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第12話:「原稿の締切がヤバい!推しがまさかの助っ人に!?」
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推し(桐生隼人)に 「ちゃんと描けよ」 と言われたあの日から――
私は とんでもないプレッシャー を抱えていた。
だって、もし漫画家としてデビューしたら、推しが読者になるかもしれない ということでは!?!?!?
普通の読者が読むのと、推しが読むのでは重みが違う!!!!!!!!!
隼人に 「これ、俺っぽくね?」 なんて言われたら、恥ずかしすぎて即死する。
そんなことを考えていたら―― 締切を忘れていた。
■ 漫画家志望、締切を忘れるの巻
翌日。
スマホを確認して、私は 青ざめた。
「え、締切……明日!?」
嘘でしょ!?!?!?!?!?
担当編集の真央に送ったネームはOKをもらっている。
あとは仕上げるだけなのに、私は 完全にスケジュールを見誤っていた。
「ど、どうしよう……!!!」
原稿を仕上げるには 少なくとも8時間はかかる。
しかも、私は ペン入れが異常に遅い。
詰んだ。
■ 修羅場モード発動
「よし……落ち着こう……!」
私は 意識を全集中 して、原稿に向かう。
しかし。
「線、ブレるぅぅぅぅぅ!!!!!!!!!!」
焦りすぎて、手が震えて まともに線が引けない!!!!
「ぐぬぬ……!!」
こうして私は 朝から一歩も動かず原稿にかじりついていた。
昼過ぎ。
リビングのドアが開く。
「……おい」
「!?」
推し(桐生隼人)が 顔をしかめながら 私を見下ろしていた。
「お前、朝からずっとそこにいるよな」
「い、今めっちゃ忙しいんです!!!!」
「……飯、食った?」
「食べてる場合じゃないんです!!!!!!」
「……は?」
「締切が!!!!ヤバいんです!!!!!」
隼人は めちゃくちゃ冷めた目 で私を見た。
「……バカなの?」
「バカじゃないです!!!!」
「締切忘れてた時点でバカだろ」
「うっ……」
言い返せない。
しかし、ここで無駄話をしている時間はない!!!!
私は 無視して作業を続行する。
しかし、その次の瞬間――
「……ちょっと貸せ」
「えっ?」
隼人は スッと私のペンを奪い取った。
■ 推し、まさかのアシスタント化
「ちょ、え!?!?」
「お前、ペン入れが遅すぎる」
「え、えええええ!?!?!?!?」
「線が震えてるし、明らかに焦ってるのが分かる」
「い、いやいや!!ま、まさか!!桐生隼人さんが!!漫画のペン入れを!?!?!?!?」
「いや、俺、昔美術部だったし」
「うそでしょおおおおお!!!!!!!」
推し、昔美術部だったとか新情報!!!!!!!!!!!!
そんな衝撃を受けている間に、隼人は サラサラと線を引き始めた。
「うわ、線が綺麗すぎる……!?」
「当たり前だろ」
「プロのアシスタントか何かですか!?」
「ちげぇよ」
「え、ええええ……」
しかし、本当にすごい。
線の強弱もバッチリで、めちゃくちゃ綺麗な仕上がりになっている。
「……桐生さん、すごいです……」
「だから、集中しろ」
「は、はい!!!!!」
こうして、私は まさかの推しのアシストを受けながら原稿を仕上げることになった。
■ 奇跡の原稿完成
2時間後。
「……できた!!!!!」
私と隼人の共同作業により、原稿は無事に完成。
「はぁ……助かった……」
「お前、もうちょい計画的にやれよ」
「すみません……」
「まぁ、間に合ったならいいけどな」
「桐生さんのおかげです!!ありがとうございます!!!」
「……ああ」
推しと 漫画を一緒に仕上げる という奇跡の出来事。
これ、ファンに言ったら 卒倒されるレベルの事件 では……!?
「……で?」
「え?」
「せっかく手伝ったんだから、俺にも読ませろよ」
「ええええええええええええええ!!!!!!!!!!!」
推しに原稿を読ませるなんて、そんなの無理!!!!!!!!!!!!!!
「お前、また『恥ずかしいから!』とか言うのか?」
「いやでも!!!!!!」
「いいから、読ませろ」
「ぎゃあああああああああ!!!!!!!!!」
私は 全力で原稿を抱えて逃げた。
こうして、推しのアシストを受けながらも、推しから全力で逃げるという奇妙な漫画家ライフ が始まったのだった――。
私は とんでもないプレッシャー を抱えていた。
だって、もし漫画家としてデビューしたら、推しが読者になるかもしれない ということでは!?!?!?
普通の読者が読むのと、推しが読むのでは重みが違う!!!!!!!!!
隼人に 「これ、俺っぽくね?」 なんて言われたら、恥ずかしすぎて即死する。
そんなことを考えていたら―― 締切を忘れていた。
■ 漫画家志望、締切を忘れるの巻
翌日。
スマホを確認して、私は 青ざめた。
「え、締切……明日!?」
嘘でしょ!?!?!?!?!?
担当編集の真央に送ったネームはOKをもらっている。
あとは仕上げるだけなのに、私は 完全にスケジュールを見誤っていた。
「ど、どうしよう……!!!」
原稿を仕上げるには 少なくとも8時間はかかる。
しかも、私は ペン入れが異常に遅い。
詰んだ。
■ 修羅場モード発動
「よし……落ち着こう……!」
私は 意識を全集中 して、原稿に向かう。
しかし。
「線、ブレるぅぅぅぅぅ!!!!!!!!!!」
焦りすぎて、手が震えて まともに線が引けない!!!!
「ぐぬぬ……!!」
こうして私は 朝から一歩も動かず原稿にかじりついていた。
昼過ぎ。
リビングのドアが開く。
「……おい」
「!?」
推し(桐生隼人)が 顔をしかめながら 私を見下ろしていた。
「お前、朝からずっとそこにいるよな」
「い、今めっちゃ忙しいんです!!!!」
「……飯、食った?」
「食べてる場合じゃないんです!!!!!!」
「……は?」
「締切が!!!!ヤバいんです!!!!!」
隼人は めちゃくちゃ冷めた目 で私を見た。
「……バカなの?」
「バカじゃないです!!!!」
「締切忘れてた時点でバカだろ」
「うっ……」
言い返せない。
しかし、ここで無駄話をしている時間はない!!!!
私は 無視して作業を続行する。
しかし、その次の瞬間――
「……ちょっと貸せ」
「えっ?」
隼人は スッと私のペンを奪い取った。
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「ちょ、え!?!?」
「お前、ペン入れが遅すぎる」
「え、えええええ!?!?!?!?」
「線が震えてるし、明らかに焦ってるのが分かる」
「い、いやいや!!ま、まさか!!桐生隼人さんが!!漫画のペン入れを!?!?!?!?」
「いや、俺、昔美術部だったし」
「うそでしょおおおおお!!!!!!!」
推し、昔美術部だったとか新情報!!!!!!!!!!!!
そんな衝撃を受けている間に、隼人は サラサラと線を引き始めた。
「うわ、線が綺麗すぎる……!?」
「当たり前だろ」
「プロのアシスタントか何かですか!?」
「ちげぇよ」
「え、ええええ……」
しかし、本当にすごい。
線の強弱もバッチリで、めちゃくちゃ綺麗な仕上がりになっている。
「……桐生さん、すごいです……」
「だから、集中しろ」
「は、はい!!!!!」
こうして、私は まさかの推しのアシストを受けながら原稿を仕上げることになった。
■ 奇跡の原稿完成
2時間後。
「……できた!!!!!」
私と隼人の共同作業により、原稿は無事に完成。
「はぁ……助かった……」
「お前、もうちょい計画的にやれよ」
「すみません……」
「まぁ、間に合ったならいいけどな」
「桐生さんのおかげです!!ありがとうございます!!!」
「……ああ」
推しと 漫画を一緒に仕上げる という奇跡の出来事。
これ、ファンに言ったら 卒倒されるレベルの事件 では……!?
「……で?」
「え?」
「せっかく手伝ったんだから、俺にも読ませろよ」
「ええええええええええええええ!!!!!!!!!!!」
推しに原稿を読ませるなんて、そんなの無理!!!!!!!!!!!!!!
「お前、また『恥ずかしいから!』とか言うのか?」
「いやでも!!!!!!」
「いいから、読ませろ」
「ぎゃあああああああああ!!!!!!!!!」
私は 全力で原稿を抱えて逃げた。
こうして、推しのアシストを受けながらも、推しから全力で逃げるという奇妙な漫画家ライフ が始まったのだった――。
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