学時代の友人で、大学で再会した。
武装戦隊・狼ノ牙による拉致被害者の一人。
同じく航と魅琴の友人である久住双葉とは犬猿の仲。
愛国思想に傾倒しており、今の日本の政治に対して思う処があるらしい。
その心情は航の思っていた以上に追い詰められており、皇國への帰化を真剣に考えてしまっていた。
そんな彼の気の迷いは良からぬ者達に付け込まれ、日本国への外患誘致の汚名を着せられた上に情勢が開戦へ向かう切掛となってしまい、それを苦にして自ら命を絶った。
⦿繭月 百合菜
・生年月日:西暦1996年 (皇紀2656年)9月7日 (第二章開始時29歳)
・登場:第四話『理不尽』
※その他プロフィールについては第一章の当該項目を参照
武装戦隊・狼ノ牙に拉致された一人。
一見すると極普通のキャリアウーマンだが、その実かなり歪んだ性癖の持ち主で、本人も思い悩んでいた。
同じ拉致被害者で殺人鬼の折野菱や、雲野兎黄泉に諭されたことで吹っ切れ、自分は自分として歪んだ心で真直ぐに生きるという意思を確固たるものとした。
皇國第三皇子・蛟乃神賢智に嘗ての恋人・有明孝也の面影を見た。
⦿雲野 幽鷹
・生年月日:西暦2008年 (皇紀2668年)4月4日 (第二章開始時18歳)
・登場:第十九話『惡の華』
※その他プロフィールについては第一章の当該項目を参照
武装戦隊・狼ノ牙の研究施設「雲野研究所」に囚われて実験台となっていた少年で、雲野兎黄泉の双子の兄。
コミュニケーションは得意でなく、他者との対話は主に妹の兎黄泉に任せている。
その正体は狼ノ牙の実験によって作られた神皇の複製人間に植物状態だった少年の魂を入れたもの。
戦闘能力は無いが莫大な神為を持ち、それを他者に貸し与えることが出来る。
兎黄泉と比べ、神為を貸し与えられる回数が多いが、貸し切ると眠くなってしまう。
魅琴と神皇の戦いでは瀕死の重傷を負ったことを切掛に新たな力に目覚め、魅琴と一時的に融合することで凄まじい戦闘力の向上を齎した。
その影響で、戦いの後は長い眠りに就いている。
⦿雲野 兎黄泉
・生年月日:西暦2008年 (皇紀2668年)4月4日 (第二章開始時18歳)
・登場:第十九話『惡の華』
※その他プロフィールについては第一章の当該項目を参照
武装戦隊・狼ノ牙の研究施設「雲野研究所」に囚われて実験台となっていた少女で、雲野幽鷹の双子の妹。
コミュニケーションは得意でない兄に変わり、他者との会話を担当している。
兄と同じく武装戦隊・狼ノ牙に作られた神皇の複製人間に植物状態の少女の魂を入れたもので、戦闘能力が無い代わりに他者に神為を貸し与えることが出来るが、兄と比べてやや力が弱いらしい。
それでも狛乃神嵐花との戦いでは岬守航に神為を貸し与えることで窮地を救い、また兄の居場所を感知することで麗真魅琴の救出にも貢献した。
⦿⦿
日本政府関係者
⦿根尾 弓矢
・生年月日:西暦1996年 (皇紀2656年)9月8日 (第二章開始時29歳)
・登場:第二話『閑話の談笑』
※その他プロフィールについては第一章の当該項目を参照
日本国の防衛大臣兼国家公安委員長・皇奏手に仕える秘書。
かなり鍛えており、高い格闘能力と強力な術識神為を備えている。
麗真魅琴と共に拉致被害者を救出すべく皇國に乗り込んだ。
以前から魅琴と何らかの関係があることを仄めかしていたが、魅琴が神皇暗殺へと向かったことを機に自らの正体を彼女の従兄と明かし、麗真家の成り立ちと皇國との因縁を航達に説明した。
嫌味な性格に見えて意外と面倒見が良く、また癖の強い周囲の人間に振り回される苦労人である。
⦿白檀 揚羽
・生年月日:西暦1999年 (皇紀2659年)4月1日 (第二章開始時27歳)
・登場:第十二話『青血』
※その他プロフィールについては第一章の当該項目を参照
麗真魅琴及び根尾弓矢に同行した長身の女で、皇奏手によって皇國へ送り込まれた諜報員。
諜報員にあるまじき目立つ格好と好い加減な性格の人物だが、人脈形成能力は一流。
術識神為の使い手だが、通常とは逆順で神為覚醒の段階を踏んでいる為、基礎的な戦闘能力には乏しい。
しかし、音波を使った破壊能力を持っており、全く戦えないという訳ではない。
同じ諜報員の仁志旗蓮を殺害した八社女征一千には珍しく怒りを向ける。
⦿皇 奏手
・生年月日:西暦1975年 (皇紀2635年)12月24日 (第二章開始時50歳)
・登場:第三話『事態急変』
※その他プロフィールについては第一章の当該項目を参照
麗真魅琴の母親で、日本国の防衛大臣兼国家公安委員長。
強烈な野心の持ち主で、世界最強の存在になることを夢見ている。
魅琴が皇國に乗り込むのを、根尾弓矢の同行を条件に許可した。
しかしそれが結局は娘を死地へと向かわせる切掛になってしまい、救出する為に日本国産超級為動機神体・カムヤマトイワレヒコを岬守航に託した。
⦿岬守 航
・生年月日:西暦2004年 (皇紀2664年)11月19日 (第二章開始時21歳)
・登場:第一話『轟臨』
※その他プロフィールについては第一章の当該項目を参照
ごく普通の大学生。
武装戦隊・狼ノ牙に神聖大日本皇國へ拉致されたことを切掛に日本と皇國の国家間問題に巻き込まれてしまった。
幼馴染の麗真魅琴に劣等感混じりの恋心を抱いているが、却々想いを告げられずにいたヘタレ。
拉致されたメンバーの中で脱出計画を実質的に主導し、超級為動機神体・ミロクサーヌ改を奪取することで大きく貢献した。
その過程で水徒端早辺子から為動機神体の操縦方法を教わり、卓越した技術を身に付けている。
狼ノ牙の追撃を振り切ったは良い物の、今度は皇國最高の貴族たる六摂家筆頭・甲夢黝から命を狙われてしまう。
六摂家当主との戦いでは早々に鷹番夜朗と激突し、これを撃退。
また、水徒端早辺子を救出すべく単身で甲公爵邸に乗り込み、甲の暴挙を止めている。
その後始末として全皇族及び神皇と出会い、また第一皇女・麒乃神聖花に自邸へと連れ込まれて皇國の恐るべき考え方を知ることになる。
あと一歩で帰国出来る、となったところで虎駕憲進が過ちを利用されて陥れられて自殺。
直後の第三皇女・狛乃神嵐花との戦いの中で、虎駕の能力を引き継ぐかの様な新たな能力に覚醒した。
情勢が日本と皇國の戦争に向かう中、魅琴がそれを止める為に一人神皇暗殺へと向かうのを止められずに強制的に帰国させられたが、日本に着いたところで彼女の母・皇奏手から日本国産超級為動機神体・カムヤマトイワレヒコを託されて救出に向かった。
救出後、入院した魅琴を見舞った際にとうとう積年の想いを告げ、晴れて彼女との交際を始めることになったが、カムヤマトイワレヒコを限界性能で操縦してしまった為に機体に適合する唯一の人間となってしまい、後継機が配備されるまでの間戦場へと駆り出されることになってしまった。
⦿麗真 魅琴
・生年月日:西暦2004年 (皇紀2664年)6月28日 (第二章開始時22歳)
・好きなもの:あんぱん・白兎・岬守航
・趣味:神社参拝・人体破壊
・術識神為:攻撃にそれまでの破壊力を上乗せする。上乗せは任意の回数分の加速が可能。
・登場:第一話『轟臨』
※その他プロフィールについては第一章の当該項目を参照
謎に満ちた、岬守航の幼馴染の美女。
武装戦隊・狼ノ牙に囚われた航を救出する為、根尾弓矢・白檀揚羽と共に皇國へと乗り込んだ。
暴力の天才ともいうべき圧倒的な戦闘力を持ち、航を散々苦しめた屋渡倫駆郎を全く寄せ付けずに捻じ伏せた他、超級為動機神体すらも素手で解体してのけた。
公爵・甲夢黝の刺客を返り討ちにしながらも、それまで距離を取っていた航と再び交流を深めていたが、皇國第一皇子・獅乃神叡智に言い寄られて再び雲行きが怪しくなってしまう。
その後、帰国寸前になって事態が一気に日本と皇國の開戦へと傾いたことを切掛に一人皇國に残ると言い出し、止めようとする航と衝突。
航に凄惨な暴力を振るい、突き放してしまった。
その目的は、神皇の暗殺。
日本を皇國の侵略から守る為、祖父から自らの命を引き換えにしてでも神皇を討つよう言い付けられていた。
幼い頃は自ら「邪悪な獣」と評する程に異常な暴力志向、破壊願望を秘めた悪鬼だったが、航と交流を深めるにつれ心境が変化し愛に目覚めてしまい、それ故に日本を守りたい気持ちと航と一緒に居たい気持ち、加えてその航を痛め付けたい気持ちに悩み続けてきた。
神皇の絶望的な力に一度は土を舐めるも、雲野幽鷹との共闘もあって神皇の無力化に成功するも、獅乃神叡智の介入によって暗殺には失敗。
絶体絶命のピンチを超級為動機神体・カムヤマトイワレヒコで乗り込んできた航に救出されて九死に一生を得た。
その後、航と和解し正式に付き合うことになるが、航は皇國との戦争に駆り出されてしまう。
神皇との戦いで満身創痍となった彼女は、ただそれを見送ることしか出来なかった。
⦿⦿
拉致被害者
⦿虻球磨 新兒
・生年月日:西暦2005年 (皇紀2665年)9月17日 (第二章開始時20歳)
・登場:第四話『理不尽』
※その他プロフィールについては第一章の当該項目を参照
武装戦隊・狼ノ牙に拉致された一人。
金髪で日焼け肌で柄が悪そうな見た目をしているが、その実お調子者のムードメーカー。
航とは武装戦隊・狼ノ牙のアジト「公転館」で相部屋になった関係で交流を深めている。
妹煩悩で家族想いだったが、その家族を武装戦隊・狼ノ牙に鏖にされていたと明かされ茫然自失としてしまったが、家族との最後の対話を経て立ち直り、元の明るい性格に戻った。
頭の良い男ではないが、戦いに於ける勘や機転は却々莫迦に出来ないものがあり、壱級為動機神体の襲撃では彼の気付きが虎駕憲進に打開策を与え、また狛乃神嵐花との戦いでは彼の作戦が一定の効果を発揮した。
⦿久住 双葉
・生年月日:西暦2005年 (皇紀2665年)1月10日 (第二章開始時21歳)
・登場:第二話『閑話の談笑』
※その他プロフィールについては第一章の当該項目を参照
岬守航及び麗真魅琴の高校時代の友人で、武装戦隊・狼ノ牙による拉致被害者の一人。
大人しく控えめな性格だが、意外と耳の痛いことも言うところがあり、同じく航達と友人関係にある虎駕憲進とは犬猿の仲ゆえに手厳しい。
また、公転館で相部屋だった関係から武装戦隊・狼ノ牙の内通者だった椿陽子と交流を深め、正体が露見した今も絆を感じている。
高校卒業後、航達とは疎遠となっていたが、その間に何か嫌な経験をしたことを度々仄めかしている。
⦿虎駕 憲進
・生年月日:西暦2004年 (皇紀2664年)5月3日 (第二章開始時22歳)
・登場:第三話『事態急変』
・退場:第四十五話『救援辞退』
※その他プロフィールについては第一章の当該項目を参照
岬守航及び麗真魅琴の中学時代の友人で、大学で再会した。
武装戦隊・狼ノ牙による拉致被害者の一人。
同じく航と魅琴の友人である久住双葉とは犬猿の仲。
愛国思想に傾倒しており、今の日本の政治に対して思う処があるらしい。
その心情は航の思っていた以上に追い詰められており、皇國への帰化を真剣に考えてしまっていた。
そんな彼の気の迷いは良からぬ者達に付け込まれ、日本国への外患誘致の汚名を着せられた上に情勢が開戦へ向かう切掛となってしまい、それを苦にして自ら命を絶った。
⦿繭月 百合菜
・生年月日:西暦1996年 (皇紀2656年)9月7日 (第二章開始時29歳)
・登場:第四話『理不尽』
※その他プロフィールについては第一章の当該項目を参照
武装戦隊・狼ノ牙に拉致された一人。
一見すると極普通のキャリアウーマンだが、その実かなり歪んだ性癖の持ち主で、本人も思い悩んでいた。
同じ拉致被害者で殺人鬼の折野菱や、雲野兎黄泉に諭されたことで吹っ切れ、自分は自分として歪んだ心で真直ぐに生きるという意思を確固たるものとした。
皇國第三皇子・蛟乃神賢智に嘗ての恋人・有明孝也の面影を見た。
⦿雲野 幽鷹
・生年月日:西暦2008年 (皇紀2668年)4月4日 (第二章開始時18歳)
・登場:第十九話『惡の華』
※その他プロフィールについては第一章の当該項目を参照
武装戦隊・狼ノ牙の研究施設「雲野研究所」に囚われて実験台となっていた少年で、雲野兎黄泉の双子の兄。
コミュニケーションは得意でなく、他者との対話は主に妹の兎黄泉に任せている。
その正体は狼ノ牙の実験によって作られた神皇の複製人間に植物状態だった少年の魂を入れたもの。
戦闘能力は無いが莫大な神為を持ち、それを他者に貸し与えることが出来る。
兎黄泉と比べ、神為を貸し与えられる回数が多いが、貸し切ると眠くなってしまう。
魅琴と神皇の戦いでは瀕死の重傷を負ったことを切掛に新たな力に目覚め、魅琴と一時的に融合することで凄まじい戦闘力の向上を齎した。
その影響で、戦いの後は長い眠りに就いている。
⦿雲野 兎黄泉
・生年月日:西暦2008年 (皇紀2668年)4月4日 (第二章開始時18歳)
・登場:第十九話『惡の華』
※その他プロフィールについては第一章の当該項目を参照
武装戦隊・狼ノ牙の研究施設「雲野研究所」に囚われて実験台となっていた少女で、雲野幽鷹の双子の妹。
コミュニケーションは得意でない兄に変わり、他者との会話を担当している。
兄と同じく武装戦隊・狼ノ牙に作られた神皇の複製人間に植物状態の少女の魂を入れたもので、戦闘能力が無い代わりに他者に神為を貸し与えることが出来るが、兄と比べてやや力が弱いらしい。
それでも狛乃神嵐花との戦いでは岬守航に神為を貸し与えることで窮地を救い、また兄の居場所を感知することで麗真魅琴の救出にも貢献した。
⦿⦿
日本政府関係者
⦿根尾 弓矢
・生年月日:西暦1996年 (皇紀2656年)9月8日 (第二章開始時29歳)
・登場:第二話『閑話の談笑』
※その他プロフィールについては第一章の当該項目を参照
日本国の防衛大臣兼国家公安委員長・皇奏手に仕える秘書。
かなり鍛えており、高い格闘能力と強力な術識神為を備えている。
麗真魅琴と共に拉致被害者を救出すべく皇國に乗り込んだ。
以前から魅琴と何らかの関係があることを仄めかしていたが、魅琴が神皇暗殺へと向かったことを機に自らの正体を彼女の従兄と明かし、麗真家の成り立ちと皇國との因縁を航達に説明した。
嫌味な性格に見えて意外と面倒見が良く、また癖の強い周囲の人間に振り回される苦労人である。
⦿白檀 揚羽
・生年月日:西暦1999年 (皇紀2659年)4月1日 (第二章開始時27歳)
・登場:第十二話『青血』
※その他プロフィールについては第一章の当該項目を参照
麗真魅琴及び根尾弓矢に同行した長身の女で、皇奏手によって皇國へ送り込まれた諜報員。
諜報員にあるまじき目立つ格好と好い加減な性格の人物だが、人脈形成能力は一流。
術識神為の使い手だが、通常とは逆順で神為覚醒の段階を踏んでいる為、基礎的な戦闘能力には乏しい。
しかし、音波を使った破壊能力を持っており、全く戦えないという訳ではない。
同じ諜報員の仁志旗蓮を殺害した八社女征一千には珍しく怒りを向ける。
⦿皇 奏手
・生年月日:西暦1975年 (皇紀2635年)12月24日 (第二章開始時50歳)
・登場:第三話『事態急変』
※その他プロフィールについては第一章の当該項目を参照
麗真魅琴の母親で、日本国の防衛大臣兼国家公安委員長。
強烈な野心の持ち主で、世界最強の存在になることを夢見ている。
魅琴が皇國に乗り込むのを、根尾弓矢の同行を条件に許可した。
しかしそれが結局は娘を死地へと向かわせる切掛になってしまい、救出する為に日本国産超級為動機神体・カムヤマトイワレヒコを岬守航に託した。
0
あなたにおすすめの小説
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
ファンタジー
気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
12/23 HOT男性向け1位
ダンジョンに行くことができるようになったが、職業が強すぎた
ひまなひと
ファンタジー
主人公がダンジョンに潜り、ステータスを強化し、強くなることを目指す物語である。
今の所、170話近くあります。
(修正していないものは1600です)
エリクサーは不老不死の薬ではありません。~完成したエリクサーのせいで追放されましたが、隣国で色々助けてたら聖人に……ただの草使いですよ~
シロ鼬
ファンタジー
エリクサー……それは生命あるものすべてを癒し、治す薬――そう、それだけだ。
主人公、リッツはスキル『草』と持ち前の知識でついにエリクサーを完成させるが、なぜか王様に偽物と判断されてしまう。
追放され行く当てもなくなったリッツは、とりあえず大好きな草を集めていると怪我をした神獣の子に出会う。
さらには倒れた少女と出会い、疫病が発生したという隣国へ向かった。
疫病? これ飲めば治りますよ?
これは自前の薬とエリクサーを使い、聖人と呼ばれてしまった男の物語。
合成師
あに
ファンタジー
里見瑠夏32歳は仕事をクビになって、やけ酒を飲んでいた。ビールが切れるとコンビニに買いに行く、帰り道でゴブリンを倒して覚醒に気付くとギルドで登録し、夢の探索者になる。自分の合成師というレアジョブは生産職だろうと初心者ダンジョンに向かう。
そのうち合成師の本領発揮し、うまいこと立ち回ったり、パーティーメンバーなどとともに成長していく物語だ。
ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います
とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。
食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。
もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。
ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。
ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。
魅了の対価
しがついつか
ファンタジー
家庭事情により給金の高い職場を求めて転職したリンリーは、縁あってブラウンロード伯爵家の使用人になった。
彼女は伯爵家の第二子アッシュ・ブラウンロードの侍女を任された。
ブラウンロード伯爵家では、なぜか一家のみならず屋敷で働く使用人達のすべてがアッシュのことを嫌悪していた。
アッシュと顔を合わせてすぐにリンリーも「あ、私コイツ嫌いだわ」と感じたのだが、上級使用人を目指す彼女は私情を挟まずに職務に専念することにした。
淡々と世話をしてくれるリンリーに、アッシュは次第に心を開いていった。
神樹の里で暮らす創造魔法使い ~幻獣たちとののんびりライフ~
あきさけ
ファンタジー
貧乏な田舎村を追い出された少年〝シント〟は森の中をあてどなくさまよい一本の新木を発見する。
それは本当に小さな新木だったがかすかな光を帯びた不思議な木。
彼が不思議そうに新木を見つめているとそこから『私に魔法をかけてほしい』という声が聞こえた。
シントが唯一使えたのは〝創造魔法〟といういままでまともに使えた試しのないもの。
それでも森の中でこのまま死ぬよりはまだいいだろうと考え魔法をかける。
すると新木は一気に生長し、天をつくほどの巨木にまで変化しそこから新木に宿っていたという聖霊まで姿を現した。
〝この地はあなたが創造した聖地。あなたがこの地を去らない限りこの地を必要とするもの以外は誰も踏み入れませんよ〟
そんな言葉から始まるシントののんびりとした生活。
同じように行き場を失った少女や幻獣や精霊、妖精たちなど様々な面々が集まり織りなすスローライフの幕開けです。
※この小説はカクヨム様でも連載しています。アルファポリス様とカクヨム様以外の場所では公開しておりません。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる