日本と皇國の幻争正統記

坐久靈二

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第三章『争乱篇』

第七十話『黄昏時の天空へ捧げる讃美歌』 破

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 こうこく全土にしんを供給する為、皇宮に詰めていた第二皇女・たつかみと第三皇子・みずちかみけんにも連合革命軍の魔の手が迫っていた。
 二人が控えているのは、の間――かつては「人工母胎の間」とも呼ばれていた彼らのせいである。
 白い照明の光に満ちた部屋の壁際に設置された機械仕掛けのはこが、父・じんのうの精子と謎に満ちた母・りゅう飛鳥あすかの卵子を受精させ、その胎児を哺育していた「人工母胎」と呼ばれる装置なのだ。
 しかし今はちらは一切稼働しておらず、代わりに部屋の中央に設置された巨大な真珠の様な物体が主なこの部屋の用途である。

 この球体は皇宮の地下からこうこく全土に張り巡らされた送電網や水脈、その他インフラに接続されている。
 普段はじんのうがこの球体にしんを送ることでこうこく中の基盤となるエネルギー供給源を担っているのだ。

たつかみ殿下、みずちかみ殿下、はんぎやく者が皇宮に侵入しました! も危のう御座います! 早くお逃げください!」

 そんな「の間」で球体前方の椅子に並んですわっていた二人の皇女皇子に事態を告げたのは、みずちかみの侍女である伯爵令嬢・ときかど竜胆りんどうである。
 和装をした上品な淑女で、普段はよく言えば落ち着いている、悪く言えば事務的な彼女だが、今はすがに取り乱した様子で二人の皇族に脱出を上申した。

「六年ぶりの大規模蜂起か……」

 たつかみは思い出す。
 丁度こうこくがこの世界に転移した直後、そうせんたいおおかみきばは大規模なはんらんを起こした。
 当時、叛乱の鎮圧こそ出来たものの、組織の壊滅には至らず、再びの機会を狙って息を潜めていることは明らかだった。
 案の定、こうこくが戦争で泥沼にまれている現状を幸いにと国家転覆を狙ってきた――それが二人の皇族の現状理解である。

「急にしんが使えなくなったのは叛逆者の能力にるものだろうね。しかし、皇族たるわらわたちに通用してしまうとは……」
「何かからくりがあるんだろうね。嫌な予感がする……」

 みずちかみもとに駆け寄ったときかどは、主を潤んだで見詰めて懇願する。

「殿下、みずちかみ殿下。大切な殿下に何かあってはわたくし、どうしたら良いか……」
ときかど、心配しないでおくれ。きみの方こそ、よく無事で居てくれた。ぼくきみ無しで生きていくなんて、全く想像出来ないよ」

 みずちかみときかどの手を握って彼女に言い聞かせた。
 そんな弟と侍女の関係を察し、たつかみは白い眼を向けている。
 みずちかみときかどの肩を抱いて姉の方を向いた。

「姉様、ときかどの言うとおりに脱出して身を隠そう。ぼく達が皇宮にとどまっていてはこのへい達がいつまでもぼく達のことを守り続けなければならない。そうだろう、ときかど?」
「はい、お察しの通り、既に近衛兵だけでなくだいかく侍従長もお亡くなりに……」

 たつかみは苦虫をつぶした様な表情を浮かべた。
 弟の言うことは理解するが、圧倒的な強さを誇るはずの皇族として、叛逆者の破落戸ごろつきを相手に尻尾を巻いて逃げなくてはならないのはなんとも情け無い。

がゆいね、なんとも……」

 それでも、たつかみは私情を押し殺して立ち上がった。
 この状況で小さなプライドにこだわっていてはいたずらに犠牲を増やすということは彼女もわかっている。

「問題はどう脱出するか、だね。昔の城郭みたいに隠し通路がある訳でもない」
「御安心ください、たつかみ殿下。わたくしが案内いたします!」

 ときかどは人工母胎へと駆け寄り、制御盤を操作した。
 彼女が複雑な数値の入力を終えると、人工母胎のはこが動いて通路が現れた。

「あったのか、隠し通路」
「両殿下、参りましょう!」

 たつかみみずちかみときかどの先導に従い、隠し通路へと足を踏み入れた。



    ⦿⦿⦿



 国会議事堂の衆議院本会議場では、第一皇子・かみえいの近衛侍女・しきしまが独り、おおかみきばを相手に必死の抵抗を試みていた。

「敗ける訳にはいかんっ! 何としても貴様らを成敗しなければ! そしてその後、わたくしも皇族方のいのちを失わせた責任を取って腹を切る!」

 しきしまの刀が二人のはつしゆうの猛攻を弾く。
 わたりりんろうにくやりはなたまどくむちも一筋縄ではいかない恐るべき武器であり、しかもしんの無いもとの剣技でしのぐのは至難の業である。
 しかし達人のしきしまは二人を相手に辛うじて渡り合っていた。

「しぶとい女だなァ、皇族に屈した軟弱女の分際で……!」
いまだに女剣士気取りとは、恥を知らないのかお前は」

 わたりはなは侮蔑の言葉を投げ付けるが、それは二人掛かりで攻めあぐねているいらちから来るものだろう。
 しんを失った上に負傷しているにもかかわらず、しきしまの戦い振りは鬼気迫るものがある。

「やれやれ、埒が明かんね……」

 そんな戦いの様子を議長席から見渡し、しゆりようДデーことどうじようふとしは溜息を吐いた。

「二人掛かりでは厳しいか、では更なる戦力を投入しよう。同志こんごう

 どうじようの命を受け、おおかみきば別働隊「じようさそり」のこんごうさとるが手を挙げた。
 すると天井を突き破り、二機のきゆうどうしんたいが舞い降りる。

「『じゆつしきしんダイヤモンド』。さあ、二人共真の姿をあらわせ」

 天井のれきが降り注ぐ中、きゆうどうしんたいが人間の姿へと変わっていく。
 しきしまはその光景に冷や汗をいた。

こんごうが居るということは、やはりそう来るか……」
「元『じようさそり』の同志だった貴様は解るよな、はた。いや、はやって自分で名乗っていた『』と呼んだ方が良いか?」
「あの男の話はやめろ! あの時裏切られて愛想が尽きたし、そもそも結婚していない!」

 過去を穿ほじくかえされたしきしまは動揺し、生じた隙にわたりの槍を体にかすめてしまった。

「うぐっ!」
「薄情なやつだな。今呼んだ他の仲間達にも同じ様に冷たくするのか?」

 こんごうが呼んだ二機のきゆうは完全に人の姿に変わった。
 二人はしきしまく知る男女である。

はつとうきようすけ……やはり貴様らか……。くさつくは良いのか?」
「あの二人には別の大事な用があるのさ」
「まあ、寂しい気持ちは解るぜ。久し振りに『しちようしゆう』がそろうと良かったんだがな。どの道、肝心のリーダーが欠けちまう」

 はつとうきようすけこんごうさとるは、嘗てはただった時のしきしまと共に「じようさそり」最高戦力「しちようしゆう」として猛威を振るった者達である。
 後三人、しきしまが名を挙げたくさみつろうつく、そしてリーダーではたと恋仲だったふみの七人で構成されていたが、六年前の蜂起でじようさそりが壊滅してからは音沙汰を無くしていた。

て、裏切り者の粛正を開始しようじゃないか」
「裏切り者、か……」

 しきしまみし、刀を強く握り締めた。

「あの時、誰よりも最後まで戦い続けたのは他ならぬわたくしだ。ふみを奪還しようと動いたのもわたくし一人だった。貴様らはおおかみきばじようさそりも尻尾を巻いてさっさと逃げ、わたくしに全てを押し付けた……」

 わたりはなに加え、こんごうとうに囲まれたしきしまは怒りに体を震わせている。

「確かに、叛逆者に身を落としたのはわたくしの拭えない罪と汚点だ! しかし、それでもわたくしは必死だった! 命を懸けて戦い抜こうとした! 戦いもしなかった貴様らがどの面下げてわたくしを粛正しようというのか!」

 しきしまは再び刀を構えた。

「来い! 全員まとめて斬り伏せてやる! 誰よりも畏るべき者を知るわたくしが貴様らごときを恐れるものか!」

 意気込むしきしま
 とその時、突如として議長席が真二つに割れた。
 その下には穴が開き、下へ階段が続いている。
 そこから三人の男女が昇ってきた。

「おお、到着したかね」

 どうじようが先頭の和装女をうれしそうに歓迎した。
 彼女に続く男女は困惑している。

「どういうことだ?」
「国会議事堂に続いていたのか?」
しゆりようДデーたつかみみずちかみ両殿下をお連れしました」

 和装の女・ときかど竜胆りんどうどうじように頭を下げた。

「よく連れてきた。そして、間諜スパイ活動を始めたばかりにしては能くやったね、ときかど君」
「はい、しゆりようДデーわたくしは首領様のめいれいを忠実に実行いたしました。ですから御褒美を……。首領様の愛を沢山下さいませ……」

 ときかどどうじようの足下に擦り寄り、こうこつとした表情でびを売る。
 白地あからさまな様子に、みずちかみぼうぜんと立ち尽くしていた。
 その背後で、たつかみはばつが悪そうに目をらしている。

て、同志なわ、準備は出来たかね?」
「ええ。天空上映はいつでも開始出来ます。後は、じんのうの到着を待つばかりですな」

 たつかみみずちかみは連合革命軍の一般構成員に身柄を確保された。



    ⦿⦿⦿



 皇宮、じんのうの寝室は、外の騒乱がうその様な静けさに包まれていた。
 相変わらず寝台ベツドの上であおい顔を浮かべているじんのうは、ただただ外の景色、たそがれどきの空を見詰めている。

「父上……」

 そんなじんのうの様子を、第一皇子・かみえいはいつになく厳しい表情で見守っていた。
 二人は共に、何かを予感しているかの様である。
 じんのうが小さく溜息を吐いた。

いよいよか……」

 じんのうおもむろに息子の方へ振り向いた。
 その表情は平静そのものだが、普段の威厳が見られず、ただ涼やかさだけを残している。

えいよ、どうやらちんからなんじに、いや……」

 一息、じんのうは決意の間を挟んだ。
 これからの話を心して聞くようにと、彼の纏う空気が書物の如く雄弁に語っていた。

「我からなたに最も大事な話をする時が来たようだ……」

 じんのうは布団を開け、寝台ベツドから足を下ろして坐った。
 蒼い顔をしながらも降りようとするその仕草に、かみは驚いて身を乗り出す。

「父上、どうか御安静に。避難なされるとおつしやるなら、お連れしますので」
「案ずるな。この一月、歩行訓練がてら己の足でかわやへ行っておるだろう。かげで良いあんばいである」

 かみは肩の力を抜いた。
 奇妙な一時である。
 真夏とは思えぬ清涼さがあった。
 山吹色の光が父と子を照らしている。

えい、我には以前より一つの確信に近い予感があった。おそらく、我がしんは今が峠なのだ。これより先は緩やかに下降を始め、数年で急速に失われるであろう……」
「どういう……ことですか?」
しんかいふく力は遺伝子の修復力にも及び、人に不老長寿を与える。れど、それはあくまで人の域を出ることは無い。その限界が大還暦なのだ。今後、我のしんが再びよみがえろうとも、二度と以前の力は戻るまい。そして我は確実に老い、衰弱していく……」

 じんのうかみほほんで見せた。

「解るか、えいよ。この父とて死ぬのだ。時が来ればな」

 小柄な父の穏やかな目。
 対して大柄な息子は眼を凝らして見詰めている。

「だからですか……。だから、御譲位なさろうと……」
「うむ。次の還暦は到底迎えられまい。嘗て神話の時代、ぎのみことが永遠の命を失って以来、皇族は定命の者となったと伝えられている。その呪いに、絶対的なこうこくの統治体制を築き、神の領域に達した我ですらもあらがうことは出来なかったという訳だ」

 夕日に照らされたじんのうの姿は消え入りそうな光の衣を纏っている。
 それはある意味で祝福にも見える。
 この時が、天神の血を引くという彼の死にく宿命に清いさんを歌っているかの様だ。

「お待ちください、父上。何故なぜ今、その様なお話をなさるのですか」
「言ったであろう。時が来たのだ」

 かみは息をんだ。
 そして小さく首を振る。

「何を……何を仰いますか……」
えいよ、大事なのはここからだ。この父の死すべき命より、なたの生きる命の話が重要なのだ」

 じんのう寝台ベツドから立ち上がった。

「父上?」
えいなたは気にも留めておらぬだろうが、我はなたしんを封じておった。我が子女の中でもなたしんだけは特別中の特別、生まれながらに我をもはるかに超え、想像を絶する領域にあった。故に、危うく思っていた。幼きなたが道を誤れば、三千世界がいともやすく無に帰すことになる。我はなたの輝かしい才能にふたをせねばならなかった」
「それは……」

 かみは顔を伏せた。
 言われなくとも知っている。
 だが、それで良かった。
 特に不便を感じたことも無く、しんなど使わなくとも誰もがく尽くしてくれた。

 力など必要無かった。
 ただこの血筋の祝福があれば、かみえいは誰よりも幸福だったのだ。

えいよ、我はこうも夢想している。ややもするとなたなら、以来このかたの呪いを超克出来るのではないか。こうこくを、日本民族を永久の栄光へ導くことが出来るのではないか、とな。都合の良い妄想であろう。だが幸い、なたは立派になった。はや何も心配は要るまい」

 じんのうかみに触れた。

「今、封を解こう。これよりはなたである。なたの思うとおりの治世を行うが良い。以後、好きにせよ」

 かみは再び顔を上げ、じんのうと見つめ合う。
 その視線の交錯が全てを語っていた。
 いとおしむ様な、肩の荷が下りた様な、そんなにゆうさがじんのうの微笑みには満ちていた。

「では、行くか……」

 じんのうはゆっくりと、寝室の扉へと歩き出す。
 かみは慌てて父の手をつかんだ。

何処どこへ行かれるのですか」
ちんを待つ者の所だ」

 じんのうの声に元の威厳が戻っていた。
 かみは首を振る。

「駄目だ……駄目だ……!」
「手を離せえい。今はまだちんに無礼を働くでない。行かせよ、これは勅命である」

 かみが手を離したのは、察したからだ。
 こうなっては、父は自らの腕を引き千切ってでも己を押し通すだろう。
 彼は父を誰よりも慕っている。
 その父を傷付けることなど不本意極まり無かった。

 じんのうは扉に手を掛けた。
 振り返ることなく、清浄の寝室と汚濁の下界を結ぶ門が開かれる。

「待て! 父上、行くな!!」

 かみの叫びはじんのうを振り向かせることすらかなわなかった。
 じんのうは寝室を出て、長大な回廊を歩いて行く。
 とおく、とおく、とおく……。
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