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第4章:私が経験した職場の洗礼!
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「さて! 次のテーマは“職場の洗礼”よ!」
瑞希が腕を組んで得意げに言う。
「社会に出たら、みんな一度は経験するじゃない?
“あぁ、これが大人の世界か……”って思い知らされる瞬間!」
「うんうん、あるある」
桜子は頷きながら、カップを手に取る。
「じゃあ、まずは瑞希からいく?」
「もちろん! 私の“大手企業の洗礼”を聞いてちょうだい!」
瑞希はグッと拳を握りしめると、大きく息を吸った。
入社して1ヶ月、研修も終わり、私は正式に配属先の部署へと送り込まれたの。
配属されたのは、会社の花形部署!
期待に胸を膨らませて「よーし、バリバリ仕事してやるぞ!」って意気込んでたんだけど……。
初日、私はいきなり“洗礼”を受けた。
朝、デスクに座っていたら、上司が近づいてきてこう言ったのよ。
「瑞希ちゃん、新人の仕事をお願いしたいんだけど」
「はい! なんでもやります!」
「うん、じゃあ——この資料、200部コピーして、ホチキス留めしておいて」
……え?
コピー?
ホチキス留め??
「えっと……私、総合職で入社したはずなんですが……?」
「うん、でも新人はまず雑務を覚えないとね!」
いやいやいや、わかるよ? 新人がいきなり大きな仕事を任されるわけじゃないのは当然だよ? でも——
「200部のホチキス留めって、もはや私、ホチキス職人じゃん!!」
こうして、私の華々しいキャリアの幕開けは、コピー機の前で幕を開けたのだった……。
「……」
桜子はじっと瑞希を見つめた。
「……うん、それは……なんというか……」
「地味すぎるでしょ!? なんで私、こんな単純作業やってんのよ!」
瑞希はテーブルを叩きながら叫ぶ。
「しかも! その後、“この書類、会議室に配っておいて”とか、“お茶出しお願いね”とか、完全に秘書みたいな扱いだったのよ!」
「まぁ、新人の仕事ってそんなものよね……」
「そうなんだけどさ! でも、一番ムカついたのが、上司が私に言ったこの一言!」
瑞希は怒りの表情で言った。
「仕事は“見て学べ”!」
「……あぁ、出た」
桜子は深く頷いた。
「これ、一番理不尽なやつ」
「そうなのよ! “見て学べ”って言われても、見るだけじゃ何もわからないじゃん!?
せめて説明してくれよって感じ!」
「それ、めちゃくちゃわかる」
「でしょ!? だから私は決めたのよ!」
瑞希は拳を握りしめ、誓うように言った。
「私は、“聞いて学ぶ”!!」
「……ん?」
桜子が一瞬きょとんとする。
「だから、“わからないことはとにかく聞きまくる”って決めたの!」
「なるほど」
「上司が“見て学べ”って言っても、私は“すみません、それってどういう意味ですか?”って片っ端から質問攻めよ!」
「……うん、それ、ウザがられなかった?」
「めっちゃウザがられた!!」
瑞希は豪快に笑った。
「でもね、結局それが正解だったのよ! 1ヶ月後には、“瑞希はやる気があっていいな”って評価されてたし!」
「……たくましいなぁ」
「でしょ!? まぁ、最初は雑務ばっかりだったけど、その後はちゃんと仕事を任されるようになったわよ!」
「へぇ、意外と“大手企業の新人時代”って地味なものなのね」
「そうよ! でも、その分、最初の“社会の厳しさ”を学べたわ!」
瑞希はドヤ顔で腕を組む。
「さて、次は桜子の番よ!」
「うーん……」
桜子は少し考え込んだあと、ふっと笑った。
「……私のはね、大手企業の“地味な洗礼”とは真逆よ」
「え? どういうこと?」
「一言で言うなら……“ベンチャー企業の無法地帯”」
私が入ったベンチャー企業では、**“仕事は振られる前に奪え”**がモットーだった。
だから、新人だからって甘やかされることは一切なし!
むしろ——
「お前、今日からプロジェクトリーダーな!」
「え?」
「うちは実力主義だからな! やるしかないぞ!」
「えええええええええ!?」
って感じで、入社1ヶ月でいきなりプロジェクトリーダーにされたのよね……。
「いやいやいやいや!?」
瑞希が叫ぶ。
「新人がいきなりプロジェクトリーダーって、意味がわからないんだけど!?」
「うん、私もわからなかった」
「でも、それって誰かがサポートしてくれるんでしょ?」
「……いや?」
「いや?」
「むしろ、“困ったら自分で考えろ”って言われた」
「それ、大丈夫な会社!?」
「いや、大丈夫じゃなかったかもしれない」
桜子は遠い目をした。
「でも、その分、すごい経験はできたわよ」
「……すごい経験?」
「だって、新人なのにクライアントと直接交渉したり、プレゼン資料作ったり……」
「……それって普通、3年目くらいでやるやつじゃ?」
「そう。でもうちの会社は新人でもできる!」
「……というか、やらされる!」
「地獄じゃん!!!」
「うん、でも、3ヶ月経ったらもう“何でもできる気がする病”になったわ」
「逆にすごいわね……」
瑞希は呆れつつも、どこか感心していた。
「大手とベンチャー、どっちもそれぞれの“洗礼”があるのね」
「そうね。でも、お互い生き延びたからこうして笑って話せるんでしょ?」
「たしかに!」
二人は顔を見合わせ、吹き出した。
「さて、次は“転職・異動”について語る番ね!」
「おお! 次も面白そう!」
こうして、新婚隣人同士の“仕事バトル”はますますヒートアップしていく——。
瑞希が腕を組んで得意げに言う。
「社会に出たら、みんな一度は経験するじゃない?
“あぁ、これが大人の世界か……”って思い知らされる瞬間!」
「うんうん、あるある」
桜子は頷きながら、カップを手に取る。
「じゃあ、まずは瑞希からいく?」
「もちろん! 私の“大手企業の洗礼”を聞いてちょうだい!」
瑞希はグッと拳を握りしめると、大きく息を吸った。
入社して1ヶ月、研修も終わり、私は正式に配属先の部署へと送り込まれたの。
配属されたのは、会社の花形部署!
期待に胸を膨らませて「よーし、バリバリ仕事してやるぞ!」って意気込んでたんだけど……。
初日、私はいきなり“洗礼”を受けた。
朝、デスクに座っていたら、上司が近づいてきてこう言ったのよ。
「瑞希ちゃん、新人の仕事をお願いしたいんだけど」
「はい! なんでもやります!」
「うん、じゃあ——この資料、200部コピーして、ホチキス留めしておいて」
……え?
コピー?
ホチキス留め??
「えっと……私、総合職で入社したはずなんですが……?」
「うん、でも新人はまず雑務を覚えないとね!」
いやいやいや、わかるよ? 新人がいきなり大きな仕事を任されるわけじゃないのは当然だよ? でも——
「200部のホチキス留めって、もはや私、ホチキス職人じゃん!!」
こうして、私の華々しいキャリアの幕開けは、コピー機の前で幕を開けたのだった……。
「……」
桜子はじっと瑞希を見つめた。
「……うん、それは……なんというか……」
「地味すぎるでしょ!? なんで私、こんな単純作業やってんのよ!」
瑞希はテーブルを叩きながら叫ぶ。
「しかも! その後、“この書類、会議室に配っておいて”とか、“お茶出しお願いね”とか、完全に秘書みたいな扱いだったのよ!」
「まぁ、新人の仕事ってそんなものよね……」
「そうなんだけどさ! でも、一番ムカついたのが、上司が私に言ったこの一言!」
瑞希は怒りの表情で言った。
「仕事は“見て学べ”!」
「……あぁ、出た」
桜子は深く頷いた。
「これ、一番理不尽なやつ」
「そうなのよ! “見て学べ”って言われても、見るだけじゃ何もわからないじゃん!?
せめて説明してくれよって感じ!」
「それ、めちゃくちゃわかる」
「でしょ!? だから私は決めたのよ!」
瑞希は拳を握りしめ、誓うように言った。
「私は、“聞いて学ぶ”!!」
「……ん?」
桜子が一瞬きょとんとする。
「だから、“わからないことはとにかく聞きまくる”って決めたの!」
「なるほど」
「上司が“見て学べ”って言っても、私は“すみません、それってどういう意味ですか?”って片っ端から質問攻めよ!」
「……うん、それ、ウザがられなかった?」
「めっちゃウザがられた!!」
瑞希は豪快に笑った。
「でもね、結局それが正解だったのよ! 1ヶ月後には、“瑞希はやる気があっていいな”って評価されてたし!」
「……たくましいなぁ」
「でしょ!? まぁ、最初は雑務ばっかりだったけど、その後はちゃんと仕事を任されるようになったわよ!」
「へぇ、意外と“大手企業の新人時代”って地味なものなのね」
「そうよ! でも、その分、最初の“社会の厳しさ”を学べたわ!」
瑞希はドヤ顔で腕を組む。
「さて、次は桜子の番よ!」
「うーん……」
桜子は少し考え込んだあと、ふっと笑った。
「……私のはね、大手企業の“地味な洗礼”とは真逆よ」
「え? どういうこと?」
「一言で言うなら……“ベンチャー企業の無法地帯”」
私が入ったベンチャー企業では、**“仕事は振られる前に奪え”**がモットーだった。
だから、新人だからって甘やかされることは一切なし!
むしろ——
「お前、今日からプロジェクトリーダーな!」
「え?」
「うちは実力主義だからな! やるしかないぞ!」
「えええええええええ!?」
って感じで、入社1ヶ月でいきなりプロジェクトリーダーにされたのよね……。
「いやいやいやいや!?」
瑞希が叫ぶ。
「新人がいきなりプロジェクトリーダーって、意味がわからないんだけど!?」
「うん、私もわからなかった」
「でも、それって誰かがサポートしてくれるんでしょ?」
「……いや?」
「いや?」
「むしろ、“困ったら自分で考えろ”って言われた」
「それ、大丈夫な会社!?」
「いや、大丈夫じゃなかったかもしれない」
桜子は遠い目をした。
「でも、その分、すごい経験はできたわよ」
「……すごい経験?」
「だって、新人なのにクライアントと直接交渉したり、プレゼン資料作ったり……」
「……それって普通、3年目くらいでやるやつじゃ?」
「そう。でもうちの会社は新人でもできる!」
「……というか、やらされる!」
「地獄じゃん!!!」
「うん、でも、3ヶ月経ったらもう“何でもできる気がする病”になったわ」
「逆にすごいわね……」
瑞希は呆れつつも、どこか感心していた。
「大手とベンチャー、どっちもそれぞれの“洗礼”があるのね」
「そうね。でも、お互い生き延びたからこうして笑って話せるんでしょ?」
「たしかに!」
二人は顔を見合わせ、吹き出した。
「さて、次は“転職・異動”について語る番ね!」
「おお! 次も面白そう!」
こうして、新婚隣人同士の“仕事バトル”はますますヒートアップしていく——。
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