8 / 11
第8章:夫との仕事観の違いに悩む!
しおりを挟む
「さて! 次のテーマは**“夫との仕事観の違い”**よ!」
瑞希が腕を組みながら、大げさに肩をすくめる。
「ねぇ、桜子……これ、絶対に愚痴大会になるやつじゃない?」
「まぁ、そうなるわよね」
桜子も苦笑しながら、カップを手に取る。
「正直、恋愛でも仕事でもいろいろ語ってきたけど、“夫と仕事に対する価値観が違う”問題は、結婚後に直面する最大の課題の一つだと思うのよ」
「わかるぅぅぅ!」
瑞希は力強く頷くと、深いため息をついた。
「で、どっちから語る?」
「……じゃあ、私からいくわ」
★桜子の“夫との価値観のズレ”
「私はね、結婚前から**“夫・圭介は仕事大好き人間”**だってことはわかってたの」
「おお、いわゆる**“仕事命”タイプ**ね」
「そう。でも、最初はそれを理解してたつもりだったのよ。“仕事を頑張ってる夫を支えよう”って思ってたし」
「ふむふむ」
「でも、いざ結婚して一緒に暮らし始めると……まぁ、びっくりしたわよね」
「え、何が?」
「夫が、朝6時に家を出て、夜11時に帰ってくる」
「……え?」
「で、帰ってくると、ご飯を食べながらパソコン開いてるの」
「……ん?」
「で、そのまま気づいたら寝落ちしてるの」
「……」
「で、朝起きたらまた会社に行くの」
「ちょっと待って!? それ、もはや家に“滞在”してるだけじゃん!?」
「そうなのよ!! 私、夫と一緒に住んでるはずなのに、家の中で“夫の目撃情報”が少ないの!!」
桜子はテーブルをバン! と叩く。
「しかもね! 休みの日くらいゆっくりしようと思うじゃない? なのに、いきなりこう言うのよ!」
桜子は夫・圭介の口調を真似て、低めの声で言う。
『ごめん、ちょっとメール返すだけだから』
「……あ、それ、ヤバいやつじゃない?」
「そう!! “ちょっとだけ”って言いながら、結局2時間くらいパソコンと向き合ってるの!!」
「あるあるすぎる!!!」
瑞希がテーブルをバンバン叩きながら爆笑する。
「いやもう、私、仕事に理解ある妻でいたいとは思ってるのよ? でもさ、限度があるじゃない!!」
「わかる、わかるよ……!」
「で、ある日ついに私、キレたのよ」
「おお!? どうやって?」
「夜、また圭介が“ちょっとメール返すだけ”って言いながらパソコン開いた瞬間、私、Wi-Fiのルーター引っこ抜いた」
「強行手段!!」
「そしたら夫、めっちゃ焦って“え!? ちょっと、桜子!? Wi-Fi切れた!? なんで!?”って」
「そりゃ焦るわ!!」
「で、私、こう言ったの」
桜子は腕を組み、冷たい目で言う。
『これは、あなたの“仕事と家庭のバランス”を考えるための時間です』
「……!!!」
「そしたら夫、めちゃくちゃシュンとしながら、“……ごめん、ちょっと休む”って」
「……うん、それは流石に反省するわ」
瑞希は頷きながら、お茶を飲む。
「で、それから改善された?」
「うーん……多少はね。でも、今でも“ちょっとだけ”って言うから、私はいつも“ちょっとってどれくらい?”って聞き返すのよ」
「名探偵みたいな問い詰め方!!」
「だって、どうせ“ちょっと”じゃ済まないんだもん」
二人は顔を見合わせ、爆笑する。
「さて、瑞希の夫はどうなの?」
「うち? うちは……逆!」
「え?」
★瑞希の“夫との価値観のズレ”
「翔太はね……家庭第一主義タイプなのよ!!」
「え、それはそれで良くない?」
「いや、確かに“夫が家庭を大事にしてくれる”っていうのはいいことなんだけど……」
「……けど?」
「私が仕事に集中してると、めっちゃ寂しがるのよ!!」
「……え?」
「例えばね? 私が家で仕事してるとするじゃん? そしたら翔太が近づいてきて——」
瑞希は甘えた声を出しながら、夫・翔太のセリフを再現する。
『瑞希~、そろそろ休憩しない?』
「……えっ、可愛くない?」
「でしょ!? 最初は“かわいいな”って思ってたのよ!? でもね!!」
「うんうん」
「私が**“あと30分で終わるから”って言うと、『えぇ~、じゃあその間、何して待ってればいいの?』**って!!」
「えっ!?」
「いや、なんかしててよ!!! 30分も待てないのか!?!?」
「ちょっと待って、それはヤバい!!」
「でしょ!? しかも! 私が会議中だとわかってるのに、リビングに来て“ちょっとだけ話そ?”って……」
「会議中に!??」
「そう!!! 私、会議の合間にミュート外したら、“ねぇねぇ、お昼何食べる?”って!!!!」
「うわぁぁぁ!!! それはキツい!!」
「でしょ!? だから最近、会議中は**“立ち入り禁止ゾーン”**を作ったのよ」
「どうやって?」
「部屋の前に**『会議中につき話しかけ厳禁』**って紙を貼った」
「……かわいい対策!!!」
「でしょ!? そしたら、紙を見た翔太がしょんぼりしながら“そっか……じゃあ終わったら話そ……”って!」
「……いや、可愛いじゃん!!」
「もう! そういうとこなのよ!! 可愛いけど、仕事の邪魔!!」
二人は大爆笑する。
「結局、夫と仕事観が合う夫婦なんているのかな?」
「いないんじゃない?」
「でも、こうして話せるだけで気が楽になるわ」
「それな!!」
二人はカップを掲げ、コツンとぶつけた。
「さて、次は**“結局、仕事って何が一番大事なの?”**って話でもしようか!」
「おお、それは深いテーマ!」
こうして、新婚隣人たちの“仕事バトル”は、いよいよクライマックスへ——。
瑞希が腕を組みながら、大げさに肩をすくめる。
「ねぇ、桜子……これ、絶対に愚痴大会になるやつじゃない?」
「まぁ、そうなるわよね」
桜子も苦笑しながら、カップを手に取る。
「正直、恋愛でも仕事でもいろいろ語ってきたけど、“夫と仕事に対する価値観が違う”問題は、結婚後に直面する最大の課題の一つだと思うのよ」
「わかるぅぅぅ!」
瑞希は力強く頷くと、深いため息をついた。
「で、どっちから語る?」
「……じゃあ、私からいくわ」
★桜子の“夫との価値観のズレ”
「私はね、結婚前から**“夫・圭介は仕事大好き人間”**だってことはわかってたの」
「おお、いわゆる**“仕事命”タイプ**ね」
「そう。でも、最初はそれを理解してたつもりだったのよ。“仕事を頑張ってる夫を支えよう”って思ってたし」
「ふむふむ」
「でも、いざ結婚して一緒に暮らし始めると……まぁ、びっくりしたわよね」
「え、何が?」
「夫が、朝6時に家を出て、夜11時に帰ってくる」
「……え?」
「で、帰ってくると、ご飯を食べながらパソコン開いてるの」
「……ん?」
「で、そのまま気づいたら寝落ちしてるの」
「……」
「で、朝起きたらまた会社に行くの」
「ちょっと待って!? それ、もはや家に“滞在”してるだけじゃん!?」
「そうなのよ!! 私、夫と一緒に住んでるはずなのに、家の中で“夫の目撃情報”が少ないの!!」
桜子はテーブルをバン! と叩く。
「しかもね! 休みの日くらいゆっくりしようと思うじゃない? なのに、いきなりこう言うのよ!」
桜子は夫・圭介の口調を真似て、低めの声で言う。
『ごめん、ちょっとメール返すだけだから』
「……あ、それ、ヤバいやつじゃない?」
「そう!! “ちょっとだけ”って言いながら、結局2時間くらいパソコンと向き合ってるの!!」
「あるあるすぎる!!!」
瑞希がテーブルをバンバン叩きながら爆笑する。
「いやもう、私、仕事に理解ある妻でいたいとは思ってるのよ? でもさ、限度があるじゃない!!」
「わかる、わかるよ……!」
「で、ある日ついに私、キレたのよ」
「おお!? どうやって?」
「夜、また圭介が“ちょっとメール返すだけ”って言いながらパソコン開いた瞬間、私、Wi-Fiのルーター引っこ抜いた」
「強行手段!!」
「そしたら夫、めっちゃ焦って“え!? ちょっと、桜子!? Wi-Fi切れた!? なんで!?”って」
「そりゃ焦るわ!!」
「で、私、こう言ったの」
桜子は腕を組み、冷たい目で言う。
『これは、あなたの“仕事と家庭のバランス”を考えるための時間です』
「……!!!」
「そしたら夫、めちゃくちゃシュンとしながら、“……ごめん、ちょっと休む”って」
「……うん、それは流石に反省するわ」
瑞希は頷きながら、お茶を飲む。
「で、それから改善された?」
「うーん……多少はね。でも、今でも“ちょっとだけ”って言うから、私はいつも“ちょっとってどれくらい?”って聞き返すのよ」
「名探偵みたいな問い詰め方!!」
「だって、どうせ“ちょっと”じゃ済まないんだもん」
二人は顔を見合わせ、爆笑する。
「さて、瑞希の夫はどうなの?」
「うち? うちは……逆!」
「え?」
★瑞希の“夫との価値観のズレ”
「翔太はね……家庭第一主義タイプなのよ!!」
「え、それはそれで良くない?」
「いや、確かに“夫が家庭を大事にしてくれる”っていうのはいいことなんだけど……」
「……けど?」
「私が仕事に集中してると、めっちゃ寂しがるのよ!!」
「……え?」
「例えばね? 私が家で仕事してるとするじゃん? そしたら翔太が近づいてきて——」
瑞希は甘えた声を出しながら、夫・翔太のセリフを再現する。
『瑞希~、そろそろ休憩しない?』
「……えっ、可愛くない?」
「でしょ!? 最初は“かわいいな”って思ってたのよ!? でもね!!」
「うんうん」
「私が**“あと30分で終わるから”って言うと、『えぇ~、じゃあその間、何して待ってればいいの?』**って!!」
「えっ!?」
「いや、なんかしててよ!!! 30分も待てないのか!?!?」
「ちょっと待って、それはヤバい!!」
「でしょ!? しかも! 私が会議中だとわかってるのに、リビングに来て“ちょっとだけ話そ?”って……」
「会議中に!??」
「そう!!! 私、会議の合間にミュート外したら、“ねぇねぇ、お昼何食べる?”って!!!!」
「うわぁぁぁ!!! それはキツい!!」
「でしょ!? だから最近、会議中は**“立ち入り禁止ゾーン”**を作ったのよ」
「どうやって?」
「部屋の前に**『会議中につき話しかけ厳禁』**って紙を貼った」
「……かわいい対策!!!」
「でしょ!? そしたら、紙を見た翔太がしょんぼりしながら“そっか……じゃあ終わったら話そ……”って!」
「……いや、可愛いじゃん!!」
「もう! そういうとこなのよ!! 可愛いけど、仕事の邪魔!!」
二人は大爆笑する。
「結局、夫と仕事観が合う夫婦なんているのかな?」
「いないんじゃない?」
「でも、こうして話せるだけで気が楽になるわ」
「それな!!」
二人はカップを掲げ、コツンとぶつけた。
「さて、次は**“結局、仕事って何が一番大事なの?”**って話でもしようか!」
「おお、それは深いテーマ!」
こうして、新婚隣人たちの“仕事バトル”は、いよいよクライマックスへ——。
0
あなたにおすすめの小説
エリート警察官の溺愛は甘く切ない
日下奈緒
恋愛
親が警察官の紗良は、30歳にもなって独身なんてと親に責められる。
両親の勧めで、警察官とお見合いする事になったのだが、それは跡継ぎを産んで欲しいという、政略結婚で⁉
短編【シークレットベビー】契約結婚の初夜の後でいきなり離縁されたのでお腹の子はひとりで立派に育てます 〜銀の仮面の侯爵と秘密の愛し子〜
美咲アリス
恋愛
レティシアは義母と妹からのいじめから逃げるために契約結婚をする。結婚相手は醜い傷跡を銀の仮面で隠した侯爵のクラウスだ。「どんなに恐ろしいお方かしら⋯⋯」震えながら初夜をむかえるがクラウスは想像以上に甘い初体験を与えてくれた。「私たち、うまくやっていけるかもしれないわ」小さな希望を持つレティシア。だけどなぜかいきなり離縁をされてしまって⋯⋯?
愛人を選んだ夫を捨てたら、元婚約者の公爵に捕まりました
由香
恋愛
伯爵夫人リュシエンヌは、夫が公然と愛人を囲う結婚生活を送っていた。
尽くしても感謝されず、妻としての役割だけを求められる日々。
けれど彼女は、泣きわめくことも縋ることもなく、静かに離婚を選ぶ。
そうして“捨てられた妻”になったはずの彼女の前に現れたのは、かつて婚約していた元婚約者――冷静沈着で有能な公爵セドリックだった。
再会とともに始まるのは、彼女の価値を正しく理解し、決して手放さない男による溺愛の日々。
一方、彼女を失った元夫は、妻が担っていたすべてを失い、社会的にも転落していく。
“尽くすだけの妻”から、“選ばれ、守られる女性”へ。
静かに離婚しただけなのに、
なぜか元婚約者の公爵に捕まりました。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
お姫様は死に、魔女様は目覚めた
悠十
恋愛
とある大国に、小さいけれど豊かな国の姫君が側妃として嫁いだ。
しかし、離宮に案内されるも、離宮には侍女も衛兵も居ない。ベルを鳴らしても、人を呼んでも誰も来ず、姫君は長旅の疲れから眠り込んでしまう。
そして、深夜、姫君は目覚め、体の不調を感じた。そのまま気を失い、三度目覚め、三度気を失い、そして……
「あ、あれ? えっ、なんで私、前の体に戻ってるわけ?」
姫君だった少女は、前世の魔女の体に魂が戻ってきていた。
「えっ、まさか、あのまま死んだ⁉」
魔女は慌てて遠見の水晶を覗き込む。自分の――姫君の体は、嫁いだ大国はいったいどうなっているのか知るために……
元婚約者からの嫌がらせでわたくしと結婚させられた彼が、ざまぁしたら優しくなりました。ですが新婚時代に受けた扱いを忘れてはおりませんよ?
3333(トリささみ)
恋愛
貴族令嬢だが自他ともに認める醜女のマルフィナは、あるとき王命により結婚することになった。
相手は王女エンジェに婚約破棄をされたことで有名な、若き公爵テオバルト。
あまりにも不釣り合いなその結婚は、エンジェによるテオバルトへの嫌がらせだった。
それを知ったマルフィナはテオバルトに同情し、少しでも彼が報われるよう努力する。
だがテオバルトはそんなマルフィナを、徹底的に冷たくあしらった。
その後あるキッカケで美しくなったマルフィナによりエンジェは自滅。
その日からテオバルトは手のひらを返したように優しくなる。
だがマルフィナが新婚時代に受けた仕打ちを、忘れることはなかった。
遠回りな恋〜私の恋心を弄ぶ悪い男〜
小田恒子
恋愛
瀬川真冬は、高校時代の同級生である一ノ瀬玲央が好きだった。
でも玲央の彼女となる女の子は、いつだって真冬の友人で、真冬は選ばれない。
就活で内定を決めた本命の会社を蹴って、最終的には玲央の父が経営する会社へ就職をする。
そこには玲央がいる。
それなのに、私は玲央に選ばれない……
そんなある日、玲央の出張に付き合うことになり、二人の恋が動き出す。
瀬川真冬 25歳
一ノ瀬玲央 25歳
ベリーズカフェからの作品転載分を若干修正しております。
表紙は簡単表紙メーカーにて作成。
アルファポリス公開日 2024/10/21
作品の無断転載はご遠慮ください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる