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第四章 二人の女
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奇妙な対面だった。同じそっくりな顔が私を挟んで、見つめ合っている。
どちらがニイナで、レイナか。今日、それが分かる。
「お久さー。レイ姉、元気?」
優里はびくりと驚かせたが、すぐに元通りになる。
「その名前は捨てたと教えたつもりだけど。どうしたの?」
「知っている。近くで正夢君に会ったの。何だか……」
ニイナはひそひそと話し出す。
「ちょい顔貸せ」
優里はニイナを台所に連れていき話していき、うなずいていた。互いに顔を寄せ合い秘密の会話をする二人は見て改めて思う。そっくりだった。
はたから見て違いは見当たらない。
足をトントンしているのが優里で、腕組みして聞いているのがニイナだ。違いがあるとしたら、互いの癖である。
「教えてくれて悪いな」
「でさー」
話し合いは終わったようだが、和やかな会話が聞こえてくるかと思ったら、鈍い音が耳に入った。
ハッと私は見ると、のけ反っているニイナと、フライパンを手に持って振り上げた優里が視界に入った。
床に倒れて動かなくなった。
「何をやっている!」
「まさかここまで来ているとは。こいつが近くに来ているとは。だいぶ私たちを嗅ぎ付けているらしい」
「どうしてだ?」
手際よく倒れているニイナをガムテープで縛り上げて、荷物を漁る。
「見ろ」
名刺だ。「藤和興信所 希坂奈々」という明朝体の文字が印字されていた。
「探偵?」
「昔から失くしたものを発見するのが好きで、探偵になりたいって言っていたが、本当になりやがって」
「ニイナは看護婦じゃないのか?」
優里は苦笑した。
「勘弁してくれよ。頭の世界をごっちゃにしないでくれ」
「友達に会いに来たって言っていた」
「嘘に決まっているだろ。友達に会いに来て、偶然お前に出くわした? そんなことしなくてもこいつと姉妹だ。裏があるに決まっている」
「何が目的だ?」
「調べているところだ」
ハンドバックから茶封筒が出てきた。ペラペラと書類が出てきた。
「驚いた。妹は四人の復讐計画について調べているみたいだ。依頼人は西本俊彦。お前の親戚じゃないか?」
「俺の伯父だ。でもどうして?」
「お前を止めるためじゃないか? 養護施設の出身者が立て続けに不祥事を起こしていたら、感づかれてもおかしくない。連絡取っているのか?」
心当たりはある。伯父から言われた。四人が放火犯だと言った時、そう信じたいだけとあっさりと否定された。当時の私は中学生であまり考えもせず信じていた。
待て。今思えば、なんで私は四人を犯人だと思った?
ニイナが十六歳。私が十九歳の時。
喫茶店「barrow」で私たちは再会した。ニイナは私に四人が犯人である理由を伝えてきた。正義だと信じて、私は四人に制裁を加えた。
「お前は何者だ?」
「なんだ、改まって?」
「私に復讐を勧めてきて、こうやって生活を共にしているお前は誰だ? 私は希坂奈々と名乗る女性に会った。話しているうちに嘘をついているようには見えない。倒れている子がニイナなら、お前は誰だ?」
右手首を見る。私は慎重に手を見た。内側から小さくなった火傷の痕があった。倒れたニイナには何もなかったことは喫茶店で気づいていた。混じりけのない白い素肌だ。
「お前は手首に怪我をしている」
火事にできた痕があればニイナであり優里だ。痕がなければレイナだ。私は姉妹の区別はそれでつけていた。
現実は逆だ。
「お前は誰だ? レイナなのか?」
「真実が知りたいか」
優里はあきれ顔で私を見た。
「私が欲しいのは真実だけだ。家族は誰が殺したのか? 家に火を付けたのは誰か?」
「一人二役も大変だよ。説明してやろうか? 前にも説明したが、お前は記憶を失っているようだ」
「そんな面倒な真似をどうしてする?」
ニイナにそっくりな顔であることを利用して何がしたいのだろう。
「知りたいか。火事になってあんただけ助けて、生活を続けた理由を? 薬を飲ませたのは私の正体がばれるかと思った。住む場所があれば何とかなるし、殺さない程度にホットミルクに薬を入れてしばらく眠ってもらう予定だった。加減は調整したが、お前は予想外に目覚めてしまった」
私は生き返った。それには意味ある。
「作戦変更だ。意識を取り戻した。さすがにどうするか? 私は追い出されてしまう。妹に成りすまそうと思ったら、まさかこうやって来てくれた」
「ニイナをどうするつもりだ?」
「もちろん殺す。本物のニイナが表れちゃどうしようもない。こいつに嗅ぎ回れたら色々と支障が出るからな。お前にも協力してもらうぞ」
「待てよ。お前の妹だぞ! どうして都合が悪くなる?」
「ばーか。名刺をみただろ。こいつは探偵だ。親戚のお前のオッサンに連絡されてみろ。私の計画がパーだ。樫谷のご子息は殺しかけた悪人だからな。お前もばれたら困るだろ」
「伯父が依頼人だと? どうして?」
育て親である伯父の西本俊彦と伯母の道子は両国に引っ越して以来、連絡を取っていなかった。住所も教えていない。私の家に火を付けた犯人たちが不祥事を起こし、社会から抹殺されているのはニュースになっている。
私は復讐について伯父に話して、一笑に付された過去がある。本気で復讐をしているなら止めにくるはず。ならば探偵を雇って居場所を知りたがるのも無理はない。
「困ったものだな。二十年もお前のニイナを演じてきたのに、計画がパーになる」
「目的はなんだ?」
「こっちのセリフだ。ニイナを家に連れてきて私に合わせてどうするつもりだ? 家はどこだ? 仕事はどうだ? 彼氏はいるの? 距離を詰めていく。最後は素敵なデートスポットにでも連れ出して告白か?」
「ふざけているのか?」
「付き合う前に私が邪魔になる。出て行ってもらおう。本当のニイナちゃんと仲良しめでたし。ずいぶんご都合が過ぎるストーリーだな? お花畑もいいところだぜ」
「違う。私はただ確かめたかっただけだ」
どっちが私の愛すべき人か知りたかった。
「確かめて、お前は周りに自分の願望を押しつける。違うか?」
過去に何をしたか振り返れば、優里の主張は正しい。私の過去は押しつけだった。復讐という使命をもった使徒であり、復讐を遂行してきた。
「お前には私がいる。頭の中にニイナを思い描いて生きてきた。現実で再現をしてやったじゃないか。本当の妹が出てきたら、世界が壊れる。だからニイナには死んでもらう」
「お前の目的を言ってくれ!」
「私と結婚しろ。お前の思い出の場所で告白をする。私たちの始まりの場所でニイナを殺し、お前は私への愛を叫ぶ」
優里はレイナ……
にやりと顔をゆがめていた。この女は悪魔だ。
華奢な体系で、茶色みがかった髪をゴムバンドで結い、面長、透明な瞳。清潔感がただよう香水を付け、右の手首にバンドを巻いていた。
これだけ聞けば悪魔の風貌とは思えない。
レイナは妹に劣らず美しい。私はずっと二十年も見惚れすぎて騙されて続けていた。大きな錯誤に気づけなかった。
悪魔には特徴があって、白い歯をむき出しにしてから、わずかに口を開けて、へっと冷笑する。
私は箪笥の上に隠していたカメラを改めて見る。私を騙し続けた悪魔との攻防は全て映像に残している。
部屋の主である私は平凡な生活をしている人間だ。私と恋人の優里の二人暮らしをしている。一見すれば結婚間近の同棲を始めたカップルである。
他に同居人はいない、はずだった……
部屋に悪魔が住みついている。
起きるのが遅く、夜中になるとどこかに行き、ガーガーといびきをかいて私の安寧を壊していく。台風や地震、火事などの災害に相当する存在だ。悪を成すために生まれてきている。
三十二歳になった私は屈辱にまみれている。私はずり落ちてきた黒縁眼のブリッジに手を当てる。
「結婚だと? どうして私がそんな?」
「二十年もの付き合いを続けている私を振るつもりなのか? お前への献身性を無視するのか?」
美しさに似合わず舌鋒は鋭く、男顔負けの話ぶりをする。
「偽善だよ。お前はレイナだ。私が愛しているのはただ一人だ。なんてことをしてくれたんだ。しっかりしろ! ニイナ!」
「まだ死んでいない」
騙されはしないぞ。ケリを付ける時が来た。
「知っている。いいたいのはそれだけか。とにかく明日ニイナを殺す。お前の元あった自宅でやる。あそこなら人は近づかないし、埋めても誰も分からない。とりあえず今日は休め」
「勝手はさせない」
「口だけだ。お前は私の言うとおりにするしかない」
部屋を出て警察に通報するしかないが、縛られている奈々を見たら、私も監禁罪で捕まる可能性がある。縛られているニイナはレイナの部屋にいて、鍵が掛かけて入れない。
せめてもニイナだけでも助けたいが、何の案もなかった。気づいたら寝てしまったが、不思議と火事の夢を見なくなっていた。薬を辞めたせいだろう。寝覚めが良くなった。
記録二十三
日付:二〇二三年八月六日
時刻:午後六時二十三分
場所:東京都墨田区横網二丁目キャリオール五〇三号室のダイニング
どちらがニイナで、レイナか。今日、それが分かる。
「お久さー。レイ姉、元気?」
優里はびくりと驚かせたが、すぐに元通りになる。
「その名前は捨てたと教えたつもりだけど。どうしたの?」
「知っている。近くで正夢君に会ったの。何だか……」
ニイナはひそひそと話し出す。
「ちょい顔貸せ」
優里はニイナを台所に連れていき話していき、うなずいていた。互いに顔を寄せ合い秘密の会話をする二人は見て改めて思う。そっくりだった。
はたから見て違いは見当たらない。
足をトントンしているのが優里で、腕組みして聞いているのがニイナだ。違いがあるとしたら、互いの癖である。
「教えてくれて悪いな」
「でさー」
話し合いは終わったようだが、和やかな会話が聞こえてくるかと思ったら、鈍い音が耳に入った。
ハッと私は見ると、のけ反っているニイナと、フライパンを手に持って振り上げた優里が視界に入った。
床に倒れて動かなくなった。
「何をやっている!」
「まさかここまで来ているとは。こいつが近くに来ているとは。だいぶ私たちを嗅ぎ付けているらしい」
「どうしてだ?」
手際よく倒れているニイナをガムテープで縛り上げて、荷物を漁る。
「見ろ」
名刺だ。「藤和興信所 希坂奈々」という明朝体の文字が印字されていた。
「探偵?」
「昔から失くしたものを発見するのが好きで、探偵になりたいって言っていたが、本当になりやがって」
「ニイナは看護婦じゃないのか?」
優里は苦笑した。
「勘弁してくれよ。頭の世界をごっちゃにしないでくれ」
「友達に会いに来たって言っていた」
「嘘に決まっているだろ。友達に会いに来て、偶然お前に出くわした? そんなことしなくてもこいつと姉妹だ。裏があるに決まっている」
「何が目的だ?」
「調べているところだ」
ハンドバックから茶封筒が出てきた。ペラペラと書類が出てきた。
「驚いた。妹は四人の復讐計画について調べているみたいだ。依頼人は西本俊彦。お前の親戚じゃないか?」
「俺の伯父だ。でもどうして?」
「お前を止めるためじゃないか? 養護施設の出身者が立て続けに不祥事を起こしていたら、感づかれてもおかしくない。連絡取っているのか?」
心当たりはある。伯父から言われた。四人が放火犯だと言った時、そう信じたいだけとあっさりと否定された。当時の私は中学生であまり考えもせず信じていた。
待て。今思えば、なんで私は四人を犯人だと思った?
ニイナが十六歳。私が十九歳の時。
喫茶店「barrow」で私たちは再会した。ニイナは私に四人が犯人である理由を伝えてきた。正義だと信じて、私は四人に制裁を加えた。
「お前は何者だ?」
「なんだ、改まって?」
「私に復讐を勧めてきて、こうやって生活を共にしているお前は誰だ? 私は希坂奈々と名乗る女性に会った。話しているうちに嘘をついているようには見えない。倒れている子がニイナなら、お前は誰だ?」
右手首を見る。私は慎重に手を見た。内側から小さくなった火傷の痕があった。倒れたニイナには何もなかったことは喫茶店で気づいていた。混じりけのない白い素肌だ。
「お前は手首に怪我をしている」
火事にできた痕があればニイナであり優里だ。痕がなければレイナだ。私は姉妹の区別はそれでつけていた。
現実は逆だ。
「お前は誰だ? レイナなのか?」
「真実が知りたいか」
優里はあきれ顔で私を見た。
「私が欲しいのは真実だけだ。家族は誰が殺したのか? 家に火を付けたのは誰か?」
「一人二役も大変だよ。説明してやろうか? 前にも説明したが、お前は記憶を失っているようだ」
「そんな面倒な真似をどうしてする?」
ニイナにそっくりな顔であることを利用して何がしたいのだろう。
「知りたいか。火事になってあんただけ助けて、生活を続けた理由を? 薬を飲ませたのは私の正体がばれるかと思った。住む場所があれば何とかなるし、殺さない程度にホットミルクに薬を入れてしばらく眠ってもらう予定だった。加減は調整したが、お前は予想外に目覚めてしまった」
私は生き返った。それには意味ある。
「作戦変更だ。意識を取り戻した。さすがにどうするか? 私は追い出されてしまう。妹に成りすまそうと思ったら、まさかこうやって来てくれた」
「ニイナをどうするつもりだ?」
「もちろん殺す。本物のニイナが表れちゃどうしようもない。こいつに嗅ぎ回れたら色々と支障が出るからな。お前にも協力してもらうぞ」
「待てよ。お前の妹だぞ! どうして都合が悪くなる?」
「ばーか。名刺をみただろ。こいつは探偵だ。親戚のお前のオッサンに連絡されてみろ。私の計画がパーだ。樫谷のご子息は殺しかけた悪人だからな。お前もばれたら困るだろ」
「伯父が依頼人だと? どうして?」
育て親である伯父の西本俊彦と伯母の道子は両国に引っ越して以来、連絡を取っていなかった。住所も教えていない。私の家に火を付けた犯人たちが不祥事を起こし、社会から抹殺されているのはニュースになっている。
私は復讐について伯父に話して、一笑に付された過去がある。本気で復讐をしているなら止めにくるはず。ならば探偵を雇って居場所を知りたがるのも無理はない。
「困ったものだな。二十年もお前のニイナを演じてきたのに、計画がパーになる」
「目的はなんだ?」
「こっちのセリフだ。ニイナを家に連れてきて私に合わせてどうするつもりだ? 家はどこだ? 仕事はどうだ? 彼氏はいるの? 距離を詰めていく。最後は素敵なデートスポットにでも連れ出して告白か?」
「ふざけているのか?」
「付き合う前に私が邪魔になる。出て行ってもらおう。本当のニイナちゃんと仲良しめでたし。ずいぶんご都合が過ぎるストーリーだな? お花畑もいいところだぜ」
「違う。私はただ確かめたかっただけだ」
どっちが私の愛すべき人か知りたかった。
「確かめて、お前は周りに自分の願望を押しつける。違うか?」
過去に何をしたか振り返れば、優里の主張は正しい。私の過去は押しつけだった。復讐という使命をもった使徒であり、復讐を遂行してきた。
「お前には私がいる。頭の中にニイナを思い描いて生きてきた。現実で再現をしてやったじゃないか。本当の妹が出てきたら、世界が壊れる。だからニイナには死んでもらう」
「お前の目的を言ってくれ!」
「私と結婚しろ。お前の思い出の場所で告白をする。私たちの始まりの場所でニイナを殺し、お前は私への愛を叫ぶ」
優里はレイナ……
にやりと顔をゆがめていた。この女は悪魔だ。
華奢な体系で、茶色みがかった髪をゴムバンドで結い、面長、透明な瞳。清潔感がただよう香水を付け、右の手首にバンドを巻いていた。
これだけ聞けば悪魔の風貌とは思えない。
レイナは妹に劣らず美しい。私はずっと二十年も見惚れすぎて騙されて続けていた。大きな錯誤に気づけなかった。
悪魔には特徴があって、白い歯をむき出しにしてから、わずかに口を開けて、へっと冷笑する。
私は箪笥の上に隠していたカメラを改めて見る。私を騙し続けた悪魔との攻防は全て映像に残している。
部屋の主である私は平凡な生活をしている人間だ。私と恋人の優里の二人暮らしをしている。一見すれば結婚間近の同棲を始めたカップルである。
他に同居人はいない、はずだった……
部屋に悪魔が住みついている。
起きるのが遅く、夜中になるとどこかに行き、ガーガーといびきをかいて私の安寧を壊していく。台風や地震、火事などの災害に相当する存在だ。悪を成すために生まれてきている。
三十二歳になった私は屈辱にまみれている。私はずり落ちてきた黒縁眼のブリッジに手を当てる。
「結婚だと? どうして私がそんな?」
「二十年もの付き合いを続けている私を振るつもりなのか? お前への献身性を無視するのか?」
美しさに似合わず舌鋒は鋭く、男顔負けの話ぶりをする。
「偽善だよ。お前はレイナだ。私が愛しているのはただ一人だ。なんてことをしてくれたんだ。しっかりしろ! ニイナ!」
「まだ死んでいない」
騙されはしないぞ。ケリを付ける時が来た。
「知っている。いいたいのはそれだけか。とにかく明日ニイナを殺す。お前の元あった自宅でやる。あそこなら人は近づかないし、埋めても誰も分からない。とりあえず今日は休め」
「勝手はさせない」
「口だけだ。お前は私の言うとおりにするしかない」
部屋を出て警察に通報するしかないが、縛られている奈々を見たら、私も監禁罪で捕まる可能性がある。縛られているニイナはレイナの部屋にいて、鍵が掛かけて入れない。
せめてもニイナだけでも助けたいが、何の案もなかった。気づいたら寝てしまったが、不思議と火事の夢を見なくなっていた。薬を辞めたせいだろう。寝覚めが良くなった。
記録二十三
日付:二〇二三年八月六日
時刻:午後六時二十三分
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