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第14話:「推し直伝!? 料理修行、開幕!!」
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推し(桐生隼人)の作る料理が 美味すぎる という事実に気づいてしまった昨日。
私は 重大な選択を迫られていた。
① このまま料理ができないフリをして、推しに一生作ってもらう。
② ここで自立し、推しの料理を超えるスキルを手に入れる。
――いや、無理じゃない?
そもそも、私がどれだけ頑張ったところで、推しの作る飯より美味しいものを作れるわけがない!!!!!!
だったら、このまま 「料理できません!」キャラ で押し通したほうがいいのでは??
「……」
私はゴロンとソファの上で転がりながら考え込む。
「……ん?」
ふと視線を向けると、キッチンで隼人が まるで当たり前のように朝食を作っていた。
「…………」
タンクトップ+エプロンという最強の組み合わせで、フライパンを華麗に操る推し。
もう結婚してるのでは????????????????????????
私は 布団の中に顔を埋めて悶えた。
■ 推し、料理修行を勧めてくる
「お前、何やってんの?」
「ぎゃああああああ!!!!」
不意打ちの推しボイス!!!!!!!!!!!!!
顔を上げると、キッチンからのぞき込む隼人の顔。
「な、なんでもないです!!!!!」
「……そうか」
疑いの目を向けられながらも、私は 必死に平静を装う。
「ほら、朝飯できたぞ」
「えっ!!?」
「お前、どうせ作らねぇだろ」
「いや、まぁ……」
「ほら、食え」
「……いただきます!!!!!!」
推しの手料理、連日摂取!!!!!!!!!!!
私は ウキウキで席につき、朝食のスクランブルエッグを口に運ぶ。
ふわっふわで美味い。
「うううううううう!!!!!!」
「お前、朝からうるさい」
「だって!!!!!!美味しすぎるんですもん!!!!!」
「……」
「桐生さん、本当に料理上手すぎませんか!?!?!? 何者なんですか!?!?!?」
「いや、普通にやってればこのくらいは作れるだろ」
「えぇぇぇぇぇ……」
このレベルが「普通」なの!?!?!?
「……で、お前はどうすんの?」
「へ?」
「料理、できるようになりたいのか?」
「……!!!!!」
隼人は腕を組みながら、真剣な目で私を見る。
「さすがにずっと作ってやるのは面倒だからな。できるようになりたいなら、教えてやるけど?」
「えっ」
「どうする?」
「えっ、えっ」
推し直伝!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?
推しが!!!! 私に!!!! 料理を!!!! 教える!!!!????
そんなの 完全にラブコメのイベントでは??????????
「どした?」
「……や、やります!!!! 料理修行!!!!」
こうして、推し直伝の料理修行が始まることになった。
■ 地獄の料理修行、開始
「じゃあまずは、卵を割れ」
「は、はい!!!」
私はキッチンに立ち、意気揚々と卵を手に取る。
「ほら、片手でコンってやって、割れ目を入れて――」
「いきます!!!!!」
バキッ!!!!
「……お前」
「……えへっ」
卵、盛大にシンクへ落下。
「なんで落とした?」
「いや、なんか、勢いが……」
「……」
「つ、次こそは!!!!!」
私は 気を取り直して二個目の卵を手に取る。
「今度こそ慎重に……」
「そうそう、力加減が大事――」
バキィ!!!!
「……」
「……」
今度は 殻ごとボウルの中へ IN。
「……お前、わざとやってんのか?」
「ち、違います!!!!!!!」
「……もういい、次は包丁の使い方だ」
「は、はい!!!!」
私は 張り切ってまな板の前へ移動。
「包丁は力任せじゃなく、スッと滑らせるように――」
「いきます!!!!」
ザクッ!!!!
「うわああああああ!!!!!!」
「おい!!!!!!」
トマトが死んだ。
「……なんでそうなる?」
「こ、こんなに難しいなんて……」
「いや、普通にやれば大丈夫だろ」
「無理です!!!!!!!」
「……はぁ」
隼人は 心底呆れた顔 で私を見る。
「お前、マジで料理経験ゼロなのか?」
「ゼロです!!!!!!」
「……」
「でも!!! ちゃんと頑張ります!!!!!」
「……まぁ、やる気があるならいいけど」
こうして、私は 推し直伝の料理修行 に突入することになったのだった――。
■ 料理修行、長期戦の予感
その後。
卵を落とし、野菜をぐちゃぐちゃにし、調味料の計量をミスり、キッチンをカオスにした結果――
隼人が全てリカバリーしてくれた。
「お前、どこまでポンコツなんだよ……」
「ご、ごめんなさい……」
「……」
「で、でも!!! 桐生さんのおかげで、なんとか形になりましたね!!!」
「……俺が作ったようなもんだけどな」
結果、私は 推しのサポートのもと、奇跡的に食べられる料理を完成させることに成功した。
そして、食事中――
「お前の進歩を見届けるために、しばらく付き合ってやるか」
「えっ」
「料理修行な。俺がちゃんと教えてやる」
「えっ、えっ」
「感謝しろよ」
推し直伝の料理修行、まさかの長期戦決定。
私は 胃袋と心を完全に掴まれる未来を確信したのだった――。
私は 重大な選択を迫られていた。
① このまま料理ができないフリをして、推しに一生作ってもらう。
② ここで自立し、推しの料理を超えるスキルを手に入れる。
――いや、無理じゃない?
そもそも、私がどれだけ頑張ったところで、推しの作る飯より美味しいものを作れるわけがない!!!!!!
だったら、このまま 「料理できません!」キャラ で押し通したほうがいいのでは??
「……」
私はゴロンとソファの上で転がりながら考え込む。
「……ん?」
ふと視線を向けると、キッチンで隼人が まるで当たり前のように朝食を作っていた。
「…………」
タンクトップ+エプロンという最強の組み合わせで、フライパンを華麗に操る推し。
もう結婚してるのでは????????????????????????
私は 布団の中に顔を埋めて悶えた。
■ 推し、料理修行を勧めてくる
「お前、何やってんの?」
「ぎゃああああああ!!!!」
不意打ちの推しボイス!!!!!!!!!!!!!
顔を上げると、キッチンからのぞき込む隼人の顔。
「な、なんでもないです!!!!!」
「……そうか」
疑いの目を向けられながらも、私は 必死に平静を装う。
「ほら、朝飯できたぞ」
「えっ!!?」
「お前、どうせ作らねぇだろ」
「いや、まぁ……」
「ほら、食え」
「……いただきます!!!!!!」
推しの手料理、連日摂取!!!!!!!!!!!
私は ウキウキで席につき、朝食のスクランブルエッグを口に運ぶ。
ふわっふわで美味い。
「うううううううう!!!!!!」
「お前、朝からうるさい」
「だって!!!!!!美味しすぎるんですもん!!!!!」
「……」
「桐生さん、本当に料理上手すぎませんか!?!?!? 何者なんですか!?!?!?」
「いや、普通にやってればこのくらいは作れるだろ」
「えぇぇぇぇぇ……」
このレベルが「普通」なの!?!?!?
「……で、お前はどうすんの?」
「へ?」
「料理、できるようになりたいのか?」
「……!!!!!」
隼人は腕を組みながら、真剣な目で私を見る。
「さすがにずっと作ってやるのは面倒だからな。できるようになりたいなら、教えてやるけど?」
「えっ」
「どうする?」
「えっ、えっ」
推し直伝!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?
推しが!!!! 私に!!!! 料理を!!!! 教える!!!!????
そんなの 完全にラブコメのイベントでは??????????
「どした?」
「……や、やります!!!! 料理修行!!!!」
こうして、推し直伝の料理修行が始まることになった。
■ 地獄の料理修行、開始
「じゃあまずは、卵を割れ」
「は、はい!!!」
私はキッチンに立ち、意気揚々と卵を手に取る。
「ほら、片手でコンってやって、割れ目を入れて――」
「いきます!!!!!」
バキッ!!!!
「……お前」
「……えへっ」
卵、盛大にシンクへ落下。
「なんで落とした?」
「いや、なんか、勢いが……」
「……」
「つ、次こそは!!!!!」
私は 気を取り直して二個目の卵を手に取る。
「今度こそ慎重に……」
「そうそう、力加減が大事――」
バキィ!!!!
「……」
「……」
今度は 殻ごとボウルの中へ IN。
「……お前、わざとやってんのか?」
「ち、違います!!!!!!!」
「……もういい、次は包丁の使い方だ」
「は、はい!!!!」
私は 張り切ってまな板の前へ移動。
「包丁は力任せじゃなく、スッと滑らせるように――」
「いきます!!!!」
ザクッ!!!!
「うわああああああ!!!!!!」
「おい!!!!!!」
トマトが死んだ。
「……なんでそうなる?」
「こ、こんなに難しいなんて……」
「いや、普通にやれば大丈夫だろ」
「無理です!!!!!!!」
「……はぁ」
隼人は 心底呆れた顔 で私を見る。
「お前、マジで料理経験ゼロなのか?」
「ゼロです!!!!!!」
「……」
「でも!!! ちゃんと頑張ります!!!!!」
「……まぁ、やる気があるならいいけど」
こうして、私は 推し直伝の料理修行 に突入することになったのだった――。
■ 料理修行、長期戦の予感
その後。
卵を落とし、野菜をぐちゃぐちゃにし、調味料の計量をミスり、キッチンをカオスにした結果――
隼人が全てリカバリーしてくれた。
「お前、どこまでポンコツなんだよ……」
「ご、ごめんなさい……」
「……」
「で、でも!!! 桐生さんのおかげで、なんとか形になりましたね!!!」
「……俺が作ったようなもんだけどな」
結果、私は 推しのサポートのもと、奇跡的に食べられる料理を完成させることに成功した。
そして、食事中――
「お前の進歩を見届けるために、しばらく付き合ってやるか」
「えっ」
「料理修行な。俺がちゃんと教えてやる」
「えっ、えっ」
「感謝しろよ」
推し直伝の料理修行、まさかの長期戦決定。
私は 胃袋と心を完全に掴まれる未来を確信したのだった――。
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