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第二章 復讐
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記録十三
日付:二〇二三年三月二十二日
時刻:午後六時四十五分
場所:大船マジック劇場の舞台裏
「マジックのトリックは教えた通りだけど。懸念はある?」
「ばかな話があるのか……信じられない」
優里の話を振られて笑ってしまった。
「他に方法があるんじゃないか?」
「集団監視の中で川内は知らずに妹を殺してしまうの。私たちはその様をネットに流す。面白いと思わない。ただ復讐するだけじゃつまらない。これはエンターテインメントよ」
「準備は?」
「大丈夫。皆、楽しみにしている」
「何が始まるんだよ?」
ダンダンと中から箱の中から声がした。
「素敵なショーの始まり、始まり」
「助けてよ!」
「もう聞き飽きた」
優里は涙ぐむ美咲の口にガムテープを貼り、箱の中に入れる。
「私は司会進行の準備があるから。正夢もスタンバイして」
「了解」
私たちは覚悟を決めている。やると決めたら最後までやるだけだ。
観客はすでに来ている。最高のショーを見せてやる。
ステージは煌々と照明で照らされ、ドライアイスの白い煙が舞っている。
ここは幻想と怪奇が交わるマジックショーのステージ。私はカメラマンになってステージで繰り広げられるショーを撮り続ける。このご時世でもありマスクを付けていたが、照明のせいで暑かった。
ショーは盛り上がり、マジシャンは観客と一体になって行う演目を始める。仮面をかぶったマジシャンはすっと指で協力をしてくれる観客を選んでいく。
ステージには七人の老若男女が上がった。その中に川内猛がいる。
「では壇上に上がって頂いた七人の皆さん、席とお名前をよろしくお願いいたします」
司会進行をしているのは優里だ。
「R列3の園田勉です」
「E列6の崎岡敬です」
「Ⅴ列25の森戸剛志です」
「E列12の藤代大樹です」
「N列5の飯田里美です」
「G列33の保井実里です」
「E列15の川内猛です」
演目は「剣刺しマジック」。
壇上に上げられた七人に剣を渡して箱中には女性が入っている状態で刺していく。知っている人からすればベターなマジックだが、かなり衝撃的な演目ではある。
マジシャンが悠長に説明をしていた。箱とテーブルは運び込また。テーブルには剣が数本載せられている。
「女性が中に入りましたよ。手足には手錠がはめられて身動きが取れません」
マジシャンの言葉に観客は不安と期待を抱く。イリュージョンはただ実行するのではなく、言葉巧みに引っ張らないといけない。
「五人の皆さん、剣を取ってください」
マジシャンは一人ずつ指名し、刺す場所を指定した。
R列の園田が箱の左側面から差し込んだ。つんざくような叫び声が聞こえてきた。だいぶリアリティのかかった演出だ。
「なんとも惨たらしい悲痛な叫び声がしますね。どうですか?」
箱の中から女性の顔が出ているが、カメラ越しには至って普通だった。
次々と剣が刺さるうちに叫び声も段々と小さくなっていた。
「最後はあなたです。もう一度、あなたのお名前は?」
「川内猛です」
「あなたには特別な場所を指定しましょう。ここです。真上です」
川内は片手に剣を持って梯子を登る。
「ここで構いませんか?」
くぼみが見えるだろう。剣を刺すことになる。私たちが川内に仕掛けた罠にはまる。
「そうです。覚悟はよろしいですか?」
「覚悟?」
「あなたの左手の薬指にはめられているのは婚約指輪。幸せを掴もうとしています。何かを得る時は、失う時と決まっています。その覚悟はありますか?」
「……え?」
「よろしいでしょう。さ! ラストスパート!」
川内は剣を振り下ろした。
「刺しましたね。では剣を抜きましょう」
「は、はい……」
他の観客たちと対応が異なるので川内の表情に疑問を持っているような印象がある。
「どうですか?」
「引っかかってしまって」
「串刺しになった哀れな女性。ご安心ください。私の持っている風呂敷を賭ければ、中に入っている女性を死の淵から助け出すことができます!」
マジシャンはさっと紫色のラメが入った風呂敷をかける。しばらくして無傷な女性が出てきて、剣が串刺しになった箱が残った。
マジックは成功である。もう一度言うが、マジックはである。
観客たちの拍手が行われたが、異変は起きた。
「わあっ」
川内は手にぬめぬめとした感触に気づき出したのだ。剣についた赤いものに驚いていた。
「ひいっ……」
女は何てことがない表情で姿を現して終わったかにみえる。
箱から何かにじみ出てくるものがある。赤い斑点のようなものはみるみるうちに肥大化していく。いずれ血だと気づかれる。まずい、そろそろ幕引きだ。
私は幕を下ろすよう言った。
「優里、休憩のアナウンスを入れないとだめだ。早く片付けないと」
「了解」
前に座っていた観客席が状況の異変に気が付いたようだ。
「本公演は三十分間の休憩時間に入ります」
サーッとビロードが降りていく。
「あれは血じゃないのか!」
その過程で勘のいい観客が叫んでいた。いけない、迅速に終わらせる必要がある。私はビロードが降りたタイミングで呆然と座り込んでいる川内の元に向かう。
「どうですか? 気に入ってもらえましたか?」
川内は背後を向いた。私はカメラを向けながら脅える川内を撮り続ける。
「どういうつもりだ!」
「あなたの悩みを解決差し上げたんですよ。邪魔な存在がなければ、あなたは丸菱商事のご令嬢と結婚できる。お膳立てをしただけですよ」
「ふざけるな。私は遠くに行ってほしいと」
「ですからおっしゃる通りにしたんですよ。遠くへ行ってもらいました」
「俺をどうしてこんな……」
「あなたも他の人たちと同じですっかりお忘れのようだ。二十年前の樫谷家で起きた悲劇をご存知でしょうか?」
「何者だ? お前は誰だ!」
「西本正夢。昔は樫谷と名乗っていた。過去からの復讐者とでもいっておこうか」
「かしだに……」
「お前ら四人に家族を奪われた男の名前だよ」
川内はハッと細い目を見開いていた。どうやら思い出したようだ。
「待ってくれ。あれにはわけがある。私は犯人ではない!」
「言い訳がましいぞ」
私は箱の中で串刺しになった美咲の哀れな姿を見せてやる。見開かれた眼光には性器はなく、顔全体に苦悶の念が見られた。悪徳にまみれた兄妹に鉄槌が下された。
「わ、わ、わ……」
川内は四つん這いになりながら逃げだした。すでに動画は取っている。川内は終わりだ。
全てが終わったとき、川内を除いた観客六人と私たちは合流した。
協力があって復讐は成功した。
「お二人のおかげで娘の無念は晴らせました」
口々に唱えるのは感謝の念である。
六人は川内美咲により人生を狂わされた被害者たちだ。調べてアポイントを取るのが一苦労していた。全てのものが剣の刺すことに躊躇を示さなかった。憎悪とは人を団結させる力を持っている。
「私たちもおかげで本懐を遂げられました」
望みを遂げた人間は散り散りにそれぞれの人生に帰っていく。
「いい考えだったでしょう」
「素晴らしい。想像もつかなかったよ」
川内猛の精神を崩壊させたマジックショーとは何か?
軽くおさらいをしておこう。
演目は剣刺しマジックである。
手始めにマジシャンは果物を用意した剣で切って本物だとちらつかせる。本物の剣を用意していて七人は刺していく。最後に箱を開けると女性は消えて、無事である状態がわかる。
トリックは単純だ。箱が閉じたときに後ろに体をスライドする。箱に取り付けてあった鏡が女性の前に引かれる。すると女性の前に空洞を出来上がり、ナイフは空洞に向かって上下左右から振り落とされる。だから女性に剣は刺さらない。
私たちは一つの工夫を凝らしている。先ほど言った空洞の部分は奈落になっていて、舞台の下から人や物が出るようになっている。
何が現れたか?
美咲である。私たちは新宿で美咲を拉致し、大船まで連れて行く。マジックショー当日、奈落から美咲が出てくるよう設置していた。
美咲は正義の剣に貫かれた。このままだと串刺しになった美咲が観客に見えてしまうため、箱を回転させればOKだ。
演者の女性が前に出してやり、箱の外に開放する。美咲の姿がは観客には見えない。
悲鳴は演技ではなく、美咲が本心から発した悲鳴である。串刺しになる過程で美咲が感じたのは何だろうか?
マジックショーについてはだいぶ金をはたいて買収していた。感染も明けたとはいえ客足は遠のいている。協力をしてもらうのは簡単だった。死体は私たちの手で処理をしている。
最後のターゲットである吉森さとみの情報が載ったページを広げる。この女の家族、行動履歴、性格全てを網羅した資料だ。
この女は簡単そうだ。担当弁護士の川内猛が潰れた今なら手っ取り早い。
経歴を見れば、もはや詰んでいる女だ。離婚調停において親権が争われる。女性が有利だ。
が、例外はつきものだ。さとみの場合は不貞行為もあり、子どもは夫の自宅で過ごしていた経緯から親権は夫側に渡るものというのが世間の判断だった。
復讐すべき相手は一人。私は三脚を作ってカメラを設置した。
記録十三
日付:二〇二三年三月二十二日
時刻:午後六時四十五分
場所:大船マジック劇場の舞台裏
「マジックのトリックは教えた通りだけど。懸念はある?」
「ばかな話があるのか……信じられない」
優里の話を振られて笑ってしまった。
「他に方法があるんじゃないか?」
「集団監視の中で川内は知らずに妹を殺してしまうの。私たちはその様をネットに流す。面白いと思わない。ただ復讐するだけじゃつまらない。これはエンターテインメントよ」
「準備は?」
「大丈夫。皆、楽しみにしている」
「何が始まるんだよ?」
ダンダンと中から箱の中から声がした。
「素敵なショーの始まり、始まり」
「助けてよ!」
「もう聞き飽きた」
優里は涙ぐむ美咲の口にガムテープを貼り、箱の中に入れる。
「私は司会進行の準備があるから。正夢もスタンバイして」
「了解」
私たちは覚悟を決めている。やると決めたら最後までやるだけだ。
観客はすでに来ている。最高のショーを見せてやる。
ステージは煌々と照明で照らされ、ドライアイスの白い煙が舞っている。
ここは幻想と怪奇が交わるマジックショーのステージ。私はカメラマンになってステージで繰り広げられるショーを撮り続ける。このご時世でもありマスクを付けていたが、照明のせいで暑かった。
ショーは盛り上がり、マジシャンは観客と一体になって行う演目を始める。仮面をかぶったマジシャンはすっと指で協力をしてくれる観客を選んでいく。
ステージには七人の老若男女が上がった。その中に川内猛がいる。
「では壇上に上がって頂いた七人の皆さん、席とお名前をよろしくお願いいたします」
司会進行をしているのは優里だ。
「R列3の園田勉です」
「E列6の崎岡敬です」
「Ⅴ列25の森戸剛志です」
「E列12の藤代大樹です」
「N列5の飯田里美です」
「G列33の保井実里です」
「E列15の川内猛です」
演目は「剣刺しマジック」。
壇上に上げられた七人に剣を渡して箱中には女性が入っている状態で刺していく。知っている人からすればベターなマジックだが、かなり衝撃的な演目ではある。
マジシャンが悠長に説明をしていた。箱とテーブルは運び込また。テーブルには剣が数本載せられている。
「女性が中に入りましたよ。手足には手錠がはめられて身動きが取れません」
マジシャンの言葉に観客は不安と期待を抱く。イリュージョンはただ実行するのではなく、言葉巧みに引っ張らないといけない。
「五人の皆さん、剣を取ってください」
マジシャンは一人ずつ指名し、刺す場所を指定した。
R列の園田が箱の左側面から差し込んだ。つんざくような叫び声が聞こえてきた。だいぶリアリティのかかった演出だ。
「なんとも惨たらしい悲痛な叫び声がしますね。どうですか?」
箱の中から女性の顔が出ているが、カメラ越しには至って普通だった。
次々と剣が刺さるうちに叫び声も段々と小さくなっていた。
「最後はあなたです。もう一度、あなたのお名前は?」
「川内猛です」
「あなたには特別な場所を指定しましょう。ここです。真上です」
川内は片手に剣を持って梯子を登る。
「ここで構いませんか?」
くぼみが見えるだろう。剣を刺すことになる。私たちが川内に仕掛けた罠にはまる。
「そうです。覚悟はよろしいですか?」
「覚悟?」
「あなたの左手の薬指にはめられているのは婚約指輪。幸せを掴もうとしています。何かを得る時は、失う時と決まっています。その覚悟はありますか?」
「……え?」
「よろしいでしょう。さ! ラストスパート!」
川内は剣を振り下ろした。
「刺しましたね。では剣を抜きましょう」
「は、はい……」
他の観客たちと対応が異なるので川内の表情に疑問を持っているような印象がある。
「どうですか?」
「引っかかってしまって」
「串刺しになった哀れな女性。ご安心ください。私の持っている風呂敷を賭ければ、中に入っている女性を死の淵から助け出すことができます!」
マジシャンはさっと紫色のラメが入った風呂敷をかける。しばらくして無傷な女性が出てきて、剣が串刺しになった箱が残った。
マジックは成功である。もう一度言うが、マジックはである。
観客たちの拍手が行われたが、異変は起きた。
「わあっ」
川内は手にぬめぬめとした感触に気づき出したのだ。剣についた赤いものに驚いていた。
「ひいっ……」
女は何てことがない表情で姿を現して終わったかにみえる。
箱から何かにじみ出てくるものがある。赤い斑点のようなものはみるみるうちに肥大化していく。いずれ血だと気づかれる。まずい、そろそろ幕引きだ。
私は幕を下ろすよう言った。
「優里、休憩のアナウンスを入れないとだめだ。早く片付けないと」
「了解」
前に座っていた観客席が状況の異変に気が付いたようだ。
「本公演は三十分間の休憩時間に入ります」
サーッとビロードが降りていく。
「あれは血じゃないのか!」
その過程で勘のいい観客が叫んでいた。いけない、迅速に終わらせる必要がある。私はビロードが降りたタイミングで呆然と座り込んでいる川内の元に向かう。
「どうですか? 気に入ってもらえましたか?」
川内は背後を向いた。私はカメラを向けながら脅える川内を撮り続ける。
「どういうつもりだ!」
「あなたの悩みを解決差し上げたんですよ。邪魔な存在がなければ、あなたは丸菱商事のご令嬢と結婚できる。お膳立てをしただけですよ」
「ふざけるな。私は遠くに行ってほしいと」
「ですからおっしゃる通りにしたんですよ。遠くへ行ってもらいました」
「俺をどうしてこんな……」
「あなたも他の人たちと同じですっかりお忘れのようだ。二十年前の樫谷家で起きた悲劇をご存知でしょうか?」
「何者だ? お前は誰だ!」
「西本正夢。昔は樫谷と名乗っていた。過去からの復讐者とでもいっておこうか」
「かしだに……」
「お前ら四人に家族を奪われた男の名前だよ」
川内はハッと細い目を見開いていた。どうやら思い出したようだ。
「待ってくれ。あれにはわけがある。私は犯人ではない!」
「言い訳がましいぞ」
私は箱の中で串刺しになった美咲の哀れな姿を見せてやる。見開かれた眼光には性器はなく、顔全体に苦悶の念が見られた。悪徳にまみれた兄妹に鉄槌が下された。
「わ、わ、わ……」
川内は四つん這いになりながら逃げだした。すでに動画は取っている。川内は終わりだ。
全てが終わったとき、川内を除いた観客六人と私たちは合流した。
協力があって復讐は成功した。
「お二人のおかげで娘の無念は晴らせました」
口々に唱えるのは感謝の念である。
六人は川内美咲により人生を狂わされた被害者たちだ。調べてアポイントを取るのが一苦労していた。全てのものが剣の刺すことに躊躇を示さなかった。憎悪とは人を団結させる力を持っている。
「私たちもおかげで本懐を遂げられました」
望みを遂げた人間は散り散りにそれぞれの人生に帰っていく。
「いい考えだったでしょう」
「素晴らしい。想像もつかなかったよ」
川内猛の精神を崩壊させたマジックショーとは何か?
軽くおさらいをしておこう。
演目は剣刺しマジックである。
手始めにマジシャンは果物を用意した剣で切って本物だとちらつかせる。本物の剣を用意していて七人は刺していく。最後に箱を開けると女性は消えて、無事である状態がわかる。
トリックは単純だ。箱が閉じたときに後ろに体をスライドする。箱に取り付けてあった鏡が女性の前に引かれる。すると女性の前に空洞を出来上がり、ナイフは空洞に向かって上下左右から振り落とされる。だから女性に剣は刺さらない。
私たちは一つの工夫を凝らしている。先ほど言った空洞の部分は奈落になっていて、舞台の下から人や物が出るようになっている。
何が現れたか?
美咲である。私たちは新宿で美咲を拉致し、大船まで連れて行く。マジックショー当日、奈落から美咲が出てくるよう設置していた。
美咲は正義の剣に貫かれた。このままだと串刺しになった美咲が観客に見えてしまうため、箱を回転させればOKだ。
演者の女性が前に出してやり、箱の外に開放する。美咲の姿がは観客には見えない。
悲鳴は演技ではなく、美咲が本心から発した悲鳴である。串刺しになる過程で美咲が感じたのは何だろうか?
マジックショーについてはだいぶ金をはたいて買収していた。感染も明けたとはいえ客足は遠のいている。協力をしてもらうのは簡単だった。死体は私たちの手で処理をしている。
最後のターゲットである吉森さとみの情報が載ったページを広げる。この女の家族、行動履歴、性格全てを網羅した資料だ。
この女は簡単そうだ。担当弁護士の川内猛が潰れた今なら手っ取り早い。
経歴を見れば、もはや詰んでいる女だ。離婚調停において親権が争われる。女性が有利だ。
が、例外はつきものだ。さとみの場合は不貞行為もあり、子どもは夫の自宅で過ごしていた経緯から親権は夫側に渡るものというのが世間の判断だった。
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