主人公終了お知らせ。

アジサイ。

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古賀サクヤ終了のお知らせ

とりあえず説明させて

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「貴様ぁあぁ!!王子を離せ!!罪は重いぞ!!」
私は剣を片手に凄い勢いでこちらに向かってくる騎士様の発言にぽかんと口を開いた。そして慌ててその子供を見る。どうやら私が助けた子供、貴族だと思っていたがそうではないらしい。
「お、・・・王子ぃ?!」
たまらずそう叫べば、子供はわたしを見て苦笑い。否定をしないと言うことはそういう事だ。
いや!!苦笑いしてる場合じゃねぇから!!お前はいいけど私はそんな場合じゃ無い!!

そして再び騎士を見て、体が完全に固まる。
「万死に値するッッッ!!」
ものすごい睨みが私に突き刺さる。呑気にも美丈夫が台無しだぞ☆なんて思いながらも、

古賀サクヤ終了のお知らせが頭の中に流れた。





ここで私は決して極悪人ではないことを皆様にお知らせしたい。
私の名前は古賀サクヤ、しがない旅人である。用心棒業を営みながらこの大大陸ディルネルトを旅している。そして朝早く、つまり今朝ここ、タジリス王国王都エタナートに着いたばかりだ。

大大陸ディルネルトとはこの世界で最も大きな大陸のことである。私の出身国はそのディルネルト大陸の極東、山脈を超え荒野を超えた先にある源東皇国という所である。旅立ちの際に女の一人旅は不用心であると胸元まで伸ばしていた髪を切り、男の旅装束を着て、用心棒業を中心に金を稼いで1年間旅をしてきた。驚く事にこれが結構稼げる。倒した相手が賞金首であったり、お礼にお金を貰ったり、守って欲しいと依頼があったり。まぁ、その分妬みや恨みもたくさん買っているのも事実だ。
タジリス王国はそんな私が旅に出て1年、4つ目に訪れた国である。このディルネルト大陸にて最も歴史深い王国で、軍事、文化、交易、ディルネルト大陸でも有数の優れている国。
その王国の王都エタナートに私は今朝着いたのだ。何度も言おう大事な事だ。

今朝たどり着いた。



城門を潜り私は驚いた。

「なんちゅー豊かな国だ。」

城門から王宮までの一本道いわいる大通りには溢れんばかりの人が通行し、客引きの声がやまない。端から店を見れば武器屋に飲み屋、馬小屋、換金屋、宿屋、魔道具専門屋、うはー、ギルドまであるわさすが大陸一の王都!なんでもあるな。この王都にいればなんでも揃うじゃん。見てくれだけじゃないって事か。
私はその中でも1つ果物屋に目をつけ生でもかじれる果実を1つ買う。店主は若い男で私はその男に金を渡しながら話しかける。
「ここはいつもこうなのか。」
「おっと!お客さん王都は初めてかい?あ!まった!旅人ってやつだねぇ?」
「・・・まぁ、そんなもんだ。さっきついたばかりでな宿も決めていないのさ」
果実をかじりながら話を続ける。店主はさすが出店の主というだけあってペラペラと話してくれた。

「今日はあれよ、ジル様が港の警備から帰ってくるからよ。いつもはやってねぇ店も開いてんだ。」

「ジル様?ジル・リクラクインの事か?」

「さすが旅人さん!物知りだねえ!!」
「ジル・リクラクインの名前を知らないなんてよっぽどの田舎者くらいだろう。」
ジル・リクラクインとはタジリス王国の最良の騎士と謳われ数々の魔物退治に弱き者を見捨てないその心意気、さらに国1番の美丈夫ときた、そんな完璧な騎士は本当に存在しているのだろうかと思ったが、大陸中にその名を轟かせ今タジリス王国と緊張関係にある国は彼の存在が恐ろしく手出しできないとまで言わせるらしい。
噂ではその人材を逃がさまいと王国に国境越えもそのうち禁止されるのではとまで言われる人物だ。
「一目ジル様を見ようと今日は物見が人一倍集まってんのさ、軽くお祭り騒ぎだな。」
店主は軽く笑いながら大通りの人を眺めている。
ふぅん?この王国の英雄は王ではなく騎士って事か。 
「これ、もう1つ買うよ。」
「はい!毎度あり!そうだ、にいちゃん。宿なら城門前より中心街の方が安いぜ?」
「そうなのか、助かったよ。ありがとう。また買いにこよう。」
「ご贔屓に~!」
私は果物屋を後にして店主に言われた通り中心街へと果物を齧りながら目指す。

無事に宿を見つけた私は予約をして王都散策へと足を向ける。果物以外は食べていないからお腹がすいた。
賑わう大通りの横道をぬけて私は人通りの少ない裏通りを歩く。大通りの店で食事を済ませてもいいが、混んでいるだろうしこういう時は裏通りの出店で済ませた方が良いだろう。
私の横を小さなものが通り過ぎる。あぁ、子供か。銀髪の髪を輝かせ、小綺麗な服を着た子供が走っていく。私は違和感を感じて思わず足を止めた。その違和感に気がついたのは私だけではないはずだ。

あの子供、こんな裏通りに来るような子供ではない。

身なりからして貴族であるのは確定だ。
そしてその子供はすぐに絡まれた。それはそうだ。身ぐるみはがして奴隷として売ればなかなか良い値で売れるだろうし、服も一泊一食くらいの金にはなるだろう。私にはある考えが浮かんだ。
あれ、助けて家に帰したらお礼金とかもらえんじゃね?
そう考えてすぐに私はフードを深くかぶり直して走り出し、男達と少年の間に割って入った。まるで正義の味方の登場だ。

「その辺にしたらどうだ。子供相手にみっともない。」

「あぁん?!」

悪いなこの少年貰っていくぞ
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