夜の物語たち

naomikoryo

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深夜ラジオの告白

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★★★第一章:眠れない夜

夜の闇は深く、彼を静かに包んでいた。

部屋の明かりを消してからどれくらい時間が経っただろうか。
薄暗い天井を見つめながら、彼はため息をつく。今日も眠れない。
エアコンのリモコンに手を伸ばすが、冷えすぎた空気が皮膚を刺し、余計に落ち着かない。
窓を開ければ夏の湿気がじっとりと肌にまとわりつく。
それでも、何かにすがるように彼は窓の隙間を作った。

夜の街は静かだった。
遠くに聞こえるトラックのエンジン音や、通り過ぎるバイクの排気音。
近所の犬が一声だけ吠え、それもすぐに静寂に飲まれる。

彼の心は落ち着かず、ただ時計の秒針だけが規則正しく響いていた。
壁掛けの時計が指すのは午前1時。
もう何度目だろう、こんな夜を過ごすのは。
眠れない夜には、いつも決まって同じ記憶が頭をよぎる。

彼女のことだ――美咲。

名前を口にすることすら躊躇うほど、彼の中でその記憶は色濃く残っていた。
二年前の夏、彼が何も言えずに終わらせた恋。
その夏の終わりを境に、美咲は彼の前からいなくなった。
今思えば、彼の臆病さがすべてを壊してしまったのだろう。
もっと素直に、もっと率直に気持ちを伝えていれば――。

「あぁ、ダメだな……」
自嘲気味に呟いて、彼はソファに身を沈めた。

ふと目に入ったのは、部屋の隅に置かれた古びた小型ラジオ。
埃をかぶり、使われなくなって久しいそれは、学生時代の友人が
「夜が寂しい時はラジオだ」
と勧めてくれたものだった。
手に取ると、妙にしっくりと馴染む重みが心地良い。
何の気なしに電源を入れると、雑音混じりの声が途切れ途切れに聞こえてくる。

「……午前1時の告白ラジオ……
あなたの眠れない夜に、心の奥に秘めた言葉を、そっと届けます」

澄んだ女性の声が、静かな部屋に柔らかく響いた。
その声はどこか落ち着きがあり、夜の闇に寄り添うような優しさがあった。

「なんだ、これ……」

ラジオを握りしめ、彼はそのまま耳を傾ける。
女性パーソナリティが朗読するのは、リスナーから寄せられた匿名の「告白」
――誰にも言えない秘密、後悔、愛の言葉。深夜という魔法の時間が、日常の仮面を外させ、人々に本音を語らせる。

『――次のお便りです。
ラジオネーム「白い傘」さん。
好きな人に「また明日」と言えなかった、あの日の後悔。
ずっと心に残っています――』

彼女の声が、静かに言葉を紡ぐ。
夜の闇に、その言葉は静かに染み込んでいく。

「また明日……か」

彼は呟いた。
それは、自分の心の中にもあった後悔だ。
美咲との最後の夜、彼もまた「また明日」と言えなかった。
そして、その「明日」は二度と来なかった。

思わずラジオを握る手に力が入る。
小さな機械の向こうに広がる世界――そこには、自分と同じように眠れない夜を過ごしている人々がいるのだと思うと、不思議と孤独が薄れていくような気がした。

深夜のラジオは、誰にも聞かれない秘密の場所。
それは、夜を漂う言葉たちが辿り着く、静かな港のようだった。

『――あなたの告白、お待ちしています。
午前1時の告白ラジオ。
今夜も眠れないあなたへ、そっと寄り添います』

パーソナリティの声が穏やかに語りかける。
まるで、彼自身に向けて話しているかのようだった。

「告白か……」

ラジオの音に包まれながら、彼の頭の中では美咲の笑顔が浮かんでは消えた。
言えなかった言葉、伝えられなかった想い――それらはまるで夜の闇の中に閉じ込められたままだ。

ふと、彼は思う。
もし自分もこの番組に「告白」を送ったなら――。

その夜、彼は初めてラジオの向こうにいる誰かに、心の中の言葉を伝えたいと思った。

眠れぬ夜は、まだ始まったばかりだった。


★★★第二章:彼女の声

静まり返った部屋の中、ラジオから流れる音だけが彼を現実につなぎ止めていた。
夜はなお深く、窓の外には街灯の淡い明かりがぼんやりと揺れている。
夜空は星を散らしたまま静まり返り、風すら息をひそめているかのようだった。

パーソナリティの穏やかな声が再び響く。

『それでは、次のお便りをご紹介します――ラジオネーム「迷子の星」さんからの告白です』

彼の手がピタリと止まった。

迷子の星――
たったそれだけの言葉に、胸の奥が微かに疼く。
忘れかけていた、あるいは忘れたふりをしていた痛みが、ひとつひとつ呼び覚まされる。

ラジオの向こうの女性パーソナリティが、穏やかなトーンで手紙を読み始めた。

『――あの時、彼に伝えられなかった言葉が、今でも私を苦しめています。
夏の終わり、彼は何も言わずに私の前から姿を消しました』

その瞬間、彼の胸に鋭い衝撃が走った。
息をするのも忘れそうになる。

「……嘘だろ?」

一言、呟く。

読み上げられた言葉は、あまりにも彼の記憶と重なっていた。
二年前、夏の終わり――彼が彼女を遠ざけてしまった、あの夜。
何も言えず、何も伝えられないまま、彼は自分の臆病さに負けて逃げ出した。
そうして美咲は、彼の前から姿を消した。

ラジオの中の「迷子の星」という名前が、彼女を思わせる。
いや、違う――彼女だ。
そう確信するほど、その言葉は生々しく彼の心を抉った。

『……私が傷つけたのかもしれない。
けれど、もしまた彼に会えるなら、あの時言えなかった言葉を伝えたい
――「ずっとあなたが好きでした」』

その瞬間、彼は呼吸が止まるのを感じた。

「美咲……?」

自分の声が震えているのがわかる。
暗闇に一人、彼は膝を抱えながら、ラジオを握りしめる手に力を込めた。

――これは偶然なのか?
――それとも、本当に彼女なのか?

考えれば考えるほど頭の中は混乱し、心臓の音だけが不規則に響いていた。

二年前の夏、彼は美咲との関係に言葉を濁し、すべてを曖昧にしたまま遠ざけた。
彼女のまっすぐな気持ちを受け止める勇気がなかったのだ。
自信がなく、自分には彼女を幸せにする資格がないと思い込んでいた。
だからこそ――逃げた。

「今さら……」

胸の中で声がする。
今さら何を悔いているんだ、と。
彼女が自分のことを忘れていても当然だ。
それでも――。

「迷子の星」からの手紙は、彼の心の深いところに残る、彼女への後悔と愛を強引に掘り起こした。
それはまるで彼のためだけに読み上げられたようで、夜の静けさが痛いほどだった。

ラジオはまだ続いている。

『――それでは、次のお便りを待ちながら、ここで一曲。
皆さんも、言えなかった言葉を誰かに届けてみませんか?』

静かなピアノの音が流れ始める。
それは優しく、切なく、まるで夜そのものの音色だった。

彼は顔を両手で覆い、天井を仰ぐ。
心の奥がじくじくと痛む。
ずっと閉じ込めてきた気持ちが、言葉にならないまま溢れ出しそうだった。

――もし、彼女がまだ自分を覚えているとしたら。
――もし、このラジオが彼女との最後の「繋がり」だとしたら。

ふと、彼の目に光るものがあった。
それは机の上に置かれたスマートフォン。
画面の向こうに広がる夜空のようなラジオの公式サイトには、「告白メール募集中」の文字が浮かんでいる。

「……俺も……
伝えていいのかな」

震える手でスマホを掴む。
指が迷いながらも、彼はラジオ宛てに何かを書き始めた。

――ラジオネーム「止まった時計」より。

夜はまだ終わらない。
彼の中で止まっていた時間が、ゆっくりと動き出す。


★★★第三章:深夜ラジオへのメール

部屋の中は静まり返っていた。
薄暗い天井の下、彼はスマートフォンを握りしめたまま動けずにいた。
ラジオから流れる穏やかなピアノのメロディが、夜の空気に溶け込んでいく。
それはまるで、彼に「次の一歩を踏み出せ」と語りかけているようだった。

「……どうすればいい?」

彼は画面に映るラジオ番組の公式メールフォームを見つめる。
名前を入れる欄、内容を書く欄、そして送信ボタン。
それだけのシンプルな画面なのに、指先が震えて動かない。

「俺なんかが……」

胸の中で葛藤が渦巻く。
彼が送る言葉が届いたところで、彼女は本当にそれを聞くだろうか? 
そもそも、あの「迷子の星」が美咲本人だという確証すらない。
すべてが偶然で、ただの思い違いだとしたら――。

彼は深く息を吐いた。
そして、ふと、ラジオから流れるパーソナリティの声が耳に届いた。

『――言葉にできなかった後悔。
伝えたかった想い。
夜の魔法が、それを少しだけ軽くしてくれるかもしれません。
さあ、勇気を出して。』

その言葉に、彼の心が僅かに動いた。

「……そうだよな」

彼は画面に向かって指を動かし始めた。
迷いや不安が混じりながらも、文字は一つずつ紡がれていく。
彼女に伝えられなかった言葉を思い出し、胸の中に眠っていた感情を絞り出すように書いていった。

『ラジオネーム「止まった時計」より。』

文頭にそう書き添えると、彼の指は自然と動き始めた。

『あの夏の終わり、君に何も言えずに立ち去ってしまった臆病者です。
もし、これを聞いているのが君なら、俺の声が届くことを願っています。
君がくれた笑顔、君の言葉
――全部、俺の宝物でした。
だけど、俺はそれを正面から受けとめる勇気がなかった。
今さら遅いかもしれないけど、伝えたい。
俺も、君が好きだった。
ずっと――』

手が止まる。
彼の胸の中に、重たい塊が落ちてきたようだった。

「これでいいのか……?」

メッセージを何度も読み返す。
言葉足らずかもしれない、気持ちをすべて伝えきれていないかもしれない。
だが、それでもこれ以上何かを書くと、偽りになってしまう気がした。

最後にもう一度深呼吸をして、彼は画面に浮かぶ「送信」ボタンをじっと見つめた。

「……頼む、届いてくれ」

震える指でボタンを押した瞬間、スマートフォンの画面が送信完了のメッセージに切り替わる。
送り出した言葉は、彼の手を離れ、夜の闇へと放たれた。

送り終わったあと、彼はソファに深くもたれかかり、天井を仰ぐ。
心臓は鼓動を早め、冷たい汗が背中を伝っている。
それでも、胸の奥に小さな解放感が生まれていた。
長い間押し込めてきた感情を、ほんの少しだけ外に出せた気がした。

ラジオから流れるピアノの曲が終わり、再びパーソナリティの声が響く。

『――次のお便りをご紹介します。
ラジオネーム「止まった時計」さんから』

彼の体が一瞬硬直する。
まさかこんなに早く読まれるとは思っていなかった。

『……あの時、君に伝えられなかった言葉を、今さらだけど届けたいと思いました――』

彼女の声が、彼の言葉を一つ一つ、丁寧に読み上げていく。
その声がまるで夜の闇を切り裂くように響き、彼の胸に深く突き刺さる。
自分の言葉が他人の声に乗せられることで、それがまるで別人の気持ちのように響く。

『――俺も、君が好きだった。
ずっと――』

読み終えたあと、ラジオパーソナリティは一拍置いてから柔らかく語りかけた。

『止まった時計さん、素敵な告白をありがとうございます。
これが届くことを願っています。
そして、思い当たる誰かが、もしお聞きになっていたら……』

その言葉は、夜の闇に吸い込まれていった。

彼は静かにラジオを見つめる。
そこには何の返事もない。
ただの一方通行の告白。
けれど、心のどこかで微かな期待が膨らんでいた。

もし、彼女がこれを聞いていたら――。
もし、あの「迷子の星」が美咲だったら――。

その夜、彼は久しぶりに目を閉じ、心地よい疲れと共に眠りについた。
夜明け前の、短い眠りだった。

しかし、物語はまだ終わっていない。


★★★最終章:約束の場所

夜明け前、空はまだ深い藍色に染まっていた。
静寂の中にかすかに聞こえるのは、遠くで鳥が鳴く声と、時折吹き抜ける風の音だけ。
彼は薄暗い部屋を出て、自転車に跨がるとペダルを漕ぎ始めた。

行き先は決まっていた。
二人が最後に会った場所、あの小さな公園だ。

その場所は街のはずれにあり、深夜になると誰も訪れないような静かな場所だった。
子供の遊具が並ぶ小さな広場と、古びたベンチが一つ。
そこで何度も美咲と話し、笑い合い、そして別れた。
二年前の夏の終わり、彼女の背中が見えなくなるまで見送ったそのベンチが、今もあの頃のままそこにあるのだろうか。

彼はラジオを通じて自分の言葉を送り出したあと、美咲がそれを聞いている可能性にかけて、ここに来る決意をした。
何も起きないかもしれない。
それでも、じっとしてはいられなかった。

「もし……
彼女がここに来ていたら?」

心臓が不規則に鼓動を打つ。
その可能性を考えるたび、期待と不安が交互に押し寄せる。
ペダルを漕ぐ足に自然と力が入る。

公園に近づくと、街灯がまばらに並ぶ坂道が見えてきた。
自転車を降り、坂道を押して歩く。
冷たい風が頬を撫で、心のざわめきを少しだけ鎮めてくれる。

そして、視界が開けた。

広場にはいつもの静寂が広がっていた。
子供用の滑り台が夜露を纏い、ベンチも無言のままそこに佇んでいる。
周囲には誰もいない。

「……やっぱり、いないか」

彼は一歩ずつベンチに近づき、手でそっと表面を撫でた。
木製の板には、二年前と同じ小さな傷が残っている。
思い出の中の景色が、今目の前にある現実と重なった。

「俺は……
何を期待してたんだろうな」

かすれた声で自嘲する。
ここに来れば何かが変わるかもしれない、そんな淡い期待を抱いてしまった自分が情けなく思えた。

空を見上げると、夜明け前の星空が広がっている。
どこかで聞いたことのあるフレーズが頭をよぎる。

――「迷子の星」。

彼は深く息を吐き出した。
ラジオで美咲の声を聞いたと思い込んでいたが、本当にそうだったのかはわからない。
ただの偶然で、違う誰かだったのかもしれない。
それでも、彼の心の中で動き出した何かが、彼をここへと導いたのだ。

そんな時だった。

後ろから、静かな足音が聞こえた。

振り返ると、そこに立っていたのは――彼女だった。

「……美咲?」

驚きと動揺で声が震える。
夢を見ているのかと思った。
彼女は一歩ずつ近づいてくる。
薄いカーディガンを羽織り、長い髪が風になびいている。
その顔は、二年前と何も変わらなかった。

「……止まった時計さん、かな?」

彼女の声が、静かに夜明けの空気を揺らした。
その言葉を聞いた瞬間、彼の胸が大きく波打つ。

「やっぱり……
君だったんだな」

言葉を絞り出すように言うと、彼女はふっと笑った。

「ラジオ、聞いたよ。
ありがとう……
私の告白に、答えてくれて」

彼はその場に立ち尽くしたまま、彼女を見つめる。
思い出の中の美咲が、目の前の現実としてそこにいる。
その事実が、彼の心をじんわりと温めた。

「どうしてここに……」

「だって、ここしかないでしょ? 
あなたに会えるなら、この場所だって……
そう思ったから」

彼女の声は優しく、けれどどこか切なさも混じっていた。
彼はその言葉に、胸の奥がぎゅっと締めつけられるような思いを抱く。

「俺……
本当に馬鹿だった。
あの時、もっと早く気づいてれば……」

美咲はそっと首を横に振った。

「いいの。
こうしてまた会えたんだから。
それだけで十分だよ」

彼女の瞳がまっすぐ彼を見つめている。
その中に、わずかな涙の輝きが見えた。

彼は息を整え、震える声で答える。

「俺、もう逃げないよ。
今度は……
ちゃんと伝えるから」

美咲は微笑みながら、一歩彼に近づいた。
そして、かすかに囁くような声で言った。

「じゃあ、教えて――止まった時計を、動かす方法を」

彼は一瞬戸惑ったが、次の瞬間、自分でも驚くほど自然に言葉が出てきた。

「……俺と、一緒に時間を進めてほしい」

美咲の瞳が一層輝き、二人の間にあった長い沈黙が、やがて小さな笑い声に変わった。
その笑い声は、まるで新しい一歩を踏み出す合図のように、公園に響いた。

夜は少しずつ明け始め、空が薄いオレンジ色に染まっていく。
二人の影が朝日と共に伸び、やがて溶け込んでいった。

時計の針が、ようやく動き始めた瞬間だった。
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